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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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マスコミのヒラリー氏ゴリ推しの末路

ご存知の通りトランプ氏が大統領に当選しました。
なぜかマスコミではこぞって「大番狂わせ」などと言っていますが別にそんなことはないんですよね。
過去3回の大統領選で最も精確だった分析によれば、選挙期間中ずっとトランプ優位だったわけです。
しかし米国のマスコミは基本的に民主党好きなので、プロパガンダを含んだ偏向でヒラリー有利と報道し続けただけのこと。
ニューヨークタイムスに至っては開票中、決定的にトランプ優位の中でもヒラリー優位と報道していたくらいですから。
トランプ勝利の理由は「トランプよりヒラリーのほうがもっと嫌いだから」に尽きるでしょうね。
トランプはわざと憎まれ役をやっていますが、ヒラリーは好かれようとしているのに嫌われてしまう人柄のようです。

翻って日本のマスコミも似たようなもので、主に外信をほぼ直訳するだけみたいな報道姿勢なのと
やはりなぜか民主党好きという傾向から、やたらヒラリーを持ち上げ、トランプへのネガティブな報道を繰り返していました。
日本のジャーナリストとずっとトランプ当選を主張していたのは木村太郎さんくらいでしたね。

日米ともマスコミはこぞって反トランプキャンペーンを打っていたせいで、あまりものを考えない人たちはすっかりコントロールされ、
よくわからないけどトランプという酷いやつが大統領になるから大変なことになるみたいな漠然とした不安に支配されたことで
ついには経済にも大きく影を落としてしまう結果となってしまいました。
今もマスコミは「トランプ・ショック」などと不安や恐怖や煽って視聴率を稼ごうとしています。なんともバカげた話です。

とはいえ、私がもっとも評価するのは従来メディアのこうしたコントロールが既に有効ではなくなった象徴的なケースだということですね。
原因はインターネットによって従来マスコミの短絡的なウソが簡単に見破られてしまうようになったことでしょうね。
日本でも政治家の発言などはすぐに過去のアーカイブから間違いや整合性を確認され矛盾を指摘されるようになりました。
この傾向はもう止めようがなく、小手先のウソはもう通用しないとなれば、選挙も含めよりよい傾向ではないでしょうか。

私見ではトランプ大統領は過激な発言は多いですが政治経験が皆無のため、
百戦錬磨の共和党議員や議会に抑えられてしまい良くも悪くもそれほど大それたことをやることはできないでしょうね。
意外と細かい所だけは政策が実現できて、アメリカにとっても日本にとっても比較的よい方向に動くのではないでしょうか。


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『ティンダロスの猟犬』を読むと意外にも……

「ティンダロスの猟犬」といえばクトゥルフ神話好きなら、ほぼ100%の認知度があるってくらいの超有名キャラですよね!
猟犬とは言いますが異次元の生物なのでイヌとはまるで違う姿をしているという神話的生物なのです。

ですがゲームやビジュアルなどではおなじみのこのティンダロスの猟犬の登場する作品、
その名も『ティンダロスの猟犬』を読んだことがある人はどのくらいいるでしょうか?
作者はフランク・ベルナップ・ロング・ジュニア(Frank Belknap Long, Jr)で米国の『ウィアード・テールズ』といった
パルプフィクション(大衆小説雑誌)に作品が掲載されていたホラー・SF小説作家です。
ロングの作品として最もポピュラーなのは短編小説『千の足を持つ男』でしょうか。邦訳もいくつかのバージョンが出ています。
そしてくだんの『ティンダロスの猟犬』もまたロングの代表作なのですが、この作品が読めるのは
『暗黒神話体系シリーズ クトゥルー5』(青心社)の中に収録されているくらいなんですよね。

今回、私もキャラの名前は知れど、どんな作品なのかを確かめるべく、この本を取り寄せて実際に読んでみました。
なんと文庫本にして27ページしかない本当に短い短編でした。本当に短い。
何本もの短編や連載小説を掲載するパルプ・フィクションの作品の中でもかなり短い作品です。
そのためストーリー的にもたいした内容ではありません。ちょっとしたエピソードですね。

読んでみたいという人も少ないでしょうから簡単に要約すれば「友人が死んだ。それはティンダロスの猟犬のせいだ!」
以上です。本当にそんなものです。
なにしろ作品の主人公(視点)はティンダロスの猟犬を見ていないんですよ。友人からこんな存在だと聞いただけです。
ただティンダロスの猟犬の放つ臭いを感じたくらいですね。
そのためただでさえあまり怖くないクトゥルフ神話作品においても更に怖くないのです。
ここでラヴクラフト御大であるなら「私のところにもやがてティンダロスの猟犬がやってくるだろう……なんだ、あの音は!」
というような感じでホラー小説のセオリーを守ってくれたのでしょうが、そういう余韻もないんですよね。

そういうわけでキャラとしては独り歩きして非常に有名になった存在なのですが、出典はそれほどおもしろくありませんでした。
でも、これだけ愛されるキャラを考えるというのはロングの手腕だとは思います。
あらゆる鋭角を通して異次元から執拗に襲ってくるというモンスターは創造すると恐怖でしかありません。
それこそ江戸川乱歩の『鏡地獄』のような球体の中にでも避難しない限り助からないでしょう。
それはそれで発狂してしまうんですけどねw

同じようにドラキュラだってフランケンシュタインの怪物だって、ほとんどの人が原作小説を読んだことがないでしょうが
世界的にこれらのモンスターたちを知らない人ってまずいないわけですよ。
あなたの作品に登場するキャラクターは作品としては朽ちても時代を越えて生き続けることができますか?


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