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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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自分の居場所を求める物語を求めるラノベ読者たち

さて、ちょっと久しぶりになりますが昨今のライトノベルの動向について少しだけ書いてみます。

気づいている人はいるだろうし、そういう指摘をしている人も多いとは思いますが改めて書きますが
今のライトノベル作品(かなりの一般小説も含み)というのは「居場所」の物語が人気です。
それも小さな居場所です。読者が心からその中にいたいと思う、その気持ちを主人公に投影できるようなものです。
それは物理的な空間というだけでなく、人と人との関係性における帰属意識とか所属意識なども含めての居場所です。
<読者>がいてもいい場所であり、そこにいる仲間は無条件で<読者>を受け入れてくれるのです。

よくある例としては、中高生の部活動、大学や社会人のサークルといったものがわかりやすいために人気ですね。
ファンタジーならパーティーだとかギルドだとかいったものも類例のひとつとして数えられるでしょう。
たぶん今の多くの読者にとって、そういう居場所は若者には憧れであり、年長者には郷愁なのでしょうね。

特に今の若者世代はネットの普及により幼稚園、小学校以来の友達から現在までSNSでつながった状態であるため、
人と人の関係性が浅く広くになりがちで、気のおける少数の仲間といつも一緒に過ごす経験に乏しかったりするようです。
また少数のグループでたのしくやっている人もいるでしょうが、その中で美少女やイケメンとキャッキャできるかといえば
そういうわけでなくて、たいていムサい男同士だったり、よくてオタサーの姫をちやほやするのが関の山なのが現実です。
自分に好意を持ってくれる異性がいる仲良しグループというのは、よほどのリア充くらいものであり
そういう人は少なくともその手のラノベなど読まないわけで、まさに住む世界がちがうわけです。

だからこそ、作者はそんな読者のニーズやウォンツを汲みとった作品がウケるわけです。
そんな居場所の物語でも現在は2つの傾向があるようです。
主人公が努力してリーダーシップをとってゆくタイプと、無条件にダメな主人公が受け入れられるタイプですね。
前者は少年漫画に多く、後者はライトノベルに多いのが特徴でしょう。
後者は特に消極的な性格の読者にはウケますが、積極的な性格の読者にはイマイチだったりします。
逆に前者はどちらにも受け入れられる素地がありますが、それはそれなりに難しいものがあります。
どちらを選択するかは作者がどの読者層に読んでもらいたいかによって決めてください。

一時期、隠れ家的居酒屋とかバーが流行っていましたが、同時進行で隠れ家的ストーリーの小説も人気だったわけです。
あなたは読者にどんな<居場所>を提供できますか?
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