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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ミニチュアゲームのライトノベルを書いてみよう【創作演習04】

創作演習も4回目、かなり佳境に入ってきました。ついに最初の関門です。
これまでにモチーフを決め、コンセプトの大枠を整え、さらにキャラクターのポジションを考えているところで
今回は読者のアバターである少年のつぎに主人公となるヒロインのキャラ設定の方向性を考えていきましょう。

前回まではセオリー通りで知識があればほぼ機械的にぽんぽん決まってゆく内容だったのですが
男性向けライトノベルのヒロイン設定は作品の中核的存在ですから、ここに作者の個性を活かしていく必要があります。
では、どんなものがいいかというと、基本的には前回書いたように少年がアバターでありおとなしめの性格なので
物語の構成上、真逆の能動的、積極的、活動的な性格であることが求められます。

具体的にはどういうふうにすればいいかとなると、ミニチュアゲームをモチーフとしているのですから
これにできるだけ関連付けるほうがよいわけで、まったく無関係では興ざめしてしまいます。
そのようなことを指導すると初心者は「過剰に勝負にこだわる」といったことを考えがちなのですが
これだとストレートすぎて昨今の作品としては、いわゆる読者へのパンチが不足してしまいます。
ということで目安としては、できるだけ読者をおっと言わせるような新鮮味が必要なのです。
さらにいうと作者は至上命題として、男性読者をヒロインに惚れさせなくてはなりません。
なので奇抜さや意表を突いた設定をするにしても読者に嫌悪感を感じさせてはなりません。これも重要です。
この両者の兼ね合いを調整しつつよいものを考えなくてはならないことが難易度を高めているわけですね。

ここでミニチュアゲームとヒロインを関連付けるためにもミニチュアゲームのおもしろさを振りかえってみます。
最大手のメーカーである英ゲームズワークショップ社では、いろいろな楽しみ方があると宣伝していました。

(1)ミニチュアを作る楽しみ→模型趣味、自分だけの唯一無二のミニチュア駒を作ることができる
(2)コレクションする楽しみ→鑑賞に堪えうる精度のミニチュアを集めて自分だけの勢力(部隊)を揃える
(3)ゲームをする楽しみ→飾るだけの模型と異なり、実際にゲームの駒として能動的に遊べる
(4)コミュニティに参加する楽しみ→対戦ゲームなので自然と仲間ができサークル活動などが促進される
(5)世界観や物語の楽しみ→膨大な世界観設定やそれに基づく多数の小説、コミック、テレビゲームなど派生作品の数々

輸入ゲームなので一部英語力を必要としますが、上のように幅広い楽しみ方があるわけです。
逆にいうと、これにかかわる煩わしさ、面倒くささも出てくるわけですがマイナス要素は考慮しないことにします。
そして、この中でどれを特に大切にしたいかというと、前にも書きましたが「居場所」のたいせつさを考えると
(4)コミュニティに参加する楽しみに重点を置くべきであり、できればヒロインの性格設定についても
この方向性を持ちつつエキセントリックなものにしてあげるのがセオリーであり、よりよい設定になる確率が高いです。

よってヒロインは「コミュニティ」に対して尋常ならざる異常性がある性格を考えていくことにしましょう。
コミュニティに関してぱっと思いつくのは「極度の人見知り」「孤高・孤立」」「権威主義・支配欲」「空気読めない」などなど
まあ、そういう集団生活に適応できなさそうな性格が思いつきますよね。
こういう設定は意外と読者ウケがよいのです。
ツンデレ等のキャラにも見られるように読者としてはヒロインはアバターの少年だけを特別視してほしいので
それ以外の人間(特に同年代の男)にとっては(美少女なのに)敬遠されるくらいのほうがいいわけです。
誰にでも愛想を振りまく誰からも好かれる人気者キャラや八方美人キャラというのはあまり好かれない傾向があります。
ただし八方美人キャラを無理して演じていてアバターにのみ本音を見せるなんていうのはアリな設定です。
具体例については私が例を挙げるまでもなく思いつくことでしょう。

とここまで書いて、わたくし日昌晶もさっぱりいいアイデアが浮かばないので、諦めて風呂にはいりました。
こういうときは無理にアイデアを出そうとせず、リラックスしたときにふとひらめいたりするものです。
そして、湯船に浸かりながら思いついたのは「サークラ気質」という性格設定でした。
ヒロインはちょっと変わっていてオタク男子的趣味が好きなのでオタサーの姫になりがちなうえに
天然というか天性の素質のサークルクラッシャーでこれまでいくつものサークルを崩壊してきたということにしようと。
一口にサークラといっても、いくつかのタイプに分かれていて性向がだいぶちがいますのでひとくくりにはできませんので
細かいところは後々に詰めるとして今の段階ではこのくらいの方向性を決めたうえで先に進んでみて
適宜修正を加えたり、どうもダメそうならやりなおすということにしていきましょう。
なにより私は一応、京都大学サークルクラッシュ同好会東京支部長という肩書があるくらいで
かつて独自に調査していたこともあってサークラやオタサーの姫については一家言あるのです。

次回は、これまでの決定事項を踏まえたうえで作品コンセプトを決定しましょう。

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