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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

小説を書くことを料理にたとえるならば……

本来なら「一段深い設定をすると、物語の幅も拡がるという話」の4回目を記事にする予定でしたが
創作塾のほうで足踏みしてしまっている塾生が多いこともあって、今回はそのことについて書いていきましょう。

どうも作家志望者は灯台下暗しで自分の立ち位置がわかりにくいということもあるので
キリストの伝道じゃありませんが、たとえ話にしてしてみましょう。

作品を書いてもらうということは、新人賞に送るにしても、創作塾の課題として提出するにしても
自分で店を構えてお客(読者)相手に料理(小説)を提供することと同じです。
その際、その客はとにかく「金に糸目をつけず最高の料理」を注文してきます。

そこでコック(作家志望者)には、まず食材を求めに買い物に行ってもらうわけです。
そうすると、4割の人は生ゴミや腐ったものを買ってきてしまいます。
5割の人はレトルト食品を買ってきます。
なんとか1割くらいの人が普通に肉や野菜を買ってくることができます。
ただし客の要望である予算度外視でいいというのに、高級食材を買ってくる人はまずいません……

そこで、まず私は「おつかい」の仕方を教えるわけです。
そうすると7割くらいの人が、たまに腐りかけや賞味期限切れの食品を買ってはきますが
なんとかおつかいをこなして、食べられる食品(創作アイデア)を選んで買ってくることができるようになります。
残念ながら3割の人は最後まで「腐った食品」と「新鮮な食品」の区別できません……

さて食材は買ってこれても今度は調理することができないんですね。
買ってきたままの野菜や肉をまるごと水を張った鍋にぶちこんで煮れば、おいしいカレーになると思っているようなものです。
カレー粉に必要なスパイスの基本的な種類やその分量なんてまるでわかりません。
ましてオリジナルのスパイスの調合なんてさっぱり頭にないことなのです。
無理に調合なんてさせると、また生ゴミを混ぜかねません。

そこで「豚肉はよく火を通す」とか「ニンジンは生では食べない」とかごく普通に知っているはずの基本から
逐一教えていかないといけないわけですが、そういうことを教えていると
「豚レバ刺しとかスティックサラダあるでしょ。だからそうとは言いれないのでは」と言ってきたりするんですよね……
たしかにそうですが、もしあなたがレストランに行って野菜が生煮えでゴリゴリするカレーを出されて文句を言ったら
店員に「野菜は生でも食べられますから問題ありません」と説明されて納得できるかということです。
例外はあっても基本はゆるがないからこそ基本なのです。例外を挙げたからといって全てを正当化できるわけではありません。

そして買い物をするにしても何を作るか決めないで、適当に買い物かごに放りこんでくるものだから
サンマとリンゴを買ってきて、後からオムライスを作ろうとしたりするんですね。
しかも「サンマもリンゴも美味しいんだから、どうにか美味しいオムライスは作れないものか」と真剣に悩むのです。

さすがにこんなひどい料理をする人はいないのですが、こと小説創作においてはこの程度の人が大多数です。
見る人が見れば、なんでこんな愚かなことをしているのかということを平気でやってきます。
ですから料理でいえばボンカレーを温める程度ではだめですが、バーモントカレーを箱の裏に書かれた作り方どおりに調理して
ちょっとしたオリジナルの隠し味を加えて、ひと味変えたカレーを提供できるレベルで新人賞投稿作品の上位1%までいけます。
ほとんどの人が箱の裏に書かれた基本の作り方さえ、ろくに読まずにカレーを作ろうとしているのです。
まあ、小説の基本的な作り方をマスターするにはカレーの作り方よりもずっと複雑ではありますが基本の考え方は同じです。

カレーを作るくらいならどうにかなると思いませんか?
そのくらいの気軽な気持ちと、不断の努力でがんばっていってください!




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