L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

パワードスーツの原点に出遭った日

先日、池袋にて「フィギュア誕生 30周年海洋堂フィギュアワールド」に行ってきました。
結構、自分が所有しているミニチュアフィギュアもありましたねw
なかでも妖怪フィギュアとチョコエッグの動物はそこそこ持っていて、結構、海洋堂にも貢献していたようです。
美少女フィギュアにはあまり興味ないのであまり食指は動かないのですが、動物やメカ系は好きなのです。

そんなこれまで発表された数々のフィギュアが展示されていましたが、いちばん気になったのが入り口に展示されていたコレ!
stershiptroopers

若い人にはわからない人も多いでしょうが、これこそパワードスーツの原点となったものの等身大模型です。
ロバート・ハインライン原作『宇宙の戦士』の和訳本を刊行するにあたり、スタジオぬえが挿絵イラスト用にと
原作の描写を基にデザインしたこれこそが世界で最初の強化装甲服パワードスーツなのですね。

それまでの英語版でのイラストは、もう見るも無残な古くさい潜水服のようなデザインだったのが
いっきに現代SFへと駆けのぼった瞬間だったわけですよ。
またこのパワードスーツのデザインが発展流用されたのが、モビルスーツ、つまりガンダムだったのです。
写真をよく見てもらうとわかると思うのですが、原作でのゴリラのような体型という設定を変更して
頭を小さく、手を短く、脚を直立させるなどして、より人間型に近づければ、あら不思議……

RX-77ガンキャノンになるんですね!
もともとガンダムの場合、コンセプトの基本はガンキャノンだったわけですよ。
でも当時のヒーローロボには地味なので、RX-78ガンダムみたいなのを主役に置いたわけで。
それと当初は全高5~6mくらいを予定していたけど、スポンサーの玩具メーカーの反対で18mとなり
パワードスーツの延長ということで「モビルスーツ」という名称だけ残った巨大ロボが誕生したわけです。
モビルスーツはどう考えても、スーツじゃないから。その理由が写真のこれだったわけです。
ちなみにこのパワードスーツの全高は原作設定通り2mくらいです。

しかし、このパワードスーツがハリウッド版になると……省略されちゃうんですよね。
ご存知、映画『スターシップ・トゥルーパーズ』(『宇宙の戦士』の原題と同じ)はシリーズ3作に加えて
CGアニメやゲーム、コミックなんかにもなってるんですが、パワードスーツという概念はほぼなく
ヘルメットと防弾ジャケットくらいの軽装になっているのは、公開直後とても残念でしたよ。
敵のバグの造形がよかっただけにね。まあ、映画はそれなりにB級大作として楽しめましたが。
逆に日本版アニメはパワードスーツが登場するけど、敵が昆虫型ではなくイカタコ系なのがちょっと微妙でした。

しかし、ここに来てハリウッドも着実にパワードスーツが根付いてきたのは以前にも書きました。
近年の『アバター』や『第9地区』などに大型パワードスーツが登場するなどして
この8月には『パシフィック・リム』も公開ですからね。
『パシフィック・リム』はもうエヴァンゲリオンをハリウッド映画にしたら、こうなったみたいな感じですよね。
謎の巨大怪獣と戦う巨大ロボ「イェーガー」の活躍とか、しかも2人組でシンクロ操縦とか
かつての『恐竜大戦争アイゼンボーグ』とか『ウルトラマンA』を彷彿とさせますし。
そもそもアメリカ人は、巨大な脅威よりもゾンビにはじまり『グレムリン』とかハリウッド版『ゴジラ』とかの
群体わらわら系のほうに脅威を感じるらしいのですが、もしかしたら傾向が変わってきてるのかもしれません。

なにはともあれ最近『宇宙の戦士』は読み返したばかりので感慨ひとしおでした!



余談ですが、この海洋堂のイベントに参加した記念に映画『エイリアン』のガチャガチャを回しました。
1回400円とガチャにしては高めの設定ですが、初代エイリアン(ビッグチャップ)の特徴でもある
透けた頭部の中にある人間らしき頭蓋骨まで表現されていて、それはもう非常によい出来で大満足でした!
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コミケという世界最大のセックスの祭典が今年も来る【1】

今週末、今年も夏コミがやってきます。
そして、そこで扱われるコンテンツの主軸は美少女(あるいはイケメン)であり、その多くはポルノです。
セックス万博というイベントもありますが、コミケこそその規模といい影響力といい、
まさに世界最大のセックスの祭典といっても過言ではないでしょう。
もちろんセックスと無関係な鉄道やミリタリー、グルメなどジャンルもありますが、マイナーなのは否めません……

かつてオタクという言葉が生まれる以前のオタクの対象といえば今のような美少女キャラ一辺倒ではなく
そのほとんどがSFや特撮作品への収集的欲求あるいは学究的探求へと向けられていました。
当時は怪獣映画など特撮全盛で映画にドラマにと作品が量産された時代とも重なっていましたし
なによりビデオデッキもない時代ですから、見逃してしまうと再放送をひたすら待つしかない時代でしたからね。
今の世なら「あのドラマの第4回のサブタイトルって何だっけ?」といった素朴な疑問なんて
検索すればWikipediaあたりにご丁寧に主要スタッフの情報も含めて記述されています。
しかし、昔はネットもないし、情報さえほとんど皆無でしたから、誰か物好きがそれらの情報をまとめないと
データとして残らなかったわけですし、まとめても公開する場も狭い趣味の仲間くらいに限られていました。
そこでそのような個人的に収集したデータなどをまとめて冊子とし、売り買いを通して情報交換をおこなったのが
そもそもオタク向けの同人誌だったりするわけです。
今のように二次創作作品といった分野はまだまだマイナーで、人々は些細な情報にも飢えていた時代でした。

やがてオタクが大衆化してゆくと学究的なり創作的な理の表現者としてのオタクは相対的に少なくなり
ただただ消費するだけのオタクが増大してゆき、市場規模はどんどん大きくなってゆきますが
誰もが表現者だったオタクという姿は消え、コレクター的なオタクが幅を利かせて行き、
とにかく作品鑑賞して消費するだけ、グッズを買い漁るだけといったオタクのイメージが定着するようになります。
このイメージが定着した頃、つまりオタクが大衆化した頃から、興味の対象が従来のSFや特撮から逸れ
作品内に登場する美少女たちへと完全に移行してしまうわけです。
たしかにかつてのSF作品にもヒロインは登場しますが、あくまで作品全体を通してのファンでありマニアであって
そこまでヒロインに集中的に傾倒しているというオタクは少なかったんですね。
ところが今や美少女ヒロインありきであり、美少女キャラに作品という背景が色を添える程度になってきました。
いい悪いはともかく、これは大きな変化だと思います。

こうして美少女キャラに興味の対象を移した大多数の男性オタクは、そこに何をみるのかというと
ほぼまちがいなく「性」の対象として見ているわけです。
だからこそ「俺の嫁」とかいった恋愛対象やセックス対象としてキャラを扱おうとするわけです。
これってつまり端的に言ってしまえば、こういうのを「ポルノ」というのですよね。

インターネットの情報量として世界に流れているデータの7割8割がポルノだということからも
ポルノの需要は大きいわけで、それと同じようにオタクの世界においてもポルノは大きな支柱となっているのです。

長くなってしまったので、つづきは次回に!

コミケという世界最大のセックスの祭典が今年も来る【2】

前回はオタクが大衆化して裾野が拡がることにより、その興味の対象が変化してゆき
ほぼ全ての男性が興味をもつポルノに軸足が移ったというところまで書きましたね。

そしてオタク趣味のポルノ化と同時に「オタクはキモい」というマスコミのイメージも定着しました。
それまでもオタクはあまりいいイメージではありませんでしたが「いい年して子供向け作品が好きな人」とか
「大人になりきれてない人」みたいなイメージだったんですよね。
しかし日本の社会ではポルノ全般というのはおおっぴらに趣味だと公言するものではないし、
あまつさえポルノに執着を見せるような人は軽蔑こそされ、尊敬されることはまずありません。
ところがアニメやゲームが趣味だと公言することは、あまり憚れないものになったのですが
いかんせんオタク趣味=美少女キャラ萌え=ポルノだという誤解も含めた認知も広まってしまったわけですから
「俺はポルノが好きだ。しかも二次元というアブノーマルが好きなんだよ!」なんて言ってるのと
同義になってしまっているために、オタク趣味もまた蔑まれる対象へとなってしまうわけです。

つまりオタク趣味そのものは本来そこまで世間的に忌避されるものでなかったのが
ポルノと融合してしまったがゆえに毛嫌いされるようになっていったわけです。
とはいえ、いまさらオタク趣味からポルノを完全に排除することは不可能でしょう。
ただしオタク趣味も市場が大きくなれば自然と二極化して、ポルノ寄りのものとそうでないものとに分離してゆくでしょう。
かつての「ミルクホール」や「パーラー」なんかと一緒ですよね。
最初は女給(ウェイトレス)のいる喫茶だったのが、やがて売春の温床となって規制が入り
売春とは無関係のアルコールを提供しない「純喫茶」なんて言葉も生まれたわけです。
というよりも分離は階級を生む可能性も濃厚だったりします。
現在もオタク趣味を持ちながらリア充ライフを満喫する層もいれば、その真逆に生きてる層もいます。
現在のところ、この両者を明確に区分する名称はないわけですが、いずれ出てきて
その名前が定着した瞬間に階級は目に見えないながら厳然と成立してしまうでしょう。

将来的には以上の理由から2つのトレンドへと分岐することが予想されます。
どちらも大衆化により「性」へと向かうの同じだと思うのですが
1つは従来以上にオタク趣味は「セックスの代替物」つまり「ズリネタ」化を深める方向、
もうひとつは性は性でも「出会い系」へと向かい、出会いの触媒となってゆく方向ですね。
現在でもこれらの傾向は容易に見られるものですが、より顕著になってゆくでしょう。
どちらに進むのが幸せかはわかりませんが。

十年後のコミケでは西と東で参加する層が完全に二分するようなイベントになっているかもしれません。
晴海で開催していた頃には、今みたいなコミケになるとは思われていなかったように
どんなふうに変化していてもおかしくないのかなと妄想しています。

パシフィック・リムは究極のオタク映画だという話

ギレルモ・デル・トロ監督のSF怪獣映画『パシフィック・リム』(Pacific Rim)が究極のオタク映画だと評価が高い。
日本では本格的怪獣映画が作られなくなって久しいわけですが、ここに来てハリウッドが本格的に怪獣映画を作ったということです。
とはいえ、アメリカ本国での興行成績はいまひとつらしいんですけどね。
逆に中国では大ヒット御礼というのは、中国のイェーガー(巨大ロボット)が登場するからでしょうか。
残念ながら日本のイェーガーは旧世代の伝説的名機として、ちらっと登場するのみで活躍するシーンはないようです。
あと女優、芦田愛菜のハリウッドデビュー作というのもありましたねw

それはともかくどこがオタク向けかというと、それはもう往年の怪獣映画をリスペクトして
そのオマージュをこれでもかと注ぎこんだのが本作だからだったりするわけです。
『原子怪獣現わる』(The Beast from 20,000 Fathoms)を嚆矢とする怪獣映画は特に日本で開花したわけで
怪獣映画世代のオタクにとっては元ネタさがしも楽しみのひとつになるでしょうね!

つまり怪獣とロボットが好きだった少年の夢がこの映画に詰まっているわけです。
同じように怪獣とロボットが好きな世代によって作られたのは『新世紀エヴァンゲリオン』ですから
どこか共通するものがあるでしょうし、当然ならが参考にされていることでしょう。
キャラ萌えに特化している人は別としてエヴァ好きな人にもまた世代が一巡して受け入れやすい素地があります。

惜しむらくは怪獣世代というのは私よりも若干上の世代であり、エヴァ世代は下なんですよね。
たしかに私が幼児の頃はまだ怪獣ブームが続いており、ウルトラマンやゴジラ、ガメラが盛んに再放送されていましたが
小学校高学年の頃には完全に下火になってしまい、ウルトラマンシリーズが不人気により断絶してしまいましたし、
同じく仮面ライダーシリーズも断絶し、代わって『宇宙刑事ギャバン』に始まるメタルヒーローの時代でした。
なによりも私の世代を直撃したのは特撮ではなくアニメであり、その中でも『機動戦士ガンダム』が絶大な人気を誇り
後世のオタク向け作品に多大な影響をおよぼす『うる星やつら』が台頭してくる時期だったんですよね。
ウルトラ怪獣のパチモンをテーマとしたイベント「パチモンサミット」なんかによく参加していましたが
実は現役世代からは微妙にずれていたりしたわけです……残念でなりません。

なので私の生きた同世代が社会的により上の立場になって、作品を広く世に出してゆくことになってゆくと
昨今の怪獣ものからガンダムに代表されるSFミリタリー作品が主流になってゆくのかなとか勝手に思ってます。
ガンダム直後のSFミリタリーはなかなか渋くて子供が容易に立ち入れない世界でしたからね。
ガンダムは対立する2大勢力の全面戦争を扱っていましたが、『太陽の牙ダグラム』になってくると
植民地から独立するレジスタンス(ゲリラ)という難しい政治的な話が中心に据えられていましたし
『装甲騎兵ボトムズ』になると、もう戦争の犬でしかない傭兵の殺伐とした話でしたからね。
こういった重いテーマを主軸とするロボット作品となると後年になって製作されたのは
『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズくらいで、なかなか量産されるほどではないようです。
当時も難解になりすぎて、やがてブームは収縮して二頭身ロボの登場やスーパーロボが復権しましたからw

現状、いま作品を作っている世代は怪獣映画世代です。やがてそれは移り変わってゆきます。
かつて機械工学の科学者や技術者が鉄腕アトムを作ろうとして「アシモ」など自律型ロボットを目指してきましたが
最近では「クラタス」に代表されるように内部で操縦できる兵器感覚のロボットへと興味が移りつつあるのは
開発の決定権を持つ世代が交代してきて、アトム世代からガンダム世代へと変わってきているからでしょう。

あなたが子供の頃に影響を受けた作品はどんなものでしたか?
そして、あなたが作り手となったときには、どういう作品を作ってみたいでしょうか?
きっとそれはあなたが子供の頃に好きだったものへの回帰が少なからずあると思いますよ。

恐竜の登場前は哺乳類の天下だったことを知ってますか?

ほとんど小説とは関係ないですが、絶滅動物好きなのでネタとしてひとつ。

その昔、といっても三畳紀(約2億5100万年前から約1億9960万年前まで)の後期に
恐竜をはじめとする主竜類(現存する子孫は鳥類やワニ)がどんどん数も種類も増えて繁栄してゆくわけですが
それ以前はというと、実は我々哺乳類の共通の祖先である単弓類が全盛を極めていたんですね。

そもそも哺乳類と爬虫類の関係というのは、従来は爬虫類から哺乳類に進化したと思われてきましたが
現在の研究では魚類から両生類へと進化したあと、それぞれ別系統で両生類から進化したことがわかってきました。
そして哺乳類の祖先が単弓類、爬虫類の祖先が双弓類と名付けられています。
命名の由来は頭蓋骨の形状で、側頭部に穴がひとつ空いてるのを単弓とし、ふたつ空いてるのを双弓としたものです。
両者とも大雑把に見ればトカゲっぽい姿形をしていたわけですが、この時点で両者は完全に分岐していたのです。

最初期の単弓類で有名なのは、やっぱりディメトロドンですね。
ずんぐりしたトカゲの背中に巨大な帆のようなウチワのようなヒレがあるやつです。見たことあるでしょ?
子供向け恐竜図鑑だと未だに恐竜の仲間として登場しますが、れっきとした哺乳類の祖先です。

このディメトロドンなどが大型両生類などを捕食する地球最大の肉食動物だったわけです。
かわって双弓類はというと、形は今と同じくほっそりした小型のトカゲのような種がが多かったようですね。
そして、その後も単弓類は繁栄してゆき、体長なら5メートル、体重なら2トンくらいの大型種までいました。
概してずんぐりした体型と間の抜けた顔で、おせじにも格好いいとはいえない連中ばかりなんですけどねw

そんな地上の覇者であった哺乳類の祖先たちなのですが、古生代と中生代との区分でもある
ペルム紀と三畳紀の境界において、地球最大の大量絶滅によって姿を消してしまいます。
理由は確実ではありませんが唯一最大のパンゲア大陸が分裂して今の大陸のように変化した時代でもあり
劇的な環境変化によって大量絶滅してしまったようです。生き残れた陸上生物はわずか数パーセントだったとか……
海中でさえ古くからしぶとく生きていてアンモナイトや三葉虫が絶滅してしまったくらいですから。

そんななか、いち早く生態系のトップに登りつめたのは我らが単弓類のうちキノドンなどの獣弓類でした。
最新の復元図では、このときにはもう体毛もあったようでトカゲともケモノともつかない姿をしていて
六本木ヒルズでの展示で使用された復元図はもうイボイノシシとハイエナをかけあわしたような情けない顔といい
恐竜たちの精悍なマスクに比べるとほんとうに残念な動物たちでした。
で、そんなキノドンが君臨したのはあまり長くなく三畳紀中期以降はもう恐竜たちの世になっていきます。

哺乳類の祖先と恐竜とどうちがうのかというと、まず最大の特徴は脚ですね。
恐竜はなんと胴体の真下に脚がくっついていて、しかも基本二足歩行となったのです。
その後、ブラキオサウルスやトリケラトプスなど体重の増加で四足に回帰した種もありますが
どの種も前脚は比較的小さく体重のほとんどは後脚で支えていました。
対して獣弓類はというと昔ながらの体型で、脚は胴体の横にくっついていたのです。
つまり恐竜はダチョウのように走れるのに、獣弓類はワニのようにしか走れなかったのでは勝負になりません。
しかもこの時代のワニは恐竜と近縁種だったので、四足ながら脚は直立だったので素早く走れたのでした……
ワニやカメの祖先は最初直立型で、後に水棲になったり甲羅を持つようになったりしたことで脚が横向きに戻ったのです。

それともうひとつ重要なのが呼吸方法ですよね。
獣弓類の呼吸方法は人間と同じ袋状の肺で呼吸していましたが、恐竜は気嚢という補助器官を持ち、肺もチューブ型です。
哺乳類の肺は横隔膜で動かすフイゴみたいなものですから、空気の流れは行ったり来たりの往復運動になります。
この仕組だと肺の中の空気を全交換できないので、新鮮な空気と使用後の空気が混じってしまいます。
ところが恐竜たちの肺はチューブ状で空気の入口と出口が別にあり、気嚢がポンプの役割をします。
そのため効率が非常によく低酸素でも活動でき、なにより鳥類として空を飛ぶだけの筋力も生みだせたのです。

そんなわけで哺乳類の祖先たちは生存競争に負けてしまい、恐竜の天下になります。
わずかに残った獣弓類はネズミほどのサイズのみが残り、ここで完全なる哺乳類の形質を完成させます。
哺乳類の最大の特徴である子宮による胎生とかですね。
あと哺乳類の多くが近視で色盲なのも、この時代の哺乳類が夜行性だったことに由来します。
暗闇の中では色より明暗のほうが大事だし、遠くはそもそも見えないのでということらしいですね。
人間は後に色覚や遠視力を取り戻したわけですが、見える色素の数も少なく、遠くを見るのも限度があります。
恐竜の直系であるワシは数キロ先の獲物を見つけるとか桁違いですからね。かないません。

ですが恐竜が隕石の衝突で絶滅してしまい、鳥類と近縁のワニしか残らなかったがゆえに今の人類の繁栄があります。
隕石が落ちていなければ、未だに完全形態を手に入れていた恐竜の天下だったという見方もあるくらいですから。
とはいえ一度、落ちぶれてしまうと、恐竜は鳥と同じく骨が中空だったりと比較的体重が軽いので
鳥になりかけた恐竜たちが再び大型化する前に大型化してしまった哺乳類には太刀打ちできなかったようですね。
ディマトリアというダチョウの体に巨大な猛禽の頭を持つティラノサウルスの再来といっていいような
体高2メートル、体重200から500キロにもなる恐鳥類と呼ばれる鳥が新生代の暁新世から始新世にかけて繁栄しましたが
この恐鳥類ですら餌となる草食哺乳類の大型化によって、だんだんと力負けするようになり絶滅してしまいました。

胎生を除けば体重が重いくらいしか能のなかった哺乳類が現代の地球でこれだけのさばっているのも不思議なものですね。

カタルシスを意識してますか?

ドラマ『半沢直樹』が絶好調ですね。
一部には「難しい」とか「LOVE的要素がない」などといった意見もありますが、それは好みの問題でしょう。
現にわかりやすい恋愛ドラマとしてTBSのイチオシだった『ぴんとこな』は視聴率的に大惨敗してしまい
急遽イチオシを『半沢直樹』にシフトしているくらいですから、テレビ局の目論見も大いにはずれてしまったし
声の大きな人の意見に従ったところで、成功するとは限らないといういい見本となりました。

『半沢直樹』の成功の要因は各所でいろいろ語られていますが、一言で言うならカタルシスがあったからです。
カタルシスとは難しいことは検索するなり辞書を調べてもらえればいいと思いますが
感覚的には「スカッとする」とか「せいせいする」みたいな感情を呼び起こすものです。
ひとつのパターンでは虐げられるだけ虐げられた主人公が痛快に勝利することで生じるものです。
例を挙げれば枚挙にいとまがないので割愛させてもらいますが、いくらでも見つかることでしょう。

では、なぜカタルシスが生じるのかというと、読者なり視聴者は主人公に感情移入したうえで
主人公が最後に勝つことで、共感していた自分もなんだか清々しい気分になれるという心理的な仕組みとなっています。

なので、まずは主人公に感情移入されるだけの共感性のある主人公である必要があります。
たいていは根源的に善良であり、かつ精神的に屈強な主人公であることが多いですね。
人情味あふれた人間、あるいは人間的な弱さや欠点を持った人間であるとともに
どんな逆境や差別にも負けず、あらゆる権力に屈せす、正しいと思ったことは最後まで貫くといったタイプです。
ありていに言えば主人公の中に自分と共通点を見い出せ、それでいて自分ではやりたいけどやれないことを
ずばっとやってくれる人という感じですね。

まさに堺雅人演じる半沢直樹そのものといっていいでしょう。
この手のタイプの主人公は珍しいわけではありませんが、やっぱり多くの人の共感を生み憧れる主人公なのです。
よって、ステレオタイプな主人公だけに、どういう場で、どんな活躍をさせるかといったことが
作品の良し悪しを決める最大のポイントとなります。工夫するならここなんですね。
特に主人公の一貫した行動規範はとても大事です。
半沢直樹の場合は「やられたらやり返す。倍返しだ」が決め台詞になったのも、この一言が彼の行動規範だからです。

それからライトノベルではまた別のカタルシスのケースもありますよね。
「冴えない男子(女子)が、なぜか魅力的な異性(同性)と恋に落ちる」というカタルシスです。
こちらのほうは前者の英雄願望というよりも、疑似恋愛のカタルシスを生じさせるものとなっています。
どちらを好むかは受け手である読者しだいとなります。
傾向としては、恋愛経験がない、あるいは乏しい人のほうが擬似恋愛型のカタルシスを望みがちであり
まさに思春期まっただ中の中高生がハマってしまうのは当然なことです。

どんなかたちにしろ、読者の潜在的に望んでいることをやってくれる主人公はウケるものです。
だからこそ少なくとも作者が本当に心から望んでいることをやってのける主人公を創造してください。

【取扱注意】集中力を高めるクスリ

違法薬物に手をだすのはよくありませんが、合法的な薬物に頼るのはありだと思います。

執筆活動でどうしても作業効率があがらない、集中力に欠けてしかたがないときは
「カフェイン」の力を借りるのも手でしょう。

カフェインの効能はいまさら説明するまでもありませんよね?
コーヒーとか緑茶に多量に含まれている成分であり、栄養ドリンクにも添加されている化学物質です。

ただしお茶については同時に苦味成分のタンニンによってカフェインの体内への吸収が阻害されてしまうので
やはりドリンクとしてはコーヒーが最強でしょうね。
コーヒーの種類や煎れ方にもよりますが、1杯で100mgほど摂取することができます。
また栄養ドリンクも量こそコーヒーより少なめですがビタミンBによって効率よく吸収できるようになっています。

ですが欠点としては、コーヒーも栄養ドリンクも決して安くないという点です。
また好みにもよりますが、味や匂いがダメという人も少なくないでしょう。
私自身もコーヒーは嫌いではないですが、そんなに好きではないし
栄養ドリンクは定価で1本150円前後、ノンブランドの激安品でも50円はします。

もっと安価に、もっと手軽にカフェインを摂取できないかと思ったとき、見つけたのが錠剤です。
カフェインは錠剤としても売っているんですね。しかもかなり安いです。
国産品もありますが、アメリカのものだと1錠200mg含有のカフェイン錠剤が100錠で500円程度なんです。
つまりコーヒー2杯分、栄養ドリンク4本分のカフェインを約5円で摂取できるんですね。これはお得です!

ただし注意して欲しいのは、効果は個人差があります。
しかも多量の摂取は急性カフェイン中毒になりますし、死に至ることもあります。
Wikipediaによるとカフェイン中毒については下記のように書かれていました。

【急性中毒】
一般的な成人で1時間以内に 6.5 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は約半数が、
3時間以内に 17 mg/kg 以上のカフェインを摂取した場合は 100 % の確率で急性症状を発症する。
後者の場合、重症になる確率が高い。ただしこの症状は一時的に起きるものであり、
麻薬や覚醒剤のように不可逆性ではない(後遺症をきたさない)。
カフェインが体内から分解・代謝され、効力を失えば症状は改善する。
ただし、神経圧迫による視覚異常や聴覚異常は確認されている。
カフェインを分解する酵素(CYP1A2やモノアミン酸化酵素)を阻害する薬物などと併用した場合、
カフェインの代謝が遅れ、症状が長引いたり悪化することがある。
また、200 mg/kg 以上摂取した場合は最悪、死に至る可能性がある。

【精神症状】
落ち着きがなくなる・緊張感・感覚過敏・多弁・不安・焦燥感・気分高揚・一時的な不眠症を生じる。
重症になると、精神錯乱・妄想・幻覚・幻聴・パニック発作・取り乱す・
衝動性などが現れ、酷いと自殺行為に及ぶ場合まである。
神経質な人やうつ病・不安障害・パニック障害などを患っている人は重症化しやすく、症状の悪化をきたしやすい。

【身体症状】
胃痛・胸痛・吐気・嘔吐などの消化器症状、心拍数の増加(時に不整脈)・
心筋収縮の促進・血流増大・動悸・呼吸が速くなる・頻尿など、循環器の症状。
また一時的な筋骨格の持久力増進・振戦・むずむず感を生じる。重症化すると、足がつるなどの痙攣を起こし、歩行が困難になる。
また、瞳孔拡大や顔が赤くなったり、頭痛を引き起こす。

【慢性中毒】
慢性中毒は常習的にカフェイン飲料やカフェイン製剤を摂取し続けた場合に起こる。250mg/day以上の摂取では、
焦燥感、神経過敏、興奮、睡眠障害、顔面紅潮、悪心、頻尿、頻脈などの症状が現れることがある。
100mg/day程度の摂取でも依存が起こることがある。
摂取を中断した場合の離脱症状としては頭痛が一般的であり、12~48時間以内に出現し、2~4日以内に消退する。
他の症状としては眠気、集中力の減退、疲労感、不安・抑うつ、運動遂行能力の低下、発汗、嘔気、
カフェイン摂取の渇望などがある。


使用については自分の体質などを考慮したうえで、適量を摂取してください。
平均的な体型の成人であれば200mg錠を一度に2錠飲むと、ほぼ確実に急性中毒になります。
もちろんコーヒーや栄養ドリンクの飲み過ぎでも急性中毒になるのは同じです。
缶コーヒー換算で3時間以内に6本も飲めば、それだけで急性中毒になってしまうでしょう。
缶コーヒー6本はちょっと現実味はないかもしれませんが、ファミレスのドリンクバーなんかだと
ついついコーヒーを飲み過ぎて、許容量を超えてしまうかもしれませんのでご注意を!

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