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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

物語のパターンがわかっていれば自分の書きたいものがわかる

現在、私は最速!ラノベ創作塾というサークルを主宰していて、週に一回、塾生4名を指導しています。
そして以前にも延べ回数では1000人以上の作家志望者を教えてきましたが、どうしても行き詰まる壁があります。

最も大きな壁は物語創作における「発想力」です。これがどうしても壁にぶつかってしまい向上しなくなるんですね。
本音のところ小説に「文章力」なんていうのはそれほど要求水準は高くないんですね、特にラノベは。
ややもすると巧すぎる文章は読んでいると眠くなるし、少しくらい読みにくいほうがいいこともあるわけです。
ところが発想力はそうはいきません。物語の根本ですから要求水準に達しないとどうしようもないんですね。

発想力はセンスの有無も左右しますが圧倒的に努力がたりていません。
まあ、たいていは物語に触れる経験が不足しています。
読書もたりないし、映画やドラマも観ていないし、あまつさえマンガの読書量すらたりません。
しかも読んだり観たりしていたとしても漠然と消費者として漫然と消費しているだけのことで
どうして面白いのか、どこが感動するのかといったことを全然考えてきてないんですね。

だから作家志望であるなら大人になるまでに当然身につけておくべき物語のパターンを大半の人がわかっていません。
そして、わかってない人にそのことを指摘してもあまり自覚がないので努力して身につけようとはしません。
物語のパターンさえわかっていれば、創作は効率的で間違いが少なくなるというのにそれをしようとはしないんですね。

たとえるならパターンというのはLEGOブロックのパーツのようなものです。
LEGOブロックにはいろいろな形やサイズ、色がありますよね。
それを適宜、組み合わせていけばイメージしたものが作れるのがブロック遊びのおもしろさです。
小説も同様に物語のパターンもそれと同じで各種取り揃えていれば、組み合わせるだけでどんな作品でも作れてしまうわけです。
ところが98%の人はパーツの種類が乏しく、そもそも種類の区別さえできていないわけです。
1000種類の多彩なパーツをふんだんに使って作るのと、わずか10個ほどで作るのとでは出来映えはどうなるでしょうか?
たしかに10個もあればどうにか形にすることはできるかもしれませんが凄いと思わせるものを作るには厳しいでしょう。

結局はこれに尽きるのではないかと思うようになりました。
いま塾生にやってもらっている自分の書きたいものを方針として考えてもらっていることについても
本人たちはふざけているわけではないのですが、よくもこんな「当たり前」のことを書いてくるなと思ってしまうことが多いのです。
提出されてくる「魅力的な美少女を」とか「読者を楽しませたい」とか本気で書いてくるんですね。
そういうのは書くまでもないことであり、当然なくてはならないことなんですよね。
これは塾生があまり深く考えていないからだと思っていたので、もっと深く考えるよう指導していたわけですが
それでも似たような当たり前のことを書いてきて再提出してきくるので私も困っていたのですが、
ここに至ってできない人というのは上で述べたパーツの種類がないから自分で自分の思っているイメージを
的確に文章に再現できないのではないのかという結論に至りました。

なので深く考えるよう指導してもそれを自分の言葉で表現できない、あるいは詳細に分類できないのです。
つまり「ヨークシャテリア」のような「犬」をイメージしていても「犬」という概念の単語しか持たない人にとっては
「毛の長い」「小さな」「犬」程度の表現しかできないわけで、これではチワワだってミニチュアシュナイザーだって該当するし
正確に自分のイメージを他者に伝えることはできませんし、そもそも本人が理解しているかもあやしいものです。
だから深く考えてもらってもマトモな課題が出てこなかったのでしょう。

このブログを読んでいるあなたはパーツをどれだけ持っていますか? そしてそれを識別できていますか?
あなたの好きな作品は何がどうおもしろいのか、他の好きな作品とおもしろの質がどう異なっているのか
あるいはどこがどう同じになっているかなど、それらを的確に自分の言葉で表現できますか?
それができていないと自分が何を書こうとしているのかさえわからない、まるで靄の中を進むかのごとくで
受賞というゴールに到達できるかどうかは宝くじみたいに運を天に任せるようなものですよ。
あなたがギャンブラーで己の運に自信があるなら試してみるのもいいかもしれませんが、私としてはおすすめできません。



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