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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ラノベ創作塾日誌~あなたの商品は何ですか?

新体制の最速!ラノベ創作塾ではありましたが、ここにきて急転直下、景山くんが家庭の事情で卒業となってしまいました。
せっかく作品作りのための方針を模索している最中だったのですが残念な限りです。

ということで今回は景山くんが最後まで悩んでいたとこについて再度書いていこうと思っています。
実はこの景山くんがなかなかできなかったことは、作家志望の多くの人に共通していることでもあるので
ぜひ一度よく考えてほしいと思います。

まず、作家志望であるあなたは商業レーベルで出版したいと思っているはずです。
もし趣味の一環として同人活動できればいいやという人であればいいのですが、読者というお客様におカネをもらうことになります。
おカネをもらうからには、あなたは普通の商売、ビジネス同様に商品なりサービスをお客様に提供しなければいけませんよね。

じゃあ、あなたの商品ってなんでしょうか?
「小説」だというのはわかっていますので、どんな商品なのかということです。
もしあなたが消費者の立場で、特に特長もなければ優れてもいないとった商品を新規開業したお店から買おうと思いますか?
たぶん買わないでしょう。品質が保証された老舗だったり、目新しさのある新しいお店から買おうと思うんじゃないでしょうか。
ただし一番の購入動機となりうる価格については小説においては市場価格は均質なのでここでは考えないことにします。

で、たいていの作家志望者というのは、自分の好みでどんな作品を書きたいかなんてことは考えているのですが
肝心の読者に対してどういう商品としての作品を提供できるかということに対してはまったく無頓着なんですね。
あなたが仕入れられる(書ける)作品とはどういうものでしょうか?
野菜の仕入先しか知らない人が魚屋を経営するのは無理なように、あなたの実力以上のものは書けません。
あなたの現在ある実力の範囲内で読者にアピールして買ってもらえる価値のあるものはなんでしょうか?
元手の資金(知識)もない、仕入先(アイデア)もなければ、商売のしようがないのと同じように作家商売もできません。

そしてビジネスとしての”創作”を改めて考えたとき、たいていの作家志望者の大半は悩むことになります。
他の先輩作家以上に魅力ある商品を自分が持っているのかということです。
もし悩まないとすれば、それはそこまでのレベルにまだ達していないということになります。
実力があればある人ほどこの悩みは大きくなるもので、技術が未熟な人ほど思いもおよばないんです。

そして塾生だった景山くんは、ここでつまずいてしまいました。
自分の好みで書きたいと思うことは、商品にはつながらなかったということです。
お店にたとえるならば、店内のインテリアとか従業員の接客スタイルについてはこだわりはあるけれども
実際に何を商品として売るかをまったくもって思い浮かばなかったのです。

とはいえ、ここまでは私も指導することができません。ただ一般的な傾向については教えられます。
野菜を売るのか、肉を売るのか、そういったことは自分のツテのある仕入先によって決まるのと同様に
創作においては自分の実際の体験や経験に基づいたものが、たいていの場合、あなたの商品になります。
他の既存作品を読んだりして得た知識も商品になりうるんじゃないかと思う人もいるでしょうが
やっぱり己の体験に叶うものはありませんし、読書で得た知識の多くは物語の構成や演出については参考になりますが
読者への商品になるかというと、ちょっとむずかしいものがあります。

なので、作家志望者であるならば、より多くのことを体験するといいですよね。
小説家の中には小説家に辿り着くまでに百種類以上の仕事やバイトを経験したなんて人も結構いますし
ことによっては重度のヒキコモリだったり、刑務所に入っていたなんて人もいるわけです。
そして受刑者とか医者とか銀行員とか自らの経歴を活かした作品で大ヒットを飛ばす人も多いわけですからね。
誰も体験したことのない「異世界ファンタジー」等ならば多少はごまかせますが、
とはいえ異世界といえども人と人との営み、コミュニケーションがあらゆる物語の根幹となるわけですから
自分の体験なしに他作品からのウケウリだけで受賞レベルの作品が書けると思うのは甘い考えです。

大半の読者というのは、さして劇的な人生を送っていないというか、ラノベ読者なら更に地味な生活をしているからこそ
ありえないような夢のような楽しい物語を求めていて、それについておカネを出してまでほしがるわけです。
そういう読者について、あなたは自分の人生で得てきたどんな体験のカケラを売ることができますか?
そして、その原石のようなカケラを輝く宝石のように磨く道具(構成、演出、文章力)を持っていますか?
もし読者同様に語るまでもないような経験しかない、つまり売り物になる商品がないのでは商売になりませんよ。
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コメント

from 遷都
プロ作家らしい意見ですね。
ちなみにご自身の作品の商品価値はどこにあると思われているんでしょうか?

回答します

from UNO=日昌晶
> プロ作家らしい意見ですね。
> ちなみにご自身の作品の商品価値はどこにあると思われているんでしょうか?

私自身がレッスンプロのようなもので作品としては結果をだせていないですから、なかなか手厳しい質問ですね。
実際に担当編集者の方ともいろいろと話したこともありまして個人的には把握していますが
ネットで不特定多数に語るのは気恥ずかしいので、質問があれば創作塾の中で話したいと思います。
質問の答えになっていなくてすみません。

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