L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

あらためて時間管理のたいせつさを知ろう

1月オフの講義録もようやく書き終えましたが、つづいて1月期の掌篇小説の選考が待っていたり、
そもそも本業の小説の原稿もそろそろ本格的に執筆にはいっていかないといけないということで
3月はなにかと忙しい時期になりそうです。

こういうときこそ時間管理のたいせつさが身にしみてきます。
病気になってはじめて健康の素晴らしさが理解できるのと同じで
切羽詰まってからでないと時間のたいせつさというものは、なかなか実感できないんですよね。
そんなことは誰でもわかってることだと思いますが、あらためて書いてみました。

作家にとってもっとも優れた時間管理の仕方というのは、とにかく毎日定期的に原稿を書くことですよね。
これが出来れば苦労はしないわけですが、やはり売れている作家さんというのは
どこか強迫観念的に原稿を書かないと気持ち悪くなってしまうくらいになることなんですよね。
私もブログを毎日書いていて、ようやくその心境の一端が理解できるようになりました。
かなり筆の遅い私としては遅筆を克服するためにも、この毎日ブログ更新を日課に課してきたわけです。
ブログ記事は早く賭けるようになりましたが、まだまだ原稿は早く書けるほどにはなっていませんが……

作家を志しているなら、毎日とにかく文章を書いていきましょう。
というか書かないではいられないくらいになるようになってみてください。
それには毎日の継続としての習慣性を身につけるがいちばん健全な方法でしょう。
他には不安や恐怖から書かないではいられなくなっている作家さんもいますけど
さすがにそこまでになってしまうと不健康であり病的なのでおすすめはできません。

原稿執筆における時間管理のコツは、しゃにむに固定の時間を確保しようと時間にとらわれるのではなく
ちょっとしたヒマな時間に原稿を書いてしまうことです。
人というものは一日のうちに何もしないでボーッとしている時間やひまつぶしに何かやってる時間というのは
必ずあるわけで、それも合計すれば10分や20分ではなく、少なくとも1時間以上はあるはずです。
そういうヒマになったときについつい原稿をやってみたくなるようになってみるといいでしょう。

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真実を知ってウソを語れ

とかく現実と虚構の世界は異なるものです。
しかし架空の物語を創作する作家は、ウソを真実らしく書かなければなりません。
事実を事実としてそのまま描いてしまっても、それは本当らしくないんですね。
ノンフィクション小説だって演出を加えなければ読めたものではありません。
現実なんてものは事象が複雑すぎて関係性が見えてこなかったり、統一性がなかったりして
まったく脈絡もなく、破綻しているようにしか捉えられないことも多々あるのです。
まったく昔から「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものですが、不可解なことだらけなのです。

たとえば小説としてもっとも人気があるのはミステリー小説ですよね。
個性的で有能な刑事や探偵と完全犯罪をもくろむ天才的な犯人との知力を尽くした攻防なんて展開は
よく見られるシチュエーションですし、なかなか興奮する展開だったりします。
しかし実際にはそんなことはまず起きないのはみなさんも承知のことでしょうが
実際に現実がどういうものかということは意外と知らないんじゃないでしょうか?

ある調査によると、刑務所に収監されている受刑者の実に4人に1人以上が発達(知的)障害者だそうです。
この場合、発達障害というのは具体的な数値でいうと知能指数IQ69以下をさします。
これがどのくらいの数字かというと、健常者はIQ95~105くらいが平均とされていて、
日本の場合だと小学校の通常学級か特殊学級のボーダーラインはIQ80くらいだそうです。
映画『フォレスト・ガンプ』でトム・ハンクスが演じたちょっと頭の弱い主人公のガンプが
たしか日常生活がなんとか送れるIQ75という設定でしたね。
しかも受刑者の1割は重度の発達障害でIQは50以下だということです。
こうなるとまともにコミュニケーションをとるのは難しいレベルになります。
全人口からすると2%程度の発達障害者が刑務所では20%以上もいる。これが事実です。
そこには知的な犯人とか、頭が切れすぎる残忍な犯人の影さえ見えません。

たしかに受刑者のなかには詐欺や背任などの知能犯もいるにはいるでしょう。
それに頭のいい犯罪者は犯罪自体が露見しにくいし、露見してもなかなか証拠を残さないので検挙されにくく、
さらには裁判になっても有利に進行することも多いわけですよね。
証拠を巧みに隠蔽する能力もなければ、検察の言われるままに自白してしまうしかない知的弱者が
集中的に刑務所へ送られてしまうという可能性も否定できませんが、
それにしても犯罪者のイメージというのは現実と物語の中とでは大きく違うわけです。
犯罪なんて正常な判断能力があればあるほどリスクを冒してまでやるものではありませんから。

なぜこんな記事を書いてみたのかというと『悪の教典』よりもよくできているという
同じく貴志祐介の『黒い家』を読んだところでして、この作品ではこんな発達障害的な犯人だったので
ちょっと思うところあって書いてみたわけです。
やはりエンタメ優先で作品に穴はあるんですが、おもしかったですよ。
ただし作品ジャンルはミステリーではなくホラーになってしまうんですけどね。
日本と韓国でそれぞれ映画化されてもいるので、映像で見たという人も多いでしょう。


小説はウソを書くのが仕事ですが、上手にウソをつくためには真実を知っていてください。
上手なウソというのは、大胆にして(  )には真実が含まれているものですよ。

※( )内は自分で考えてくださいね。

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偉大なアーティストは奪う

「平凡なアーティストは模倣する、偉大なアーティストは奪う」

これはアップルのスティーブ・ジョブズの言葉です。

アップルの製品が決してオリジナルの技術をもって作られたモノではないという皮肉に対して
放言した発言だったということですが、まさに小説もそうなんですよね。

小説なんてものは、しょせん文字情報でしかありませんし、世界初の小説『源氏物語』が書かれてから
1000年が経過し、これまでに星の数ほどの書き手が小説を残してきたわけですから
完全なオリジナルなんてものは存在していないのは当然のことです。

だからこそ我々のような現代の書き手は少なからず既存作品を参考にしたり、影響を受けたりするわけですが
ここでジョブズの語るとおり、2通りの結果が生じるんですね。

つまりベースとなった過去の傑作や名作といったオリジナルを超えられずに「模倣」で終わってしまうか
それとも独創的なセンスや創造性を活かして、文字通り「お株を奪う」をかたちでオリジナルを超えるか。
そこが後世に名を残すかどうかのちがいなんでしょうね。

もちろん、作家としてデビューするにも、現役作家の作品のどこでもいいから
なにかひとつでも超えているものがないと、なかなか認められません。
どこも超えていなければ、出版社は現役作家に作品を書いてもらえればいいわけで
わざわざ大金を投じて新人作家を発掘するような新人賞なんてやりません。

とはいえ、そうそうベテラン作家を超えるものなんて、素人の投稿者にはできません。
やっぱり文章もストーリー構成もまだまだ未熟で荒削りなわけです。
では、どこを選考委員や出版社に認めてもらえばいいのでしょうか?

ひとつは卓越した作品に見られる独創的なアイデアですね。
アイデアというのは模倣しにくいので、ここが勝負のしどころです。
ストーリーで勝負できないのなら、アイデアで勝負。これは一般的な新人作家の基本です。

そして、もっとも認めてもらいたいのが作家本人の「将来性」なんですね。
現状に少しくらい難があろうと、こいつは将来的に”大バケ”すると思ってもらったら、
先々を見越して期待をこめて評価も高くなるというものです。
結局、最終的に評価されるのは「作品」ではなく「人」だということを忘れないでください。

そして、あなたは今までの小説から、いったいなにを奪えますか?

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はたしてでし夜は執筆できるのか? AKR48作家修業日記(29)

どうも、こんにゃくは!! クズことでし夜です。
ハッピーひな祭り~♪ ドンドンパフパフ♪♪♪

ぎゃああああああ三月突入しちゃったんですけど……う、ぎゃああああああああああああ
ああああああああああああああああああ
締め切りは今月末日です。
一字もかいてないお(^q^) シーン割で転んだお(^q^)(^q^)

ひいいいいいぎゃあああああああああああああああああああああああああ

……最近、めっきりウツです……orz
二月の後半、シーン割りを一万五千字ほど提出したんすけど、
一刀両断されてモチベーションがガス欠状態←日本語がおかしい。
なんだかマトメの段階に来たのに、師匠の口から飛び出す言葉と言えば、

「え? 分かってなかったの?!」
「これをずっと言いたいがためにやってきたのに……!!」

 衝 撃 !!

師匠も驚愕、僕もちびった。/(^o^)\オワタ

で、布団さんが「馬鹿野郎! 俺がお前を離すかよ……ッ」とぎゅぎゅするから、
春眠暁を覚えず、死ぬ気でゴロゴロしました。
んで、どうやって生きる活力を養ったかと言うと、T氏の漫画を開き、
某ヴァンパイアハンターの彼に、レディ師と一緒に「無様だな!」を連呼。
唾を飛び散らかしながら、
無様だな! 無様だな!! 無様だなッ!!!
ィヒァッ―――ホォ―――ゥッ!!
mixiオフでもヒかれる程度に、でし夜は今日も元気です。
(みなさん、本当にご迷惑をおかけしましたすいません)

さてはて、早速シーン割にて頂きました師匠の素晴らしいアドバイスをレポートしたいと思います。
奥様……三月もう入ったんですって…………
あらやだ、めでたギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
赤いお顔のブンタッター


一、読者への掴みを設けるべし!!

導入部分では、何を求められているのか。
それはつまり、「何をやったら読者は食いついてくるのか」。
師匠「でし夜は何に食いついて欲しいの?」
クズ「……一体何にでしょうね……(゚A゚;)ゴクリ」
師匠「(#・∀・)(怒)」

▼「ヒーローが格好良いかどうか」
やん(*´ω`*) ××くん格好良いお(*´∀`)
××くんが蹴られてムチ打たれて無様って言われると興奮しちゃ……(これは別の話)
はい。と、言う訳で僕の場合、導入部では
「ヒーローの格好良さ」で読者のハートを鷲づかみ☆する事にしました。

では、ヒーローの格好良さとは何ぞや?
師匠「何よ、弟子?」
クズ「……一体何ですかね……(゚A゚;)ゴクリ」
師匠「(#・∀・)(怒)」
これが今までずぅっっっっっっとやって来た事なんですね。
僕はちょっと考えて鼻息荒く言ったよ。

クズ「何でもそつなくこなすんです」
師匠「何でもって何?」
クズ「? 何でしょう(・ω・) ? 」
師匠「(#・∀・)(怒)」
この段階に来て具体的じゃないとか、ア ウ ト !!

クズ「ヒ、ヒロインが引ったくりにあった時、華麗にやっつけちゃってくれるんです!」
→世界観に関係ないのでボツ!

・ヒーローを格好よく見せるワンエピソードを考える

誰が原因で起こるのか?(ヒロインorヒーロー)
世界観には合っているか?
ヒーロー(ヒロイン)はそれにどう対応するのか?

とにかくない頭を振り絞り、考えてみる。
そもそも、僕はどんなヒーローが好きなのか? ヒーローに何をして貰いたいのか……

えぇっとぉ、クズはぁ、ご飯作ってくれてぇ、掃除してくれてぇ、あ。家事全般やってくれてぇ、
お金稼いでくれてぇ、クズがやる事完全サポートしてくれてぇ、むしろやってくれてぇ、あ、眠ってる間に?
とかぁ。それでぇ、えぇっとぉ……(*´∀`*) あーイライラする

師匠「サポートって何を?」
クズ「………全部」
師匠「全部って何さ?」
クズ「…………(゚A゚;)ゴクリ」
師匠「(゚A゚#)ゴクリ」

つまり、世話をしてくれる「おはよう」から「おやすみ」まで(世話焼き設定)が、
クズの求めるヒーロー像(ヒーローなのだろうか……)
そして、それを一言で表すシーンが、
「おはよう」
=世話をしてくれる人なんだなぁ。と読者に告げる。つまり、
=目覚めた時からいる存在
=ずっと主人公といるのだろう。(≒幼なじみ)

当り前田のクラッカーな事でしたが、ボクは感動したんです。
幼なじみ設定「おはよう○○くん><」に、ここまでの意味があったとは……!
この後のヒーロー、ヒロインの対応で
・二人の関係性(どっちが上なのか)
・ヒーロー、ヒロインの性格
が、示されるんですね。

ex. ヒロインが遅刻(=ヒロインドジッ子設定)
ヒーロー「さっさと行くぞ!」と急かされる。(ヒーローが上)etc...
これを、世界観と絡める、と。φ(`д´)メモメモ...

し、か、し!
こんな事では「魅力」が弱い!!
何でもそつなくこなす?! ならば、そつなくこなして貰いましょう!
(^ω^)つ 「ピンチ」

このヒロインに訪れた「ピンチ」を華麗に解決しちゃうのが魅力!!
賢いヒーローはまず、ヒロインにアドバイスをするでしょう。
だけど、ヒロインは全部ふいにしちゃう。
二段落ち、三段落ち:策を考えるけど、次の策もだめで、最終手段はこれだ!
で、乗り越える。
この最終手段で、いかにもヒーローらしい(性格に基づく)
「誰にも思いつかない大胆なこと」をやってのける、んだそうです。
(ex.『GTO』では鬼塚てんてぃが家族崩壊を解決するため壁を壊しました)

師匠至言:淡々と進むから面白いわけではない

あー……耳が痛いおぅおぅ( ;∀;)

おまけ

二、視点移動に関して

ボクはW氏の新人賞対策本を読んで、「視点は一つに絞る」を徹底して描いてきたのですが
、今回初めて多数の視点を取り入れ描く事にしました。
と、いうのも、そっちの方がハラハラ度がますからです。

ヒッチコックの例を聞いて、なるほどと納得。
・時限爆弾がある。主人公の椅子の下に仕掛けられている。
主人公視点だったら、仕掛けられてるのは知らない。主人公視点=椅子に座ってるだけ。
けれど観客(三人称視点)は知っている。見えている。爆弾が仕掛けられてる椅子に座っちゃった!
どうするんだろう? 爆発するの? いつ発見して、どう解除するんだろう? どう逃げるんだろう?
これが、「面白さの演出」なのだそう。c⌒っ゚д゚)っφ メモメモ...


と、この辺りで今回のレポートはおすまいです。
師匠、いつもいつも本当に本当に本当に本当に×∞すいません。
クズでごめんなさい。何とか頑張りますからもう暫くご指導を……
師匠「今やってるのつまんなかったら、さっさと捨てて別の書こうね」
って、締め切り直前まさかのだめ押し―――???! (@二月ミクオフ)
さて、クズは間に合うのか?! 限りなく自信がありませんが…… ←
それでは。みなさん、良い春をお迎えくださいm(__)m

( >д<)、;'.・ ィクシッ う゛ぁー……寒い。

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シーンごとの目的を明らかに! AKR48作家修業日記(30)

こんばんは、師匠です。
きょうはAKR48について書いていきます。

でし夜は3月末が締切なのですが、ようやく執筆をはじめたばかりなので、かなり心配しています。
もともと筆がはやいので書き終えることはできるんでしょうが、問題はクオリティを保てるかですよね。

どうも未だに深く考えるクセがついていないので、プロットも穴だらけだったり
ワキがあまかったりと、心配のタネはつきないのです。

とはいえ、もうここにきて、初歩から修行をやり直す時間はないので、きょうは付け焼き刃になりますが
この欠点によるミスをいかに少なくするための秘策を教授することにしましょう。
もちろん、でし夜だけでなく、読者のみなさんの役にも立ちますので、お付き合いください。

秘策というのはタイトルどおり、シーンごとの目的を明らかにすることです。
物語構造において、なにが必要とされていて、なにをすべきかということですね。
たとえば、このシーンでは「登場人物の性格設定を明らかにする」とか「3章のための伏線を張る」とか
そういったかたちで考えていってほしいし、しっかりと紙に書き留めてください。
PC上のテキストとして保存するよりも紙がいいですよ。ノートが最適ですが、メモ用紙でも充分です。
原稿を書きながらいつでも読める状態にしておくことが大切なのです。

去年の11月ライトノベルオフで講義したLEGOブロック式ストーリー構築法を受講した人なら
ああ、あのことを言っているのかとわかってくれると思います。
小説作品というのは、あくまで虚構のお話です。ですからリアルな現実とはちがうんですね。
では現実と虚構のどこが最も異なるのかわかりますか?
もちろん、こうしてわざわざ質問するくらいですからストーリーの内容とか展開ではありませんよ。
事実は小説よりも奇なりというように小説よりも凄い現実はたくさんあるのです。

では、どこが異なるのかというと、小説には無駄がないのです。
作品がどんなに大長編であろうとも有限の物語です。
だからなくてもいいところは、すべて省略されてしまうんですね。
たとえば、主人公の一日を追うのに、何回トイレに行ったとか、学校に行く途中の道順の説明とか
そんなくだらない、どうでもいいことは書きませんよね。
小説というのは、その作品において重要なこと、つまり目的を持ったシーンしか存在しないのです。

ですから、シーンには必ず目的があり、書ききらなければいけない項目が決まっています。
それをちゃんと認識しないで、だらだら書いてしまうと、しまりのない作品になってしまうのです。
そうならないよう、ストーリーのあらすじとは別に物語構造をよくよく考えて実行してください。

キャラが勝手に動き出して作品が書けるなんて人がいますが、そういう方法で巧くいく人というのは
実は物語構造がきっちりしているから、見かけ上のストーリーに多少の変動があっても問題ないだけなのです。
本当にキャラが好き勝手に動いてしまったら、収拾がつかなくなってしまいますから。

とにかく執筆前の段階で各シーンごとになにを書くべきかか、しっかりと決めておいてください。

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最後まで言いきれ!

小説創作において最大の敵は迷いです。
自分の書いた作品は、もしかしておもしろくないかも、いや絶対につまらないんだ、とか
そういうふうにネガティブに考えてしまうことを経験しなかった人はいません。
そのことへ対策も、これまで何度か書いてきましたが、今回もその対策方法のひとつです。

どんな対策課というのが、タイトルどおり「最後まで言いきってしまう」ことです。
もう結局のところ、世の中たいていのことは言った者勝ちなんですよ。
では、具体的にどうすればいいのかというとですね、執筆に突入したら書き終わるまで
もう他人の意見には絶対に耳を貸さないことです。耳を塞いでしまいましょう。
某新興宗教ではありませんが、他人の意見やアドバイスは悪魔の言葉です。
かつて荒野にてサタンがイエスを誘惑したように、おためごかしに意見を言ってきます。
イエスはしっかりと返答できましたが、あなたは神の子ではないのですから
そうそう悪魔の言葉に迷わされないという保証はないのですから無視しましょう。
そして一刻も早く執筆を終えてください。

しかし、まったく人の意見を聞かなくてはいけないとは言いません。
執筆の前後には、できるだけ広く意見を求めるほうがよいでしょう。
プロットを考えるとき、そして完成した作品の感想を求めるとき、
そういうときは大いに意見を求めてください。
ただし、前にも書いたように素人には意見を求めず感想を求めてください。
素人の「おもしろい」とか「つまらない」という直感的な意見は、
作家や編集者などの玄人の感想に勝りますが、意見は当てになりません。
おもしろいと感じでも、どこがどうしておもしろいか的確に説明するだけのスキルがないからです。

だから作品を書いている途中は、この作品は「俺の作品は世界最高におもしろいんだ!」と言いきりましょう。
ひとりごとのように呟いてもいいし、周囲に人がいないなら叫んでもいいですね。
反省したり後悔するのは作品を書き終えてからにしましょう。

とにかく執筆中はセルフマインドコントロール状態を作りだしてしまうのです。
ちゃんとプロットをしっかり組んでいて、文章の基礎力があれば、問題なく作品を書くことができます。
もしも筆が走りすぎて突っ走ってしまったというのなら、それは書き終えてから勢いを削がないようにして
軌道修正をしてあげれば、たいていの場合は容易になんとかなります。
たいていの場合は、ごっそり不必要な文章やシーンを削るだけで解決できるものです。

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処女作のたましい百までも

ことわざに「三つ子のたましい百までも」というのがありますが、
作家に関していうならば、三つ子ではなく処女作であるんじゃないかなと思うのです。
ちょっとライトノベルではシリーズ化して見分けるのが困難なんですが
純文系の作品などで同じ作家の一冊で完結する作品を読み比べてみてください。
そうすると、けっこう同じようなガジェットやシチュエーションが頻繁にでてくるんですよ。

特にわかりやすいのはアニメ化もした『四畳半神話体系』の森見登美彦さんの作品ですかね。
第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞作の『太陽の塔』を読めば、
その後の作品に登場するほとんど彼の作品のモチーフがすでに見られるんですね。
京大周辺が舞台となり、うだつのあがらない京大生の青年が主人公、ヒロインは黒髪の乙女などなど。
彼の作品の場合、意識的にすべての作品の世界観を連結させているという側面もありますが
作品の完成度については、もちろん後の作品のほうが優れているわけですが
着想としては処女作にすべて見いだせるものだったんですね。

他にも『悪の教典』を読んだ後に『黒い家』を読んだときも、かなり同じモチーフが登場してきました。
精神を病んだ殺人鬼、床下に死体、階段での死闘などなど、数えきれなかったですね。
もちろん小説だけではなくて絵画なんかにもこの現象はより頻繁に見られますよね。
ピカソなんかはちょっと画風の変化が多彩なので見分けにくいのですが、
シュールレアリスムで有名なダリの作品なんか、わかりやすいですよね。
チーズのようにとろけるオブジェとY字の支柱、アリの群、タマゴ、体中にひきだしのある女……
ダリの画集を見れば一目瞭然、手を変え品を代えつつも同じモチーフが反復して繰りかえされています。

なぜこういうふうに同じモチーフが重なるかというと、それは同じ人間の感性だからなんですね。
絵画とはちがって、小説の場合は、あまり同じモチーフを用いるのは推奨されませんが
それでもやはり同じ人間が思考する以上は無意識的にダブってくるんでしょうね。
これは作家のひきだしの数にもよるのですが、同じモチーフが何度も出てくるのは
けっして悪いことばかりではありません。それが作風の一環だとみなされうるからです。

そして、なによりも同じモチーフを好んで書くからには、その作家はそのことに対して
並々ならぬ思い入れがあるわけです。だからこそ思いの丈のつまった処女作に詰めこまれるのです。
ひるがえって、あなたの処女作はどうでしょうか?
まだ長編といえども評価されない習作どまりで、処女作とは言えそうになくても
そのなかにはあなたの「思い」がモチーフとなって入っているはずです。

それをぜひ見つけてください。そして、もっと大事に扱って成長させてあげてください。
見つけ方は簡単です。あなたが2作品以上、作品を書きあげていれば、そこに共通するものを
抜きだしてみるだけでよいのです。それは平凡すぎるものかもしれないし、奇抜なものかもしれません。
なにがあまたの「思い」なのか、わかりませんが、それはあなたのセンスが結晶化したものです。

そして、受賞するような処女作には、そんな結晶化したセンスがこれでもかと詰まっているものです。
あなたのセンスの結晶はなんですか? そして作品の中でぎゅうぎゅうに詰まっていますか?
作家は処女作を超えることはできないとはよく言いますが、その理由はここにあります。
だから、この結晶は作家であるあなたに生涯ついてまわるものとなるのですから本当にたいせつにしてください。

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生存報告

日昌晶は生きています。

東京在住で被害的にはたいしたことがなかったわけですが、JRが全面的に運行停止してしまったため
職場から歩いて帰ることになり、結局いろいろあって帰宅したのが深夜2:30をまわっていました。
我が家は私の部屋だけ物が倒れたらしく、意外と不安定なプラモが立っているのに対して
本を満載した本棚がかなり動いているなど、一見するとおかしな乱れかたをしていたのが印象的でした。

このブログの読者でも今回の地震の被害にあわれた方、被害にあわれた方のご家族ご友人の方々には
ぜひこの艱難を乗り越えていってほしいと願っています。

そしてすべての死者のご冥福をお祈りします。

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好奇心は猫を殺しても、好奇心は人を生かす

東日本地域は震災、津波、原発事故で甚大な被害をこうむり、いまだ混乱が続いていますが
全国に点在すると思われるブログ読者のみなさん自身に親戚友人の方はいかがでしょうか?
深刻なことになっていなければと願っています。

今回はこの災害に関して、少しですが書いていこうと思っています。
まずここ一両日、マスコミ報道にネット情報は災害についての映像や情報、憶測、噂が飛び交っています。
まさに情報の洪水です。しかし同時にどの情報も全体の一部でしかありません。
被害地域ではテレビの映像で映っていない場所もあれば、撮影されていない時間帯も多いわけです。
どの情報も都合のいいところの細切れとなった情報で、すべてつなぎ合わせたとしても
一枚の絵図にはならないし、相互に矛盾する点さえでてきてしまいます。

マスコミの報道は必ずある意図に基づいて演出が加えられ、ひどいときには捏造歪曲がおこなわれます。
たとえば真実を報道するとパニックになって被害が拡大するため、ウソでも軽微だと言い張るとかですね。
他にもスポンサー企業への配慮があったり、外国勢力の影響もあったりといろいろあります。
(パチンコのCMが増えてから北朝鮮テレビ番組のおもしろニュースは消えましたよね。そういうことです)
またネットの噂やリークについては、誰かに対する遠慮や配慮はないのですが
どうしても扇情的で過激なものが好まれて拡散する傾向にあり、真贋という点に関しても微妙です。
つまり、どの情報をとっても正確ではなく、どこかに歪みが生じているわけです。

ですから私たちは、このように細切れでしかなく、しかも歪んでしまっているものを見て
そこから正しい全体像を把握しないといけないわけですね。これは至難の業です。
いったいどうすればいいのでしょうか?
それには情報をインプットしてゆく際に、できれば事前に正しい知識を入手しておくことです。
今回の福島原発の事故が旧ソ連のチェルノブイリ級の大惨事になるという情報が拡がりましたが
実際のところ日本は加水型、ソ連は黒鉛型と形式が異なっているなど状況はまったくちがっていて
どちらかというと米国のスリーマイルアイランド原発事故に近い可能性が高かったわけです。
こういうことは少し調べてみれば「ああ、なるほど」とだんだんわかってきます。

大災害のときには、まちがった情報に基づいて行動することは生死にかかわってきます。
自分を守るためにも日頃から正しい知識を仕入れることに心がけましょう。
では、なにが正しいのかというと、まず物理化学や数学などで証明されているような事象については
まずウソというものは少ないので、根本的な原理を理解することは必要になってきます。
どうして地震が起きるのかとか、原子力発電の原理とかをしっかり理解しておけば
過去、ハレー彗星が接近したときに地球上の空気が吸いあげられてなくなってしまうといったような
迷信じみたことを判断材料にすることはないでしょう。

つぎに歪んでいる情報の断片でもいくつも似たような情報を並べて比較してゆくと
一致してゆく部分が浮きあがってきます。そのように一致する情報については確証度が高いですよね。
そのためには、より多くの情報を仕入れる情報網の確保も必要になってきます。

この2つをしっかりと日頃からやっておけば、いざというときに困ることはありません。
それでも日頃からやっていてもカバーできないこともあるでしょう。
そういうときは、すでに起こったことでも、実際はどうなのかといったことに興味をもって
自分の力で調べる努力と工夫をしてください。好奇心で構いません。
「好奇心は猫を殺す」ともいいますが、好奇心で不用意な行動をするのは軽率ですが
好奇心からなんでも調べる、確認しておくことは重要なことです。
だから「好奇心は猫を殺しても、好奇心は人を生かす」のです。

と同時に好奇心を強くもっていると、ちょっと調べてみた情報から意外なヒントを得たり
おもしろい小説のネタが転がっていたりと、なかなかのネタの宝庫でもありますので
あなたとあなたの大切な人たちの身を守るためにも、そして作家として成功するためにも
ぜひ好奇心を持ち、常になにが正しいのかを理解し、そしてニュースの裏を読んでください。
あなたにとって、けっして無駄になることはありません。

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今週土曜19日は無料で3月ライトノベル創作オフ

きょうはオフ会のお知らせです。
今週土曜日は、月例のライトノベルオフがありますが、
3月はなんと新学期直前ということで完全無料でご招待させていただきます。

ライトノベルオフで新しい出会いはじめてみませんか?
創作仲間と出会える絶好のチャンスです!
春は新学期、新年度で今までの自分を変えたいなら今しかありません。
これを機に本格的に夢だった小説家をめざしてみませんか?
これまでにオフから3人がデビューできました!

そこで日頃の感謝をこめて今回は完全無料でオフにご招待することにしました!
3月オフにかぎりカンパ4000円の必要もありません。
毎回、50人以上の参加者のうち初参加者は全体の2割、女性は3割くらいで
今回は初参加者もぐっと多くなるでしょうから初めての参加者、女性参加者にやさしいオフです。

オフは前半の創作講義と後半の交流会の二本立てになっていて
3月の講義テーマは初心者向け【はじめての小説創作作法】と
中上級者向け【王道・お約束・定番教えちゃいます】の2つです。
意外とみんなわかっていないのが物語としての定番、王道展開なんですね。
お約束や定番をしっかり押さえてないから、自分なりのアレンジを加えずに
素のまま作品に流用してしまって模倣、パクリになってしまったり
読者が期待している展開とはかけ離れたストーリーを書いてしまったりするわけです。
今回は王道、お約束、定番と呼ばれるものはどういうものかということを
主だったもの、頻出するものを中心に出来るかぎり解説していきます。
また自分の力で定番展開を見つけだす方法と定番を応用して自分の作品に活かす方法も
ついでに教えてしまうので、いいアイデアが思いついたのにどうも上手く
おもしろいエピソードが思いつかないという人、
いつも展開がワンパターンになってしまいがちな人はぜひどうぞ!
小説の書き方について楽しく学んでいきましょう!
 
・日時:3月19日(土)13:00~22:00
・集合場所:後日オフ用コミュにてお知らせします
・会場:文京シビックホール内(第1会議室)
・持ち物:マイコップ、筆記具
・定員:最大60名(募集は65名まで)
・その他:途中入退出自由
・会費:完全無料(交通費はご用意ください)
・参加方法:mixiコミュあるいはメールにてお願いします


■タイムスケジュール
 12:30-12:55 集合
 13:00-17:30 講義(時間厳守で開始します!)
 17:30-22:00 交流会

■アクセス
後楽園駅、春日駅を降りて目の前の一番高いビルです。 (ビル内へ通じる連絡通路もあります)
会場の会議室はエントランス吹き抜け最上部の3階になります。

■参加特典
・オリジナル帆布ブックカバー
・投稿グッズ:特大クリップ、綴じ紐、原稿保護ケース

■作家さん&編集者さんもぜひどうぞ!
ラノベ業界関係者の参加者さんも多くなってきましたが
プロ作家さんや受賞者さん、編集者さんが参加してくれると
作家志望者の皆さんもお話をぜひ聞きたいわけですし 作家さん編集者さん側としても
読者の生の意見を聞けたり 相互交流などをはかっていただければと思っていますので
ふらっと交流会だけに遊びに来てくれるのを心よりお待ちしております!

携帯ゲームシナリオ執筆のお仕事紹介してます!
ライトノベルオフの講義を受講してくれる方を限定で携帯ゲームのシナリオ執筆のお仕事を紹介しています。
1~3日で書けるくらいの文章量で報酬もちゃんとあります。

次回以降のオフは4月29日(金祝)です。

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