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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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第1作スターウォーズを改めて観て、自分ならこうしたかったなと思うポイント

世間では最新作『スターウォーズ フォースの覚醒』が公開されて、いろいろと騒がれていますね。
期待されすぎているシリーズだけに今作の評価は微妙なものが多いようですが実際のところはどうなんでしょうか?
私としてはこれを機会に第1作(エピソード4)を改めて観なおしてみたんですね。
ストーリーはほぼわかっているので、細かいところや全体の流れなどについて注目してみたんですが
今更ながら「あれっ?」これでいいのと思うところがいくつかありました。

物語の主人公は青年ルーク・スカイウォーカーであり、世界観の重要なキーアイテムは光る剣ライトセーバーです。
作中でも父の形見だというライトセーバーを渡され、宇宙船ミレニアム・ファルコン内で修行というか訓練をしているわけですが
敵要塞デススターに潜入してからはというと敵兵ストームトルーパーから奪ったブラスターしか使ってないんですよね。
作中でライトセーバーで戦ったのはオビ=ワン・ケノービとダース・ベイダーのふたりだけなのです。
第1作公開時はシリーズとしてではなく1本の作品と考えた場合、ルークはキーアイテムを実戦で使っていません。
このシークエンスはかなりマズいですよね。映画のポスターだってルークはカッコよくライトセーバーを掲げているのに……

そしてもう1点、これはやはりマズいなと思ったのはルークは敵役のダース・ベイダーと絡みがありません!
ルークは逃げる途中にオビ=ワンと戦うベイダー卿を目撃したのみで、いっさい言葉も交わしてません。
またデススターを攻略しに宇宙戦闘機Xウィングで出撃しても、ベイダー卿のTIEファイターと空中戦もしてません。
ルークは終始、デススターを破壊するのに夢中であり、それを阻止しようとするベイダー卿を退けたのは脇役のハン・ソロでした。
やっぱり単発作品として見た場合、主人公と敵役との戦いというポイントでは、かなり消化不良でした。
次回作『帝国の逆襲』以降でこれらの点はしっかり解消されてはいるので、シリーズとしては問題ないんですけどね。

制作費と撮影スケジュールの大幅超過でオミットされた結果なのかもしれませんが、普通に物語としてどうすればいいのかというと
やはりルークはダースベイダーと剣を交える必要があり、そこでフォースが使えず未熟ゆえに窮地になったところで
師であるオビ=ワンに助けてもらうも、本編通りオビ=ワンは倒されてしまうという流れがベストだったでしょう。
また宇宙戦闘でもルーク自らが陽子魚雷攻撃に専念するのではなく、雷撃する僚機(Mファルコンとか)の護衛として
これを迎撃せんとするベイダー卿と空中戦を繰り広げた上で、ベイダー卿を破って味方の攻撃を間一髪で成功させるというのが
現在の物語セオリーとしては教科書的だったんじゃないでしょうかね。

他にもレイア姫が口汚くプリンセスらしくないのもどうかなとか、説明不足で変に唐突なシーンもあったりしましたが
このあたりは大筋として気になるものではなかったかなと。全体としてはやはり今も色褪せない楽しい傑作でした。

――なんてことを考えながら鑑賞してみたわけですが、作家志望の人は映画でも小説でもいいのですが
漫然と鑑賞するのではなく、ここはよかった、いや自分ならここを改変すればもっと良くなるなと考えながら観てください。
そして、自分なりの改善点はただこうすればいいんじゃないかとフィーリングだけで思うのでなくて
他の作品ではこうやっていたし、物語のセオリーとしてはこうだから、やはりセオリー通りにやるべきだとか
いやケレン味で敢えてセオリーを外したほうがいいとか、そういうふうに説明ができるよう理詰めで考えてくださいね。
物語作りは囲碁や将棋のような棋譜を作ってゆくのに似ています。ただし2人ではなく独りで完成させる棋譜です。
駒はルール通りに動かねばならず、定石を無視した手は棋譜の美しさを損ねますし、妙手は個性や創造性を発揮します。

これは創作の訓練としてとても実践的で実力アップにつながりますよ。
ただし少なくとも物語の王道やセオリーをよく理解できていないと意味がないので、普段からの多読は必須です!




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