L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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#とら婚 話題のオタク婚活とら婚を徹底解剖(3)

1回目はオタク向け結婚相談所「とら婚」について、2回目はそれ以外のオタク婚活について書いていきました。
今回はそれらオタク向け婚活を含む婚活について、どのような人にどのスタイルが向いているのかということを中心に
いろいろと考察していこうというのがテーマとなります。

■コミュ障でも大丈夫?

まず婚活に限らず、結婚やそれ以前の恋愛に最も必要なものは何かということから考えていきましょうか。
とりもなおさず「コミュニケーション能力」いわゆる「コミュ力」になります。
たしかに容姿が美しいとかカッコいいとかいう要素もありますが、それは有利になるだけのことで決めてはコミュ力なのです。
コミュ力さえあれば、恋愛や結婚においてはかなりのデメリットも覆している例はあちこちで見受けられるでしょう。
お笑い芸人などが美人女優などと付き合っていたりするのは顕著な例ですよね。

ところが卓抜したコミュ力があれば婚活なんてしなくても自然に恋愛できるし結婚もできるんですよ。
なので婚活しようかなと思ってる人には、そんなこと言われても困ってしまいますよね。
ですが婚活中の人の大半はコミュ力に秀でてはいませんので、平均前後のコミュ力があればなんとかなります。
自称「コミュ障」とうそぶいているくらいの人ならどうにかなるのが婚活界隈です。

■スペック

では、コミュ力以外に差がつくものはなんでしょうか? どうやらそこが婚活の決め手になるようです。
それはいわゆる「スペック」で差をつけてゆくのが婚活のやり方となっています。
婚活は自然に出会うのではなく、とても多くの候補者を絞ってゆく過程を経ますので何かしらのフィルターを使います。
就職活動時の学歴フィルターと同じです。フィルターによって弾かれてしまう本当に優秀な人を逃すチャンスよりも
フィルターをかけて可能性の高い人をできるだけ選抜したほうが、効率的だし負担も少なくなるという考え方です。
では、婚活時においてフィルターの要素となるものはなんでしょうか?

これはとてもシンプルなもので3つあります。
1つめは【顔】および容姿全般で、2つめは【若さ】であり年齢です。3つめが【カネ】ということで収入および学歴等です。
自然な恋愛だと上記の3点は意外とフレキシブルなもので、自分の好みに多少はずれていても長く一緒に過ごすことで
何かしら他の魅力に気づくことがあれば、どうにかなるものなのですが、婚活は会う前にこれが最重要視されます。
特に今時の婚活ではネット上の膨大なリストから検索項目を選択肢、合致した人がリストアップされる形式が多いので
さらに重要視されるようになってきているわけです。例外は婚活パーティのスタイルくらいです。
そしてスペックも男女で求める順位は少し変わってきます。

男の求める女のスペック: 顔≫若さ≫カネ
女の求める男のスペック: 顔>カネ≧若さ


当然といえば当然の結果なのですが、婚活をする上では上記のいずれか1つは秀でたセールスポイントがないと厳しいです。
とはいえ、優れた容姿は生まれ持った天賦の才ですし、経済力は努力の賜物だが誰しも得られるものもありません。
唯一、誰しも等しく持っているのは「若さ」だけです。ですからモテない自覚がある人ほど先延ばしせず若さを武器にすべきです!
特に女性の場合、その傾向は顕著になるので自分の容姿に自信がないし、コミュ力も乏しいというのであれば
率先して若いうちから婚活をはじめたほうがいいかもしれません。なにも婚活したからすぐに結婚しなくてもいいわけですしね。
男性の場合は容姿に自信がないのであれば、収入を増やすか安定した仕事に就くのが最も効率的でしょう。
それと忘れられがちですが男性もやはり年齢を重ねるとフィルターにひっかかってしまって婚活上不利になりますから
そろそろヤバいなと思う前に、できるだけ早めに手を打っておくべきでしょう。婚活は常に先手必勝です!

■タイプ別婚活スタイルのすすめ

ここでは、どんな人にどの婚活が向いているのかを考えていきましょうか。
まず「婚活パーティ」なら、比較的容姿が平均以上の人が圧倒的に有利です。あとはそこそこのコミュ力です。
年齢は輪切りにされて、それぞれの年代の参加することになるので、あまり気にならないものとなりますが
女性は、できるだけ自分が年齢の下限になるパーティを選択するほうが年齢スペックで優位に立てます。
たとえばあなたが28歳なら24~29歳のパーティに行くよりも、28~35歳に行くほうが男性からの人気は格段によくなります。
デメリットとして年下の女性と結婚したいという男性だとシステム的に出会えないですね。

つぎに「婚活サイト」なら、直に話すより文章などゆっくり考えてコミュニケーションをとるほうが得意な人に向いています。
あとは他の婚活と比較して男女とも若い人の登録も多いし、さらに男女とも若いほうが相手の反応もよくなりますので
だいたいハタチからアラサーくらいまでに最適のようです。それ以上だとなかなか苦しくなってゆくようです。
それと写真はあってもなくてもいい仕様が多いのですが、できるだけ写真は掲載しておいたほうがチャンスは増えますし
会う前に写真交換したり、会ったときに幻滅したり、されたりして時間の無駄になることも防いでくれます。

最後に「結婚相談所」なら、上記よりも年齢層が高めで、かつ恋愛経験が少ない人でもなんとかなりやすいスタイルです。
容姿についても他の2種よりは重要視されにくいのも特徴ですが、やはりそれなりには影響します。
ただし男なら収入や職種で挽回が可能で、女性なら出産できる年齢であれば好印象となります。
ただし双方とも大金を払っているので、期待が大きくなってしまい、なかなか決断しきれず婚活を続けてしまう人も多いようです。
なので妥協も含めた見極めと決断力がない人だと、ずるずる長引かせたうえに失敗してしまうかもしれません。

上記すべての婚活スタイルはどうも合いそうもない、あるいは合わなかったという人もいるでしょう。
そういう人は婚活には向いていないため、婚活よりは自然な出会いを目指したほうが確率は高めです。
必ずしも婚活することだけが最後の頼みの綱というわけではなく、それ以外にもいろいろとあります。
オタクなら趣味のオフ会などに頻繁に参加していると思わぬ出逢いがあることも多いですよ。
ただし同性だけが集うところではなく、男女ともそれなりの人数がいるオフ会なのは言うまでもありません。




#とら婚 話題のオタク婚活とら婚を徹底解剖(2)

今回はとら婚以外のオタク婚活について紹介してみましょう。
オタク向け結婚相談所は【とら婚】のみですが、婚活パーティ形式は2社、婚活サイトは1社が中心となっています。

■オタク向け婚活パーティ

まずは婚活パーティですが、オタク専門をうたっているのは【アエルラ】と【アイムシングル】の2つです。
特徴としてはアエルラは評判も良い感じで秋葉原を拠点に東京中心に週末や平日夜に婚活パーティを開催しています。
アイムシングルのほうは評判もまずまずで全国展開しているので地方在住者には強い味方でしょう。
どちらも婚活パーティのシステムや進行方法は一般的な婚活パーティとも大差はないようなのですが
参加した人の感想ではサービスの質では今のところアエルラのほうが上回っているという意見が多かったです。
個人差があるので、どちらがよいかは参加してみないとわからないですし、参加してる人はたいてい両方とも行っているようです。

オタク向けを含め一般的な婚活パーティの進行としては以下のような流れになります。
たいてい参加者の年齢で参加できるパーティが決められており、さらに趣味や職業などで分類されて開催されます。
参加者数はたいてい男10人、女10人の定員なのですが、女性のキャンセルが目立つ傾向にあるそうです。
参加費は男性で5000~8000円くらいで、女性は数千円なのですが割引などで実質無料になることが多いようです。
ただし男性が医師・弁護士・経営者限定みたいな特殊なパーティだと参加費は男女逆転します。要は需要と供給の関係です。
進行としては、事前に記入した年収や趣味などを記入した自己紹介シートを手にしながら
いわゆる「回転寿司」といわれる異性全員と5分ほど会話するトークタイムが設けられていまして、
そのときの印象から好意がある、興味のある異性の番号を専用のアンケート用紙に記入して提出します。
その結果をパソコンなどで集計して結果をプリントした中間結果の紙を各参加者に渡して後半戦がスタートします。
中間結果の紙には誰が自分の番号を書いてくれたのかということと、自分が指名した相手がどのくらい人気があるのかなどが
記入されているので、これを参考にフリータイムで誰と話すのかを決める判断に使います。
フリータイムは10分程度を3~4回くらい行うことが多いようですね。連続で同じ人に話しかけないなどのルールもあるようです。
そして最後にまた紙に希望する相手の番号を3人まで記入して、双方が合致すればめでたくカップリングということになります。
カップリングの確率はだいたい2~4割くらいが多いようですね。男女10人ずつなら2~4組といったところでしょう。
ただし男性は会費も高いこともあり3位までとりあえず埋めますが、女性の場合は気になる人がいないと白紙提出も多いようです。
またたいして好意はないけどひとりで帰るのは寂しいということでとりあえずカップリングだけするなんて人もいるとか。
とはいえ、たいていはカップリングしたら帰りにお茶くらいはすることが多いようですね。
ですからカップリングしたといえど、この段階では恋人ではなくまだお友達程度の関係といえるでしょう。

オタク婚活パーティは大人気のようで、予約は1ヶ月前でもすぐに枠が埋まってしまうようです。
ただしドタキャンで人数が一定数を下回ってしまうと一部返金で対応していることが多いようです。
オタク向けパーティだと参加者層は女性は地味めだけど普通の感じの人が大半だそうですが
男性は地味ながらオタクっぽくない感じの人と見るからに漫画にデてきそうなオタクと両極端な感じが多いとか。
『ルポ中年童貞』によると、10年くらい毎回欠かさず婚活パーティに参加している人もいるんだとか。
ちなみに1回もカップリングはしていないとのこと。さすがにそれは極端な例ではありますが
行き慣れてくると、この前も見かけた男女の常連がわかってくるらしいですね。
この前、カップリングしてたのにまた来てるよみたいな感じとか、一度カップリングしてダメだった人と
また回転寿司のときに話さなければいけないとか、なかなか苦しい場面もあるようですねw

■オタク向け婚活サイト

オタク向け婚活サイトとしてはパーティのアエルラと同じ運営の【アエルラ】があります。
インターフェイスは一昔前のmixiライクなSNSっぽい作りで男女とも読んだりコメントできる日記を書くこともできます。
基本操作は興味のある異性にアプローチ(SNSでいう友達申請、マイミク申請)をすることで
それが相手に受け容れられると双方でメッセージ交換をすることができるというシンプルな仕様です。
ただし自分からアプローチをするには有料会員である必要があり、男5000円、女2000円の月会費がかかります。
そのため男性はほとんど有料会員ですが、女性はアプローチを受けるのみの受け身な無料会員のほうが多いようですね。

オタク向け婚活サイトということでアニメやゲームなどの趣味を記入するプロフィール欄が豊富なのが特長でしょうか。
それ以外はこれといって他の婚活サイトと画期的に異なるポイントはなさそうですね。
システム的には異なりますが、中の会員は結構オタクの特徴が出ているという話も聞きます。
基本的に交際経験がない男女が多いのと、一般的な婚活サイトより年齢層が男女とも若いそうです。
ただそれだけに婚活サイトとは言いながらも、すぐにも結婚したいというような人はそれほど多くなく
どちらかというと結婚も視野に入れながら恋愛したいみたいなのんびりした雰囲気があるようですね。
実際に会うまでの段階に進む人は男性なら7割くらい、女性なら望むならほとんどの人が可能でしょう。
そこから付き合う確率となると確率は1割未満となるかもしれません。手軽ではありますが成功率はあまり高くないようです。

■オタク婚活のコストパフォーマンス

主要な婚活媒体である3つのスタイル(結婚相談所、婚活パーティ、婚活サイト)のコストパフォーマンスについて比較してみます。
まずはどのくらいの費用が実際にかかるかについて算出していきましょうか。

とら婚の場合、無料プランや格安プランがありますが、どちらかというと婚活パーティ、婚活サイト的なサービスでしかないので
標準的な結婚相談所のサービスの受けられる「オタク応援プラン」を基準に計算していきましょう。
活動期間は1年間と仮定してみますと、まず入会金と月会費が12ヶ月分、そして成婚料がかかりますので
男女とも入会金15万円、12ヶ月分の月会費が18万円、成婚料(ペア1組につき)20万円となります。いずれも税抜き価格です。
とら婚では他の結婚相談所にあるお見合い料(1回1万円程度)のようなものは記載されていないので無料なのでしょう。
ただし他で相手が見つかったときの返金制度はないので途中解約のような払い戻しはないようです。
他にプロフィール写真は通常プロに撮ってもらうことが多いので別途1~2万円くらいかかるようです。
そうすると、成婚料抜き、つまり出逢えなくても男女とも税込み40万円くらいの予算が必要になります。
そして成婚料はペア1組につきかかる費用ですが、たいてい男性が払うことが多いそうですので、
以上から算出すると、相手が見つかった場合は、だいたい男性で約60万円、女性で約40万円くらいお金がかかるようです。
その代わり出逢える確率は5~6割くらい他の媒体と比べると格段に高確率の設定になっています。

パーティ形式のアエルラでは1回の参加は男性は7000~9000円、女性は2000円で割引を使えば実質無料になります。
週末を中心に月に2回、1年間参加し続けたとするなら計24回の参加費は男性約20万円、女性は0~5万円となります。
その間、出会える異性の数はキャンセルや重複を考慮するなら200人前後になりそうです。
とら婚の上記プランだと紹介される上限値は156人なので人数的にはほぼ同じくらいと考えて差し支えないでしょう。
ただし結婚相談所の場合、自分が興味ある異性や相談員がおすすめする異性についてのみの人数ですが
婚活パーティでは完全にランダムですから回によっては好みの異性が1人もいなかったなんてこともあるかもしれません……
それを考えると好みの異性が平均してパーティ参加者全体の3割くらいとすれば約70人とかなり少なくなってしまいます。
単純に料金を人数で割るなら、とら婚は1人2500円、アエルラ(男)は1人2800円ということで大差ない感じですね。
女性なら時間さえ都合がつけば非常に格安で活動できるので、かなり活動しやすいスタイルとなっていますよ!

婚活サイトのアエルネの場合は、男性は月会費5000円、女性は2000円、別途ポイントが課金制となっています。
ポイントはログインするだけでももらえるようなので、特に購入しないといけないものではないようですのでここでは無視します。
同じく1年間の活動で男性は6万円、女性は2.4万円と最も格安で活動できるのがウリとなっています。
ひたすらアプローチを待つだけの無料会員もありますが婚活としての成果は期待できないでしょう。
写真も結婚相談所とは異なり、自撮りやスナップ写真くらいでよいので特に月会費以外のお金はかかりません。
アプローチする人数に制限はありませんが、システム的に必ず会えるという保証はありませんし
アドバイスしてくれる人もいなければ気にしてくれる人もいませんので完全に自己責任で独力で活動することになります。
そのため会える人(特に女性)は手に余るほど会えるようですが、会えない人はまったく会えないらしいです。
結婚相談所や婚活パーティと比較してみると婚活成果の格差は一番大きいかもしれませんね。
24時間好きなときにいくらでも活動できる反面、アクティブに動かないと何もはじまらないという性質もあります。
要は恋愛や友達作りが目的ではない結婚目的の有料出会い系サイトですので料金相応のサービスでしょう。

以上の結果からコスパだけで考えるなら男性は結婚相談所も婚活パーティも大差ないのでサポート体制を考慮するなら
圧倒的に結婚相談所のほうがお得感が感じられると思います。相手が見つかれば成婚料だって喜んで支払えるでしょう。
また女性はやはり婚活パーティに参加するほうが料金がほぼかからない分だけ断然お得感があります!
ただし時間の余裕がある場合に限りますし、意外と毎回着ていく洋服でそれなりのお金を費やしてしまうかもしれません。
婚活サイトは料金的にお手頃でもあるし、婚活初心者がお試しでやってみるにはいいと思いますね。


次回はさらに突っ込んでどんなタイプの人がどのスタイルの婚活に向いているかについて考えてみたいと思います。
最近、ラノベ創作とはかけはなれてはいますが、ラノベファンが高齢化する中で婚活が題材となるラノベも出てくるでしょう!
実際に現実の婚活とは趣きが違いますが、婚活がテーマの作品もすでに登場していますし、知っていて損はないはずです。
自ら体験してみて、それを作品にするのもいいと思いますよ。婚活体験記のコミックはかなり増えていますしね。



#とら婚 話題のオタク婚活とら婚を徹底解剖(1)

オタクの未婚率は67%というご時世にスタートした話題のオタク専用結婚相談所の【とら婚】が一時話題騒然となりました!
運営はコミックや同人誌の販売でもおなじみ【とらのあな】系列なので、その名も「とら婚」だそうです。
今回はこのとら婚をはじめとするオタク向け婚活ビジネスについて考察してみようと思います!
オタク向けの婚活ビジネスは何もとら婚が初ではなく、結婚相談所としては初めての試みですが
いわゆる婚活パーティや婚活サイトなどの運営は数は少ないながら既に存在しています。

■結婚相談所とは?

まずは意外と知っているようで知らない「結婚相談所」なる存在についてどんなビジネスなのか見ていきましょう。
このビジネスのサービスは「結婚したい会員に相手を探す手伝いをして結婚を世話する」というものです。
しかし具体的にどんなサービスかというと知らない人も多いのではないでしょうか?
まず結婚相談所の大手は3社ほどありまして、それ以外にも中小の結婚相談所が無数に存在しています。
そして中小の相談所は独自に紹介する会員を用意できる規模ではないので前出の大手に加盟料(120万円~)を支払い
大手の会員リストのデータベースとシステムをそのまま利用させてもらうことになります。とら婚も同じ形態です。

ですから大元が同じであるなら、どこの相談所でも紹介してもらえる異性のリストはまったく同じなんですね!
それなら最安のところがお得じゃないかと思うかもしれませんが、それぞれの相談所は価格以外にも差別化されています。
サービス内容や実績によって値段以外の付加価値をつけて営業しているわけです。
婚活サイトなどは自分で相手をみつくろって終始一人でやっていくのですが、相談所では相談員が予め候補を探してくれたり
成婚に向けてどのような心がけや努力をすればいいのか、具体的な服装やデートコースなどのアドバイスもしてくれます。
とら婚の場合はオタクに特化するということで差別化を打ち出していて、かなり話題性のある差別化されたサービスということで
ほかの結婚相談所よりも若干ですが価格は高めに設定されているようですね。

とはいえオタクにオタクの結婚相手を紹介するといっても会員リスト自体はオタク向けではなく汎用的なものです。
会員の中にはオタク嫌いも含まれていますし、余生を共にということで熟年結婚したい高齢者も含まれているでしょう。
ただ会員の母数が多いからといって、そもそもオタクの結婚相手の候補になりそうな人が多いとは限りません。
そこでデータベースからオタク傾向のある人をピックアップして会員に紹介してゆくというのがとら婚のスタイルなんでしょう。
そのうちとら婚経由で入会した人が増えれば、その人同士を紹介し合えるようにもなりますが、もう少し先になるかもしれません。

■結婚相談所の人々

どのような人が結婚相談所に登録するかというと、一般的には意外にも6割以上が女性だそうで男性が少なめです。
このあたりはよくある出会い系とは真逆の傾向なんじゃないでしょうか。
また婚活パーティのように男性が5000~8000円に対して女性は実質無料に近い形態とは異なっていて
男女とも同額かつ高額のため女性もある程度の収入がある人が多く、それゆえ4大卒など高学歴の傾向があるようです。
この弊害として、女性は一般的に自分よりステータスの高い男性を求めるため、なまじ高学歴高収入の女性だと
自分と見合うステータスの男性となかなか出逢えないというミスマッチが起こりやすいんですね。
そもそも高学歴高収入かつ普通の容姿の男性なら相談所に行かずとも女性のほうから寄ってきますから。
男性の場合は自然な出会いはおろか婚活パーティや婚活サイトでさえどうにもならないので最後の手段として
結婚相談所を選ぶという人が未だ多いようなので、そこそこ収入はあるけれど顔や性格に難アリの非モテが多いようです。
また会員の年齢構成は男女とも結婚を強く意識しだす30代前半をピークとした構成になっているようです。

最後に気になる成婚率についてです。
結婚相談所クラスタでの「成婚」は特殊な用語で、いわゆる「結婚する」ことではないので注意が必要です。
解釈的には規約でいろいろ決まっていますが端的に言えば「出逢って3ヶ月未満、プラトニックな関係のままでの婚約」ですかね。
実際はこの段階から本当に結婚に至るためにはいろいろと問題が生じてしまい、結局なしになってしまうこともあると思いますが
結婚相談所では上記のような「ライトな婚約」「婚約っぽいもの」の段階で成婚とみなされます。
こんな意味での成婚ですが相談所経由での成婚率は平均して5~6割といったところらしいです。
高額の会費を払っとしても成婚までこぎつける人は約半数だということは予め承知しておくべきでしょう。
しかしギャンブルとして考えるなら2倍以下で何度もチェレンジできるので「分はいいほう」だと思います。
ただし成婚に至るのは会員の中でもステータス的に上中位の人がそれなりの妥協をしたケースがほとんどではないでしょうか?
システム的にステータス重視の婚活界隈ではやはりステータスが低いと結果は出せません。
おそらく婚活するより普通に恋愛するほうが確率としては格段に高いのではないかと思うくらいです。

■とら婚を経営視点から考えてみよう

ここでは、とら婚はビジネスとして成功するのかどうかについて考えてみましょう。
私見ではありますが、このビジネスはすでに半ば成功していると考えています。
簡単に試算してみたところ、おそらく会員数20人を確保しつつやっていければ採算がとれそうです。
さらに常時30人も会員を確保できていれば小規模展開でもかなり利益もあがるんじゃないでしょうか。
この手のビジネスで最も重要かつ経費もかかる宣伝についてはネット上で大いに話題になりました!
今後はテレビなどのメディアにもどんどん取材されいきますし、本体のとらのあな経由でも無料で宣伝できますから
広告費についてはほとんどお金をかけずに物凄い宣伝効果を生み、相当のターゲットへの認知度を得ることでしょう!
広告費の負担がなければ、あとは人件費と事務所のテナント料や光熱費が捻出できれば経営は軌道に乗せられます。
そもそも結婚相談所は初期投資が最も少ないビジネスとして有名で、かつ最も多くの支出となる広告費がいらないとなれば
よほどの悪評でも立たない限りは失敗する要素がないのではないかと思うくらいです。

またネット上では非難轟々の高額な金額設定ですが他の相談所と比較して明らかに高いわけでもないんですね。
ですから、とら婚だけが非難されるいわれはないということです。いやなら入会しなければいいだけのことです。
高額だけに結婚に対して真摯で前向きな方が多いというメリットもありますしね。
つまり客単価が50万前後と高いし(成婚するまで)継続して利用してもらえるという面からも定期収入が得られます。
しかも原価のある商品ではなく、元手のいらないサービスへの対価ですから利益率も高めです。
いつの世でもオタクと結婚したい人は尽きませんから人集めさえできればかなりおいしいビジネスのようですw

価格設定以外に「ふたりで外泊したら成婚」「セックスしたら成婚」などちょっと突飛に見える規約も話題になりましたが
大元の大手相談所の規約と同一のものなので特に問題とはならないでしょう。
このあたりの規約はやり逃げ男などへの対処から女性を守るために厳格化していったものと思われます。


次回は結婚相談所以外のオタク婚活ビジネスについて考察してゆく予定です。
より安く手軽に参加できるのが売りのオタク婚活サービスが各種あります。


『騎士団長殺し』発売、やっぱり春樹好きはモテるよねw

本日、村上春樹の7年ぶりの長編最新作『騎士団長殺し』が発売になりまして、ニュースでも大きく取り上げられました。
書店はここぞとばかりどこも山積みで売っているのを目にした方も多いでしょう。

なんとなくラノベ風というか異世界モノのタイトルのように思えますが、私がぱらぱらとページをめくった限りでは
どうやら異世界モノではなく、いつもの村上春樹作品だなって感じがしましたよ。
なんせ数ページをめくるあいだにもう「セックス」という文字を見つけてしまうくらいに村上春樹作品ど真ん中でしたw
過去の記事にも書きましたが村上春樹作品というとドライ文体のなセックスシーンが多いことでも有名ですからね。

それにしても今回も思うのは、私の持論は「村上春樹好きの男はモテる」という法則です。
これはもう「ラノベ好きの男はモテない」と同じくらいの割合で的中するんじゃないかと思っているくらいです。
なんで村上春樹が好きだと女にモテるんだよと思うかもしれませんが、もともと村上春樹作品は女性ウケがいいんですね。
逆にいうと男性が読むとちょっと鼻につくんですよね。主人公に感情移入しにくい設定が多いんですよ。
だいたい主人公はセックスする女に困っていないけど、なんとなく死んでみようかなとか思うような男なんですね。
このあたりは太宰治作品とも通じるものがあるんじゃないでしょうか。

そんなわけで、村上春樹作品に登場する主人公に感情移入できるのはインテリ系モテ男しかいないんですよね。
つまり村上春樹好きなの男はモテないわけがないわけですよ。
なので無理に村上春樹作品を読んだところでモテるようにはならないので興味ない人はスルーしてください。
しかしモテるというのがどういうことなのか知りたいという人がいたら村上作品はオススメだと思いますよ。

あなたがモテる気質かモテない気質かを知るリトマス試験紙として春樹作品はいかがでしょうか?

  


ポータブルボードゲーム10 レビュー【5】

ポータブルボードゲームセット「マグネット付テンゲーム」の紹介もついにこれで最終回です。
最後に紹介するのは、ボードゲームの代表格であるチェスとチェッカーです。
チェスなんてわざわざ紹介するまでもないボードゲームかもしれませんが、ドラマ『相棒』の小道具としては知っていても
右京さんみたいにとは言いませんが、しっかりルールを理解してプレーできる日本人は非常に少ないでしょう……
今は将棋さえ娯楽の限られた昔みたいにみんながみんな駒の動かし方を知っているとは限りませんからね。

◆CHESS チェス
古代インドで誕生した戦争ゲーム「チャトランガ」が世界中に伝播してヨーロッパで成立したのがチェスです。
チャトランガの末裔にはタイ「マックルック」、中国「象棋」、朝鮮「チャンギ」、日本「将棋」などローカルなゲームが多いですが
世界的にもっとも競技エリアが多いのは西洋文明の席巻により圧倒的にチェスとなっています。
競技人口だけなら人口の多い中国の象棋のほうが多いようですが。

ルールについては簡単に説明しにくいので割愛しますが、その特徴をいくつか挙げておきます。
まず将棋好きな人に不評なルールは「取った駒を使えない」と「引き分けが多い」という点です。
とはいえ取った駒が使えるのは日本将棋のみで他は駒の色が敵味方ちがうので再利用ができないのは普通です。
それに将棋は半分以上の駒が後退できないので、持ち駒ルールがないと入玉での引き分けばかりになってしまいますから。
そしてチェスで実際に引き分けが多いのはプロの世界だけのことです。
プロの引き分けは「双方の合意」によって成立するもので、その理由は体力温存、気力維持のための戦略の一環です。
将棋より対局数の多いチェスはかなり気力と体力の消耗が激しく、また将棋と異なり持ち時間が切れたら即負けのため
たとえ有利な状況でも攻めきれないで時間を使い果たして負けになってしまったり、
その一局のために気力体力をすり減らして次回以降の対局に影響をおよぼしてしまい調子を崩さないようするためにも
引き分けという停戦を挟みつつ先手の白で勝利をつかみ、後手の黒では防戦して引き分けを狙っていくわけです。
死力を尽くして最後の最後まで戦う総力戦のごとき将棋は太平洋戦争中の旧帝国陸軍に通じるものを感じますが
チェスはより実際の戦争に近い感覚で引き際も考慮して休息や兵站を考えて戦略を練る必要があるゲームとなっています。
ただし素人のゲームではステイルメイトとして油断による凡ミスか捨て身の起死回生狙いでしか引き分けは生じません。

コンポーネントとしては日本で普通に売られているポータブルチェスとなんら遜色のない出来となっています。
チェッカーボードはケース外側の金属製で、駒はマグネット付きプラスチック製となっています。
ゲームをする上でもデザインや大きさなど視認性も高く、扱いやすいものとなっていていい感じです。
参考までに木製のトラベルチェスセットの写真も。こちらはボードは小さめですが駒は大きくなっています。
チェス専用ということならデザインなど選択肢は広がっていきます。この製品は下記リンク先からも購入できます。

チェス チェス2


◆CHECKER チェッカー
チェスと同じチェッカーボードを使うため海外製のチェスセットを買うとオマケでチェッカー用のコマが入っていることが多いですね。
海外ではかなりメジャーなゲームでチェスより手軽なゲームとして親しまれています。
ただし競技用としては「国際ドラフツ」という競技用チェッカーが主流で、通常とはボードの大きさとルールが異っていて
ボードは8×8マスではなく10×10マスと大きく、コマの動きは一般的なイギリス式ではなくスペイン・ドイツ・ロシア式となります。

Windowsのゲームにも入っているイギリス式のルールは、しごく簡単で相手のコマを全て捕獲したら勝利です。
すべてのコマは斜め前の左右2方向に1マスしか動かせません。よってボードの濃い色のマスにしか止まりません。
そして斜め前に相手のコマと隣接すればジャンプできます。連続ジャンプも可能です。
コマがボードの端まで到達した場合は「キング」になり、斜め後ろにも進めるようになります。
このときスペイン・ドイツ・ロシア式でのキングは1マスではなく角行やビショップのように何マスでも斜めに進めます。

コンポーネントとしてはコマが小さいのでチェスよりはじゃっかん扱いにくいですが、それ以外は特に問題ないですね。
キングと普通のコマとの区別は通常コマを裏返すと王冠のマークが描いてあるものか、
取られたコマを利用して2枚重ねて使う方法がありますが、マグネットのある裏面を使うより2枚重ねのほうがよさそうです。
気軽にチェッカーを遊ぶにはいい感じですね。

チェッカー



ポータブルボードゲーム10 レビュー【4】

マグネット付テンゲームの中の古典的ボードゲーム紹介の第4回です。
今回紹介してゆくのは世界最古の系譜を持つ2つのゲームだったりします。
確認されうる限り世界最古のボードゲームとして確認されるのは通称「ウル王朝のゲーム」と呼ばれるもので
あらゆる世界中に流布する「双六」の起源となっていて、以下のふたつはその末裔ということになります。
ただし現代日本では似て非なる「絵すごろく」をイメージしてしまう人が多いのですが、それとは違いますよ。
そもそも「双六」という単語の語源は「2個の6面さいころ」という意味なんですから!

◆BACKGAMMON (バックギャモン)
日本でも「盤双六」と呼ばれる古典ゲームです。
その歴史はメソポタミアで発生し、エジプト、ギリシア、ローマなどで改良されてゆき5世紀頃にはほぼ完成されます。
ほぼ同じルールの双六が日本に紹介されたのは奈良時代(または飛鳥時代)とされ、以後たびたび禁止令が出ますが
何度も禁止令が出ているということは一向に効果がないということで遊戯として、また賭博として盛んに遊ばれてきました。
しかし江戸中期に謎の衰退をしてしまい、代わりに東海道を模した絵すごろくが流行り現在に至ります。
ダイスにより運の要素もあるので実力差があっても遊べ、かつプロ競技者もいるという絶妙のバランスが素晴らしいゲームです。
またトルコなど中近東ではちょっと違ったルールで遊ばれていますが、ここでは割愛します。

基本ルールは15個のコマを6面ダイス2個の目に従い、すべてゴールさせることが目的です。
そして自分のゴールは相手のスタート、相手のゴールは自分のスタートであり、お互い逆方向に進むのが特長ですね。
さらに単純に進ませるだけならダイスの出目運しだいになってしまいますが、バックギャモンにはバトル要素があります。
1つのマスに自分のコマが1個のとき、相手のコマが入ってきたら盤外に飛ばされ再スタートさせられてしまうのです。
逆に自分のコマが2個以上あれば、相手のコマはそこに止まることはできません。
よって基本的な戦略としては、相手のコマをヒットして盤外に飛ばしつつ、1つのマスに2個以上のコマを置くようにします。
2個以上のコマを置くことをプライムといい、これを相手のスタートエリア(自分のゴール前)近くにたくさん作ると
相手はヒットされたコマを再スタートしにくくなって足踏み状態になってしまい、これが最大の攻撃となります!
そして20世紀初頭にアメリカで考案されたダブリングキューブ(2-4-8-16-32-64と数字の書かれたダイス)があり、
もし自分が有利だと思ったら勝利点を2倍にすることができます。相手はさらに2倍に……と繰りかえすことができます。

このゲームのコンポーネントではケース裏にボードが収録されています。
2個もダイスを振るゲームのゲームですからケースがいいダイス皿になってくれて便利ですね。
ただ駒とマスはかなり小さいので動かすのはちょっと不便になってしまいます。
個人的には「蛇とハシゴ」は省略し、ケースを開いたとき2面をバックギャモンに使うとよかったなと思いました。
通常のバックギャモンもカバンのようなケースを開いてボードに使うことになってるので。

バックギャモン


◆LUDO (ルード)
ルードというのはヨーロッパで改良、商品化した際の商品名で、その起源はインドの「パチーシ」です。
かつてムガール帝国のアクバル大帝が宮廷に巨大なボードを造営し、奴隷をコマにして遊んだという逸話が有名ですね。
チェスや将棋の起源「チャトランガ」もそうですが、インドのゲームは2人制の後に4人制のルールが生まれやすいようで
このゲームもおそらく中近東を渡ってきた双六が改良されて発生したのではないかと個人的には思っています。
しかし、このゲームの最大の特徴として非常に時間がかかる悠長なゲームということで現代では廃れ気味だったりします。
かつては日本でも同系列のゲーム「コピット」(帽子とり)というゲームがこの手のゲームセットに多く収録されていました。

ルール的には双六の1種ですが4人制で持ちコマは4つとなっています。
進行方向は巴状に同じ方向で進み、同じマスに止まったら相手のコマをスタート地点に戻すところはバックギャモンと同じです。
そしてダイスで6を出さないとスタートできないというのが非常に時間がかかる要素を生み出しています。
なのでテンポがよくなるように出目が2,4,6でスタートできるとか、ダイスを2個使うとかして工夫している人も多いようですよ。
ゴールは十字型のコースを一周回ってから中央に向かって進み、中央がゴールです。いち早く4個ともゴールしたら勝利です。

コンポーネント的には普通。ボードは付属の紙製で、コマはチャイニーズチェッカーと共用です。
ただしチャイニーズチェッカーは3色なので、ルード用に緑のコマが4つだけ追加されています。他の色は6つあります。
小さいボードのためかなり簡略されたものになっています。本来は各マスに色のついたものがあり、
駒とマスが同じ色ならばヒットされない安全地帯があるのですが、このバージョンにはありませんしマスの総数も少ないですね。
それと下の写真にダイスを入れるのを忘れてしまいました……

ルード


ポータブルボードゲーム10 レビュー【3】

携帯ゲームセット「マグネット付テンゲーム」紹介の第3回です。
今回紹介するゲームはまったく趣きが異なるゲームなのですが、同じ十字型のボードを使用します。
この十字型ゲーム盤はイギリス式とフランス式の2種類が存在していますが、このゲームで用いるのはイギリス式なんですね。
同じボードと駒で異なるゲームが遊べるということで、このようなゲームセットではほぼ必ずラインナップされてもいます。
ただし収録はされているもののルールがよくわからないなどで、それほど遊ばれていないというのが実情ですが
どちらも他にはないタイプの魅力的なゲームですので、ぜひやりこんでみてください。

◆FOX AND HENS フォックス&ヘンズ
直訳すると「狐と雌鶏」となり、より一般的には「狐と鵞鳥」と呼ばれている対戦ゲームです。
ほとんどの対戦ゲームは双方同一戦力というのが鉄則ですが、このゲームは一対多数で競われます。
その歴史は古く8ないし9世紀にはヴァイキングのあいだで遊ばれていたとのことで12世紀の叙事詩『サーガ』にも登場します。

このゲームの勝敗は先に一定数の雌鶏を食べるか、数の力で狐を動けなくさせてしまうかが双方の勝利目標となります。
どちらのコマもボードの線に沿って1マス動くことができ、狐コマは隣接する雌鶏1匹を飛び越えると食べることができます。
また雌鶏コマは後退(真後ろ、斜め後ろ方向)できません。
このゲームのように雌鶏13匹ルールでは圧倒的に狐有利のため雌鶏コマを増やしたバリエーションもあります。
他のゲームと異なるスタイルなので戸惑うこともおおいでしょうが何回かやってみるとコツのようなものがわかってきますよ。

コンポーネント的にはこのゲームのために狐と雌鶏の絵がプリントされた四角いコマが入っていましたが
説明書を読むとチェッカー用の赤と白のコマを使うように書かれていたので、あとから追加されたオマケなのかもしれません。
このゲームの英式十字盤は付属の紙製です。

フォックスアンドヘンズ


◆SOLITAIRE ソリティア
「ソリティア」とはトランプも含む一人用ゲームの総称で、このタイプのゲームは特に「ペグ・ソリテール」と呼ばれています。
本来はコマが杭状になっていてボードに空いた穴に挿して遊ぶものだったからのようですね。
明治40年に刊行された『世界遊戯法大全』にも「獨り遊び(Solitaire)」として紹介されています。

ルールはフォックス&ヘンズと似ていて下の写真の初期配置から任意のコマをジャンプで飛び越えさせるよう移動させます。
飛び越えられたコマをどんどん取り除いて飛び越えられなくなるまでくりかえして1個になるまで減らせれば成功です。
簡単そうに見えますが、なかなかどうして飛び越えるコマがなくなってすぐ身動きがとれなくなってしまいます……

コンポーネント的にチェッカー用のコマを流用しているため紅白に色分けされていますがゲーム的に差異はありません。
このゲーム集では唯一ひとりでも遊べるゲームですが、デジタルゲーム全盛の時代にわざわざやる人は少ないでしょうが
木製の凹みのある盤に丸い天然石のコマが並んだ専用ボードはインテリアには最適ですよ!
もちろん同時にフォックス&ヘンズも遊べてしまいます。たいていのものは狐コマ用に色の違う石が入っているようです。

ソリティア




ポータブルボードゲーム10 レビュー【2】

前回はマグネット付テンゲーム中のメジャーなボードゲームを紹介しましたが、今回は逆にドマイナーなゲームを解説していきます。
こういったゲームもあるんだなと思ってもらえるとうれしいですし、たいていスマホアプリにもあるので1人でも遊べますよ!

◆SNAKE AND LADDER (蛇とハシゴ)
一見して子供っぽい図柄ですが、そのとおり欧米では有名な児童向けの絵すごろくです。ちなみにインド起源です。
この絵すごろくの何がすごいかというと日本でよく見かけるタイプと異なり「ふりだしにもどる」とか「1回やすみ」といった
言語依存がいっさいないので文字が読めない子供や外国人でも簡単に遊べてしまうという点でしょう。

ルールはいたってシンプルです。マス目で区切られた大蛇の頭からスタートして尾にいち早く到達することが目的です。
ダイス1個を振って出た目の数だけマス目を前進させますが、その途中にハシゴと小さな蛇がまたがるマスがあるんですね。
このマス目に止まったらハシゴならもう一方のハシゴの先にワープして前進、小蛇なら逆に戻るよう進みます。

このゲームではボードは紙製なのでケースと一体化したスチール製盤の上に重ねて使います。
サイズ的に小さなサイズのすごろくでマス目は100マスになっています。
ハシゴを最大限有効に使えば、最少5ターンでゴールに到達できるくらいのボリュームですが、普通はもっと大きいですね。
コマはなんでもいいのですが前出のチャイニーズチェッカーのコマを利用するのが最適でしょう。
プレイ人数は2~4人推奨ですが5人以上でもまったく問題ありません。

蛇とハシゴ


◆NINE MEN'S MORRIS (ナイン・メンズ・モリス)
収録された10種のゲームのなかでも日本人には一二を争うほど知名度の低いゲームでしょうね。
しかし古代ローマ帝国の伝統ゲームのため欧米ではそれなりに知名度があり専用ボードも売られています。
別名「ミル」とも。どんなゲームか想像しにくいでしょうが、一言でいえば「変則的な3目ならべ」です。

基本ルールは配置と移動の2つのフェイズに分かれています。
まず各9個のコマをボードの交点に置いてゆく。全てのコマを置き終わったら空いている隣の交点に移動させる。
置くときと移動させたときに線に沿って3つコマが直線で並んだら相手のコマをひとつ取り除けます。
時計の振り子のようにコマを動かすたびにどちら側でも3つ並ぶパターンを作れると必勝です!
そうして相手のコマを2個に減らすと勝利なのですが、救済措置として自分のコマが3個まで減ってしまったら
隣の交点に移動させる代わりに任意の交点にジャンプさせられます。
すでにコンピュータ解析は終了していて先手勝利らしいのですが、そこまで極めている人はいませんし
配置フェイズから次の移動フェイズを先読みしないといけないので、かなり戦略的な3目ならべとなってます。

これもコンポーネントとしては2枚付属しているボール紙製ボードの1種です。
コマは赤と白のチェッカー用コマを使うよう説明書で指示されていますが、より大きなリバーシ用コマがよさそうです。
10種のなかで最短で遊べるお手軽ゲームとなっているのでおすすめです!

ナインメンズモリス





ポータブルボードゲーム10 レビュー【1】

何年か前に購入したものですが改めて見るとなかなかよくできているということで
今回は古典的ボードゲームセット「マグネット付テンゲーム」を紹介します!
最近はデジタルゲーム、それもスマホゲームが全盛であり、ボードゲームも人気ですが新作に目がいきがちですので
カードゲームUNOと同じくこういった古典的なゲームにも親しんでほしいものですね。

タイトルのとおりコンポーネントには10種類の代表的なゲームが遊べるよう盤と駒、ダイス等がセットになっています。
日本でもハナヤマから【ゲームスタジアム11】という同じコンセプトのゲーム集が発売されているわけですが
こちらは囲碁や将棋といった日本ならではのボードゲームを中心に構成されているのに対して
私のは輸入品なので欧米において代表的なゲームで日本にはあまり馴染みのないものが多く含まれています。
そこで今回から2種類ずつ5回にわたって各ゲームについて説明と解説を加えていこうと思っています。

◆REVERSI (リバーシ)
まずは現代日本人にとって最もなじみのあるボードゲームで唯一説明書を読まないでもプレーできるゲームですよね。
「オセロ」という名前は登録商標になっているため、この手のゲームでは本来の名称である「リバーシ」と呼称されます。
ただし19世紀イギリスで考案された当初は市松模様のチェス盤に赤白のコマで、明治時代に日本で発売された当初は
コマの色と形から「源平碁」と呼ばれていましたが、この緑の盤に白黒コマ、初期配置なんかオセロそのものです……

このポータブルゲームでもリバーシは10種のゲームのなかでもメインの一つになっているらしくケースの表面に盤があり、
直径に比してちょっと肉厚な64個の白黒コマはコンポーネントの中でも最もかさばる量となっています。
やはりポータブルサイズなので盤もコマも小さすぎ終盤になるとひっくり返しにくいところもありますが許容範囲でしょうね。

リバーシ


◆CHINESE CHECKER チャイニーズチェッカー
最近は知らない人も多いでしょうが「ダイヤモンドゲーム」の名で知られた古典ゲームです。
2~6人まで遊べる対戦ボードゲームという拡張性の高い特徴から、かつて日本の子供達のあいだで人気でした。
元々はイギリスで四角いボードで遊ぶタイプのものが考案されドイツでこの六芒星型のボードに改良されました。
一口にダイヤモンドゲームといってもバージョンはいくつかあり、このゲームに収録されている6コマ制の簡易版から
10コマ制、15コマ制と大型サイズ、さらに王コマの有無などいろいろなバージョンが流通しています。
ちなみに「チャイニーズ」とは名付けられていますが、なんら中国とは関係のないゲームなので誤解のないように!

ルールは自分のコマと同じ色の自陣から対岸にある同色の陣地に最初に移動し終えたプレイヤーの勝利です。
基本は交互に1マスずつ移動させますが自分か相手のコマと隣接している場合はジャンプできます。
勝利のコツはいかに相手のコマをタダ乗りして連続ジャンプしてゆくかにかかっています。

このゲームのコンポーネントでは内側の盤にボードが収録されています。やはりメインのひとつのようです。
このゲーム集ではプレー人数もよく考慮されていて1人から5人以上まで何人でも遊べるようラインナップされていて
唯一このチャイニーズチェッカーだけが3人用ゲーム(2人可)として異彩を放っています。
またリバーシの専用コマとは異なり、この3色のコマは他のゲームにも流用して使用されることになります。

ダイヤモンド






今年のJRスタンプラリーはドラゴンボール!

毎年恒例のJR東日本のスタンプラリーは2年連続のウルトラマンに変わってドラゴンボールが1月10日からはじまります!

連載終了後も未だキャラクタービジネスでは怪獣のような存在のドラゴンボールなので、今回のスタンプラリーも盛況でしょうね。
今年は去年の大混乱を緩和しようとしてかプレゼントがもらえるスタンプ数は10個から30個となりました。
これでさすがに配布日当日の朝7:00には品切れになってしまうなんてこともなくなるんでしょうか?
ちなみに今年も去年と同じく賞品はピンバッジでデザインは「四星球」1種類のみとのこと。

ちなみにスタンプ設置駅は去年と同じだと思われ、北は赤羽、西は西荻窪と近場ですが東は取手、南は羽田空港と
都区内パスでは回れない範囲まで含まれているのが憎いところですよね。最低でも全駅制覇には3000円程かかります。
まあ、JRも慈善事業ではないので、おとな750円の都区内パスの売上だけでは割に合わないんでしょう。
ただし全駅制覇すれば、四星球以外の6種のドラゴンボールのピンバッジがもらえますので納得してください。

わたくしこと日昌晶は一昨年は全駅制覇し、去年は都区内パスで廻れるところを中心に回ってみましたが、
今年はウルトラマンではないので、そこまで熱中して廻りはしないかなというのが率直な気持ちです。
世代的にはウルトラマンよりドラゴンボールのほうがどんぴしゃだし、連載は欠かさず読んでいたくらい好きでしたが
なぜか関連グッズに対しては昔からそれほど興味はなかったんですよね……
残念ながら怪獣スタンプのように集めてやろうという情熱はかきたてられませんでした。
これで『キン肉マン』スタンプラリーだったら、たぶんかなり集めていたんじゃないかなとは思うんですよ。
「うわっ、そういえばこんな超人いたな!」みたいな話題性があるんですよね、キン肉マンの超人には。怪獣と同じです。
作品的には『キン肉マン』より『ドラゴンボール』のほうが圧倒的に好きなのですがスタンプラリーとなると別なんですよ!
怪獣なんかと同じくキン消しを集めていた記憶なんかが呼び起こされて集めたくなるんじゃないかな?
実際、今回のスタンプに採用されたDBキャラについては60以上の数を埋めるのに苦しいチョイスが見受けられますしね。
アニメ版準拠のチョイスで原作ファンにはピンとこないキャラも多いんですよね。
あと完全にバトル漫画としての人気が高いため、それ以前のギャグ漫画時代の個性的なキャラは出しにくいんでしょう。
個人的にはゴジータとかブロリーを出すなら兎人参化、バクテリアン、アックマンなんかを出せよと思ってしまうわけですw

それから40代、50代のオジサンたちが熱狂したウルトラマンスタンプラリーとは参加者層が異なりますから
もういい年したサラリーマンがスタンプ台に行列を作っているという風景はあまり見られないかもしれませんねw
参加者の中心は20代、30代になってゆくんじゃないかと思われますし、でもそういう比較的若い層だと
去年までのようにスタンプラリーに熱狂してくれるのかはまだ未知数だなと思うのです。
意外とこういうのはおじさん世代のほうがウケそうで、若くなるほど関心が薄らぐんじゃないかという危惧もあります。
夏休みによくやっている子供向けのポケモンスタンプラリーの延長的な盛り上がりなのではと予想しています。
やはり、こういう企画においてはウルトラマンは別格だったと再認識することになる気がするんですよね。
とはいえ天下のドラゴンボールでしょうから不人気ということは絶対ないでしょうけど。

ドラゴンボール好きなら愉しめる企画なので、ぜひ参加してみてください!
通勤通学定期券内、徒歩や自転車で廻れば完全無料で前駅制覇することだってできますしねw



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