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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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創作に最強の辞書はどれだ?

文章を書くうえで必要となってくるツールの筆頭といえば辞書、国語辞典ですよね。
私も小中は『旺文社標準国語辞典』を買ってもらいましたが中学生用ということでものたりなくなり、
高校になると『広辞苑』をボロボロになるまで使っていましたが、創作をするようになるとやはりものたりなくなりました。
そうこうして改めて辞書を見つめ直して、今回、どの辞書がいちばん執筆に最適なのかを考えてみました。

日本語の辞書といえば、大型のものといえば『日本国語大辞典』(小学館)のみですが、
これは全13冊にもなる大著ですので、さすがに一般家庭で普段使いできるような代物ではありません。
なので一般には中型辞書の『広辞苑』(岩波)、『大辞林』(三省堂)、『大辞泉』(小学館)の3タイトルが有名ですよね。
現在、広辞苑以外の2つの辞書はネットで無料検索できたりもするので、かなり身近な存在でしょう。
とはいえ、これらの辞書の特色は見出し語の豊富さなのですが、ひとつひとつの言葉の意味については
どうしても淡白で素っ気ないものが多く、創作のような言葉の意味を掘りさげて考える必要な作業にはやや不向きです。
この点が中型辞書の欠点であり、掲載数が多ければいいというわけではないんですよね。
作中にも、だれも知らないような難しい単語ばかりを使うわけにもいかないですしね。
やはり創作で使うとなると、よく使われるような一般的な言葉の意味のニュアンスだったり、用例や誤用の指摘だったりします。

そこで、このようなニーズにぴったりなのが小型辞書なんですね。しかも中型辞書よりもずっとお手軽価格でコンパクト!
そもそも中型辞書は百科事典的な要素も期待されているため、人名地名など固有名詞が多く立項されていることもあって
全体として大型化してるという側面がありますが、小型辞書はそのあたりはばっさり切り捨てられていることが多いのです。
そして小型辞書というのは各出版社からそれぞれ出ているので種類が多いんですね。
なので中型辞書のような「普通の辞書」だとライバル他社と差がつけられないため、各辞書はウリとなる特色があるのです。
辞書なんてどれも同じだなんて思っている人も多いでしょうが、これがかなり千差万別で内容も違ってきます。
できれば2冊以上を併用してほしいものですが、ネットやアプリで無料閲覧もできたり電子辞書もありますから
それを補完する上で昔ながらの紙の辞書を1冊持っていると何かと便利です。
やはり紙でページを繰る作業というのは無駄なようでいて、普段絶対に見ないような見出し語を見つけてしまったりとか
隣の見出し語がなんとなく目に入ったりとか、目的の言葉を探す過程での道草が創作欲をよく刺激してくれるんですよね。

じゃあ、どの辞書がいいのかってことですが、それは好き好きですけど、なにもわからず選ぶこともできないので
いくつか特色をあげるとすれば、以下のような感じになります。

■新明解国語辞典(第7版) 三省堂
シニカルな語釈で有名になり、現在小型辞書でトップセールスとなっている辞書です。
思いもかけぬ語釈に刺激され、意外なアイデアが思い浮かぶかもしれません。
ただしかつて紹介されたようなブッ飛んだ語釈は過去のもので、現在はややおとなしめになっているので注意。
個人的に語釈はやや冗長がゆえに曖昧になってしまっているかなという印象もあります。
言葉の意味の芯をとらえきれず、ちょっとはずれていたり、浅かったりするような語釈が気になりました。

■三省堂国語辞典(第7版) 三省堂
こちらは現代語、新語掲載の多さ、特化がウリとなっています。反面、古語には弱いようです。
新明解の編集方針と袂を分かって作られた経緯があるので同じ三省堂の辞書ながら対照的です。
ただし若い人にとって新語は身近なものなので辞書に掲載される新語の必要性があるかといえば微妙でしょう。
最新の言葉はネットで調べたほうが早いし確実なのも事実です。

■岩波国語辞典(第7版) 岩波書店
広辞苑と同じ岩波の小型辞書ということもあってか語釈はかなり真面目で簡潔です。
その代わり、その語句がいつ頃からどんなふうに使われてきたか経緯についての記述が多くなっています。
調べた言葉からイメージを膨らめてゆけるかという意味では、やや不向きかもしれません。

■明鏡国語辞典(第2版) 大修館書店
日本語の誤用解説がウリの辞書です。 例)✕采配を振るう→◯采配を振る
まだ第2版と新参ということで特色を出そうとしているけど、なんだかんだ王道で肝心の語釈には当意即妙を感じます。
簡素でもなく、かといって長くなって曖昧になったりもしていない語釈は個人的にはしっくりきました。
中学生以上の作文用としては最適な辞書のひとつだと断言できます!



以上から私のおすすめはちょっとマイナーですが明鏡国語辞典でした。
個人的に自分の抱いている言葉のイメージと書いてある語釈の言葉のシンクロ率が高かったのが高評価です。
逆にシンクロ率の低いのが新明解なのですが、それはそれで自分の思いもよらぬ考えを想起させてくれます。
創作においては自由ですから電子辞書やネット辞書を含め自分にあった辞書を使ってみればいいと思いますよ。
ただし一見すると一般向けに見えて実は中高生用学習用辞書もあるので間違えないようにしてください。
さすがに小学生向けはドラえもんとか書かれていて一目瞭然なんですけどね。

それではよき辞書を手に、よき執筆活動を!




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