L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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『騎士団長殺し』発売、やっぱり春樹好きはモテるよねw

本日、村上春樹の7年ぶりの長編最新作『騎士団長殺し』が発売になりまして、ニュースでも大きく取り上げられました。
書店はここぞとばかりどこも山積みで売っているのを目にした方も多いでしょう。

なんとなくラノベ風というか異世界モノのタイトルのように思えますが、私がぱらぱらとページをめくった限りでは
どうやら異世界モノではなく、いつもの村上春樹作品だなって感じがしましたよ。
なんせ数ページをめくるあいだにもう「セックス」という文字を見つけてしまうくらいに村上春樹作品ど真ん中でしたw
過去の記事にも書きましたが村上春樹作品というとドライ文体のなセックスシーンが多いことでも有名ですからね。

それにしても今回も思うのは、私の持論は「村上春樹好きの男はモテる」という法則です。
これはもう「ラノベ好きの男はモテない」と同じくらいの割合で的中するんじゃないかと思っているくらいです。
なんで村上春樹が好きだと女にモテるんだよと思うかもしれませんが、もともと村上春樹作品は女性ウケがいいんですね。
逆にいうと男性が読むとちょっと鼻につくんですよね。主人公に感情移入しにくい設定が多いんですよ。
だいたい主人公はセックスする女に困っていないけど、なんとなく死んでみようかなとか思うような男なんですね。
このあたりは太宰治作品とも通じるものがあるんじゃないでしょうか。

そんなわけで、村上春樹作品に登場する主人公に感情移入できるのはインテリ系モテ男しかいないんですよね。
つまり村上春樹好きなの男はモテないわけがないわけですよ。
なので無理に村上春樹作品を読んだところでモテるようにはならないので興味ない人はスルーしてください。
しかしモテるというのがどういうことなのか知りたいという人がいたら村上作品はオススメだと思いますよ。

あなたがモテる気質かモテない気質かを知るリトマス試験紙として春樹作品はいかがでしょうか?

  


ポータブルボードゲーム10 レビュー【5】

ポータブルボードゲームセット「マグネット付テンゲーム」の紹介もついにこれで最終回です。
最後に紹介するのは、ボードゲームの代表格であるチェスとチェッカーです。
チェスなんてわざわざ紹介するまでもないボードゲームかもしれませんが、ドラマ『相棒』の小道具としては知っていても
右京さんみたいにとは言いませんが、しっかりルールを理解してプレーできる日本人は非常に少ないでしょう……
今は将棋さえ娯楽の限られた昔みたいにみんながみんな駒の動かし方を知っているとは限りませんからね。

◆CHESS チェス
古代インドで誕生した戦争ゲーム「チャトランガ」が世界中に伝播してヨーロッパで成立したのがチェスです。
チャトランガの末裔にはタイ「マックルック」、中国「象棋」、朝鮮「チャンギ」、日本「将棋」などローカルなゲームが多いですが
世界的にもっとも競技エリアが多いのは西洋文明の席巻により圧倒的にチェスとなっています。
競技人口だけなら人口の多い中国の象棋のほうが多いようですが。

ルールについては簡単に説明しにくいので割愛しますが、その特徴をいくつか挙げておきます。
まず将棋好きな人に不評なルールは「取った駒を使えない」と「引き分けが多い」という点です。
とはいえ取った駒が使えるのは日本将棋のみで他は駒の色が敵味方ちがうので再利用ができないのは普通です。
それに将棋は半分以上の駒が後退できないので、持ち駒ルールがないと入玉での引き分けばかりになってしまいますから。
そしてチェスで実際に引き分けが多いのはプロの世界だけのことです。
プロの引き分けは「双方の合意」によって成立するもので、その理由は体力温存、気力維持のための戦略の一環です。
将棋より対局数の多いチェスはかなり気力と体力の消耗が激しく、また将棋と異なり持ち時間が切れたら即負けのため
たとえ有利な状況でも攻めきれないで時間を使い果たして負けになってしまったり、
その一局のために気力体力をすり減らして次回以降の対局に影響をおよぼしてしまい調子を崩さないようするためにも
引き分けという停戦を挟みつつ先手の白で勝利をつかみ、後手の黒では防戦して引き分けを狙っていくわけです。
死力を尽くして最後の最後まで戦う総力戦のごとき将棋は太平洋戦争中の旧帝国陸軍に通じるものを感じますが
チェスはより実際の戦争に近い感覚で引き際も考慮して休息や兵站を考えて戦略を練る必要があるゲームとなっています。
ただし素人のゲームではステイルメイトとして油断による凡ミスか捨て身の起死回生狙いでしか引き分けは生じません。

コンポーネントとしては日本で普通に売られているポータブルチェスとなんら遜色のない出来となっています。
チェッカーボードはケース外側の金属製で、駒はマグネット付きプラスチック製となっています。
ゲームをする上でもデザインや大きさなど視認性も高く、扱いやすいものとなっていていい感じです。
参考までに木製のトラベルチェスセットの写真も。こちらはボードは小さめですが駒は大きくなっています。
チェス専用ということならデザインなど選択肢は広がっていきます。この製品は下記リンク先からも購入できます。

チェス チェス2


◆CHECKER チェッカー
チェスと同じチェッカーボードを使うため海外製のチェスセットを買うとオマケでチェッカー用のコマが入っていることが多いですね。
海外ではかなりメジャーなゲームでチェスより手軽なゲームとして親しまれています。
ただし競技用としては「国際ドラフツ」という競技用チェッカーが主流で、通常とはボードの大きさとルールが異っていて
ボードは8×8マスではなく10×10マスと大きく、コマの動きは一般的なイギリス式ではなくスペイン・ドイツ・ロシア式となります。

Windowsのゲームにも入っているイギリス式のルールは、しごく簡単で相手のコマを全て捕獲したら勝利です。
すべてのコマは斜め前の左右2方向に1マスしか動かせません。よってボードの濃い色のマスにしか止まりません。
そして斜め前に相手のコマと隣接すればジャンプできます。連続ジャンプも可能です。
コマがボードの端まで到達した場合は「キング」になり、斜め後ろにも進めるようになります。
このときスペイン・ドイツ・ロシア式でのキングは1マスではなく角行やビショップのように何マスでも斜めに進めます。

コンポーネントとしてはコマが小さいのでチェスよりはじゃっかん扱いにくいですが、それ以外は特に問題ないですね。
キングと普通のコマとの区別は通常コマを裏返すと王冠のマークが描いてあるものか、
取られたコマを利用して2枚重ねて使う方法がありますが、マグネットのある裏面を使うより2枚重ねのほうがよさそうです。
気軽にチェッカーを遊ぶにはいい感じですね。

チェッカー



ポータブルボードゲーム10 レビュー【4】

マグネット付テンゲームの中の古典的ボードゲーム紹介の第4回です。
今回紹介してゆくのは世界最古の系譜を持つ2つのゲームだったりします。
確認されうる限り世界最古のボードゲームとして確認されるのは通称「ウル王朝のゲーム」と呼ばれるもので
あらゆる世界中に流布する「双六」の起源となっていて、以下のふたつはその末裔ということになります。
ただし現代日本では似て非なる「絵すごろく」をイメージしてしまう人が多いのですが、それとは違いますよ。
そもそも「双六」という単語の語源は「2個の6面さいころ」という意味なんですから!

◆BACKGAMMON (バックギャモン)
日本でも「盤双六」と呼ばれる古典ゲームです。
その歴史はメソポタミアで発生し、エジプト、ギリシア、ローマなどで改良されてゆき5世紀頃にはほぼ完成されます。
ほぼ同じルールの双六が日本に紹介されたのは奈良時代(または飛鳥時代)とされ、以後たびたび禁止令が出ますが
何度も禁止令が出ているということは一向に効果がないということで遊戯として、また賭博として盛んに遊ばれてきました。
しかし江戸中期に謎の衰退をしてしまい、代わりに東海道を模した絵すごろくが流行り現在に至ります。
ダイスにより運の要素もあるので実力差があっても遊べ、かつプロ競技者もいるという絶妙のバランスが素晴らしいゲームです。
またトルコなど中近東ではちょっと違ったルールで遊ばれていますが、ここでは割愛します。

基本ルールは15個のコマを6面ダイス2個の目に従い、すべてゴールさせることが目的です。
そして自分のゴールは相手のスタート、相手のゴールは自分のスタートであり、お互い逆方向に進むのが特長ですね。
さらに単純に進ませるだけならダイスの出目運しだいになってしまいますが、バックギャモンにはバトル要素があります。
1つのマスに自分のコマが1個のとき、相手のコマが入ってきたら盤外に飛ばされ再スタートさせられてしまうのです。
逆に自分のコマが2個以上あれば、相手のコマはそこに止まることはできません。
よって基本的な戦略としては、相手のコマをヒットして盤外に飛ばしつつ、1つのマスに2個以上のコマを置くようにします。
2個以上のコマを置くことをプライムといい、これを相手のスタートエリア(自分のゴール前)近くにたくさん作ると
相手はヒットされたコマを再スタートしにくくなって足踏み状態になってしまい、これが最大の攻撃となります!
そして20世紀初頭にアメリカで考案されたダブリングキューブ(2-4-8-16-32-64と数字の書かれたダイス)があり、
もし自分が有利だと思ったら勝利点を2倍にすることができます。相手はさらに2倍に……と繰りかえすことができます。

このゲームのコンポーネントではケース裏にボードが収録されています。
2個もダイスを振るゲームのゲームですからケースがいいダイス皿になってくれて便利ですね。
ただ駒とマスはかなり小さいので動かすのはちょっと不便になってしまいます。
個人的には「蛇とハシゴ」は省略し、ケースを開いたとき2面をバックギャモンに使うとよかったなと思いました。
通常のバックギャモンもカバンのようなケースを開いてボードに使うことになってるので。

バックギャモン


◆LUDO (ルード)
ルードというのはヨーロッパで改良、商品化した際の商品名で、その起源はインドの「パチーシ」です。
かつてムガール帝国のアクバル大帝が宮廷に巨大なボードを造営し、奴隷をコマにして遊んだという逸話が有名ですね。
チェスや将棋の起源「チャトランガ」もそうですが、インドのゲームは2人制の後に4人制のルールが生まれやすいようで
このゲームもおそらく中近東を渡ってきた双六が改良されて発生したのではないかと個人的には思っています。
しかし、このゲームの最大の特徴として非常に時間がかかる悠長なゲームということで現代では廃れ気味だったりします。
かつては日本でも同系列のゲーム「コピット」(帽子とり)というゲームがこの手のゲームセットに多く収録されていました。

ルール的には双六の1種ですが4人制で持ちコマは4つとなっています。
進行方向は巴状に同じ方向で進み、同じマスに止まったら相手のコマをスタート地点に戻すところはバックギャモンと同じです。
そしてダイスで6を出さないとスタートできないというのが非常に時間がかかる要素を生み出しています。
なのでテンポがよくなるように出目が2,4,6でスタートできるとか、ダイスを2個使うとかして工夫している人も多いようですよ。
ゴールは十字型のコースを一周回ってから中央に向かって進み、中央がゴールです。いち早く4個ともゴールしたら勝利です。

コンポーネント的には普通。ボードは付属の紙製で、コマはチャイニーズチェッカーと共用です。
ただしチャイニーズチェッカーは3色なので、ルード用に緑のコマが4つだけ追加されています。他の色は6つあります。
小さいボードのためかなり簡略されたものになっています。本来は各マスに色のついたものがあり、
駒とマスが同じ色ならばヒットされない安全地帯があるのですが、このバージョンにはありませんしマスの総数も少ないですね。
それと下の写真にダイスを入れるのを忘れてしまいました……

ルード


ポータブルボードゲーム10 レビュー【3】

携帯ゲームセット「マグネット付テンゲーム」紹介の第3回です。
今回紹介するゲームはまったく趣きが異なるゲームなのですが、同じ十字型のボードを使用します。
この十字型ゲーム盤はイギリス式とフランス式の2種類が存在していますが、このゲームで用いるのはイギリス式なんですね。
同じボードと駒で異なるゲームが遊べるということで、このようなゲームセットではほぼ必ずラインナップされてもいます。
ただし収録はされているもののルールがよくわからないなどで、それほど遊ばれていないというのが実情ですが
どちらも他にはないタイプの魅力的なゲームですので、ぜひやりこんでみてください。

◆FOX AND HENS フォックス&ヘンズ
直訳すると「狐と雌鶏」となり、より一般的には「狐と鵞鳥」と呼ばれている対戦ゲームです。
ほとんどの対戦ゲームは双方同一戦力というのが鉄則ですが、このゲームは一対多数で競われます。
その歴史は古く8ないし9世紀にはヴァイキングのあいだで遊ばれていたとのことで12世紀の叙事詩『サーガ』にも登場します。

このゲームの勝敗は先に一定数の雌鶏を食べるか、数の力で狐を動けなくさせてしまうかが双方の勝利目標となります。
どちらのコマもボードの線に沿って1マス動くことができ、狐コマは隣接する雌鶏1匹を飛び越えると食べることができます。
また雌鶏コマは後退(真後ろ、斜め後ろ方向)できません。
このゲームのように雌鶏13匹ルールでは圧倒的に狐有利のため雌鶏コマを増やしたバリエーションもあります。
他のゲームと異なるスタイルなので戸惑うこともおおいでしょうが何回かやってみるとコツのようなものがわかってきますよ。

コンポーネント的にはこのゲームのために狐と雌鶏の絵がプリントされた四角いコマが入っていましたが
説明書を読むとチェッカー用の赤と白のコマを使うように書かれていたので、あとから追加されたオマケなのかもしれません。
このゲームの英式十字盤は付属の紙製です。

フォックスアンドヘンズ


◆SOLITAIRE ソリティア
「ソリティア」とはトランプも含む一人用ゲームの総称で、このタイプのゲームは特に「ペグ・ソリテール」と呼ばれています。
本来はコマが杭状になっていてボードに空いた穴に挿して遊ぶものだったからのようですね。
明治40年に刊行された『世界遊戯法大全』にも「獨り遊び(Solitaire)」として紹介されています。

ルールはフォックス&ヘンズと似ていて下の写真の初期配置から任意のコマをジャンプで飛び越えさせるよう移動させます。
飛び越えられたコマをどんどん取り除いて飛び越えられなくなるまでくりかえして1個になるまで減らせれば成功です。
簡単そうに見えますが、なかなかどうして飛び越えるコマがなくなってすぐ身動きがとれなくなってしまいます……

コンポーネント的にチェッカー用のコマを流用しているため紅白に色分けされていますがゲーム的に差異はありません。
このゲーム集では唯一ひとりでも遊べるゲームですが、デジタルゲーム全盛の時代にわざわざやる人は少ないでしょうが
木製の凹みのある盤に丸い天然石のコマが並んだ専用ボードはインテリアには最適ですよ!
もちろん同時にフォックス&ヘンズも遊べてしまいます。たいていのものは狐コマ用に色の違う石が入っているようです。

ソリティア




ポータブルボードゲーム10 レビュー【2】

前回はマグネット付テンゲーム中のメジャーなボードゲームを紹介しましたが、今回は逆にドマイナーなゲームを解説していきます。
こういったゲームもあるんだなと思ってもらえるとうれしいですし、たいていスマホアプリにもあるので1人でも遊べますよ!

◆SNAKE AND LADDER (蛇とハシゴ)
一見して子供っぽい図柄ですが、そのとおり欧米では有名な児童向けの絵すごろくです。ちなみにインド起源です。
この絵すごろくの何がすごいかというと日本でよく見かけるタイプと異なり「ふりだしにもどる」とか「1回やすみ」といった
言語依存がいっさいないので文字が読めない子供や外国人でも簡単に遊べてしまうという点でしょう。

ルールはいたってシンプルです。マス目で区切られた大蛇の頭からスタートして尾にいち早く到達することが目的です。
ダイス1個を振って出た目の数だけマス目を前進させますが、その途中にハシゴと小さな蛇がまたがるマスがあるんですね。
このマス目に止まったらハシゴならもう一方のハシゴの先にワープして前進、小蛇なら逆に戻るよう進みます。

このゲームではボードは紙製なのでケースと一体化したスチール製盤の上に重ねて使います。
サイズ的に小さなサイズのすごろくでマス目は100マスになっています。
ハシゴを最大限有効に使えば、最少5ターンでゴールに到達できるくらいのボリュームですが、普通はもっと大きいですね。
コマはなんでもいいのですが前出のチャイニーズチェッカーのコマを利用するのが最適でしょう。
プレイ人数は2~4人推奨ですが5人以上でもまったく問題ありません。

蛇とハシゴ


◆NINE MEN'S MORRIS (ナイン・メンズ・モリス)
収録された10種のゲームのなかでも日本人には一二を争うほど知名度の低いゲームでしょうね。
しかし古代ローマ帝国の伝統ゲームのため欧米ではそれなりに知名度があり専用ボードも売られています。
別名「ミル」とも。どんなゲームか想像しにくいでしょうが、一言でいえば「変則的な3目ならべ」です。

基本ルールは配置と移動の2つのフェイズに分かれています。
まず各9個のコマをボードの交点に置いてゆく。全てのコマを置き終わったら空いている隣の交点に移動させる。
置くときと移動させたときに線に沿って3つコマが直線で並んだら相手のコマをひとつ取り除けます。
時計の振り子のようにコマを動かすたびにどちら側でも3つ並ぶパターンを作れると必勝です!
そうして相手のコマを2個に減らすと勝利なのですが、救済措置として自分のコマが3個まで減ってしまったら
隣の交点に移動させる代わりに任意の交点にジャンプさせられます。
すでにコンピュータ解析は終了していて先手勝利らしいのですが、そこまで極めている人はいませんし
配置フェイズから次の移動フェイズを先読みしないといけないので、かなり戦略的な3目ならべとなってます。

これもコンポーネントとしては2枚付属しているボール紙製ボードの1種です。
コマは赤と白のチェッカー用コマを使うよう説明書で指示されていますが、より大きなリバーシ用コマがよさそうです。
10種のなかで最短で遊べるお手軽ゲームとなっているのでおすすめです!

ナインメンズモリス





ポータブルボードゲーム10 レビュー【1】

何年か前に購入したものですが改めて見るとなかなかよくできているということで
今回は古典的ボードゲームセット「マグネット付テンゲーム」を紹介します!
最近はデジタルゲーム、それもスマホゲームが全盛であり、ボードゲームも人気ですが新作に目がいきがちですので
カードゲームUNOと同じくこういった古典的なゲームにも親しんでほしいものですね。

タイトルのとおりコンポーネントには10種類の代表的なゲームが遊べるよう盤と駒、ダイス等がセットになっています。
日本でもハナヤマから【ゲームスタジアム11】という同じコンセプトのゲーム集が発売されているわけですが
こちらは囲碁や将棋といった日本ならではのボードゲームを中心に構成されているのに対して
私のは輸入品なので欧米において代表的なゲームで日本にはあまり馴染みのないものが多く含まれています。
そこで今回から2種類ずつ5回にわたって各ゲームについて説明と解説を加えていこうと思っています。

◆REVERSI (リバーシ)
まずは現代日本人にとって最もなじみのあるボードゲームで唯一説明書を読まないでもプレーできるゲームですよね。
「オセロ」という名前は登録商標になっているため、この手のゲームでは本来の名称である「リバーシ」と呼称されます。
ただし19世紀イギリスで考案された当初は市松模様のチェス盤に赤白のコマで、明治時代に日本で発売された当初は
コマの色と形から「源平碁」と呼ばれていましたが、この緑の盤に白黒コマ、初期配置なんかオセロそのものです……

このポータブルゲームでもリバーシは10種のゲームのなかでもメインの一つになっているらしくケースの表面に盤があり、
直径に比してちょっと肉厚な64個の白黒コマはコンポーネントの中でも最もかさばる量となっています。
やはりポータブルサイズなので盤もコマも小さすぎ終盤になるとひっくり返しにくいところもありますが許容範囲でしょうね。

リバーシ


◆CHINESE CHECKER チャイニーズチェッカー
最近は知らない人も多いでしょうが「ダイヤモンドゲーム」の名で知られた古典ゲームです。
2~6人まで遊べる対戦ボードゲームという拡張性の高い特徴から、かつて日本の子供達のあいだで人気でした。
元々はイギリスで四角いボードで遊ぶタイプのものが考案されドイツでこの六芒星型のボードに改良されました。
一口にダイヤモンドゲームといってもバージョンはいくつかあり、このゲームに収録されている6コマ制の簡易版から
10コマ制、15コマ制と大型サイズ、さらに王コマの有無などいろいろなバージョンが流通しています。
ちなみに「チャイニーズ」とは名付けられていますが、なんら中国とは関係のないゲームなので誤解のないように!

ルールは自分のコマと同じ色の自陣から対岸にある同色の陣地に最初に移動し終えたプレイヤーの勝利です。
基本は交互に1マスずつ移動させますが自分か相手のコマと隣接している場合はジャンプできます。
勝利のコツはいかに相手のコマをタダ乗りして連続ジャンプしてゆくかにかかっています。

このゲームのコンポーネントでは内側の盤にボードが収録されています。やはりメインのひとつのようです。
このゲーム集ではプレー人数もよく考慮されていて1人から5人以上まで何人でも遊べるようラインナップされていて
唯一このチャイニーズチェッカーだけが3人用ゲーム(2人可)として異彩を放っています。
またリバーシの専用コマとは異なり、この3色のコマは他のゲームにも流用して使用されることになります。

ダイヤモンド






今年のJRスタンプラリーはドラゴンボール!

毎年恒例のJR東日本のスタンプラリーは2年連続のウルトラマンに変わってドラゴンボールが1月10日からはじまります!

連載終了後も未だキャラクタービジネスでは怪獣のような存在のドラゴンボールなので、今回のスタンプラリーも盛況でしょうね。
今年は去年の大混乱を緩和しようとしてかプレゼントがもらえるスタンプ数は10個から30個となりました。
これでさすがに配布日当日の朝7:00には品切れになってしまうなんてこともなくなるんでしょうか?
ちなみに今年も去年と同じく賞品はピンバッジでデザインは「四星球」1種類のみとのこと。

ちなみにスタンプ設置駅は去年と同じだと思われ、北は赤羽、西は西荻窪と近場ですが東は取手、南は羽田空港と
都区内パスでは回れない範囲まで含まれているのが憎いところですよね。最低でも全駅制覇には3000円程かかります。
まあ、JRも慈善事業ではないので、おとな750円の都区内パスの売上だけでは割に合わないんでしょう。
ただし全駅制覇すれば、四星球以外の6種のドラゴンボールのピンバッジがもらえますので納得してください。

わたくしこと日昌晶は一昨年は全駅制覇し、去年は都区内パスで廻れるところを中心に回ってみましたが、
今年はウルトラマンではないので、そこまで熱中して廻りはしないかなというのが率直な気持ちです。
世代的にはウルトラマンよりドラゴンボールのほうがどんぴしゃだし、連載は欠かさず読んでいたくらい好きでしたが
なぜか関連グッズに対しては昔からそれほど興味はなかったんですよね……
残念ながら怪獣スタンプのように集めてやろうという情熱はかきたてられませんでした。
これで『キン肉マン』スタンプラリーだったら、たぶんかなり集めていたんじゃないかなとは思うんですよ。
「うわっ、そういえばこんな超人いたな!」みたいな話題性があるんですよね、キン肉マンの超人には。怪獣と同じです。
作品的には『キン肉マン』より『ドラゴンボール』のほうが圧倒的に好きなのですがスタンプラリーとなると別なんですよ!
怪獣なんかと同じくキン消しを集めていた記憶なんかが呼び起こされて集めたくなるんじゃないかな?
実際、今回のスタンプに採用されたDBキャラについては60以上の数を埋めるのに苦しいチョイスが見受けられますしね。
アニメ版準拠のチョイスで原作ファンにはピンとこないキャラも多いんですよね。
あと完全にバトル漫画としての人気が高いため、それ以前のギャグ漫画時代の個性的なキャラは出しにくいんでしょう。
個人的にはゴジータとかブロリーを出すなら兎人参化、バクテリアン、アックマンなんかを出せよと思ってしまうわけですw

それから40代、50代のオジサンたちが熱狂したウルトラマンスタンプラリーとは参加者層が異なりますから
もういい年したサラリーマンがスタンプ台に行列を作っているという風景はあまり見られないかもしれませんねw
参加者の中心は20代、30代になってゆくんじゃないかと思われますし、でもそういう比較的若い層だと
去年までのようにスタンプラリーに熱狂してくれるのかはまだ未知数だなと思うのです。
意外とこういうのはおじさん世代のほうがウケそうで、若くなるほど関心が薄らぐんじゃないかという危惧もあります。
夏休みによくやっている子供向けのポケモンスタンプラリーの延長的な盛り上がりなのではと予想しています。
やはり、こういう企画においてはウルトラマンは別格だったと再認識することになる気がするんですよね。
とはいえ天下のドラゴンボールでしょうから不人気ということは絶対ないでしょうけど。

ドラゴンボール好きなら愉しめる企画なので、ぜひ参加してみてください!
通勤通学定期券内、徒歩や自転車で廻れば完全無料で前駅制覇することだってできますしねw



【MoM2】マンション・オブ・マッドネス第2版を入手!

クトゥルフ神話の本格ボードゲーム【マンション・オブ・マッドネス】の新版が12月に発売されました!
システム的には旧版を踏襲していますが、ゲーム的には格段に発展したものとなっているようですね。
元々がTRPGとボードゲームの中間的なゲームでしたが更にアナログとデジタルの中間的なゲームという側面を持つようになり、
カテゴリー的に正真正銘の「名状しがたい」ゲームとなっているようですね。

mom2

今回は旧版からの違いを5つのトピックで紹介していきましょう。

【1】ゲームマスター不要
【2】1人プレー可
【3】大幅な省力化
【4】高い拡張性
【5】旧版との互換性


スマホアプリ必須となり、もうアナログゲームといっていいのかわからなくなるくらい半デジタル化しているMoM2なわけですが
その最大の特徴はアプリがゲームマスター役をやってくれるのでプレイヤー全員が探索者としてプレーできるようになりました!

更にうれしいのはアプリ導入により、ついに1人プレーが可能になったのは最も大きな進化となりました。
このゲームは気軽に遊べるボリュームではない重たいゲームのため、セッティングやルールの把握などの関係もあり
遊ぶときはゲームの所有者がゲームマスターをやらざるをえないという宿命があったのですが、それも解消されました。

全てではないですがアプリが進行や面倒な処理の一部をサポートしてくれるので憶えることも少なく処理も楽になっています。
これにより大量のカードやタイル、トークンの数や種類も大幅に減って扱いやすくなりました。
とはいえ、それでもカードやトークンの数は普通のボードゲームに比べると格段に多いんですけどね……

シナリオはアプリによって管理されているので、今後の展開としてシナリオ追加が容易な環境になっています。
従来のミニ拡張版の代わりとなるのか有料による追加シナリオが逐次投入されるようです。
また既にモンスターのミニチュアモデルがコンポーネントされた大型拡張版の発売も既に決定しているとのことです。

拡張性としては旧第1版本体および旧大型拡張版2種のキャラとモンスター、マップをほぼ全て利用できます。
(新版と重複するモンスター(カルト信者たち)と各種カード、トークン、パズルは利用できません)
第2版本体にコンバージョンキットが標準で同梱されているので旧版ユーザーにもうれしい互換性となっています。
旧版があればシナリオ展開のバリエーションが豊かになり、旧版のみのシナリオ(日本語訳予定)が追加されます。

唯一のデメリットとしてはアプリ依存という特性上、数十年後にまた遊びたいと思ってもプレーはできないでしょう。
なので今このときを思う存分に遊び尽くせというゲームになっています。
ただし第1版も持っていれば、第2版としては遊べませんがMoMは半永久的に遊び続けられますよ!
人気があればゲームは更新し続けられるので、そういったことはないですが。




小説家向きな性格の矛盾 「いい加減さ」と「マメさ」を併せ持とう

小説家に限らずクリエイティブな仕事に向いている性格の人とまったく向かない人の性格があります。
性格なんていうものは素養の問題なのでいかんともしがないのですが心構えという点においては少し改善できるかもしれません。

では、どんな性格の人が作家に向いているのかというと、プロ作家やデビューしてゆく生徒たちなど
周りを見回してみるとだいたいわかってくるようになったのは、タイトルにもあるのふたつのポイントです。

ひとつめは「いい加減さ」です。
本音を言ってしまうと、まじめすぎる人、頑固な人といった人にはあまり向いていない職業なんですね。
なぜかというと作家なんていうのはお役所仕事とは真逆で俗っぽく言えばヤクザなお仕事ですから
普通の会社員のようにルール通りに適切に業務を淡々とこなすように「人に言われたまま、その通りにする」ことは
かえって失敗する原因になりますし、たいてい成功にはたどり着けません。
かといって自分の信念を貫いて邁進すると更に状況はさらに悪化することになってしまいます。
周りを見て何事も柔軟に対応でき、常識に対してあまり頓着しないタイプのほうが大成しやすいですね!
でも根っからのいい加減な性格だと飽きっぽくて小説一本を書き上げるだけの努力や忍耐力に欠けてしまったりするのです。

そこでふたつめの「マメさ」が必要なのです。
とはいえ、相反するような性格のためひとりのなかに併せ持っているという人はあまり多くないのかもしれませんし、
だからこそ作家に憧れる人は多けれど、なれる人はごくわずかとなってしまうのでしょう。

まじめな人は小説を書き上げられるけど作品がおもしろくない。
いい加減な人はアイデアはおもしろくても作品として完成しない。


もちろん上記以外の「いい加減でつまらない」というケースが全体の80%を占めているのは言うまでもありませんが。

ふと思うのは、いい加減でマメな性格っていうのは女の子にモテる男子の性格だったりしますよね。
そういえば作家チャラ男は少ないとは思いますが、基本的にモテる人も多いというのは当てはまるようです。
作品の中ではニート、非モテ、ダメ男のストーリーばかり書いているような作家さんが
実は美女を連れ歩いているリア充だったなんて珍しくないわけですしね。

ということで性格をいきなり変えられないでしょうが「いい加減さ」と「マメさ」が肝要だということだけは忘れないでください。
まじめな人なら、ときにいい加減になれるよう、いい加減な人は飽きずに続けるマメさを持てるようがんばってください!



『ティンダロスの猟犬』を読むと意外にも……

「ティンダロスの猟犬」といえばクトゥルフ神話好きなら、ほぼ100%の認知度があるってくらいの超有名キャラですよね!
猟犬とは言いますが異次元の生物なのでイヌとはまるで違う姿をしているという神話的生物なのです。

ですがゲームやビジュアルなどではおなじみのこのティンダロスの猟犬の登場する作品、
その名も『ティンダロスの猟犬』を読んだことがある人はどのくらいいるでしょうか?
作者はフランク・ベルナップ・ロング・ジュニア(Frank Belknap Long, Jr)で米国の『ウィアード・テールズ』といった
パルプフィクション(大衆小説雑誌)に作品が掲載されていたホラー・SF小説作家です。
ロングの作品として最もポピュラーなのは短編小説『千の足を持つ男』でしょうか。邦訳もいくつかのバージョンが出ています。
そしてくだんの『ティンダロスの猟犬』もまたロングの代表作なのですが、この作品が読めるのは
『暗黒神話体系シリーズ クトゥルー5』(青心社)の中に収録されているくらいなんですよね。

今回、私もキャラの名前は知れど、どんな作品なのかを確かめるべく、この本を取り寄せて実際に読んでみました。
なんと文庫本にして27ページしかない本当に短い短編でした。本当に短い。
何本もの短編や連載小説を掲載するパルプ・フィクションの作品の中でもかなり短い作品です。
そのためストーリー的にもたいした内容ではありません。ちょっとしたエピソードですね。

読んでみたいという人も少ないでしょうから簡単に要約すれば「友人が死んだ。それはティンダロスの猟犬のせいだ!」
以上です。本当にそんなものです。
なにしろ作品の主人公(視点)はティンダロスの猟犬を見ていないんですよ。友人からこんな存在だと聞いただけです。
ただティンダロスの猟犬の放つ臭いを感じたくらいですね。
そのためただでさえあまり怖くないクトゥルフ神話作品においても更に怖くないのです。
ここでラヴクラフト御大であるなら「私のところにもやがてティンダロスの猟犬がやってくるだろう……なんだ、あの音は!」
というような感じでホラー小説のセオリーを守ってくれたのでしょうが、そういう余韻もないんですよね。

そういうわけでキャラとしては独り歩きして非常に有名になった存在なのですが、出典はそれほどおもしろくありませんでした。
でも、これだけ愛されるキャラを考えるというのはロングの手腕だとは思います。
あらゆる鋭角を通して異次元から執拗に襲ってくるというモンスターは創造すると恐怖でしかありません。
それこそ江戸川乱歩の『鏡地獄』のような球体の中にでも避難しない限り助からないでしょう。
それはそれで発狂してしまうんですけどねw

同じようにドラキュラだってフランケンシュタインの怪物だって、ほとんどの人が原作小説を読んだことがないでしょうが
世界的にこれらのモンスターたちを知らない人ってまずいないわけですよ。
あなたの作品に登場するキャラクターは作品としては朽ちても時代を越えて生き続けることができますか?


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