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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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【タイプ別】君はどんなジャンルを書くべきか?

ライトノベルにも各種ジャンルというものがありまして、作家志望者についてはしっかりと自分のことをわかっている人なら
自分がどんなジャンルが好きで、かつ自分に向いているジャンルが何か、そして読者はそこに何を求めているかということを
きっちりと自己分析して把握しているものなのですが、いかんせんそういう人はごく少数です。

多くの作家志望社は曖昧目、漠然としか考えていないのが私が指導してきた中での経験則です。
特に自分が好きなものすらわかっていない人も多いし、必ずしも「好き」と「得意」が一致していないこともわかっておらず
まして読者のことまで考える余裕はほとんどないというのが実情です。
今回はまだ自分がどういうジャンルを狙って書くべきなのかわかっていない多くの人に向けてある程度の指針となるべく
男性向き作品をタイプ別にして向き不向きなどについて独断と偏見をふまえつつ語っていきたいと思います。

【群像劇】
なぜか作家志望者の一定数にいるのですが、群像劇をやりたいという奇特な人がいます。
しかし私としては絶対におすすめしないジャンルのひとつです。
理由は昨今のライトノベルはキャラクター人気が中心の読み物だからです。
限られたページ数において主要キャラクターが多ければ多いほど、売りだしたいヒロインの登場シーンは少なくなり
結果として売りにくい作品になってしまうというビジネス的な問題もあると同時に、群像劇は高い筆力が要求されます。
たいていの作家志望者にはそんな高水準の筆力はまだないので時期尚早、高望みしすぎて失敗しやすいのです。

【バトルもの】
ほぼ9割くらいの男性作家志望者が一度はやりたいという最大ジャンルでしょう。
とはいえ「バトルもの」を真剣に考えている人は限りなく少ないんですね。
魔法だろうと異能力だろうとどうでもいいのですが、そういう表層的なことを考えたがる人は多いのに
戦う理由や葛藤、人間関係といった実はバトルにとって最重要のキモについて考えている人はまずいません……
またバトルを盛り上げるための「熱い展開」などについてのこだわりも意外とないんですね。
「なんか書いているうちにどうにかなりますよ」とか「後で考えます」みたいなことをいう人も多いのですが
いやいや、そういうことじゃなくてまず自分にとっての「熱いバトルとはなんぞや?」ってところを押さえておいて
それを演出するときに最大の効果を引き出させるためにはどうすればいいのかを考えるべきでしょう。
この段階になってはじめて「魔法」でいくか「剣」でいくかみたいな外面的な設定をあれこれ考えていかないとまず失敗します!
自分にとっての「わくわくするバトル」「熱い展開」といったものをしっかり持っていない人は
流行っているからといって安易に手を出すべきではないジャンルです。

【ラブコメ】
バトルに次いで多いのがラブコメですかね。市場的も需要の多いジャンルです。
もともとライトノベルには「ボーイ・ミーツ・ガール」の恋愛要素は必須なので、基本的に色恋沙汰は避けて通れません。
とはいえ女性向けのようにベタな恋愛オンリーという作品はあまり男性には受けないこともあってか
恋愛要素の強い作品は基本ラブコメ、もしくは限りなくラブコメに近い恋愛小説になっています。
ところがここで大問題なのは、中高生の青い男女の恋愛模様を描くには、人並みの恋愛経験が必須です。
まあ、実際に中高時代ではなく大学くらいになってからの恋愛でもいいのですが、それ相応の実体験なくしては
恋愛小説はおろかラブコメもなかなかものにすることはできません。
なぜならというと、以前のエントリーにも詳しく書きましたが、恋愛経験ゼロで恋愛シーンを描くとなると
結局は従来既存作品からのウケウリ、悪くいえばパクリ、盗作でしか表現できなくなってしまうんですね。
圧倒的に恋愛経験ゼロの読者が多いかもしれませんが、書き手としてはそれではつとまりません。
ただし「交際」ではなく「片想い」とか「ストーカー」などの逆手をとったストーリーなどはいけるかもしれません。

【SF】
SFも書きたい人は多いのですが、いかんせん読者が少ないので、なんとなく書こうかな程度なら避けたほうが無難ではあります。
しかしどうしてもSFが書きたいんだというSF愛のある人であるならその分、ライバルも少ないし狙い目かもしれません。
そして普通に本格SFを書いても読者はついてこないので、どうすれば読者が食いついてくれるのかを考えられる人向けです。
そもそもラノベではイマイチでもアニメではまだまだ人気ですのでやりようはいくらでもあるでしょう。

【異世界ファンタジー】
ライトノベルの王道中の王道ですが、男性向けではなかなか本格的な異世界ファンタジーは少なくなってきました。
というのも男子は基本的に女子と較べると文章読解力が平均的に低いので、ごちゃごちゃと小難しい設定のある世界だと
もう理解できなくなってしまう人も実は多いのです。SFが不人気なのも同じ理由です。
アニメやマンガだとビジュアルで設定を理解させやすいのですが文章だとくどくなってしまいがちですからね。
そういうところをいかに巧く読者にすんなり理解してもらえるかが鍵となっています。
よくあるパターンとしてはほぼ「ドラクエ」そのまんまな世界観を踏襲するとか、実はオンラインゲームの世界なんだとか
要は読者が異世界ファンタジーとして一般的に認識しているより外にはあまり出ないタイプの作品が多いですね。

【現代学園もの】
最近特に多くなってきのは上にあるファンタジーやSFとちがって、わざわざ世界観設定を説明しないですむので
読者が理解しやすいし、感情移入もしやすいという理由が一番でしょう。また作者もあまり取材や研究が必要ないですしね。
読者ウケもいいし、作者もラクチンときたらやらない手はないかもしれませんが、それだけにライバルが多いジャンルです。
たいていの作者は学園設定に対してオリジリティを付加させるためと、ストーリーを派手目に盛り上げるために
若干のファンタジー要素、SF要素を加えることが多いのも特徴です。
敷居が低く参入しやすいが反対に優劣が明確になる激戦区だということを承知で書きたいという人にはおすすめです。
「とりあえずビール」的な気分で「とりあえず学園もの」という安易な考えで手をだすと深みにハマってしまいます。


だいたいこんなところですかね。他にも【伝奇もの】とか【戦記】とかあると思いますが、意外とやりたがる人が少ないのと
ややマイナージャンルををやりたいという人は基本的にしっかりと自分を持っているので今更あまり言うことはありません。




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