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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

どうすればいいか訊いてるようじゃ、まだまだダメなのです

今週の創作塾は私の体調不良でおやすみさせてもらいましたが、そういえば結構長くやっていて初めてかもしれません。
他にあらかじめ私事の都合によりお休みした回、ずらした回は何回かあったはずですが。
さて創作塾なのですが、散発的に入塾希望者からのメールが届きます。
このブログを読んでくれてる人がいるということで、それはありがたいのですが、現在の塾生はというと……
最近というか、どうしても続けていくと馴れあってだれてしまう傾向が顕著に現れてきてしまっています。

私は何度も忠告してますが、この創作塾での指導は塾生の努力の方向性が正しいのか、間違っているのか
ただそれだけを教えてゆくのが基本方針であり、自ら努力して成長してゆくのはあくまで本人しだいです。
私はカーナビ以上のことはできません。受賞というゴールにたどり着きたいなら自分の足で歩きましょうねと言っているのですが
なかなかどうして塾生も忙しいのはわかりますが、事前提出してくれと頼んでいる課題はほぼ全員が未提出です。
出す人がいても前日や当日になってからで指導日の1週間前提出という約束はなかったことになっています。
私も事前に目を通すのは正直なところ面倒なので出さない人は放置していましたが、このままではいけないと考えています。
何かしらペナルティを与えることも考慮中です。

閑話休題。今日の本題はブログ読者にはあまり関係ない課題についてではなく、指導の中身についての問題提起です。
提出された課題をもとにあれこれ指導していくのですが、塾生の大半が勘違いしているところがあるのです。
それは何かというと、なにかと「どうすればいいのか?」と訊いてくるんですね。
私は課題を見て可否、良悪の判断をして、どこがダメなのか、おもしろくなっていないのかまではちゃんと教えます。
でも「どうすれば良くなるのか」はクリエイターとして自分で考えるべきことであり他人に訊くことではありません!
私もついつい踏みこんで教えてしまっているときがあるのでいけないのですが、どうすればいいのかくらい自分で悩みましょう。
私がそれを答えてしまえば、それは私のアイデアであり、私の作品の一部になってしまいます。
別にそれでもいいという人もいるでしょうが、これがまたよくないんですね。

塾生の提出課題より私が即興で思いついたアイデアのほうが理にかなっているし、たいていおもしろくはなりますが
しかし、それをそのまま自分の作品にとりこんで書いてみようとすると絶対に失敗します!
なぜなら私のアイデアは私という知識や経験、思想や主義主張などバックボーンの上に思いついたアイデアなので、
このバックボーンなしには書こうと思っても、ほぼ確実に挫折します。
要は他人のアイデアを巧く有効活用して自分の栄養にできず、消化不良になってまうわけですね。
盗作がオリジナルを越えられないというのは、そういうところにも理由があるわけです。

なので望まれれば私はできるだけ「基本として」「よくある展開としては」という前置きで改善案を出しましますが
それにしたって、それは私が血肉としているバックボーンというフィルターを通して私の知識の中から引き出した一例ですし
さらに基本、王道の設定をそのまま使うわけにもいきませんよね。なので本当は訊くだけ無駄です。

ただし塾生にとっては、こういうシチュエーションのとき、どういうふうにするのがセオリーなのかすらわからない。
よって突き放すわけにもいかないのですが、かといって私からその場その場の一例を訊きだしたところで
総合力がものをいう創作においては断片すぎて、ほとんど価値はありません!
あくまで自分が考えた物語やキャラの設定のことについてすら類似作品においてはどういうふうになっていたのかすら
わからないのでは先には進めません。
はては自分の考えてきたプロットを見せて「この作品に似ている作品を教えてください」と言われても苦笑するしかありません。

だからこそ毎回のように塾生の課題を前に「このキャラの従来作品と異なる魅力は何なの?」とか
「この作品はどういう読者層を楽しませるために、どういう演出にしようと思ってるの?」とか質問するわけです。
そして残念ながら塾生で満足に応えられる人はあまりいません……毎回ほぼ同じ質問をしているのにです!
たいてい質問されてはじめて、なんとか解答をひっぱりだそうとうんうん唸りだすわけですが
最初にそういうことを考えて設定していないのであれば意味がありません。後付け設定はかえって悪影響になります。

自分のアイデアを考えなしに思いつくままプロットにしないことです。
少なくとも類似作品とか参考にした作品ではどういうふうになっていたのかを熟知し、分析した上で
よりおもしろくなるように改変したり新しい要素を追加するなどしてオリジナリティをだすようによくよく悩んでください。
このとき「よりおもしろくする」ために自分が「何をした」のかをしっかりと自分の方針として確立してください。
「盗作にならないようにちょっと変えてみました」とか「なんとなくおもしろくなるかなと思いました」程度では
とても受賞レベルには遠く及びませんよ。





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