『たたかえっ!憲法9条ちゃん』読了!
ごく一部に話題騒然の超問題作『たたかえっ!憲法9条ちゃん』を読み終えました。
知っている人は知っている、この”9条ちゃん”の著者は芝浦慶一先生で”ぽりてん文庫”刊行です。
えっ、ぽりてん文庫なんて知らない?
そうでしょうねw まだこの9条ちゃんしか刊行してませんからw
ちなみに本体価格は時価(税込)です。現在は700円だったかな?
ということでも、おわかりかと思いますが、ちゃんとしたラノベ風の文庫本体裁ですが同人作品です。
いやあ、この本をマイミクのRさんからもらったのは去年のことだったのですが
中盤で中だるみしてしまう展開があり、他にも読まなければならない資料なんかを優先させてしまって
ようやく読み終えたら、もう2月になってしまいました……
それなのに、なぜずっと放置していた本を再び読もうと思いたったのかというと
早い話がRさんに誘われて、この9条ちゃんの作者である芝浦慶一先生ことジャッキーさんが
マスターをしている(自称)文壇バー”木曜喫茶 あひる社(仮)”に遊びに行ったからです。
名前の通り木曜日のみ開店する日替わり店長スタイルのバーで、店舗の名称は”無銘喫茶”です。
場所はあの新宿ゴールデン街の一角にあるんですが、ただでさえあやしい昭和な空間なのに
ドア全面が黒板になっているという、なんとも入りにくい雰囲気でしたw
とはいえ、朝日新聞なんかの取材も受けたりと、そこはかとなく有名らしいですよ。
さて木曜喫茶での出来事はまたの機会に譲って、今回は作品としての9条ちゃんを紹介します。
帯には「登場人物は皆キチガイだが、作者が一番キチガイだ。」(原文ママ)というコピーが
この作品の世界観を如実に表しています。まさにその通りなんですよ。
あらすじとしては少年と憲法九条が擬人化した美少女のおりなすラブコメ?なわけですが
主人公が日本国憲法解説本に掲載されていた幼女の全裸入浴写真(現存する)への欲情を発端に
やがて憲法九条に欲情して、九条の条文で日々自慰に耽る変態男子中学生という設定といい
九条が刻まれた石版に少年の精子がかかることで出現するヒロイン”9条ちゃん”といい
もう作者の良識とか倫理観が問われる設定の数々にドギモを抜かれること間違いなしです!
これでいて芝浦先生はお堅い仕事をしているのですから、もう日本は終わってますよね。
こんなキ印な設定のくせにストーリーはライトノベルのお約束を踏襲しつつ
政治的であったり、なかったりといったストーリー展開はさすがと驚嘆するしかないです!
とはいえ、自費出版の同人書籍ですので、amazonでも買えません……
なので上にも書いたように毎週木曜日に開店する文壇バーにて入手するしかありません。
現在は第2版で近々第3版が出るとか出ないとか。それと作者自ら編集した設定資料集もありますよw
どうしても読みたいと思ってしまった奇特な方は、ぜひ木曜日にゴールデン街まで足を運んでくださいね。
そのときは飲みに来ているUNOとばったり出くわすことがあるかもしれません。
知っている人は知っている、この”9条ちゃん”の著者は芝浦慶一先生で”ぽりてん文庫”刊行です。
えっ、ぽりてん文庫なんて知らない?
そうでしょうねw まだこの9条ちゃんしか刊行してませんからw
ちなみに本体価格は時価(税込)です。現在は700円だったかな?
ということでも、おわかりかと思いますが、ちゃんとしたラノベ風の文庫本体裁ですが同人作品です。
いやあ、この本をマイミクのRさんからもらったのは去年のことだったのですが
中盤で中だるみしてしまう展開があり、他にも読まなければならない資料なんかを優先させてしまって
ようやく読み終えたら、もう2月になってしまいました……
それなのに、なぜずっと放置していた本を再び読もうと思いたったのかというと
早い話がRさんに誘われて、この9条ちゃんの作者である芝浦慶一先生ことジャッキーさんが
マスターをしている(自称)文壇バー”木曜喫茶 あひる社(仮)”に遊びに行ったからです。
名前の通り木曜日のみ開店する日替わり店長スタイルのバーで、店舗の名称は”無銘喫茶”です。
場所はあの新宿ゴールデン街の一角にあるんですが、ただでさえあやしい昭和な空間なのに
ドア全面が黒板になっているという、なんとも入りにくい雰囲気でしたw
とはいえ、朝日新聞なんかの取材も受けたりと、そこはかとなく有名らしいですよ。
さて木曜喫茶での出来事はまたの機会に譲って、今回は作品としての9条ちゃんを紹介します。
帯には「登場人物は皆キチガイだが、作者が一番キチガイだ。」(原文ママ)というコピーが
この作品の世界観を如実に表しています。まさにその通りなんですよ。
あらすじとしては少年と憲法九条が擬人化した美少女のおりなすラブコメ?なわけですが
主人公が日本国憲法解説本に掲載されていた幼女の全裸入浴写真(現存する)への欲情を発端に
やがて憲法九条に欲情して、九条の条文で日々自慰に耽る変態男子中学生という設定といい
九条が刻まれた石版に少年の精子がかかることで出現するヒロイン”9条ちゃん”といい
もう作者の良識とか倫理観が問われる設定の数々にドギモを抜かれること間違いなしです!
これでいて芝浦先生はお堅い仕事をしているのですから、もう日本は終わってますよね。
こんなキ印な設定のくせにストーリーはライトノベルのお約束を踏襲しつつ
政治的であったり、なかったりといったストーリー展開はさすがと驚嘆するしかないです!
とはいえ、自費出版の同人書籍ですので、amazonでも買えません……
なので上にも書いたように毎週木曜日に開店する文壇バーにて入手するしかありません。
現在は第2版で近々第3版が出るとか出ないとか。それと作者自ら編集した設定資料集もありますよw
どうしても読みたいと思ってしまった奇特な方は、ぜひ木曜日にゴールデン街まで足を運んでくださいね。
そのときは飲みに来ているUNOとばったり出くわすことがあるかもしれません。
第5回 作家の読み方、読者の読み方
サトミ 「よいこのみんな、元気だったかな? よいこの○○ライトノベル教室の時間だよ〜!」
ワガハイ「なんだかすご〜く久しぶりな気がするんだけど……」
サトミ 「錯覚、錯覚。そういう細かいことを気にしてると新人賞受賞できないぞぉ」
ワガハイ「いつもにも増して陰湿な脅しだね、おねえさん」
サトミ 「あれ、なんのことかしら?」
ワガハイ「はいはい、深くつっこみませんよ」
サトミ 「それで、今日のテーマはなんなの、ワガハイ?」
ワガハイ「今日は『作家の読み方、読者の読み方』についてだよ」
サトミ 「作家と読者の読み方ってちがうの?」
ワガハイ「もちろんさ。だからこそ書き手は常に読者の気持ちを考えながら書かないと、
ひとりよがりな作品になってしまうんだよ」
サトミ 「へぇ。そうなんだ」
ワガハイ「なんか、反応がイマイチだね」
サトミ 「だって、違うのかなって頭ではわかってもさ、あんまり実感が湧かないから」
ワガハイ「そうだね。もっとも端的に言い表してみよう!」
サトミ 「してして!」
ワガハイ「作家はアナにひっかかる。読者はツボにはまる。これに尽きるね!」
サトミ 「ワガハイ……意味がわからないんだけど……」
ワガハイ「つまりだ。書いている本人は常に自分の作品の欠点が気になるものなんだね。
それこそ些細なことを気にしがちなんだ。いちばんよくあるのはさ、
正しくは「ぼく」という表記なのに一箇所だけ「僕」にしてしまったとか、すごく気にしちゃうんだよね」
サトミ 「そうなの? そのくらい、あたしは全然気づかないと思うけどな」
ワガハイ「だからこそ作家はアナにひっかかるというゆえんだね。ちょっとした欠点が気になるのさ」
サトミ 「そっか。じゃあ、読者のツボにはまるっていうのは?」
ワガハイ「おおっ、おねえさん、いい進行だね! ツボっていうのは長所だね。
大半の読者は別に穴探しのために小説を読んでいるわけじゃないからね」
サトミ 「そうね。小説に面白さを求めて、わざわざ読んでいるんだから当然だよね」
ワガハイ「そういうこと。だから読者は常に面白いところを探している。
つまり面白いツボがあれば、しっかりハマってくれるってことだね」
サトミ「そういうふうに考えると、作家と読者って同じ読むにしても考えていることが違うのね」
ワガハイ「だからこそ、作家は作家視点で読むことも必要だけど、読者の視点でも読めないと、
本当に面白い作品というのは書けないのさ!」
サトミ 「おおっ、なるほど! ワガハイも、たまにマトモなことを言うのね」
ワガハイ「そういう番組を存在価値からくつがえすようなこと言っちゃダメだって、おねえさん」
サトミ 「えへへ。大人の事情を理解できてなくてごめんね」

<応用クイズ>
読者になりきって読むとき、もっとも注意すべきは( )することである。
文:UNO 絵:みのり
ワガハイ「なんだかすご〜く久しぶりな気がするんだけど……」
サトミ 「錯覚、錯覚。そういう細かいことを気にしてると新人賞受賞できないぞぉ」
ワガハイ「いつもにも増して陰湿な脅しだね、おねえさん」
サトミ 「あれ、なんのことかしら?」
ワガハイ「はいはい、深くつっこみませんよ」
サトミ 「それで、今日のテーマはなんなの、ワガハイ?」
ワガハイ「今日は『作家の読み方、読者の読み方』についてだよ」
サトミ 「作家と読者の読み方ってちがうの?」
ワガハイ「もちろんさ。だからこそ書き手は常に読者の気持ちを考えながら書かないと、
ひとりよがりな作品になってしまうんだよ」
サトミ 「へぇ。そうなんだ」
ワガハイ「なんか、反応がイマイチだね」
サトミ 「だって、違うのかなって頭ではわかってもさ、あんまり実感が湧かないから」
ワガハイ「そうだね。もっとも端的に言い表してみよう!」
サトミ 「してして!」
ワガハイ「作家はアナにひっかかる。読者はツボにはまる。これに尽きるね!」
サトミ 「ワガハイ……意味がわからないんだけど……」
ワガハイ「つまりだ。書いている本人は常に自分の作品の欠点が気になるものなんだね。
それこそ些細なことを気にしがちなんだ。いちばんよくあるのはさ、
正しくは「ぼく」という表記なのに一箇所だけ「僕」にしてしまったとか、すごく気にしちゃうんだよね」
サトミ 「そうなの? そのくらい、あたしは全然気づかないと思うけどな」
ワガハイ「だからこそ作家はアナにひっかかるというゆえんだね。ちょっとした欠点が気になるのさ」
サトミ 「そっか。じゃあ、読者のツボにはまるっていうのは?」
ワガハイ「おおっ、おねえさん、いい進行だね! ツボっていうのは長所だね。
大半の読者は別に穴探しのために小説を読んでいるわけじゃないからね」
サトミ 「そうね。小説に面白さを求めて、わざわざ読んでいるんだから当然だよね」
ワガハイ「そういうこと。だから読者は常に面白いところを探している。
つまり面白いツボがあれば、しっかりハマってくれるってことだね」
サトミ「そういうふうに考えると、作家と読者って同じ読むにしても考えていることが違うのね」
ワガハイ「だからこそ、作家は作家視点で読むことも必要だけど、読者の視点でも読めないと、
本当に面白い作品というのは書けないのさ!」
サトミ 「おおっ、なるほど! ワガハイも、たまにマトモなことを言うのね」
ワガハイ「そういう番組を存在価値からくつがえすようなこと言っちゃダメだって、おねえさん」
サトミ 「えへへ。大人の事情を理解できてなくてごめんね」

<応用クイズ>
読者になりきって読むとき、もっとも注意すべきは( )することである。
文:UNO 絵:みのり
小説登竜門NEOプロット書式(改訂版)
現役編集者が選考&指導して作家デビューを目指す一大プロジェクト!
優秀作品は幻狼ファンタジアノベルス(幻冬舎)から刊行で即デビュー!
<募集要項>
参加資格はプロアマ問わず年齢性別一切不問です。ただしmixiライトノベル作家志望コミュの公式オフに参加して、直接プロットを提出できる方に限ります。高い評価を受けて次のステップに進んでもらう場合、公開打ち合わせなどに参加してもらう関係上、複数回のオフ参加が必要となりますので、あらかじめご了承ください。
人気企画ですのでプロットの提出数は毎月のオフ1回につき1本のみとさせてください。また上のステップに進んだ方には評価された作品に専念してもらうべく新規プロットの提出はお控えください。
小説登竜門NEOに提出するためのプロットの書式は以下のようにお願いします。 (2009/9/27現在)
<プロット書式について>
ワープロの書式設定は、基本40字×44行 に設定してください。タイトルやハンドルネーム、各項目の見出し、空白行を除くと書けるのは合計35行(内訳は下記参照)となります。フォントや文字サイズ、強調、下線などは自由ですが見やすさを心がけてください。必ず日付とmixiネーム(ハンドルネーム)を書いてください。また提出後にハンドルネームを変更すると追跡できなくなるおそれがあるので注意してください!
項目は全部で4項目で、「コンセプト・テーマ」5行、「キャラクター」3人×5行(15行)、「世界観・舞台設定」5行、「あらすじ」10行の合計35行となっています。各項目ごとの文章量の配分ですが、1〜2行程度なら項目間で融通して調整してもらっても構いません。 キャラクター数も必ずしも3人でなくても構いません。合計行数35行さえ越えなければ2〜5人程度は許容範囲とします。ただし、あらすじはどんなに多くても必ず12行以下でお願いします。 ストーリーをまとめる文章力も評価対象となっていますので、規定外の長さの場合、残念ですが評価対象外とさせていただきます。
<各項目を書く際の注意点>
【コンセプト・テーマ】
あらすじを書いてしまっている人が多いです。 しかし、ここは作品のどこが面白いのか、または注目してほしいかを書くところです。 特に「悲劇」などの重厚な作品については、しっかり主人公の抱える苦悩、葛藤を含むテーマ書いてください。「ラブコメ」といった軽い作品についても「主人公が一方的に言い寄られて困惑する」のが面白いのか「片想いの相手に振り回される」のが面白いのかなど具体的にお願いします。
【登場人物】
容姿や肩書き、経歴などは最小限にすること! 5行中4行以上、容姿について書かれているプロットも見受けられましたが評価者的には「空白」と同じようなものです。意味がありません。ストーリー上のキーワードでもなければ容姿説明は”ほぼ不要”です。書いたとしても容姿、肩書き、経歴をまとめて1行半以下にしてください。評価者が知りたいのはキャラの性格や人柄、行動パターンなのです。
【世界観・舞台設定】
ここは比較的フリーなので、自由に書いてもらってもいいのですが、やはりストーリーの核となる根幹の設定に絞って書いてもらうと読みやすいです。『スターウォーズ』で書くなら、物語の特殊概念であり、物語の中核となる「フォース」について物語にどう関与するものであるかを解説すべきです。5行しかないなら、帝国軍と反乱軍の設定なんて書くべきではありません。
【あらすじ】
どうしてもあらすじが長くなってしまうのは、物語が作者の中で巧くまとまっていないからです。ポイントが絞れていない作品は起伏もなく、盛りあがりにも欠けてしまいます。物語全体をまんべんなく平均的に書こうとせず、クライマックスなどポイントを絞って、そこに分量を割いて書いてください。もちろん、あらすじですからストーリーの最初から最後までを書いてください。
<選考結果発表について>
基本的には、提出した翌月のオフにて、直接口頭で結果と講評をお伝えしています。ただしオフに参加できない方については、個別対応にて結果(ABC評価)のみお伝えしています。講評については翌々月以降になっても構いません。優秀作品(A作品)については、オフのなかでタイトルと作者を公表し、次のステップに進んでもらいます。
<書式スタイル例>
作品タイトル
2009/mm/dd(提出日の日付) ハンドルネーム<右付>
【コンセプト・テーマ】
1 ここから書きはじめ
2
3
4
5
<空白行>
【登場人物】
▼キャラA名 ここから書きはじめ
2
3
4
5
▼キャラB名 ここから書きはじめ
2
3
4
5
▼キャラC名 ここから書きはじめ
2
3
4
5
<空白行>
【世界観・舞台設定】
1 ここから書きはじめ
2
3
4
5
<空白行>
【あらすじ】
1 ここから書きはじめ
2
3
4
5
6
7
8
9
10
優秀作品は幻狼ファンタジアノベルス(幻冬舎)から刊行で即デビュー!
<募集要項>
参加資格はプロアマ問わず年齢性別一切不問です。ただしmixiライトノベル作家志望コミュの公式オフに参加して、直接プロットを提出できる方に限ります。高い評価を受けて次のステップに進んでもらう場合、公開打ち合わせなどに参加してもらう関係上、複数回のオフ参加が必要となりますので、あらかじめご了承ください。
人気企画ですのでプロットの提出数は毎月のオフ1回につき1本のみとさせてください。また上のステップに進んだ方には評価された作品に専念してもらうべく新規プロットの提出はお控えください。
小説登竜門NEOに提出するためのプロットの書式は以下のようにお願いします。 (2009/9/27現在)
<プロット書式について>
ワープロの書式設定は、基本40字×44行 に設定してください。タイトルやハンドルネーム、各項目の見出し、空白行を除くと書けるのは合計35行(内訳は下記参照)となります。フォントや文字サイズ、強調、下線などは自由ですが見やすさを心がけてください。必ず日付とmixiネーム(ハンドルネーム)を書いてください。また提出後にハンドルネームを変更すると追跡できなくなるおそれがあるので注意してください!
項目は全部で4項目で、「コンセプト・テーマ」5行、「キャラクター」3人×5行(15行)、「世界観・舞台設定」5行、「あらすじ」10行の合計35行となっています。各項目ごとの文章量の配分ですが、1〜2行程度なら項目間で融通して調整してもらっても構いません。 キャラクター数も必ずしも3人でなくても構いません。合計行数35行さえ越えなければ2〜5人程度は許容範囲とします。ただし、あらすじはどんなに多くても必ず12行以下でお願いします。 ストーリーをまとめる文章力も評価対象となっていますので、規定外の長さの場合、残念ですが評価対象外とさせていただきます。
<各項目を書く際の注意点>
【コンセプト・テーマ】
あらすじを書いてしまっている人が多いです。 しかし、ここは作品のどこが面白いのか、または注目してほしいかを書くところです。 特に「悲劇」などの重厚な作品については、しっかり主人公の抱える苦悩、葛藤を含むテーマ書いてください。「ラブコメ」といった軽い作品についても「主人公が一方的に言い寄られて困惑する」のが面白いのか「片想いの相手に振り回される」のが面白いのかなど具体的にお願いします。
【登場人物】
容姿や肩書き、経歴などは最小限にすること! 5行中4行以上、容姿について書かれているプロットも見受けられましたが評価者的には「空白」と同じようなものです。意味がありません。ストーリー上のキーワードでもなければ容姿説明は”ほぼ不要”です。書いたとしても容姿、肩書き、経歴をまとめて1行半以下にしてください。評価者が知りたいのはキャラの性格や人柄、行動パターンなのです。
【世界観・舞台設定】
ここは比較的フリーなので、自由に書いてもらってもいいのですが、やはりストーリーの核となる根幹の設定に絞って書いてもらうと読みやすいです。『スターウォーズ』で書くなら、物語の特殊概念であり、物語の中核となる「フォース」について物語にどう関与するものであるかを解説すべきです。5行しかないなら、帝国軍と反乱軍の設定なんて書くべきではありません。
【あらすじ】
どうしてもあらすじが長くなってしまうのは、物語が作者の中で巧くまとまっていないからです。ポイントが絞れていない作品は起伏もなく、盛りあがりにも欠けてしまいます。物語全体をまんべんなく平均的に書こうとせず、クライマックスなどポイントを絞って、そこに分量を割いて書いてください。もちろん、あらすじですからストーリーの最初から最後までを書いてください。
<選考結果発表について>
基本的には、提出した翌月のオフにて、直接口頭で結果と講評をお伝えしています。ただしオフに参加できない方については、個別対応にて結果(ABC評価)のみお伝えしています。講評については翌々月以降になっても構いません。優秀作品(A作品)については、オフのなかでタイトルと作者を公表し、次のステップに進んでもらいます。
<書式スタイル例>
作品タイトル
2009/mm/dd(提出日の日付) ハンドルネーム<右付>
【コンセプト・テーマ】
1 ここから書きはじめ
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<空白行>
【登場人物】
▼キャラA名 ここから書きはじめ
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▼キャラB名 ここから書きはじめ
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▼キャラC名 ここから書きはじめ
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<空白行>
【世界観・舞台設定】
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<空白行>
【あらすじ】
1 ここから書きはじめ
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おわび
当サイト「ラノベりあん」のイラスト担当だったイラストレーターの1人が他作品から構図をトレースするという著作権侵害に該当する不法行為を行っていたことが発覚しました。当サイトではこの事実を確認ししだい、すみやかに該当するイラストレーターの画像は全て削除することで対応させていただきました。
トレース元となった作品の関係者様、および日頃このサイトを応援してくださっている方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。心より反省し、お詫び申しあげます。今後このような不正行為が二度とないよう再発には注意いたしますので、これからもラノベりあんをよろしくお願いいたします。
UNO
トレース元となった作品の関係者様、および日頃このサイトを応援してくださっている方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。心より反省し、お詫び申しあげます。今後このような不正行為が二度とないよう再発には注意いたしますので、これからもラノベりあんをよろしくお願いいたします。
UNO
新人発掘PJ【小説登竜門NEO】発動!
朗報です! ついにmixiライトノベル作家志望コミュ発で幻冬舎との完全タイアップで公式オフを通して新人作家の発掘と育成を行ってゆくことになりました。これは快挙です!
毎年、数名しか選ばれない狭き門の新人賞を受賞するまでもなく、プロ編集者のアドバイスを受けながら作品をブラッシュアップさせて完成させることで、最短距離での出版を目指してゆくという画期的なプロジェクトです! 直接、出版につながらなくても見込みのある作品については特典として新人賞の1次選考通過資格が与えられて、なんと2次選考からスタートできます!
従来、作家デビューするには作品を最後まで書きあげてから新人賞に応募して1年ほど選考結果を待たなければなりませんでした。ところが、この投稿時点で、ほとんどの落選作はプロット段階で、すでに欠点があり落選が決定しているわけです。(文章だけが下手すぎて受賞を逃す作品はまずありません)つまり、プロットに致命的な欠点を抱えたまま作品を書きあげるまでの半年から1年ほどの執筆時間はムダな労力だったわけです。
今回の小説登竜門NEOでは、プロットを書きあげた段階でプロの現役編集者が欠点を指摘し、改善をアドバイスすることでプロットが完璧なかたちで原稿を書くことが出来るわけですからこれ以上ないくらいに効率的で、多くを学ぶチャンスがあります。すでに幻冬舎の編集長にもお墨付きをもらっているので、作品ので出来によっては最短半年ほどで出版にこぎつける可能性だってあるのです!
どうでしょうか? みなさんも応募してみませんか? 小説登竜門NEOこそ作家デビューまでの最短距離ですよ。この企画に挑戦してみない手はないです! まだ始まったばかりのプロジェクトなので、ご意見ご要望もお待ちしています!
【応募要項】
以下の要領に従って書いた<簡易プロット>をプリントアウトして東京で毎月開催している恒例の公式オフ会にご持参ください。応募資格はありません。どなたでも大歓迎です!
プロの目で厳しく評価したうえで、アドバイスしてゆきます。注意点として幻狼ファンタジアノベルス(幻冬舎)からの刊行が前提のため新書サイズになります。一冊の原稿量は通常の文庫サイズの約1.5倍、原稿用紙で400〜450枚くらいです。また普通のライトノベルよりもやや上の20代からの男女(やや女性より)をメインの読者ターゲットとなっています。その代わりライトノベルの他レーベルのように「主人公は十代後半の少年少女でなければならない」などの年齢制限等や残酷表現といったタブーや規制はほとんどありません。
申しわけありませんが、現在のところネットでの応募はいっさい受け付けていません。なぜなら、このプロジェクトの主目的はオフの「公開打ち合わせ」にあり、この打ち合わせに参加できない方は対象とはなりません。またネットで広く作品を募集してしまうと、応募が殺到してしまったときに、こちらで処理しきれなくなってしまいます。ですからメール等でプロットをお送りいただいても審査対象とはなりませんので、遠方の方であっても必ずオフ会にてプロットの提出をお願いします。
【簡易プロットの書式】
・用紙はA4用紙1枚(横書き40文字×40行)につき1作品(複数提出可)
・必要項目は下記の4項目(文章量の多少の増減は自由裁量)
(1)作品コンセプト・テーマ ……5行程度
(2)キャラクター設定 ……主要登場人物3人分くらいを各5行程度
(3)世界観、舞台設定 ……5行程度
(4)あらすじ ……10行(400字)、物語の結末まできちんと書くこと
毎年、数名しか選ばれない狭き門の新人賞を受賞するまでもなく、プロ編集者のアドバイスを受けながら作品をブラッシュアップさせて完成させることで、最短距離での出版を目指してゆくという画期的なプロジェクトです! 直接、出版につながらなくても見込みのある作品については特典として新人賞の1次選考通過資格が与えられて、なんと2次選考からスタートできます!
従来、作家デビューするには作品を最後まで書きあげてから新人賞に応募して1年ほど選考結果を待たなければなりませんでした。ところが、この投稿時点で、ほとんどの落選作はプロット段階で、すでに欠点があり落選が決定しているわけです。(文章だけが下手すぎて受賞を逃す作品はまずありません)つまり、プロットに致命的な欠点を抱えたまま作品を書きあげるまでの半年から1年ほどの執筆時間はムダな労力だったわけです。
今回の小説登竜門NEOでは、プロットを書きあげた段階でプロの現役編集者が欠点を指摘し、改善をアドバイスすることでプロットが完璧なかたちで原稿を書くことが出来るわけですからこれ以上ないくらいに効率的で、多くを学ぶチャンスがあります。すでに幻冬舎の編集長にもお墨付きをもらっているので、作品ので出来によっては最短半年ほどで出版にこぎつける可能性だってあるのです!
どうでしょうか? みなさんも応募してみませんか? 小説登竜門NEOこそ作家デビューまでの最短距離ですよ。この企画に挑戦してみない手はないです! まだ始まったばかりのプロジェクトなので、ご意見ご要望もお待ちしています!
【応募要項】
以下の要領に従って書いた<簡易プロット>をプリントアウトして東京で毎月開催している恒例の公式オフ会にご持参ください。応募資格はありません。どなたでも大歓迎です!
プロの目で厳しく評価したうえで、アドバイスしてゆきます。注意点として幻狼ファンタジアノベルス(幻冬舎)からの刊行が前提のため新書サイズになります。一冊の原稿量は通常の文庫サイズの約1.5倍、原稿用紙で400〜450枚くらいです。また普通のライトノベルよりもやや上の20代からの男女(やや女性より)をメインの読者ターゲットとなっています。その代わりライトノベルの他レーベルのように「主人公は十代後半の少年少女でなければならない」などの年齢制限等や残酷表現といったタブーや規制はほとんどありません。
申しわけありませんが、現在のところネットでの応募はいっさい受け付けていません。なぜなら、このプロジェクトの主目的はオフの「公開打ち合わせ」にあり、この打ち合わせに参加できない方は対象とはなりません。またネットで広く作品を募集してしまうと、応募が殺到してしまったときに、こちらで処理しきれなくなってしまいます。ですからメール等でプロットをお送りいただいても審査対象とはなりませんので、遠方の方であっても必ずオフ会にてプロットの提出をお願いします。
【簡易プロットの書式】
・用紙はA4用紙1枚(横書き40文字×40行)につき1作品(複数提出可)
・必要項目は下記の4項目(文章量の多少の増減は自由裁量)
(1)作品コンセプト・テーマ ……5行程度
(2)キャラクター設定 ……主要登場人物3人分くらいを各5行程度
(3)世界観、舞台設定 ……5行程度
(4)あらすじ ……10行(400字)、物語の結末まできちんと書くこと
イラストからガンダムが大地に立つ日まで
さて問題です。下のイラストはなんの作品でしょうか?

まあ、タイトルがそのまんま書かれているので、すぐにわかると思いますが、ご存じ何度も映画化している有名SF小説『スターシップ・トルーパーズ』(邦訳;『宇宙の戦士』)ですね。
もちろん、この透明なパラシュートで降下している黄色いロボットのようなものは、作品に登場する機動歩兵のパワードスーツですよ。ええ、あのガンダムの元ネタとして有名になったやつです。このイラストは正確には同名の小説を題材に1976年に発売されたボードゲームのパッケージなんですけど、当時のアメリカ人の感覚としては、おおむねパワードスーツをイメージすると、こんな感じだったわけですね。
しかも後年の映画版やコミック版を見ると、そう大きくは変化してなかったりします。唯一の違いはヘルメットを脱いだシーンや露出したデザインが多くなり、ゴリラみたいなマッチョなおっさんの顔が登場することでしょうか。作中ではパワードスーツをゴリラのようだと例えてはいましたが、中の人はゴリラじゃないんですけどねw

ちなみに日本人が書くと、下のイラストのようになるわけですね。こちらは近年になってから発売されたプラモデルの箱絵なのですが、すでにこの機動歩兵のデザインは1979年に登場していますから一番上のイラストとは、わずか3年しか時間差がありません。

これほどまでに日米の意識は違っていたんですね。で、このスタジオぬえでデザインされたハヤカワ文庫版の機動歩兵がガンダムのモビルスーツなんかに大きな影響を与えたわけです。特に最初にデザインされたガンキャノンに類似点が多々見受けられますよね。ところが当初、主人公ロボとしてデザインされたはずのガンキャノン(の元になったデザイン)では子供向けアニメとしては地味すぎると、玩具メーカーの意向もあって、より当時のヒーローロボっぽいガンダムがデザインされたそうです。そしてガンダム以後も架空だけでなく現実のロボットデザインに影響を与え続け、ついに2009年にはお台場の大地に等身大のガンダムまで立つことこなるとは――
ライトノベルにとってもイラストは一般小説以上に重要なファクターです。とはいえエポックメイキングなイラストになるかどうかは、その作品自体に魅力や革新性があるかなんですが……。しかし時代を切り開くようなイラスト、イラストレーターさんと出会えたら、どんなに素敵でしょうかね! そんな出会いを期待を胸に秘め、それに相応しい文章やストーリーが書けるよう日々精進しないと!

まあ、タイトルがそのまんま書かれているので、すぐにわかると思いますが、ご存じ何度も映画化している有名SF小説『スターシップ・トルーパーズ』(邦訳;『宇宙の戦士』)ですね。
もちろん、この透明なパラシュートで降下している黄色いロボットのようなものは、作品に登場する機動歩兵のパワードスーツですよ。ええ、あのガンダムの元ネタとして有名になったやつです。このイラストは正確には同名の小説を題材に1976年に発売されたボードゲームのパッケージなんですけど、当時のアメリカ人の感覚としては、おおむねパワードスーツをイメージすると、こんな感じだったわけですね。
しかも後年の映画版やコミック版を見ると、そう大きくは変化してなかったりします。唯一の違いはヘルメットを脱いだシーンや露出したデザインが多くなり、ゴリラみたいなマッチョなおっさんの顔が登場することでしょうか。作中ではパワードスーツをゴリラのようだと例えてはいましたが、中の人はゴリラじゃないんですけどねw

ちなみに日本人が書くと、下のイラストのようになるわけですね。こちらは近年になってから発売されたプラモデルの箱絵なのですが、すでにこの機動歩兵のデザインは1979年に登場していますから一番上のイラストとは、わずか3年しか時間差がありません。

これほどまでに日米の意識は違っていたんですね。で、このスタジオぬえでデザインされたハヤカワ文庫版の機動歩兵がガンダムのモビルスーツなんかに大きな影響を与えたわけです。特に最初にデザインされたガンキャノンに類似点が多々見受けられますよね。ところが当初、主人公ロボとしてデザインされたはずのガンキャノン(の元になったデザイン)では子供向けアニメとしては地味すぎると、玩具メーカーの意向もあって、より当時のヒーローロボっぽいガンダムがデザインされたそうです。そしてガンダム以後も架空だけでなく現実のロボットデザインに影響を与え続け、ついに2009年にはお台場の大地に等身大のガンダムまで立つことこなるとは――
ライトノベルにとってもイラストは一般小説以上に重要なファクターです。とはいえエポックメイキングなイラストになるかどうかは、その作品自体に魅力や革新性があるかなんですが……。しかし時代を切り開くようなイラスト、イラストレーターさんと出会えたら、どんなに素敵でしょうかね! そんな出会いを期待を胸に秘め、それに相応しい文章やストーリーが書けるよう日々精進しないと!
第4回 王道を突き進め
サトミ 「よいこのみんな〜、元気だったかな?」
ワガハイ「久しぶりなのである。打ち切りになったわけではないぞ!」
サトミ 「いやあ、ほんっとに久しぶりって感じだねぇ」
ワガハイ「みんな、ワガハイたちのことを忘れれてなければいいがな」
サトミ 「大丈夫だよ! きっと!」
ワガハイ「おねえさんは、あいかわらず楽天的だなぁ」
サトミ 「だいたい、これをタイムリーに観ている視聴者にはわからないからw」
ワガハイ「そういうことかい……」
サトミ 「ささっ、早くやろ! 今日は何を教えてくれるのかな? たのしみだなぁ」
ワガハイ「じゃ……じゃあ今日もはじめようかな」
サトミ 「そうそう。でないと出演料でないからね」
ワガハイ「まったく……まあ、いいか。今日のテーマは『王道を突き進め』だ!
サトミ 「王道って?」
ワガハイ「王道パターンのことだ。つまり昔から人気作品に共通するストーリーパターンって感じかな」
サトミ 「でも、それって言葉を言い換えれば”ありきたり”ってことでしょ。」
ワガハイ「ふっ、ふふふ。脚本通りのセリフとはいえ、甘いよ、おねえさん」
サトミ 「なっ、なんだってぇっ!(棒読み)」
ワガハイ「……なんか調子狂うな。でもまあ、そういうことなんだ。
ライトノベルに限らずエンタメ小説を書くときは、まず王道パターンを意識すること!」
サトミ 「でもさ、そんなことしてると時代遅れにならない? 王道パターンばかりじゃオリジナリティだってなくなるし」
ワガハイ「オリジナリティか。いい質問だね、おねえさん。オリジナリティを勘違いしてもらっちゃ困るんだな」
サトミ 「どういうこと?」
ワガハイ「オリジナリティにこだわって、まったく新しいことをやろうとするのは初心者の決定的ミスなんだ。
たとえばだ。恋愛作品を書こうとして、今までにはないまったく新しい斬新な作品として、
性別が3種類あるSFとか異世界の恋愛ファンタジーとか読みたいと思う?
それ以前に、そんな登場人物に共感できるかな?」
サトミ 「性別が男と女以外にもう一つって……結婚は3人で一組とか? いまいち想像できないなぁ」
ワガハイ「だろ? これは極端な例だけど、有史以来、数えきれない物語がつむがれてきているんだから、
そのうえで誰もやったことのない斬新なことをやろうとすれば、もう珍妙なものしか残っていないんだよ。
おそらく性別が3種なんていうのだって、どこかのSFではやってるネタだろうしね」
サトミ 「じゃあ、もう誰かのマネをするしかないってこと?」
ワガハイ「そうじゃない。根本的にまったく新しいことをやるのは無理だし、それ以前に重要なことは、
やっぱり読者は常に王道を求めているってことだよ! 読者は作者よりも安定を好んでいるんだね」
サトミ 「そっか、時代劇のワンパターンもそういうことなんだ!
あれは観ていて安心できるよね。途中からでもストーリーがわかるし。でも飽きられない。
主にお年寄りにだけどw」
ワガハイ「そうだね。そういう面も必要なんだよ。そもそも神話の時代から数千年間の蓄積のある
物語の黄金パターンを、そうやすやすと一個人が越えられるものじゃないのさ」
サトミ 「でもさ、王道だと、他の作品との差別化ってどうするの? オリジナリティがなくなっちゃうでしょ?」
ワガハイ「心配ないよ。王道パターンはしっかりと守る。
そのうえで王道路線をいかに個性ある演出ができるかってところが
作者の腕の見せ所になるんだよ。それがオリジナリティなのさ!」
サトミ 「へえ。大枠は王道パターンで、オリジナリティや目新しさは細かいところでだすのか、なるほどぉ!」
ワガハイ「今日のおねえさんはものわかりがいいな。そうなんだ。
作品を1本の木にたとえるのなら、その根は古今東西の作品の功績を吸収するための豊富な知識です。
より広く深く根を張っている木はしっかりと大地に立つことができるのと同じく
小説でもより多くの本などからの裏づけのある作品は重厚で機知に富んでいます。
そして木のごつごつした幹こそが王道パターンそのものなんですね。
根からの栄養、つまり知識をしっかりと枝葉に伝えるために太く、頑丈でないといけない。
だからこそ、ここの部分をおろそかにせず、真っ直ぐに立つように心がけてください。
そして最後に末端の枝葉にこそ作家の個性が光るんです。
だから、みなさんは自分だけの美しい立派な花を咲かせてあげてください。
あるいは瑞々しくて美味しい果実を実らせてあげてください」
サトミ「うは、なんか今回のワガハイ、金八先生みたい〜ぃ」
ワガハイ「……なんか褒められてる気がしない複雑な気持ちになるのはどうしてかな?」

<応用クイズ>
オリジナリティをだすためには既に一般化している( )を( )することが大事である。 (こたえはメルマガで!)
文:UNO 絵:みのり
ワガハイ「久しぶりなのである。打ち切りになったわけではないぞ!」
サトミ 「いやあ、ほんっとに久しぶりって感じだねぇ」
ワガハイ「みんな、ワガハイたちのことを忘れれてなければいいがな」
サトミ 「大丈夫だよ! きっと!」
ワガハイ「おねえさんは、あいかわらず楽天的だなぁ」
サトミ 「だいたい、これをタイムリーに観ている視聴者にはわからないからw」
ワガハイ「そういうことかい……」
サトミ 「ささっ、早くやろ! 今日は何を教えてくれるのかな? たのしみだなぁ」
ワガハイ「じゃ……じゃあ今日もはじめようかな」
サトミ 「そうそう。でないと出演料でないからね」
ワガハイ「まったく……まあ、いいか。今日のテーマは『王道を突き進め』だ!
サトミ 「王道って?」
ワガハイ「王道パターンのことだ。つまり昔から人気作品に共通するストーリーパターンって感じかな」
サトミ 「でも、それって言葉を言い換えれば”ありきたり”ってことでしょ。」
ワガハイ「ふっ、ふふふ。脚本通りのセリフとはいえ、甘いよ、おねえさん」
サトミ 「なっ、なんだってぇっ!(棒読み)」
ワガハイ「……なんか調子狂うな。でもまあ、そういうことなんだ。
ライトノベルに限らずエンタメ小説を書くときは、まず王道パターンを意識すること!」
サトミ 「でもさ、そんなことしてると時代遅れにならない? 王道パターンばかりじゃオリジナリティだってなくなるし」
ワガハイ「オリジナリティか。いい質問だね、おねえさん。オリジナリティを勘違いしてもらっちゃ困るんだな」
サトミ 「どういうこと?」
ワガハイ「オリジナリティにこだわって、まったく新しいことをやろうとするのは初心者の決定的ミスなんだ。
たとえばだ。恋愛作品を書こうとして、今までにはないまったく新しい斬新な作品として、
性別が3種類あるSFとか異世界の恋愛ファンタジーとか読みたいと思う?
それ以前に、そんな登場人物に共感できるかな?」
サトミ 「性別が男と女以外にもう一つって……結婚は3人で一組とか? いまいち想像できないなぁ」
ワガハイ「だろ? これは極端な例だけど、有史以来、数えきれない物語がつむがれてきているんだから、
そのうえで誰もやったことのない斬新なことをやろうとすれば、もう珍妙なものしか残っていないんだよ。
おそらく性別が3種なんていうのだって、どこかのSFではやってるネタだろうしね」
サトミ 「じゃあ、もう誰かのマネをするしかないってこと?」
ワガハイ「そうじゃない。根本的にまったく新しいことをやるのは無理だし、それ以前に重要なことは、
やっぱり読者は常に王道を求めているってことだよ! 読者は作者よりも安定を好んでいるんだね」
サトミ 「そっか、時代劇のワンパターンもそういうことなんだ!
あれは観ていて安心できるよね。途中からでもストーリーがわかるし。でも飽きられない。
主にお年寄りにだけどw」
ワガハイ「そうだね。そういう面も必要なんだよ。そもそも神話の時代から数千年間の蓄積のある
物語の黄金パターンを、そうやすやすと一個人が越えられるものじゃないのさ」
サトミ 「でもさ、王道だと、他の作品との差別化ってどうするの? オリジナリティがなくなっちゃうでしょ?」
ワガハイ「心配ないよ。王道パターンはしっかりと守る。
そのうえで王道路線をいかに個性ある演出ができるかってところが
作者の腕の見せ所になるんだよ。それがオリジナリティなのさ!」
サトミ 「へえ。大枠は王道パターンで、オリジナリティや目新しさは細かいところでだすのか、なるほどぉ!」
ワガハイ「今日のおねえさんはものわかりがいいな。そうなんだ。
作品を1本の木にたとえるのなら、その根は古今東西の作品の功績を吸収するための豊富な知識です。
より広く深く根を張っている木はしっかりと大地に立つことができるのと同じく
小説でもより多くの本などからの裏づけのある作品は重厚で機知に富んでいます。
そして木のごつごつした幹こそが王道パターンそのものなんですね。
根からの栄養、つまり知識をしっかりと枝葉に伝えるために太く、頑丈でないといけない。
だからこそ、ここの部分をおろそかにせず、真っ直ぐに立つように心がけてください。
そして最後に末端の枝葉にこそ作家の個性が光るんです。
だから、みなさんは自分だけの美しい立派な花を咲かせてあげてください。
あるいは瑞々しくて美味しい果実を実らせてあげてください」
サトミ「うは、なんか今回のワガハイ、金八先生みたい〜ぃ」
ワガハイ「……なんか褒められてる気がしない複雑な気持ちになるのはどうしてかな?」

<応用クイズ>
オリジナリティをだすためには既に一般化している( )を( )することが大事である。 (こたえはメルマガで!)
文:UNO 絵:みのり
ついに書籍化決定!その他情報満載☆
4月の第11回公式オフも38名もの参加者が集まってくれて、内容的にも大好評のうちに終えられました。どうもありがとうございました。オフレポにつきましては、回を改めて報告させてもらいます。次回の第12回公式オフは5月10日(日)にです。みなさんのご参加をお待ちしております。
さてさて、ここからが本題です! そうブログ開設以来、ほぼ順風満帆に進行してまして、このたびmixiやこのブログで書きためてきたライトノベルの書き方が晴れて本になります。はい、書籍化します! 刊行は8月を目指していて、これから執筆にとりかかります! あの有名サイト”ライトノベル作法研究所”との共著というかたちではありますが、1月末にブログをスタートさせてから、わずか3ヶ月での書籍化は記録的じゃないでしょうかw
それから、ちょっとお休みしていたマンガでライトノベル講座『○○ラノベ教室』も近日再開します! よい子のみんなは、たのしみに待っててね〜!
これからも、ラノベりあんをよろしくお願いします!
さてさて、ここからが本題です! そうブログ開設以来、ほぼ順風満帆に進行してまして、このたびmixiやこのブログで書きためてきたライトノベルの書き方が晴れて本になります。はい、書籍化します! 刊行は8月を目指していて、これから執筆にとりかかります! あの有名サイト”ライトノベル作法研究所”との共著というかたちではありますが、1月末にブログをスタートさせてから、わずか3ヶ月での書籍化は記録的じゃないでしょうかw
それから、ちょっとお休みしていたマンガでライトノベル講座『○○ラノベ教室』も近日再開します! よい子のみんなは、たのしみに待っててね〜!
これからも、ラノベりあんをよろしくお願いします!
世界観はルールだ!
明日18日、ついに第11回公式オフを開催します。ということで今回は開催直前、最後のオフ連動特集です!
さて今回は世界観が直接的にストーリーに与える影響について考えてみましょう。なんといっても世界観で設定される仮想世界では現実世界とは異なる常識、摂理、法則が生じてきますよね。主人公をはじめとする登場人物は、これら世界観のルールに縛られて行動することになります。
このルールっていうのがとても大事なんです。特に対決がメインの作品には必須の要素なんですね。スポーツのルールと同じです。ルール無用で双方がやりたい放題にやってしまうと、対決は無秩序になって、読者も混乱してしまいます。スポーツがおもしろいのは対等な条件のルールのもと、しのぎを削りあうところに魅力があるわけですから。
具体例としては『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する”スタンド”という存在が世界観のルールになっていますね。”バトルもの”の少年マンガには多かれ少なかれ、このようなルールが定められています。このルールの設定の仕方によってオリジナリティのある演習してゆくわけです。そもそもバトルなんていうのは、どっちが勝つか負けるかの問題で、しかも最後は主人公側が勝つと相場が決まっているわけです。だからこそ演出方法がとても重要になってくるんですね。
もちろんバトル以外にもルールを有効に扱っている作品も多くあります。ルールを大きく前面に出して成功した作品としては、ギャグでは『らんま1/2』が、ミステリーとしては『DEATH NOTE』が挙げられるでしょう。また『カイジ』に登場するオリジナルゲームも世界観の設定するルールと考えてもいいでしょう。
つまり世界観設定は「ある」だけでは不十分なんですね。その世界観設定があることで、登場人物にどのような影響があるのか、また制限が加えられるのか、そして、そういった制約のなかで主人公はどのようなかたちで魅力的に諸問題を解決してゆくのか。そういう演出方法までを考えての世界観設定なのです!
さて今回は世界観が直接的にストーリーに与える影響について考えてみましょう。なんといっても世界観で設定される仮想世界では現実世界とは異なる常識、摂理、法則が生じてきますよね。主人公をはじめとする登場人物は、これら世界観のルールに縛られて行動することになります。
このルールっていうのがとても大事なんです。特に対決がメインの作品には必須の要素なんですね。スポーツのルールと同じです。ルール無用で双方がやりたい放題にやってしまうと、対決は無秩序になって、読者も混乱してしまいます。スポーツがおもしろいのは対等な条件のルールのもと、しのぎを削りあうところに魅力があるわけですから。
具体例としては『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する”スタンド”という存在が世界観のルールになっていますね。”バトルもの”の少年マンガには多かれ少なかれ、このようなルールが定められています。このルールの設定の仕方によってオリジナリティのある演習してゆくわけです。そもそもバトルなんていうのは、どっちが勝つか負けるかの問題で、しかも最後は主人公側が勝つと相場が決まっているわけです。だからこそ演出方法がとても重要になってくるんですね。
もちろんバトル以外にもルールを有効に扱っている作品も多くあります。ルールを大きく前面に出して成功した作品としては、ギャグでは『らんま1/2』が、ミステリーとしては『DEATH NOTE』が挙げられるでしょう。また『カイジ』に登場するオリジナルゲームも世界観の設定するルールと考えてもいいでしょう。
つまり世界観設定は「ある」だけでは不十分なんですね。その世界観設定があることで、登場人物にどのような影響があるのか、また制限が加えられるのか、そして、そういった制約のなかで主人公はどのようなかたちで魅力的に諸問題を解決してゆくのか。そういう演出方法までを考えての世界観設定なのです!
セカイをとりまくもの
今回は第11回公式オフと連動させて、世界観設定を考えるときに、どういうことを考えなければならないかという注意点について書いていこうかなと思います。
まず世界観を構築するのが必要な場合は、架空の世界を舞台にすることがほとんどで、ライトノベルの場合、8割以上は大なり小なり架空世界が舞台なので世界観構築が必要になってきます。このとき2つのケースが考えられます。まず1つは未来のSF世界と、おなじみの剣と魔法が登場するような異世界です。これは世界観設定が世界のすみずみまでくまなく行き渡っているケースですね。もう1つは世間なり一般社会に知られていないんだけど、人々の知らないところでは何かが暗躍しているといった世界観設定の影響力が限定的なケースです。
難しいのは、もちろん大がかりな未来世界や異世界です。作品がスタートする時点のことだけではなく、それ以前の歴史などについても考える必要が出てくるからです。そして歴史を考えようとすると、必然的に人々の暮らす文化や文明、風俗習慣、宗教、民族気質なども考慮しなくてはなりませんし、それらを形成するには、その土地の気候や地理的要因、近隣諸国との歴史的関係が大きく影響しているでしょう。そして、それらによって人間の思想や倫理道徳観も異なってきます。
例えば、砂漠のような厳しい地域で暮らす人々には大規模農業が不可能なので、あまり大人数にはなれず一族単位で遊牧生活を送ることになります。そのため家父長制度によって統率され、水も食料も限られるため厳しい掟と罰が生まれてきます。そういう民族によって崇拝される神もまた、絶対的な家父長→唯一神であり、掟=契約を重んじる性格となってゆきます。こうして登場したのがユダヤ教に始まり、キリスト教、イスラム教によって崇拝されるヤハウェ神です。そして信仰や教義から社会通念や道徳が生じてきます。キリスト教圏の欧米人が明文化された契約書や法律を絶対視する傾向も、こうした宗教観に由来しています。また火葬を嫌うのは最後の審判のときに全ての死者の復活が預言されているため、それまで遺体を保存したいという非合理的な考えに基づいています。
一方でギリシアや日本など気候が温暖で暮らしが豊かな地域では、砂漠の民の神とは性格がまったく異なります。神は1柱ではまく、無数に存在する多神教であり、その性格も人間味にあふれています。祭や儀式を重視するけれど、一神教のような厳格な教義というものはなく、かなり曖昧なのも特徴です。そうした文化で暮らす人たちは大地の豊穣を讃える意味でも性に放埒だったりするので、禁欲的な一神教から見ると邪教に思えることも多かったわけです。
住んでいる地域だけでも文化や人々の性質がちがうのがわかったことでしょう。それ以外にも収穫される農作物や家畜、また漁撈や狩猟で獲れるものによって料理も違ってきますし、衣服や家の構造、各種道具といったものもちがうわけですね。つまり飲み物をいれる器ひとつとっても茶碗であったり、コップやグラスであったり、杯であったりと、その地域や時代によって変遷し、しかも民族の移動や侵略、交易などにより相互に影響しあうという重層的な要因となっているわけです。
こうしたものをイチから作者が考えてゆくのは、まず無理です! それ以上に限られたページ数で、おもしろい物語をつむぎながら、詳細な世界観設定を説明しきるのは困難を極めます。かつ一般読者もついてこれません。そんな中で、やってのけたのはトールキンの『指輪物語』(ロード・オブ・ザ・リング)くらいでしょう。トールキンはオックスフォード大学教授で言語学を専門としていたので、架空世界内の言語や歴史について事細かく設定を行うことに成功しています。ただし、そのために読み手を選ぶ作品になってしまいました。読もうと思ってすぐ途中で投げ出してしまった人も多いでしょう。
なのでライトノベルだけでなくマンガやゲームでもイチから構築することはまずありません。たいていの場合はひな形が用意されていて、それを流用してゆきます。異世界なら前出の『指輪物語』か、それから派生していった異世界ファンタジー作品群が流用されるのが圧倒的です。読者もその作品を読む前にいくつかの類似の作品に触れていれば予備知識があるので読みやすいわけです。
ところが作者にとっても楽で、読者にとっても読みやすくなるひな形なのですが、反面、ひな形を流用することによってデメリットも生じます。そうです、共通のひな形を使っているために、どの作品も似通ってきてしまうんです。これは問題です。そこで、どれだけ自分の作品でオリジナリティ、独自性を出すかなんですが、ひな形も使い古されてくれば派生できるパターンも主だったものは出つくしてきてきた感があります。
では、どうすればいいかとうと、ひとつの方法としては、ひな形の大方は従来通り流用はしても、どこか一部は従来以上に完全にイチから作ってみるのがいいでしょう。そして、どこを根本的に作り直すのがポイントになってくるのではないでしょうか。オフでは、その点について、もっと具体的につっこんでいきたいと考えています。
まず世界観を構築するのが必要な場合は、架空の世界を舞台にすることがほとんどで、ライトノベルの場合、8割以上は大なり小なり架空世界が舞台なので世界観構築が必要になってきます。このとき2つのケースが考えられます。まず1つは未来のSF世界と、おなじみの剣と魔法が登場するような異世界です。これは世界観設定が世界のすみずみまでくまなく行き渡っているケースですね。もう1つは世間なり一般社会に知られていないんだけど、人々の知らないところでは何かが暗躍しているといった世界観設定の影響力が限定的なケースです。
難しいのは、もちろん大がかりな未来世界や異世界です。作品がスタートする時点のことだけではなく、それ以前の歴史などについても考える必要が出てくるからです。そして歴史を考えようとすると、必然的に人々の暮らす文化や文明、風俗習慣、宗教、民族気質なども考慮しなくてはなりませんし、それらを形成するには、その土地の気候や地理的要因、近隣諸国との歴史的関係が大きく影響しているでしょう。そして、それらによって人間の思想や倫理道徳観も異なってきます。
例えば、砂漠のような厳しい地域で暮らす人々には大規模農業が不可能なので、あまり大人数にはなれず一族単位で遊牧生活を送ることになります。そのため家父長制度によって統率され、水も食料も限られるため厳しい掟と罰が生まれてきます。そういう民族によって崇拝される神もまた、絶対的な家父長→唯一神であり、掟=契約を重んじる性格となってゆきます。こうして登場したのがユダヤ教に始まり、キリスト教、イスラム教によって崇拝されるヤハウェ神です。そして信仰や教義から社会通念や道徳が生じてきます。キリスト教圏の欧米人が明文化された契約書や法律を絶対視する傾向も、こうした宗教観に由来しています。また火葬を嫌うのは最後の審判のときに全ての死者の復活が預言されているため、それまで遺体を保存したいという非合理的な考えに基づいています。
一方でギリシアや日本など気候が温暖で暮らしが豊かな地域では、砂漠の民の神とは性格がまったく異なります。神は1柱ではまく、無数に存在する多神教であり、その性格も人間味にあふれています。祭や儀式を重視するけれど、一神教のような厳格な教義というものはなく、かなり曖昧なのも特徴です。そうした文化で暮らす人たちは大地の豊穣を讃える意味でも性に放埒だったりするので、禁欲的な一神教から見ると邪教に思えることも多かったわけです。
住んでいる地域だけでも文化や人々の性質がちがうのがわかったことでしょう。それ以外にも収穫される農作物や家畜、また漁撈や狩猟で獲れるものによって料理も違ってきますし、衣服や家の構造、各種道具といったものもちがうわけですね。つまり飲み物をいれる器ひとつとっても茶碗であったり、コップやグラスであったり、杯であったりと、その地域や時代によって変遷し、しかも民族の移動や侵略、交易などにより相互に影響しあうという重層的な要因となっているわけです。
こうしたものをイチから作者が考えてゆくのは、まず無理です! それ以上に限られたページ数で、おもしろい物語をつむぎながら、詳細な世界観設定を説明しきるのは困難を極めます。かつ一般読者もついてこれません。そんな中で、やってのけたのはトールキンの『指輪物語』(ロード・オブ・ザ・リング)くらいでしょう。トールキンはオックスフォード大学教授で言語学を専門としていたので、架空世界内の言語や歴史について事細かく設定を行うことに成功しています。ただし、そのために読み手を選ぶ作品になってしまいました。読もうと思ってすぐ途中で投げ出してしまった人も多いでしょう。
なのでライトノベルだけでなくマンガやゲームでもイチから構築することはまずありません。たいていの場合はひな形が用意されていて、それを流用してゆきます。異世界なら前出の『指輪物語』か、それから派生していった異世界ファンタジー作品群が流用されるのが圧倒的です。読者もその作品を読む前にいくつかの類似の作品に触れていれば予備知識があるので読みやすいわけです。
ところが作者にとっても楽で、読者にとっても読みやすくなるひな形なのですが、反面、ひな形を流用することによってデメリットも生じます。そうです、共通のひな形を使っているために、どの作品も似通ってきてしまうんです。これは問題です。そこで、どれだけ自分の作品でオリジナリティ、独自性を出すかなんですが、ひな形も使い古されてくれば派生できるパターンも主だったものは出つくしてきてきた感があります。
では、どうすればいいかとうと、ひとつの方法としては、ひな形の大方は従来通り流用はしても、どこか一部は従来以上に完全にイチから作ってみるのがいいでしょう。そして、どこを根本的に作り直すのがポイントになってくるのではないでしょうか。オフでは、その点について、もっと具体的につっこんでいきたいと考えています。
世界観設定は厄介なのです
なぜかというと設定を詳細に決めるのはキリがないのに紙面は有限だから。作品上に使われる世界観というのは、いわば「氷山の一角」。ほとんどが無駄設定、よくても裏設定。なかなか報われません。それが作品の世界観設定というものです。
ライトノベルは架空設定でどうにでも辻褄を合わせられることが多いんですが、やはり歴史小説や時代小説なんかは膨大な資料や史料の裏づけによって緻密に構築されているだけに苦労も多くなります。教科書に出てくるような有名武将なんかは、わりと資料も豊富だから調べるのも容易ですが、たとえば江戸時代嘉永年間の江戸下町に住む庶民の着物の流行の柄だの料理、遊びといった日常的な風俗についてなんて、そもそも研究者も少ないし、専門書の発行部数も少ない。そのため歴史・時代作家の古書店巡りは仕事のなかで大きなウェイトを占めています。数十万円の稀少本を前にして、でもその場で買わないと二度と入手できないかもしれないと本棚の前で葛藤するわけですw かといって大枚はたいて買った資料が作品にどれだけ活かせるかといえば、よくて数行、ほとんどの読者が読み流してしまうようなものだったりします。無論なんら作品に活かされることもないままの本も多いわけです。ライトノベルであっても小説の資料本なんて百冊読んで、ずばり作品に使えるのは数冊あればよしと考えるのが賢明です。
それなら要領よく作品の見えているところだけをおいしく使ってしまえばいいんじゃないかという意見もあるでしょう。でも、そうは問屋がおろさないんですね。そういうときに限って読者は目敏く感づくんですよね。テレビゲームでもCGのクオリティが高い分には感激してくれるわけでもなく「へぇ」程度の感想なのに、だからといってちょっとでも手を抜くやいなや「クソ画質! 死ね!」と叩かれるのと同じです。神は細部にこそ宿る(God is in the details)のとおり、こだわりの世界観設定には重厚さがあり、作品に深みや情緒を与えてくれる絶妙のスパイスとなりえます。だかこそ作家は高価な資料やを買い漁ったり、遠くへ取材に出かけてでも独自の世界観にこだわってきたんですね。
とはいえ作品のジャンルや方向性によっては、たいして重厚な世界観設定を必要としないものもあります。演劇の舞台で映画のセット並みの舞台装置を求める人がいないのと同じです。観客が求めているのは、その部分ではないので、かえって邪魔になる場合もあります。でも逆にテレビドラマで舞台のカキワリみたいな絵に描いただけの背景なんて使ったりすれば、コントみたいで妙に安っぽく感じてしまう。低予算の昼ドラの墓参りシーンなんかで「ああ、この発砲スチロール製の墓石は軽そうだな」とか思ってしまうと、もう興ざめして集中力がとぎれてしまったことはありませんか? この場合、視聴者はドラマのセットにもある程度の質を求めているということです。
さてさて注文の多い読者を満足させるためには、作家は世界観設定を考えるときに労力(時間)と質という背反する2つを両立させないといけないことはわかりました。また「時間ならいっぱいあるんだ。好きだから苦労もいとわないぜ!」という人がいたとしても、それはそれで難解で複雑な設定になりがちなので、読者の理解の範疇を超えてしまって、読者が置いてきぼりになってしまうという深刻な問題が出てきます。だからこそ世界観設定は厄介なんです。
世界観設定で目指すべきは、まず読者にとって「わかりやすい」「テーマを理解させやすくする」「興味をそそらせる」ものならベストであって、つぎに作者にとっても「効率のいい」「コストパフォーマンスに優れた」ものであれば万々歳なわけです。具体的にどうすればいいかというと、作家さんごとにいろいろと独自のスキルがあると思います。
そこで4月のオフでは「読者にとってのわかりやすさ」を最優先した、それでいて発想や設定も比較的簡単にできてしまう方法を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
ライトノベルは架空設定でどうにでも辻褄を合わせられることが多いんですが、やはり歴史小説や時代小説なんかは膨大な資料や史料の裏づけによって緻密に構築されているだけに苦労も多くなります。教科書に出てくるような有名武将なんかは、わりと資料も豊富だから調べるのも容易ですが、たとえば江戸時代嘉永年間の江戸下町に住む庶民の着物の流行の柄だの料理、遊びといった日常的な風俗についてなんて、そもそも研究者も少ないし、専門書の発行部数も少ない。そのため歴史・時代作家の古書店巡りは仕事のなかで大きなウェイトを占めています。数十万円の稀少本を前にして、でもその場で買わないと二度と入手できないかもしれないと本棚の前で葛藤するわけですw かといって大枚はたいて買った資料が作品にどれだけ活かせるかといえば、よくて数行、ほとんどの読者が読み流してしまうようなものだったりします。無論なんら作品に活かされることもないままの本も多いわけです。ライトノベルであっても小説の資料本なんて百冊読んで、ずばり作品に使えるのは数冊あればよしと考えるのが賢明です。
それなら要領よく作品の見えているところだけをおいしく使ってしまえばいいんじゃないかという意見もあるでしょう。でも、そうは問屋がおろさないんですね。そういうときに限って読者は目敏く感づくんですよね。テレビゲームでもCGのクオリティが高い分には感激してくれるわけでもなく「へぇ」程度の感想なのに、だからといってちょっとでも手を抜くやいなや「クソ画質! 死ね!」と叩かれるのと同じです。神は細部にこそ宿る(God is in the details)のとおり、こだわりの世界観設定には重厚さがあり、作品に深みや情緒を与えてくれる絶妙のスパイスとなりえます。だかこそ作家は高価な資料やを買い漁ったり、遠くへ取材に出かけてでも独自の世界観にこだわってきたんですね。
とはいえ作品のジャンルや方向性によっては、たいして重厚な世界観設定を必要としないものもあります。演劇の舞台で映画のセット並みの舞台装置を求める人がいないのと同じです。観客が求めているのは、その部分ではないので、かえって邪魔になる場合もあります。でも逆にテレビドラマで舞台のカキワリみたいな絵に描いただけの背景なんて使ったりすれば、コントみたいで妙に安っぽく感じてしまう。低予算の昼ドラの墓参りシーンなんかで「ああ、この発砲スチロール製の墓石は軽そうだな」とか思ってしまうと、もう興ざめして集中力がとぎれてしまったことはありませんか? この場合、視聴者はドラマのセットにもある程度の質を求めているということです。
さてさて注文の多い読者を満足させるためには、作家は世界観設定を考えるときに労力(時間)と質という背反する2つを両立させないといけないことはわかりました。また「時間ならいっぱいあるんだ。好きだから苦労もいとわないぜ!」という人がいたとしても、それはそれで難解で複雑な設定になりがちなので、読者の理解の範疇を超えてしまって、読者が置いてきぼりになってしまうという深刻な問題が出てきます。だからこそ世界観設定は厄介なんです。
世界観設定で目指すべきは、まず読者にとって「わかりやすい」「テーマを理解させやすくする」「興味をそそらせる」ものならベストであって、つぎに作者にとっても「効率のいい」「コストパフォーマンスに優れた」ものであれば万々歳なわけです。具体的にどうすればいいかというと、作家さんごとにいろいろと独自のスキルがあると思います。
そこで4月のオフでは「読者にとってのわかりやすさ」を最優先した、それでいて発想や設定も比較的簡単にできてしまう方法を紹介しますので、どうぞお楽しみに!
【実録!】ルイズぅぅうううわぁあああああん
おはよう。しょーさだ。
というわけで、早速動画だ。
今回は有名コピペ「ルイズぅぅうううわぁあああああん」を実際にやってみた。
知らない人間に説明しておくと、このコピペはとあるルイズファンが某巨大掲示板サイトに書き込んだ文章だ。
全文は下を見ていただきたい。
「ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!シ、シエスター!!アンリエッタぁああああああ!!!タバサァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルゲニアのルイズへ届け!」
一見するとただの怪文章だが、幸福だった人間が現実を知って絶望を抱き自殺を考えるものの、最後に希望を見出だすという一つのストーリーが展開されている実によく練られた文章だ。だから有名コピペになり得たのだろう。
今回、俺は何故このコピペを実際にやってみたのか。
我々は、我々は小説家、および小説家志望の人間である。
我々が目指す小説は、目指すべき小説は面白い小説でも上手い小説でも美しい小説でもない。
売れる小説、多くの人間に読まれるである。
例えどんなにすばらしい事が書かれた小説であろうとも、多くの人間に読まれなければ多くの人間に読まれている屑小説に劣るというのが俺の持論である。
では、多くの人間に読まれる小説とは何か。
より多くの客のニーズに応えられる小説だ。
そのために知るべきは客の心理。
どんな文章が、人物が、物語が、より大勢の人に面白いと思わせられるのかを知る必要がある。
その心理を知るにはどうするか。
客になりきるのだ。その客になりきるのだ。例えどんな客であろうとだ。
だからなりきってみた。若干恥が残ってしまったが、それでも少しは知ることができたと思っている。
上の動画を見て、俺と同じように少しでも知ることができたと感じられれば、それはあなたにとって大きな収穫だろう。
<しょーさ>
というわけで、早速動画だ。
今回は有名コピペ「ルイズぅぅうううわぁあああああん」を実際にやってみた。
知らない人間に説明しておくと、このコピペはとあるルイズファンが某巨大掲示板サイトに書き込んだ文章だ。
全文は下を見ていただきたい。
「ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説12巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期放送されて良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!シ、シエスター!!アンリエッタぁああああああ!!!タバサァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルゲニアのルイズへ届け!」
一見するとただの怪文章だが、幸福だった人間が現実を知って絶望を抱き自殺を考えるものの、最後に希望を見出だすという一つのストーリーが展開されている実によく練られた文章だ。だから有名コピペになり得たのだろう。
今回、俺は何故このコピペを実際にやってみたのか。
我々は、我々は小説家、および小説家志望の人間である。
我々が目指す小説は、目指すべき小説は面白い小説でも上手い小説でも美しい小説でもない。
売れる小説、多くの人間に読まれるである。
例えどんなにすばらしい事が書かれた小説であろうとも、多くの人間に読まれなければ多くの人間に読まれている屑小説に劣るというのが俺の持論である。
では、多くの人間に読まれる小説とは何か。
より多くの客のニーズに応えられる小説だ。
そのために知るべきは客の心理。
どんな文章が、人物が、物語が、より大勢の人に面白いと思わせられるのかを知る必要がある。
その心理を知るにはどうするか。
客になりきるのだ。その客になりきるのだ。例えどんな客であろうとだ。
だからなりきってみた。若干恥が残ってしまったが、それでも少しは知ることができたと思っている。
上の動画を見て、俺と同じように少しでも知ることができたと感じられれば、それはあなたにとって大きな収穫だろう。
<しょーさ>
2週連続オフ終了!
3月22日と29日の2週にわたって開催した第1回初心者オフと第10回東京オフが好評のうちに無事に終えることができました。これもオフ会を支えてくれる参加者の皆さん、そして善意のスタッフの方々のおかげです! 本当にありがとうございました。今後も会場抽選が当選する限り月例でオフをやっていこうと思っていますので、よろしくお願いします!
カラオケボックスではじまったmixiライトノベル作家志望コミュのオフ会も数えること通算11回、参加者の要望に応えるかたちでスタイルを変えつつ、参加者数も毎回40人前後と大幅に増えてきています。ここ最近のスタイルとしてはテーマに沿って解説してゆく講義、その後に実際に課題を書いてもらうワークショップ、そして交流会の三本立てとなっています。それも講義で学んだ内容をワークショップで課題を実践してもらい、交流会では自分の書いた課題についてお互いに意見交換することで、二重のフィードバックができることになるので学びとったものを自分の中にしっかりと身につけることができるんですね。これって理想的なスタイルになってりんじゃないかと、ちょっぴり自負してますw
交流会での参加者の溌剌とした表情で熱く文学を語る姿をまのあたりにすると、自分がまだ受賞していない頃に、こんなオフに出会えていればよかったなと、我ながらちょっとうらやましいですね。かつて私も”某小説講座”に通ったことがあるんですよ。そこは全10回のカルチャースクール形式の短期集中講座だったんですが講義内容は……実践的なことはおろか、基礎についてもほとんどふれず、ほとんどの時間は2週間ごとに変わる講師の体験談ばかりで、役に立つとか以前の内容で、どんなに「金返せ!」と言いたかったことか。そんな経験があるだけに、こういうオフ会だったら自分も参加したいなという思いもあって今のスタイルになったのかもしれません。
ところで今回のオフは2週連続だったので、2つのオフでは対象も違ったので参加者層もだいぶ異なっていました。初心者オフは7割以上は投稿経験がまだない本当の初心者の方だったのに対して、通常オフのほうには中級レベル以上の方が多く、ほとんどが投稿経験者で、そのうち10人前後は難関である2次選考通過経験者で、さらにはメジャーラノベレーベルの受賞者も2名来てくれていました。他にも現役ラノベ編集者さんやラノベ創作指南の有名サイト「ライトノベル作法研究所」所長うっぴーさんの参加もあったりして、そんな実力のある人たちを前に偉そうに講義をぶつのは本当に緊張してしまいました……。だからといって初心者オフでは緊張しないわけじゃないんですけどねw どちらのオフもおおむね好評だったので、ひと安心です。
次回オフは4月18日(土)になります。会場と時間は前回と同じですが、講義内容など詳しいことが決まりしだい発表しますので、次回もぜひよろしくお願いします!
カラオケボックスではじまったmixiライトノベル作家志望コミュのオフ会も数えること通算11回、参加者の要望に応えるかたちでスタイルを変えつつ、参加者数も毎回40人前後と大幅に増えてきています。ここ最近のスタイルとしてはテーマに沿って解説してゆく講義、その後に実際に課題を書いてもらうワークショップ、そして交流会の三本立てとなっています。それも講義で学んだ内容をワークショップで課題を実践してもらい、交流会では自分の書いた課題についてお互いに意見交換することで、二重のフィードバックができることになるので学びとったものを自分の中にしっかりと身につけることができるんですね。これって理想的なスタイルになってりんじゃないかと、ちょっぴり自負してますw
交流会での参加者の溌剌とした表情で熱く文学を語る姿をまのあたりにすると、自分がまだ受賞していない頃に、こんなオフに出会えていればよかったなと、我ながらちょっとうらやましいですね。かつて私も”某小説講座”に通ったことがあるんですよ。そこは全10回のカルチャースクール形式の短期集中講座だったんですが講義内容は……実践的なことはおろか、基礎についてもほとんどふれず、ほとんどの時間は2週間ごとに変わる講師の体験談ばかりで、役に立つとか以前の内容で、どんなに「金返せ!」と言いたかったことか。そんな経験があるだけに、こういうオフ会だったら自分も参加したいなという思いもあって今のスタイルになったのかもしれません。
ところで今回のオフは2週連続だったので、2つのオフでは対象も違ったので参加者層もだいぶ異なっていました。初心者オフは7割以上は投稿経験がまだない本当の初心者の方だったのに対して、通常オフのほうには中級レベル以上の方が多く、ほとんどが投稿経験者で、そのうち10人前後は難関である2次選考通過経験者で、さらにはメジャーラノベレーベルの受賞者も2名来てくれていました。他にも現役ラノベ編集者さんやラノベ創作指南の有名サイト「ライトノベル作法研究所」所長うっぴーさんの参加もあったりして、そんな実力のある人たちを前に偉そうに講義をぶつのは本当に緊張してしまいました……。だからといって初心者オフでは緊張しないわけじゃないんですけどねw どちらのオフもおおむね好評だったので、ひと安心です。
次回オフは4月18日(土)になります。会場と時間は前回と同じですが、講義内容など詳しいことが決まりしだい発表しますので、次回もぜひよろしくお願いします!
意味のある文章のすすめ(講義オフ補講)
3月22日(日曜日)に第1回初心者オフを開催しました!
その名の通りライトノベルを書きたいんだけど、文章なんて学校の宿題で書いた読書感想文以来だという人から、まだ投稿歴の浅い人までを対象とした講義中心のオフです。
内容は初歩の文法からはじまって、小説執筆には欠かせない文法や文章表現方法、およびライトノベル特有のテクニックなどを3時間の講義の後、ワークショップとして実際に短い文章を書いてもらい、それを相互評価してもらいました。
講義内容は小説を書こうにも右も左もわからない人にも道しるべとなる基準を示しました。特に『小説の書き方』といったハウツー本には書かれていない細かいことも集中的にまとめています。また今回のワークショップでは情景描写の練習として「高校2年生の主人公が登校するシーン(4月)」という課題としました。
結果として高評価の人は、もうダントツでしたね。やっぱりいい文章は誰が読んでも好感を持たれるということでしょうか。ただ講義の中ではさほど情景描写の書き方について説明していなかったので、この場を借りて少し補足講義をさせてもらいます。
まずは下の情景描写を読んでみてください。
スターンウッド邸の玄関は二階建ての高さだった。インド象の一隊をごっそりいれられるくらいの入口の扉の向こうには、ステンド・グラスがあった。何も着ていないがうまいぐあいに長い髪の毛を持った貴婦人が、木にしばりつけられ、それを黒っぽい鎧を着た騎士が助けようとしている絵だ。騎士は礼儀正しく兜の面頬をどけ、貴婦人をしばっている縄の結び目をいじっているが、どうも処置なしらしい。私はその場に立って、もし私がこの邸に住んでいたら、おそかれ早かれ登って行って騎士殿に助け船をだしてやるだろう、と思った。まるっきり、縄をほどこうとしているようには見えないのだ。
これはハードボイルド小説の金字塔、レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』冒頭シーンの一部です。作中の「私」とはもちろん世界で最も有名な私立探偵、フィリップ・マーロウ。つまり、この文章はマーロウの視点で描かれた情景描写です。では、細かく見ていきましょう。
このシーンでマーロウがしていることはお屋敷のエントランスにあるステンドグラスを見上げただけですよね。他には何もしていません。しかしチャンドラーはマーロウにただステンドグラスを見せるという些細な行為をさせるだけで、その後に続くフィリップ・マーロウのキャラクター性を全て物語ることに成功しているといっても過言ではありません。
まず「インド象の一隊をごっそりいれられるくらいの入口」という比喩表現(直喩)は、明らかに金持ちに対する皮肉がこめられています。つまり人間(=自分)には不必要なものであるという前提で、ゾウのように肥大化した金満家の虚栄心に対する反発が読みとれますよね。マーロウは皮肉屋なのです。
つぎにステンドグラスに描かれた囚われのお姫様と騎士についての感想が、もっとも大切です。マーロウは出来ることなら「騎士殿に助け船をだしてやるだろう」と思っています。もしマーロウではなければ、情けない騎士などほうっておいて、抜け駆けにお姫様を助けたいと思うのが普通の男の感覚でしょう。でもマーロウはそんなことは思わない。お姫様の美貌にも惑わされることなく、おせっかいにもステンドグラスの中にまで入って行って困った人に手を差し伸べずにはいられない性分だということが、これを読んだ読者にイメージとして示されているわけです。
もし上記のようなことを作者が読者に伝えたいがためにマーロウが「これだから金持ちは嫌いなんだ」とか「俺は困ったやつは放っておけないぜ」とか口にだして言ってしまったらどうでしょうか? そんなマーロウじゃ、逆に心の狭い小物、しかも口だけの信用できない偽善者と読者に思われるのがオチです。でも、そうならないようチャンドラーは短い情景描写のシーンにマーロウの”人となり”を巧みに織りこむことで不屈の私立探偵フィリップ・マーロウなる主人公を読者に知らしめることに成功したのです。
つまり登場人物が「ふと空を見上げる」のも「昼寝しているネコを見かける」のも、すべて何らかの理由があるのです。たしかに現実世界では結果的に人生において無意味な事象ばかりでしょう。でも小説の中では主人公が見るもの、聞くもの、感じるもの、その他あらゆるものが主人公にとって必要なものだから、わざわざ紙面を割いてまで描写されているのです。無意味なものは全てカットされているからです。だから無意味なものをダラダラ書くべきではないんですね。だから、もしそんな主人公の性格なんて織りこむ必要がないというのなら、上の例なら「スターンウッド邸は豪奢だった」と一言でいいのです。
それに豪華な邸宅の中にある数々の物の中からわざわざステンドグラスに注目したのはマーロウゆえの視点です。他の人間なら絵の騎士の手が不器用そうだなんて微塵も考えませんよ。もし主婦だったらステンドグラスよりも「こんな大きな部屋を掃除するとしたら、いったい何日かかるのかしら?」とか思うでしょうねw でもマーロウは掃除より絵の騎士が気になってしかたがなかったのです。だからこそマーロウの性格が特徴的に浮き彫りになり、一般読者はマーロウという人物が気になってくる。読者はステンドグラスのデザインや値段、製作年代なんて気にする人はいないし、どうでもいいんですね。
さて、みなさんは状況説明だけの目的とか”章”の冒頭部では情景描写を入れるのがセオリーだからとかいって特に書かなくてもいい無意味な情景描写シーンを書いてしまってませんか? だとしたら大きなミスをおかしています。ぜひ何気ない文章でも軽んじることなく意味のある文章を書いてください。
今回はそんなことを学んでもらうためのオフ会、ワークショップでした! またいつか希望者がいれば初心者オフをやってみたいですね。そのときは、ぜひよろしくお願いします!
その名の通りライトノベルを書きたいんだけど、文章なんて学校の宿題で書いた読書感想文以来だという人から、まだ投稿歴の浅い人までを対象とした講義中心のオフです。
内容は初歩の文法からはじまって、小説執筆には欠かせない文法や文章表現方法、およびライトノベル特有のテクニックなどを3時間の講義の後、ワークショップとして実際に短い文章を書いてもらい、それを相互評価してもらいました。
講義内容は小説を書こうにも右も左もわからない人にも道しるべとなる基準を示しました。特に『小説の書き方』といったハウツー本には書かれていない細かいことも集中的にまとめています。また今回のワークショップでは情景描写の練習として「高校2年生の主人公が登校するシーン(4月)」という課題としました。
結果として高評価の人は、もうダントツでしたね。やっぱりいい文章は誰が読んでも好感を持たれるということでしょうか。ただ講義の中ではさほど情景描写の書き方について説明していなかったので、この場を借りて少し補足講義をさせてもらいます。
まずは下の情景描写を読んでみてください。
スターンウッド邸の玄関は二階建ての高さだった。インド象の一隊をごっそりいれられるくらいの入口の扉の向こうには、ステンド・グラスがあった。何も着ていないがうまいぐあいに長い髪の毛を持った貴婦人が、木にしばりつけられ、それを黒っぽい鎧を着た騎士が助けようとしている絵だ。騎士は礼儀正しく兜の面頬をどけ、貴婦人をしばっている縄の結び目をいじっているが、どうも処置なしらしい。私はその場に立って、もし私がこの邸に住んでいたら、おそかれ早かれ登って行って騎士殿に助け船をだしてやるだろう、と思った。まるっきり、縄をほどこうとしているようには見えないのだ。
これはハードボイルド小説の金字塔、レイモンド・チャンドラーの『大いなる眠り』冒頭シーンの一部です。作中の「私」とはもちろん世界で最も有名な私立探偵、フィリップ・マーロウ。つまり、この文章はマーロウの視点で描かれた情景描写です。では、細かく見ていきましょう。
このシーンでマーロウがしていることはお屋敷のエントランスにあるステンドグラスを見上げただけですよね。他には何もしていません。しかしチャンドラーはマーロウにただステンドグラスを見せるという些細な行為をさせるだけで、その後に続くフィリップ・マーロウのキャラクター性を全て物語ることに成功しているといっても過言ではありません。
まず「インド象の一隊をごっそりいれられるくらいの入口」という比喩表現(直喩)は、明らかに金持ちに対する皮肉がこめられています。つまり人間(=自分)には不必要なものであるという前提で、ゾウのように肥大化した金満家の虚栄心に対する反発が読みとれますよね。マーロウは皮肉屋なのです。
つぎにステンドグラスに描かれた囚われのお姫様と騎士についての感想が、もっとも大切です。マーロウは出来ることなら「騎士殿に助け船をだしてやるだろう」と思っています。もしマーロウではなければ、情けない騎士などほうっておいて、抜け駆けにお姫様を助けたいと思うのが普通の男の感覚でしょう。でもマーロウはそんなことは思わない。お姫様の美貌にも惑わされることなく、おせっかいにもステンドグラスの中にまで入って行って困った人に手を差し伸べずにはいられない性分だということが、これを読んだ読者にイメージとして示されているわけです。
もし上記のようなことを作者が読者に伝えたいがためにマーロウが「これだから金持ちは嫌いなんだ」とか「俺は困ったやつは放っておけないぜ」とか口にだして言ってしまったらどうでしょうか? そんなマーロウじゃ、逆に心の狭い小物、しかも口だけの信用できない偽善者と読者に思われるのがオチです。でも、そうならないようチャンドラーは短い情景描写のシーンにマーロウの”人となり”を巧みに織りこむことで不屈の私立探偵フィリップ・マーロウなる主人公を読者に知らしめることに成功したのです。
つまり登場人物が「ふと空を見上げる」のも「昼寝しているネコを見かける」のも、すべて何らかの理由があるのです。たしかに現実世界では結果的に人生において無意味な事象ばかりでしょう。でも小説の中では主人公が見るもの、聞くもの、感じるもの、その他あらゆるものが主人公にとって必要なものだから、わざわざ紙面を割いてまで描写されているのです。無意味なものは全てカットされているからです。だから無意味なものをダラダラ書くべきではないんですね。だから、もしそんな主人公の性格なんて織りこむ必要がないというのなら、上の例なら「スターンウッド邸は豪奢だった」と一言でいいのです。
それに豪華な邸宅の中にある数々の物の中からわざわざステンドグラスに注目したのはマーロウゆえの視点です。他の人間なら絵の騎士の手が不器用そうだなんて微塵も考えませんよ。もし主婦だったらステンドグラスよりも「こんな大きな部屋を掃除するとしたら、いったい何日かかるのかしら?」とか思うでしょうねw でもマーロウは掃除より絵の騎士が気になってしかたがなかったのです。だからこそマーロウの性格が特徴的に浮き彫りになり、一般読者はマーロウという人物が気になってくる。読者はステンドグラスのデザインや値段、製作年代なんて気にする人はいないし、どうでもいいんですね。
さて、みなさんは状況説明だけの目的とか”章”の冒頭部では情景描写を入れるのがセオリーだからとかいって特に書かなくてもいい無意味な情景描写シーンを書いてしまってませんか? だとしたら大きなミスをおかしています。ぜひ何気ない文章でも軽んじることなく意味のある文章を書いてください。
今回はそんなことを学んでもらうためのオフ会、ワークショップでした! またいつか希望者がいれば初心者オフをやってみたいですね。そのときは、ぜひよろしくお願いします!
伸びる人 伸びない人
3月22日(日)の初心者オフも近いので、ちょっと関連した話題を。
今回で通算10回目となる勉強会形式のオフを主催してきたわけですが、やはりぐんぐん実力が伸びる人もいれば、なかなか伸びない人がいます。そのちがいは何かというと、そう難しいことじゃないんですね。一目瞭然です!
要は「アドバイスを受け容れる度量があるかどうか」にかかってくるんですね。アドバイスや他人の意見を聞き入れるのも実力のうちです。なぜかというと人の意見を聞き入れられるということは、それだけ自分の中の軸やスタイルがしっかりしているからなんです。だから外部の意見に右往左往させられて心が揺らぐなんてことはないので、素直に聞き入れられるわけです。そしてすぐに咀嚼して自分のものとして体得してしまうわけで、これで実力がつかないほうがどうかしてます。
逆に実力が伸びない人というのはというと、自分の考えに頑なに固執しがちな人です。これは自分に絶対の自信があるかというと、ちょっとちがうんですね。他人の意見を聞き入れてしまうと、これまでに自分の築いてきたものを批判され、台無しにされそうで恐いからなんですよ。つまり自分の中に確固たる芯がないんですね。しかも、そういう人は知識もテクニックも受け容れる入口を閉ざしてしまっていることになるので、どうにも上達する理由が見あたりません。で、こういう人は例外なく実力が伸びない原因や受賞できない理由を他人や社会のせいにするんですよw みなさんの周りにもいませんか?
もちろん、アドバイスをなんでもハイ、ハイと無条件に受け容れてしまうのも危険です。いかにそのアドバイスが理にかなった適切なものであっても、鵜呑みすると自分の個性がなくなって凡庸な作品になってしまうので注意しましょう!(経験者談) アドバイスは受け容れるけど自分なりの解釈なり付加価値をつけて、教えてもらったアドバイス以上のレベルにしてやろうという熱意や意気込みが大切です! そういう気概がないと、やっぱり実力はつきませんよね。
今回で通算10回目となる勉強会形式のオフを主催してきたわけですが、やはりぐんぐん実力が伸びる人もいれば、なかなか伸びない人がいます。そのちがいは何かというと、そう難しいことじゃないんですね。一目瞭然です!
要は「アドバイスを受け容れる度量があるかどうか」にかかってくるんですね。アドバイスや他人の意見を聞き入れるのも実力のうちです。なぜかというと人の意見を聞き入れられるということは、それだけ自分の中の軸やスタイルがしっかりしているからなんです。だから外部の意見に右往左往させられて心が揺らぐなんてことはないので、素直に聞き入れられるわけです。そしてすぐに咀嚼して自分のものとして体得してしまうわけで、これで実力がつかないほうがどうかしてます。
逆に実力が伸びない人というのはというと、自分の考えに頑なに固執しがちな人です。これは自分に絶対の自信があるかというと、ちょっとちがうんですね。他人の意見を聞き入れてしまうと、これまでに自分の築いてきたものを批判され、台無しにされそうで恐いからなんですよ。つまり自分の中に確固たる芯がないんですね。しかも、そういう人は知識もテクニックも受け容れる入口を閉ざしてしまっていることになるので、どうにも上達する理由が見あたりません。で、こういう人は例外なく実力が伸びない原因や受賞できない理由を他人や社会のせいにするんですよw みなさんの周りにもいませんか?
もちろん、アドバイスをなんでもハイ、ハイと無条件に受け容れてしまうのも危険です。いかにそのアドバイスが理にかなった適切なものであっても、鵜呑みすると自分の個性がなくなって凡庸な作品になってしまうので注意しましょう!(経験者談) アドバイスは受け容れるけど自分なりの解釈なり付加価値をつけて、教えてもらったアドバイス以上のレベルにしてやろうという熱意や意気込みが大切です! そういう気概がないと、やっぱり実力はつきませんよね。