L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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悪いペンネームについて

フリーペーパーR25の取材を受けて、ちょっと思ったのがペンネームについてです。

個人の自由なので、どんな筆名を名乗ろうと自由ではあるのですが、
やはりそこには、いい名前とよくない名前というものがあります。
きょうはそこのところを考えてみたいと思います。

どれがよいというのは、これといってないのですが悪い名前というのはあります。
特にネット時代にとって、よくないのが一般名詞をペンネームにしてしまうことですね。
さすがに小説家では少ないのですが、お笑いコンビのコンビ名なんかには多いですよね。
たとえば「ライセンス」だとか「ペナルティ」だとかいったものは、あまりよくありません。
なぜならネット検索すると、コンビ名としてではなくて、本来の意味での語句として検索されてしまうので
よほど有名にならないと、無数の検索結果に埋もれてしまうんですね。
ネット時代でなかったから「ダウンタウン」というのも通用したんでしょうね。
もし今時代の新人だったら、きっと外国の下町のダウンタウンしか検索結果の上位に挙がらず
彼らの情報を得ることはかなり難しくなるでしょう。
気のきいた人なら「ダウンタウン お笑い」と検索するんでしょうが、誰もがそうだと期待しないことです。

同じように同姓同名の人がいると、これもまた検索結果に埋もれてしまいます。
あなたが「坂本龍馬」というペンネームをつけてもいいわけですが、
きっと本家本元の坂本龍馬ばかりが検索上位にでるので、あなたの情報を出すことは不可能です。
「坂本龍馬 小説家」と検索しても、きっと司馬遼太郎なんかのことが出てくるでしょう。

そういうわけですから同姓同名の人がいない名前だと一発で検索にひっかかってきますよね。
しかし奇抜なのはいいのですが、やりすぎて今度は漢字を難読文字、難解文字にしてしまうと
今度は検索しようにも、どうやってタイプしていいかわからなくなってしまったり
ブログなどに記事を書いてくれる人でも誤字のまま書いてしまうと、検索にひっかからなくなります。
できるだけ読みやすい文字(タイプしやすい)のほうが、検索しやすいですよね。

まあ、私のペンネームの「日昌晶」は絶対に「ひよしあきら」とは読めないのですが
それでも「日」も「昌」も「晶」も小学生でもわかる文字なので、バラバラにタイプできます。
また字面的にも特徴的なので、いちど見たら読み方はわからなくても印象に残るので
2度目に目にしたときに思いだしてくれる確率が高くなることを狙っているんですね。
変態的な字面のわりに読みの音としては普通っぽい名前なので、呼ばれても恥ずかしくないですしw

ということで、ペンネームをつけるにしても考えることはいろいろあります。
今回のようにネット検索のインデックスのひとつとして考えてみるのは特に重要です。
そして従来のように親しみがあり、覚えやすい、作風に合っているなんていうのもたいせつです。

あなたのペンネームは、読者の利便性を考えて名付けられていますか?
それとも独りよがりに好きな名前を名乗ってませんか?

Chechttp://lanovelien.blog121.fc2.com/blog-entry-521.htmlk
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まんがで第8回 ご都合主義禁止!

ワガハイ「さあ、かな~り不定期連載の○○ライトノベル教室の時間であ~る!」
サトミ 「う~、本当にどんどん不定期になっていくのね」
ワガハイ「でも、ぜったい続けていくから、よい子のみんなは心配しないでね」

サトミ 「そんなに都合よくいけばいいけどね。で、きょうのテーマはなに?」
ワガハイ「いや……それが、その……」
サトミ 「なによ、はっきりしなさいよ、ワガハイらしくない」
ワガハイ「それが……きょうのテーマは『ご都合主義禁止!』なんだよね、あははは」
サトミ 「あらまあ、なんて間がいいこと」
ワガハイ「おねえさんも皮肉がうまいんだからなぁ。ま、この場合の”都合”はまた別の意味なんだけどね」
サトミ 「どうちがうの?」

ワガハイ「小説とかストーリー作品における”ご都合”主義というのは、えてして”唐突”に近いんだよ」
サトミ 「いきなりすぎるってこと?」
ワガハイ「そうだね。いきなり伏線もないまま後半になって真のラスボスが登場してきたりとかさ」
サトミ 「ふむふむ。あるよね。そういうクズな展開」
ワガハイ「あとは主人公の設定ではとてもやらなそうなことなのに、ストーリー進行上やっちゃうとかね」
サトミ 「たとえば?」
ワガハイ「他人のことなんか関係ないぜとか行ってる主人公が、唐突に人助けをはじめるとかあるでしょ?」
サトミ 「あるある。読んでて「あれれ?」とか思っちゃうよね。なんでこんなことするのって」

ワガハイ「読者はそう感じるんだけど、作者はその後に予定しているストーリー進行もあるからさ
     キャラ設定とはまったくちがうようなことでも、ついついさせてしまうんだよね」
サトミ 「わからないでもないけど、読まされるほうの身にもなってほしいわね」
ワガハイ「そういうわけで、ストーリー進行はキャラ設定に無理のないように計画的にということで」

サトミ 「これがホントの明るい創作計画ね」
ワガハイ「おねえさん、そういう微妙なシモネタはダメだって!」
サトミ 「え~、でもワガハイの中の人はもっとえげつないこといつも言ってるじゃない」
ワガハイ「いや、だから中の人はいないから!」
サトミ 「もういい加減やめにしない、その無理矢理な設定? ご都合主義すぎるよ」
ワガハイ「いや、これはご都合主義じゃなくて”お約束”だから」

サトミ 「はいはい。面倒だから、そういうことにしとくよ。ワガハイがそう言うならね」
ワガハイ「だから、そういうことじゃないってば!」

080

<応用クイズ>
 ご都合主義を回避するには、読者に「いきなり感」を緩和するために伏線を張ったり、
 (     )をしっかりしておくと、大半のご都合主義は回避できる。

文:UNO=日昌晶 絵:みのり
Check

第7回 小説破綻にご注意を!

サトミ 「みんな、ひさしぶり~! よいこの○○ライトノベル教室の時間だよ~!」
ワガハイ「この番組もかなり不定期になったよね、おねえさん」
サトミ 「打ち切りにならないだけマシなんじゃないの? この業界も先ないから」
ワガハイ「マズいって! そこまでは言ってないよ」
サトミ 「だって話ふったのはワガハイだしぃ」
ワガハイ「あー、そうだ。時間もないことだし、今日のテーマいってみようか!」
サトミ 「そうやって都合わるくなると逃げるんだ~(ジト目)」
ワガハイ「逃げてないよ。戦略的転進である、キリッ!」
サトミ 「はいはい」
ワガハイ「流さないでよぉ」
サトミ 「時間ないから、さっさとやっちゃお」
ワガハイ「……なんかバカにされているような。まあ、やるけどね。今日のテーマは”破綻”であーる!」

サトミ 「ハタンって、あの国がハタンしたとか、銀行がハタンしたとかの?」
ワガハイ「まあ、そういう意味でも使うな」
サトミ 「へえ、ライトノベルもハタンしそうなんだ?」
ワガハイ「あ、いや……そういう意味深にとられかねないことじゃなくてさ」
サトミ 「だからライトノベルをハタンさせないよう、みんなで頑張っていこうということでしょ?」
ワガハイ「まちがってはないんだ。でもさ、誤解する人もいるからさ」
サトミ 「まあ、わかってるんですけどね。倒産とか破綻じゃないことくらい」

ワガハイ「知ってるんなら、そういうこと言わないでくれないかな」
サトミ 「だってワガハイの反応がおもしろいから。でも小説の破綻ってどういうこと?」
ワガハイ「よくぞ聞いてくれました。小説における破綻っていうのは物語に一貫性がないことをいうんだ」
サトミ 「一貫性がないって、つまり軸がブレブレってことね」
ワガハイ「そうそう。そうとも言えるね」
サトミ 「でも具体的にどういうのが破綻してるとか、わからないんだけど?」
ワガハイ「そうだね。ストーリー上の破綻というのは前後の脈絡がなくって、話が通じないことだけどさ、
     そこまでひどい作品っていうのは、それほどないんだよね。それより多いのはキャラの破綻かな」

サトミ 「キャラも破綻するの? もしかしてキ○ガイとか?」
ワガハイ「放送禁止用語はまずいって! そういうことじゃなくてキャラの方向性がブレてるってことだよ」
サトミ 「でも現実にリアルの人生がブレてる人っているよ。例えばワガハイの下の人のUNOさんとか」
ワガハイ「だから下の人なんていませんから! それと凹むからそういうことは言わないでよ……」
サトミ 「ごめんなさい。悲惨すぎる現実を突きつけすぎたね。さすがのおねえさんも反省したわ」
ワガハイ「そこまで言われると、かえって傷が深くなりそうな……」
サトミ 「まあまあ。で、キャラの破綻ってなんのことだっけ?」
ワガハイ「……ああ、そうだった。つまり、わかりやすい例だと物語の始めと終わりで
     キャラの性格が変わってたりすることだよ。特に成長したわけでもないのに」
サトミ 「そんなことってあるの?」
ワガハイ「これが投稿作品には多いんだって。作品の中で主人公の性格がさコロコロ変わるんだよ。
     最初、臆病だとか言ってた主人公が次のシーンには超好戦的な性格になって戦っちゃうとかね」
サトミ 「それって二重人格キャラとかじゃなくて?」
ワガハイ「ちがうちがう。原因はわかってるんだ。プロットで用意しているストーリー通りに進行したくて
     主人公の性格設定とは無関係に、そのシーンの展開上、都合のいい行動をさせちゃうんだね」
サトミ 「ああ、意志のない操り人形みたいに都合よく動かしちゃうわけか」
ワガハイ「そうそう。究極のご都合主義だね。で、これをやっちゃうと問答無用で新人賞は一次落ちだから」
サトミ 「うわっ、それだけで?」

ワガハイ「その小説なんてつまらないとかいう前に内容が理解できないから評価できないのさ」
サトミ 「言われてみれば、そうね」
ワガハイ「だからこそ最低限、登場人物の性格は終始一貫させようってことさ」
サトミ 「書いてる作者本人が、いちばん破綻してたりしたら、どうなるんだろ?」
ワガハイ「うわああっ!! だから、そういう発言はやめようよ!」

#07 novel school

<応用クイズ>
 破綻してしまったキャラには、ほぼ100%確実に(     )という問題を根本的にかかえている。

文:UNO=日昌晶 絵:みのり

第6回 登場人物のシーン最適人数

サトミ 「みんな~げんきだったかなぁ? 世間さまでは休みでもお仕事なんかしてるおねえさんだよぉ!」
ワガハイ「ちょっ……おねえさん。仕事”なんか”というのは表現的にマズいんじゃないかな?」
サトミ 「いいのよ、この番組見てるような大きなお友だちなんて、休日だってろくに予定もない人たちなんだから」
ワガハイ「全然フォローになってないと思うんだけどな……最近、おねえさんスレてきてないかな?」
サトミ 「そっかな? ちょっとブランクが長くて感覚が鈍っちゃったみたい。ごめんちゃいちゃい(ハート)」
ワガハイ「ああ、さとう○緒おみたいに自分の頭を叩いてごまかそうとする、おねえさんはやっぱり変わってないや」
サトミ 「同じにしないでよね! わたしだって30越えたいい歳したおばちゃ……」
ワガハイ「ハイッ! これ以上話すと問題発言になっちゃいそうだから、さっさと本題へ移ろうか、おねえさん!」
サトミ 「ワガハイがそう言うんなら……いいけど」

ワガハイ「え~、今回のテーマは『登場人物のシーン最適人数』についてだったね!」
サトミ 「おお、そんなことになってましたか。で、ぶっちゃけ何人が最適なわけ、ワガハイ?」
ワガハイ「おねえさん、そういうミもフタもない単刀直入すぎる質問はやめようよ」
サトミ 「でも、それを教えてくれるんでしょ?」
ワガハイ「それはそうだけど、これはよい子のための番組なんだから、大人として空気読もうよ」
サトミ 「はい、はい、わかりました――チッ」
ワガハイ「あ~っ! おねさん、いま舌打ちしなかった?」
サトミ 「うわあ、すごいなぁ! 小説の登場人物って何人くらいがいいのかな? わくわく(棒読み)」

ワガハイ「まあ、いいんだけどさ……で、今日は作品ごとの総数ではなくて、シーンごとの人数についてなんだね」
サトミ 「多からず、少なからずって感じじゃないの?」
ワガハイ「それはそうなんだけど、何人からだと多すぎて、何人だと少なすぎるってことさ」
サトミ 「そうだなぁ、1シーンに十人も出てくると、もう誰が誰だかわかんなくなっちゃうかな」
ワガハイ「そうそう。多すぎると小説では誰の話しているセリフだか、わからなくなりがちだよね」
サトミ 「そうね。アニメや漫画じゃないから声とか絵とかないから余計にね」
ワガハイ「そう考えると、おねえさんの場合、何人だと混乱しない?」
サトミ 「4人くらいかな。ややこしい名前だったり、冒頭だったりしたら3人くらいが限界かな」

ワガハイ「いい線いってるね。実は小説の場合はね、2人が最適なんだよ!」
サトミ 「なんで? ちょっと少なすぎない?」
ワガハイ「2人が最適っていうのはワケがあるのさ」
サトミ 「どういうこと?」
ワガハイ「例えばA、B、Cの3人の登場人物が会話するときの文章を思い浮かべてよ。
     登場人物Aのセリフにこたえて、つぎにセリフがあったら、誰ののセリフだかわかるかい?」
サトミ 「そりゃ、A本人以外のBかCよね」
ワガハイ「じゃあ、BとC、どっちだかわかる?」
サトミ 「実際に作品を読んでいれば会話の流れでわかると思うけど。
     それにセリフのあとに”とBは言った。”みたいな地の文が続くことも多いし」
ワガハイ「そうだね。会話の流れで判断するか、地の文で判断するしかないよね。でもAとBの2人だったら?」
サトミ 「ああ、それならAが連続して話すことはまずないから、Bしかないわね」
ワガハイ「そうなんだ。2人なら会話の流れなんて読まなくてもわかるし、いちいち地の文だっていらないのさ!」
サトミ 「そっか! いちいち会話のあとに”とBは言った。”みたいな地の文が入ってたらしつこいわね」
ワガハイ「そういうこと! 漫画なら絵とふきだしが一致するからいいんだけど、小説は活字だけだからね」
サトミ 「う~ん、ライトノベルと漫画、似て非なるものなのかぁ」
ワガハイ「小説には小説。映画には映画。それぞれに登場させる最適の人数というのがちがうのさ!」

サトミ 「でも2人じゃなくて1人じゃダメなの? 1人でも誰のセリフか一目瞭然だよ」
ワガハイ「まあ、1人でもいいんだけどね。たしかに独白主体の小説もあるけど、あくまでイレギュラーだよね。
     やっぱり小説の中心って”会話”だからね。そもそも1人しか出てこない小説ばかり読みたいかい?」
サトミ 「ごめん、それは遠慮しとくわ。すごく暗そうな内容っぽいし」
ワガハイ「だから小説では1シーンに登場させる人数をコントロールして2人にさせることが多いんだね。
     3人以上がそのシーンに存在していても、2人だけの会話にもっていったりとかね」
サトミ 「言われてみれば、小説って2人になるシーンってすごく多いかも」
ワガハイ「実際に手持ちの小説を読み直してみて、登場人物の人数について分析してみるといいよ!
     3人以上のシーンも読んでみて、読みやすさを比べたりとかもしてみると勉強になるね!」

#06 novel school


<応用クイズ>
 どうしてもストーリー上、5人の登場人物をそのシーンに登場させないといけないとき、
 会話をする登場人物を2人にしたいので、余計な3人は(     )すると巧くいく。

文:UNO=日昌晶 絵:みのり

第5回 作家の読み方、読者の読み方

サトミ 「よいこのみんな、元気だったかな? よいこの○○ライトノベル教室の時間だよ~!」
ワガハイ「なんだかすご~く久しぶりな気がするんだけど……」
サトミ 「錯覚、錯覚。そういう細かいことを気にしてると新人賞受賞できないぞぉ」
ワガハイ「いつもにも増して陰湿な脅しだね、おねえさん」
サトミ 「あれ、なんのことかしら?」
ワガハイ「はいはい、深くつっこみませんよ」

サトミ 「それで、今日のテーマはなんなの、ワガハイ?」
ワガハイ「今日は『作家の読み方、読者の読み方』についてだよ」
サトミ 「作家と読者の読み方ってちがうの?」
ワガハイ「もちろんさ。だからこそ書き手は常に読者の気持ちを考えながら書かないと、
     ひとりよがりな作品になってしまうんだよ」
サトミ 「へぇ。そうなんだ」
ワガハイ「なんか、反応がイマイチだね」
サトミ 「だって、違うのかなって頭ではわかってもさ、あんまり実感が湧かないから」
ワガハイ「そうだね。もっとも端的に言い表してみよう!」
サトミ 「してして!」
ワガハイ「作家はアナにひっかかる。読者はツボにはまる。これに尽きるね!」
サトミ 「ワガハイ……意味がわからないんだけど……」
ワガハイ「つまりだ。書いている本人は常に自分の作品の欠点が気になるものなんだね。
     それこそ些細なことを気にしがちなんだ。いちばんよくあるのはさ、
     正しくは「ぼく」という表記なのに一箇所だけ「僕」にしてしまったとか、すごく気にしちゃうんだよね」
サトミ 「そうなの? そのくらい、あたしは全然気づかないと思うけどな」
ワガハイ「だからこそ作家はアナにひっかかるというゆえんだね。ちょっとした欠点が気になるのさ」

サトミ 「そっか。じゃあ、読者のツボにはまるっていうのは?」
ワガハイ「おおっ、おねえさん、いい進行だね! ツボっていうのは長所だね。
     大半の読者は別に穴探しのために小説を読んでいるわけじゃないからね」
サトミ 「そうね。小説に面白さを求めて、わざわざ読んでいるんだから当然だよね」
ワガハイ「そういうこと。だから読者は常に面白いところを探している。
     つまり面白いツボがあれば、しっかりハマってくれるってことだね」
サトミ「そういうふうに考えると、作家と読者って同じ読むにしても考えていることが違うのね」
ワガハイ「だからこそ、作家は作家視点で読むことも必要だけど、読者の視点でも読めないと、
     本当に面白い作品というのは書けないのさ!」
サトミ 「おおっ、なるほど! ワガハイも、たまにマトモなことを言うのね」
ワガハイ「そういう番組を存在価値からくつがえすようなこと言っちゃダメだって、おねえさん」
サトミ 「えへへ。大人の事情を理解できてなくてごめんね」

#05 novel school

<応用クイズ>
 読者になりきって読むとき、もっとも注意すべきは(    )することである。

文:UNO 絵:みのり

第4回 王道を突き進め

サトミ 「よいこのみんな~、元気だったかな?」
ワガハイ「久しぶりなのである。打ち切りになったわけではないぞ!」
サトミ 「いやあ、ほんっとに久しぶりって感じだねぇ」
ワガハイ「みんな、ワガハイたちのことを忘れれてなければいいがな」
サトミ 「大丈夫だよ! きっと!」
ワガハイ「おねえさんは、あいかわらず楽天的だなぁ」
サトミ 「だいたい、これをタイムリーに観ている視聴者にはわからないからw」
ワガハイ「そういうことかい……」
サトミ 「ささっ、早くやろ! 今日は何を教えてくれるのかな? たのしみだなぁ」
ワガハイ「じゃ……じゃあ今日もはじめようかな」
サトミ 「そうそう。でないと出演料でないからね」

ワガハイ「まったく……まあ、いいか。今日のテーマは『王道を突き進め』だ!
サトミ 「王道って?」
ワガハイ「王道パターンのことだ。つまり昔から人気作品に共通するストーリーパターンって感じかな」
サトミ 「でも、それって言葉を言い換えれば”ありきたり”ってことでしょ。」
ワガハイ「ふっ、ふふふ。脚本通りのセリフとはいえ、甘いよ、おねえさん」
サトミ 「なっ、なんだってぇっ!(棒読み)」
ワガハイ「……なんか調子狂うな。でもまあ、そういうことなんだ。
      ライトノベルに限らずエンタメ小説を書くときは、まず王道パターンを意識すること!」
サトミ 「でもさ、そんなことしてると時代遅れにならない? 王道パターンばかりじゃオリジナリティだってなくなるし」
ワガハイ「オリジナリティか。いい質問だね、おねえさん。オリジナリティを勘違いしてもらっちゃ困るんだな」
サトミ 「どういうこと?」

ワガハイ「オリジナリティにこだわって、まったく新しいことをやろうとするのは初心者の決定的ミスなんだ。
      たとえばだ。恋愛作品を書こうとして、今までにはないまったく新しい斬新な作品として、
      性別が3種類あるSFとか異世界の恋愛ファンタジーとか読みたいと思う?
      それ以前に、そんな登場人物に共感できるかな?」
サトミ 「性別が男と女以外にもう一つって……結婚は3人で一組とか? いまいち想像できないなぁ」
ワガハイ「だろ? これは極端な例だけど、有史以来、数えきれない物語がつむがれてきているんだから、
      そのうえで誰もやったことのない斬新なことをやろうとすれば、もう珍妙なものしか残っていないんだよ。
      おそらく性別が3種なんていうのだって、どこかのSFではやってるネタだろうしね」

サトミ 「じゃあ、もう誰かのマネをするしかないってこと?」
ワガハイ「そうじゃない。根本的にまったく新しいことをやるのは無理だし、それ以前に重要なことは、
      やっぱり読者は常に王道を求めているってことだよ! 読者は作者よりも安定を好んでいるんだね」
サトミ 「そっか、時代劇のワンパターンもそういうことなんだ!
     あれは観ていて安心できるよね。途中からでもストーリーがわかるし。でも飽きられない。
     主にお年寄りにだけどw」
ワガハイ「そうだね。そういう面も必要なんだよ。そもそも神話の時代から数千年間の蓄積のある
      物語の黄金パターンを、そうやすやすと一個人が越えられるものじゃないのさ」

サトミ 「でもさ、王道だと、他の作品との差別化ってどうするの? オリジナリティがなくなっちゃうでしょ?」
ワガハイ「心配ないよ。王道パターンはしっかりと守る。
      そのうえで王道路線をいかに個性ある演出ができるかってところが
      作者の腕の見せ所になるんだよ。それがオリジナリティなのさ!」
サトミ 「へえ。大枠は王道パターンで、オリジナリティや目新しさは細かいところでだすのか、なるほどぉ!」

ワガハイ「今日のおねえさんはものわかりがいいな。そうなんだ。
      作品を1本の木にたとえるのなら、その根は古今東西の作品の功績を吸収するための豊富な知識です。
      より広く深く根を張っている木はしっかりと大地に立つことができるのと同じく
      小説でもより多くの本などからの裏づけのある作品は重厚で機知に富んでいます。
      そして木のごつごつした幹こそが王道パターンそのものなんですね。
      根からの栄養、つまり知識をしっかりと枝葉に伝えるために太く、頑丈でないといけない。
      だからこそ、ここの部分をおろそかにせず、真っ直ぐに立つように心がけてください。
      そして最後に末端の枝葉にこそ作家の個性が光るんです。
      だから、みなさんは自分だけの美しい立派な花を咲かせてあげてください。
      あるいは瑞々しくて美味しい果実を実らせてあげてください」

サトミ「うは、なんか今回のワガハイ、金八先生みたい~ぃ」
ワガハイ「……なんか褒められてる気がしない複雑な気持ちになるのはどうしてかな?」
#04 novel school

<応用クイズ>
 オリジナリティをだすためには既に一般化している(    )を(    )することが大事である。 (こたえはメルマガで!)

文:UNO 絵:みのり

第3回 得意分野を作ろう

サトミ 「ということで、懲りずに○○ライトノベル教室で~すぅ!」
ワガハイ「懲りるほど、まだやってないと思うんだけどな、おねえさん」
サトミ 「えへへ、気分的にね。俗に言う倦怠感ってやつ? ふっ」
ワガハイ「……さ、さて、おねえさんが飽きないうちにサクサク進行しようかな」
サトミ 「そしたら早く帰れるね!」
ワガハイ「そうか、早く家に帰って執筆活動がしたいんだね、そうか、そうだ、そうに違いないね!」
サトミ 「えっ!? まあ、空気読んで、そういうことにしとくわ。オトナだからさw」

ワガハイ「ところで、おねえさんは、どんな作品を書いてるのかな?」
サトミ 「書いてるというか、その、壮大な構想が次から次に溢れてきてさ、まとめるのに時間が、ね?」
ワガハイ「つまり、まだ手つかずなわけね」
サトミ 「ちゃんとやってます! 頭のなかで!」
ワガハイ「前回は見せ場についてお勉強したよね。それくらいは決まってる?」
サトミ 「だから、そのやりたいことがやっぱり多すぎて……」
ワガハイ「う~ん、これは重症だな。ねえ、だったら、おねえさんが得意なことって何?」
サトミ 「得意なこと? 料理とか掃除とか、かな?」
ワガハイ「いや、そういう微妙なウソはいいから」
サトミ 「ウソじゃないもん! ほんとだもんっ! ぐすん……」
ワガハイ「ああ、わかった、わかったから! そんなうるうるした瞳でワガハイを見るなっ!」
サトミ 「だったらギャラあげてくれる?」
ワガハイ「それはプロデューサーに相談してくれるかな?」
サトミ 「あ、あげてくれないの……うぅ……」
ワガハイ「わかりました。わかりましたよ! あとでプロデューサーと相談しておきます」
サトミ 「約束だからね!」
ワガハイ「……じゃ、じゃあさ、おねえさんの得意分野は家事全般だということにして――」
サトミ 「あんっ? ということにしてぇっ?」
ワガハイ「もとい、家事全般なので!」
サトミ 「よろしい」
ワガハイ「その得意なことを自分の作品にもそれを活かしてみようというのが今回の課題なのであ~る!」

サトミ 「でもさ、料理とか掃除って、ライトノベルにネタとして使えるの? あんまりそんな小説見たことないけど」
ワガハイ「今までなかったからこそ、個性が発揮できるんだよ!
      たとえばアニメが得意と言ったって、ライトノベル作家や志望者だって普通に詳しい人がごまんといるだろ。
      それで自分の武器にするには相当なレベルを要求されてしまう」
サトミ 「まあ、そうよね。生半可な知識じゃ太刀打ちできそうもないわ……」
ワガハイ「でもマイナーなジャンルやニッチなことなら、ほとんどの人がなんにも知らないんだから
      ちょっとよく知ってるだけでも、かなり武器になると思うんだな。しかもその分野で一流なら文句なしさ!
      漫画には多いぞ。絵はもうちょっとでも、その専門分野の豊富な知識を活かしてヒットすしてるのが」
サトミ 「そうか、『ナニワ金融道』とか『美味しんぼ』とかね。青年漫画誌に多いよね」
ワガハイ「まだライトノベルでは専門知識を活かした作品は少ないから狙い目ってのもある」
サトミ 「なるほど!」

ワガハイ「だから、おねえさんも、その得意だという料理や掃除を作品に活かしてみることだね」
サトミ 「で、でもさ……美味しんぼみたいに究極に料理に詳しいってわけじゃないし……」
ワガハイ「なら掃除でもいいよ。それに何もそれを作品の軸にすることもない。
      ちょっとしたエピソードに織りこむことで作品にリアリティや親近感、深みなんかが出るよ!
      これも立派な得意分野の活かし方だね」
サトミ 「そういう方法もあるのか」
ワガハイ「でも注意しないといけないのは、あまり自分の趣味に走りすぎないこと!
      独りよがりに知識をひけらかすように書いても読者はついてこれないからね」
サトミ 「ときどき、あるよね、そういう作品。そんなウンチク語ってないでストーリー進行させろってwww」

ワガハイ「それと得意なことは趣味的なことじゃなくてもいいんだ。実体験でもいいし、文章に関してでもいい。
      自分は情景描写が得意だとか、コミカルな会話には自信があるとか。
      とにかく自分の最も得意とすることが何かって、あまり自覚していないことがあるからね。
      これを機会に考えなおして、得意なことを箇条書きにしてノートに書き出して整理してみると
      意外な得意なことが新しく見つかったり、つぎの作品のアイデアを思いつくかもね!」

#03 novel school

<応用クイズ>
 本当に得意なこととは、他の大多数人よりも、それについて(     )ことである。 (こたえはメルマガで!)

文:UNO 絵:みのり

第2回 見せ場を作ろう

サトミ 「は~い、今日も○○ライトノベル教室はっじまるよ~!」
ワガハイ「よい子のみんな、こんにちは。ワガハイであ~る」
サトミ 「サトミおねえさんだよぉ」
ワガハイ「ということで今日で2回目。いやあ、単発企画じゃなくてなくてよかった、よかった」
サトミ 「そうだよねぇ、初回打ち切りはまずいよね。ギャラの問題もあるしさ」
ワガハイ「いや、そういうことじゃなくて……」

 ……閑話休題

ワガハイ「ま、とにかく今日のテーマは『見せ場』について。英語でいうならクライマックスだな」
サトミ 「おおっ、最後の決戦のことね!」
ワガハイ「いや、たしかにそういうストーリーも多いけど……それだけじゃなくて
      ラブロマンスなら恋人が死んでしまうとか、他にもいろいろあるだろ?」
サトミ 「そっか、誰かが死ぬシーンなのかぁ」
ワガハイ「それも語弊があるような……まあ”死”というのは重大なテーマだから、
      クライマックスにはよく使われるのは事実だけどさ」
サトミ 「なるほど」

ワガハイ「ところで、おねえさんは作品を書くときに、ちゃんと見せ場を考えて書いているかな?」
サトミ 「う~ん、なるようになるというか、自然とこう結末は考えてるんだけどね」
ワガハイ「だめだなぁ。ストーリーでもっとも読者が期待しているのは見せ場っていうのは
      『水戸黄門』でいえば印籠を見せるシーンだな。けっして由美かおるの入浴シーンじゃないからw」
サトミ 「わかってます(怒)」
ワガハイ「つまり物語というのは、このクライマックスに向けて、どれだけ盛りあげられるかが大切ななんだな。
      そもそもあの印籠を出すシーンまで持ってゆくために、それまでに悪人をどういう悪事をするかとか
      悪人のせいでどんな人々が苦しめられているかっていうのが決めているんだな。
      それに対して由美かおるの入浴シーンは話の本筋と関係ない視聴者サービスなんだな」
サトミ 「だから由美かおるはいいって!」
ワガハイ 「痛っ、なにも殴ることないじゃないか……ひどいな、おねえさんは」
サトミ 「いいから続けて!」
ワガハイ「そ、そうだね、その……つまり逆算して、どういう見せ場を読者に見せたいかという
      しっかりしたビジョンを決めてから、それを効果的に盛りあげてゆく導入部やエピソードを考えたり
      おさまりのいいエンディングを用意してあげるほうが効率的なんだよ、わかってくれたかな?」

サトミ 「ふ~ん、とにかく見せ場から考えろってわけね!」
ワガハイ「ま、そういうことかな。ところで、おねえさんはどんな見せ場を作りたいと思ってるの?」
サトミ 「そうだねぇ、考えてみるといろいろあるんだよ。
     たとえば、未知の宇宙生物をこんなこともあろうかと予め準備していた秘密兵器で倒したりとか
     かわいいメガネっ子のメイドさん(しかも巨乳)が青年貴族が身分の差を越えてついに結ばれちゃったりとか
     愛する恋人の仇を討つために敵地に単身乗りこむガンアクションとか
     オーソドックスに剣と魔法の世界で伝説の秘宝を探しに行くのもありかなとかぁ
     あと、やっぱりネコ耳は捨てがたいな!」
ワガハイ「ダ、ダメだって! そんなクライマックスのプリンアラモードみたいにしたら
      ひとつひとつの見せ場がぼやけちゃったり、読者が混乱しちゃうよ!
      しかも、なんか微妙に聞いたことのあるような設定も混じってるし……
      見せ場にしたいシチュエーションはよく考えて1つに絞るべきだよ。わかったかい?」

サトミ 「う~ん、ひとつか、ひとつって言われてもな。どれをこれも好きだから選べないよぉ」
ワガハイ「時間はあるんだから、ゆっくり考えて、自分が最も書きたい、
      あるいは自分の得意とするものを見せ場として選んでみるんだね」

#02 novel school

<応用クイズ>
 優れた作品の見せ場とは、常に読者が(     )ものであるべきだ。 (こたえはメルマガで!)

文:UNO 絵:みのり

第1回 必要な設定、いらない設定

サトミ 「教室のみんな、あつまれぇ~! ○○ライトノベル教室はっじまるよぉ~っ!」

ワガハイ「ということで、はじまったね、おねえさん!」
サトミ 「いやぁ、ほんとにはじまっちゃうとはね、ふっ(ため息)」
ワガハイ「な、なんか大人の事情が垣間見えてるけど、気にせず進行しちゃおうね!」
      吾輩は猫のワガハイ。いやぁ、なんとも安直なネーミングセンスだよね、アハハ!」
サトミ 「まあ、ネーミングはワガハイの下の人のセンスだから。しかたないよw
     ちなみに下の人は、ぜんぜん売れてないライトノベル作家さんなのよね」
ワガハイ「い、いやだなぁ、おねえさん。下の人とか、中の人とかいないから(汗)」
サトミ 「あっ、そうそう、そんな設定だったっけ?」
ワガハイ「あははは、冗談きついな、まったく……じゃ、じゃあさ、さっそく本題に行ってもいいかな?」
サトミ 「そうね、さっそくいっちゃいましょう!」
ワガハイ「……大丈夫かなぁ」
サトミ 「気にしない、気にしない。ひと休み、ひと休み」

ワガハイ「ひと休み、ひと休みって……なんか微妙にネタが古いんだけど
      その話題は、なんか本能的に触れてはいけなさそうな気がするので――
      ハイッ、じゃあ今回のテーマはジャンッ! 《必要な設定、いらない設定》であ~る!」
サトミ 「へぇ、設定なんて詳細に書けば書くほどいいんじゃないの?」
ワガハイ「それがちがうんだな! とかく慣れてない人はいろいろ設定を決めたがるんだけど
      だいたいがどうでもいい設定にばかり凝ってしまうというミスをおかしてるんだ」

サトミ 「どうでもいい設定って、たとえばなに?」
ワガハイ「そうだな。キャラ設定でいえば、代表的なのは誕生日とか星座とか血液型だね」
サトミ 「え~っ、それって超重要なことじゃないの?」
ワガハイ「どこがっ!」
サトミ 「だって誕生日は設定集とかには絶対書いてあるし――」
ワガハイ「で、その誕生日の設定を作品の中で使う予定はあるのかい?」
サトミ 「……まあね、誕生日の回のエピソードとか、そのうちおいおい……」
ワガハイ「ということは、当面、使う予定はないと?」
サトミ 「いや、でも血液型でキャラの性格が決まってくるし」
ワガハイ「なら血液型じゃなくて、性格そのものを設定にすればいいんじゃない?」
サトミ 「あうぅ」

ワガハイ「ま、そういうことだね! わかったかな?
      こういう作品の本質に直接関係ない些末な設定はいらないのさ
      それこそキャラクター名鑑でも作るときにでも適当に決めちゃえばいいって!」
サトミ 「う~ん、なんか夢がないような……。だけど逆に必要な設定っていうのはどんなこと?」
ワガハイ「おお、それでこそワガハイの生徒だ! いいことを訊いてくれたね!」
サトミ 「生徒じゃなくてアシスタントなんだけどぉ」
ワガハイ「ハイ、必要な設定とはズバリ! 作品の本質やテーマ性に関わってくることだ~!」
サトミ 「ズバリとか言われても、抽象的すぎて意味不明なんだけど……」

ワガハイ「うむ、具体的に挙げるなら、まず外見的特徴より内面的な特徴だな。
      髪の色だとか目の色が理由で、そうそうストーリーが変わってくることはないだろ?」
サトミ 「まあ、大半の作品はだね」
ワガハイ「やっぱり性格で必要なのは、内面、つまり”性格”だよね。この性格設定が巧くできていて
      しっかりストーリーと絡められると、俗に言う”キャラが立ってる”なんて言われるわけ」
サトミ 「なるほどっ!」

ワガハイ「だからと言って性格に関する設定なら何でもいいってわけじゃないぞ。
      ”やさしい”とか”ツンデレ”なんてのは設定のうちに入らないからな!」
サトミ 「どうして?」
ワガハイ「小説というのは、ある状況において主人公となるキャラクターが
      どういう言動や行動をとるかというのが読者にとっての興味であり、醍醐味なんだ。
      つまり設定においても、ここが肝心なのさ!」
サトミ 「ほほう」
ワガハイ「優れたキャラ設定というのは、キャラがそのときどきの状況にあって
      どういう行動をとるかという明確な方向性がわかるものでなくてはならん。
      それはキャラのその後の考え方を決定的に変えてしまった具体的な過去のエピソードだったり
      あるいは、IF(仮定)の状況での選択肢の選び方だったりするわけだ。
      たとえば、大金を目の前に積まれたとき、そのキャラは金に目が眩んで買収されてしまうのか
      それとも金には屈しないのか。金には屈しないけど女にはめっきり弱いのかとか。
      あるいは究極的に、みんなの人の命と大事な人の命のどちらかしか助けられないとき
      主人公はどちらを選ぶのか、それともどちらも選べないのかなどなど、だな」

サトミ 「なるほど、なるほど! そういうのが必要な設定なんですね!」
ワガハイ「そうか、わかってくれたか、おねえさん」
サトミ 「は~い、わかっちゃいました♪」
ワガハイ「じゃあ、今回のまとめとして自己紹介を兼ねて、サトミおねえさんの必要な設定を言ってくれたまえ」
サトミ 「ラジャー!」


#01 novel school

<応用クイズ>
 キャラクター設定で、もっとも大切とされている項目の1つは
 そのキャラクターが(     )のときに、どういう行動をとるかという(     )である。

                                    (クイズの答えはメルマガで)


文:UNO 絵:みのり
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