L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

Blog開設によせて

 ブログ「ラノベりあん」開設しました!

 このブログの前身は、もともとはミクシィのライトノベル作家志望コミュにて、2006年7月から2年半にわたって不定期に投稿している「勝手に小説講座」トピックでした。

 そのトピックで書きためたものを再編集、再構成してブログ化してみようという思いつきからスタートし、イラストやコンテンツなど多くの方の協力を得て、ここに開設できる運びとなりました。ブログ開設に携わってくれたスタッフのみなさん、そして今まで勝手に小説講座を支えてくださったコミュメンバーのみなさん、本当にありがとうございます!

 小説講座だけではなく、ライトノベル作家志望者のための総合エンターテイメントなブログコンテンツを目指してゆきますので、どうぞよろしくお願いします!  <UNO

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第1回 必要な設定、いらない設定

サトミ 「教室のみんな、あつまれぇ~! ○○ライトノベル教室はっじまるよぉ~っ!」

ワガハイ「ということで、はじまったね、おねえさん!」
サトミ 「いやぁ、ほんとにはじまっちゃうとはね、ふっ(ため息)」
ワガハイ「な、なんか大人の事情が垣間見えてるけど、気にせず進行しちゃおうね!」
      吾輩は猫のワガハイ。いやぁ、なんとも安直なネーミングセンスだよね、アハハ!」
サトミ 「まあ、ネーミングはワガハイの下の人のセンスだから。しかたないよw
     ちなみに下の人は、ぜんぜん売れてないライトノベル作家さんなのよね」
ワガハイ「い、いやだなぁ、おねえさん。下の人とか、中の人とかいないから(汗)」
サトミ 「あっ、そうそう、そんな設定だったっけ?」
ワガハイ「あははは、冗談きついな、まったく……じゃ、じゃあさ、さっそく本題に行ってもいいかな?」
サトミ 「そうね、さっそくいっちゃいましょう!」
ワガハイ「……大丈夫かなぁ」
サトミ 「気にしない、気にしない。ひと休み、ひと休み」

ワガハイ「ひと休み、ひと休みって……なんか微妙にネタが古いんだけど
      その話題は、なんか本能的に触れてはいけなさそうな気がするので――
      ハイッ、じゃあ今回のテーマはジャンッ! 《必要な設定、いらない設定》であ~る!」
サトミ 「へぇ、設定なんて詳細に書けば書くほどいいんじゃないの?」
ワガハイ「それがちがうんだな! とかく慣れてない人はいろいろ設定を決めたがるんだけど
      だいたいがどうでもいい設定にばかり凝ってしまうというミスをおかしてるんだ」

サトミ 「どうでもいい設定って、たとえばなに?」
ワガハイ「そうだな。キャラ設定でいえば、代表的なのは誕生日とか星座とか血液型だね」
サトミ 「え~っ、それって超重要なことじゃないの?」
ワガハイ「どこがっ!」
サトミ 「だって誕生日は設定集とかには絶対書いてあるし――」
ワガハイ「で、その誕生日の設定を作品の中で使う予定はあるのかい?」
サトミ 「……まあね、誕生日の回のエピソードとか、そのうちおいおい……」
ワガハイ「ということは、当面、使う予定はないと?」
サトミ 「いや、でも血液型でキャラの性格が決まってくるし」
ワガハイ「なら血液型じゃなくて、性格そのものを設定にすればいいんじゃない?」
サトミ 「あうぅ」

ワガハイ「ま、そういうことだね! わかったかな?
      こういう作品の本質に直接関係ない些末な設定はいらないのさ
      それこそキャラクター名鑑でも作るときにでも適当に決めちゃえばいいって!」
サトミ 「う~ん、なんか夢がないような……。だけど逆に必要な設定っていうのはどんなこと?」
ワガハイ「おお、それでこそワガハイの生徒だ! いいことを訊いてくれたね!」
サトミ 「生徒じゃなくてアシスタントなんだけどぉ」
ワガハイ「ハイ、必要な設定とはズバリ! 作品の本質やテーマ性に関わってくることだ~!」
サトミ 「ズバリとか言われても、抽象的すぎて意味不明なんだけど……」

ワガハイ「うむ、具体的に挙げるなら、まず外見的特徴より内面的な特徴だな。
      髪の色だとか目の色が理由で、そうそうストーリーが変わってくることはないだろ?」
サトミ 「まあ、大半の作品はだね」
ワガハイ「やっぱり性格で必要なのは、内面、つまり”性格”だよね。この性格設定が巧くできていて
      しっかりストーリーと絡められると、俗に言う”キャラが立ってる”なんて言われるわけ」
サトミ 「なるほどっ!」

ワガハイ「だからと言って性格に関する設定なら何でもいいってわけじゃないぞ。
      ”やさしい”とか”ツンデレ”なんてのは設定のうちに入らないからな!」
サトミ 「どうして?」
ワガハイ「小説というのは、ある状況において主人公となるキャラクターが
      どういう言動や行動をとるかというのが読者にとっての興味であり、醍醐味なんだ。
      つまり設定においても、ここが肝心なのさ!」
サトミ 「ほほう」
ワガハイ「優れたキャラ設定というのは、キャラがそのときどきの状況にあって
      どういう行動をとるかという明確な方向性がわかるものでなくてはならん。
      それはキャラのその後の考え方を決定的に変えてしまった具体的な過去のエピソードだったり
      あるいは、IF(仮定)の状況での選択肢の選び方だったりするわけだ。
      たとえば、大金を目の前に積まれたとき、そのキャラは金に目が眩んで買収されてしまうのか
      それとも金には屈しないのか。金には屈しないけど女にはめっきり弱いのかとか。
      あるいは究極的に、みんなの人の命と大事な人の命のどちらかしか助けられないとき
      主人公はどちらを選ぶのか、それともどちらも選べないのかなどなど、だな」

サトミ 「なるほど、なるほど! そういうのが必要な設定なんですね!」
ワガハイ「そうか、わかってくれたか、おねえさん」
サトミ 「は~い、わかっちゃいました♪」
ワガハイ「じゃあ、今回のまとめとして自己紹介を兼ねて、サトミおねえさんの必要な設定を言ってくれたまえ」
サトミ 「ラジャー!」


#01 novel school

<応用クイズ>
 キャラクター設定で、もっとも大切とされている項目の1つは
 そのキャラクターが(     )のときに、どういう行動をとるかという(     )である。

                                    (クイズの答えはメルマガで)


文:UNO 絵:みのり

かっこいい名前が思いつかないなら


13か国語でわかる新ネーミング辞典 (学研)
 本格的にライトノベルを書くつもりだったら必携の辞典でしょう。特に架空兵器や特殊組織に格好いい名称をつけたい、印象的なタイトルでライバルと差をつけたいと考えている人にはうってつけですね。でもこのネーミング辞典、もともと小説用ではなくて、商品名やキャッチコピーを考えるようなコピーライターや企画職のビジネスマン向けに出版されたもので、業界内ではこのネーミング辞典がないと仕事にならないほど定番なんです。

 コンテンツはシンプルそのもの。名詞や形容詞、簡単な挨拶など3550語もの見出語に13カ国語の対訳がついているだけ。ここで重要なポイントは”カタカナ”で発音も書かれているところです! ネットには無料の辞書・翻訳サイトが多数ありますが、単語の読み方まではわからないんですよ。けれど作品で使うときは読み方が必要なので、そういうとき、このネーミング辞典がむちゃくちゃ参考になるんですね!

 しかも以前2冊だったのが今回1冊にまとめられ、見出語も追加、うれしいことに値段も安くなってます。私も8か国語対応の旧版を持っていましたが、この新版も買いなおしました。気になる13ヶ国語はというと、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン、ポルトガル、ラテン語、ギリシア語、ロシア語、中国語、韓国語、アラビア語とほとんどの主要言語を網羅。見出語も多彩で「猟犬」や「子犬」など「犬」関連だけでも12項目、戦闘機の名前なんかによさそうな「嵐」関連の単語なら13項目もあります。なかには「オタク」なんて見出語もあって、ちなみにアラビア語では「マジュヌーン」だそうです。ちょっとイメージが変わる響きがありますよね。

 なんといってもこのネーミング辞典が凄いのは超初心者からプロまで幅広く活用できる優れものであること! 特殊用途の辞典って使う人を選ぶところがあるんですよ。でもこのネーミング辞典にはそれがないんです。ただ眺めているだけでも楽しいので絶対におすすめします! <UNO

キャラの描写が苦手なら


人物表現辞典 (中村明編 筑摩書房)

 キャラクターの容姿を描写するのに困ったことがある人にはおすすめの辞典です。150人の近現代作家の500作品から容姿を描写した9500以上の用例を集めた本で、辞典というよりデータベース化された膨大な用例集ですね。頭のてっぺんから爪先まで身体に関わる全てが詳細に分類されているので、知りたい部位の表現例を探すのは簡単です。

 さすがに文豪とよばれた作家陣の用例ですから、ライトノベルでよく使われる「腰までとどく長い金髪に蒼い瞳をした~」のような単純に羅列しただけの容姿描写ではありません。そうか、こんな描写の仕方があったのか! と目から鱗の表現が多々掲載されていています。ただし明治から昭和にかけての作品ですから、髪型では「丸髷」や「桃割」といった古風な表現が頻出しますが、時代に関係ない目や口といった部位の表現は充分実用的です。

 とても便利な人物表現辞典なわけですが、注意してほしいのは初心者向きではないということです。ほとんど作品を書いたことがないような人が持っていても使いこなせないでしょう。少なくとも中級者以上の人向けですね。それから大半のライトノベル作家並みの文章力があればいいやという人にもおすすめできません。いや、むしろ絶対に買わないでください。お金のムダです! これはあくまでワンランク上の文章を身につけたい人だけが読むべき本です。

 また国語辞典のように調べたいときに探す辞書的な使い方だけでなく、日頃から気になる項目を拾い読みでいいので、ざっと目を通していると確実に描写力は向上しますよ! ただし隅から隅まで精読しようとすると必ず途中で挫折するのでやめましょう。(経験者談)

 具体的に大項目だけを列挙すると――頭、髪、こめかみ、額、眉間、眉、瞼、睫、瞳、目、目元、目尻、耳、鼻、頬、唇、舌、歯、口、顎、顔、表情、喉、項、首、肩、腕、手、指、爪、背中、腋、乳房、胸、腹、腰、尻、性器、胴、脚、足、ひげ、肌、皺、斑・皰、体つき、姿、匂、声、口調、総合、印象、動作、性格、感覚――と55項目に分類され、これがさらに最大45もの小項目に細分化されているわけなんですね。これだけでもこの辞典のすごさがわかると思います。これこそが小説家のための辞典という一冊です。 <UNO

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