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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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私はいかにして新人賞を獲ったか(役に立たない話)

こうして小説の書き方、創作指南のブログを書いてきましたが、今まで私自身がどうやって新人賞を獲ったかについては
敢えて触れてきませんでしたが、メールで質問があったので今回はそのことについて書いてみようと思います。
ただし、ほとんどの作家志望者にはまるで参考にならないと思うからこそ今まで書いてこなかったので
こういう人もいるんだなという参考までに留めるのみにしてください。

そもそも私は俗に言うギフテッドです。つまり生まれつき遺伝的に知能指数が高いんですね。
たしか保育園の年長さんのときに検査した結果はIQ130でした。
全体平均は100で、7割の人は95~105に分布し、東大生の平均でもIQ120というのことなので、かなり高い数値です。
実際のところ、両親は私の利発さに較べて実弟はあまりぱっとしないので、バカではないにしろ頭はよくないと思っていたそうですが
フタを開けてみれば弟は東京大学を首席で卒業するほどの秀才だったというオチがありまして、弟にしては不憫な少年時代でした。
とはいえ弟は真面目と堅実を絵に書いたような性格の反面、私は生来のなまけ者だったのが結果としては大きな差となりました。
天才といってもMENSAという天才しか入会できない組織の最低基準がIQ130なので、私は天才の中では底辺にすぎません。
よって、まったく勉強しないでも合格できる大学だと早稲田どまりだったわけです。
未だに母には「毎日30分でも勉強してればハーバードでもケンブリッジでも行けたのに」と恨み言を言われますが
私は楽をすることしか考えていませんでしたから海外留学なんてまっぴらごめんです。

そんなわけで私が小説家を目指したのも単に楽をしたかったからです。夢の印税生活ってやつですね。
きっかけは知り合いであった大学の先輩が今はなき日本ファンタジーノベル大賞(新潮社)の大賞を受賞しまして
「小説なんて案外かんたんに書けるよ」とアドバイスを受けたことで、やってみる気になったんですね。
ちなみにその先輩は今ではかなりの大作家になっていまして、ドラマ化やアニメ化した作品など多数手がけています。

そして最初に目指したのがコバルト文庫の新人賞でした。べつに少女小説が好きだったわけではありません。
この時点で少女小説も少女漫画もほとんど読んだこともありません。少女漫画原作のアニメを見たことがある程度でした。
しかし選んだ理由は簡単で、当時のコバルト小説はページの下半分はメモ帳になりそうなほど空白だらけだったんですね。
つまり同じ賞金なら文字数が少なければそれだけ労力少なくして済むので効率がよかろうと、それだけの理由でした。
しかし早々に挫折しましました。少女の初々しい恋を書いていると、どうにも恥ずかしくてたまらなくなってしまったのです。
それでも在学中に二度ほど少女漫画原作募集に投稿しました。1本が原稿用紙で40枚くらいですかね。
これで私は右も左もわからなかった小説の書き方というか体裁というんですかね「?」や「!」の後には一字空けるとか、
会話文と地の文の違いとかそういった基本の基本を実地で身につけました。
ここに至るまで今と違ってネットは発達してなかったので図書館で手に入る小説のハウツー本を借りて読んでみましたが
たいてい純文学を書くための内容でほとんどものの役には立ちませんでした。
ただ1冊だけ少女小説の作家さんが書いたハウツー本の巻末にあったオマケだけは本当に役に立ちましたね。
上記のような一字アケみたいな書式についてや、原稿は簡易書留で送るのがよいとか実益的な内容が豊富だったからです。

そして大学4年のときに少年向け小説、つまりライトノベルに転向することにしました。
やはり私は男なので、男の子向けのほうが書きやすいだろうという判断です。
それに当時は甘い考えで一般小説よりは簡単でハードルも低いだろうという打算もありました。
とはいえ私はこの時点でほとんどラノベを読んだことがありません。
高校時代に5冊くらい読んだきりで、高校・大学時代はリアルが楽しすぎてアニメや漫画からも遠ざかっていました。
そこで資料として本屋に行って、いま売れてそうなラノベを2冊買いました。
どちらも異世界ファンタジーもので、1冊はわりとシリアスな作品、もう1冊はコメディ要素の強い作品です。
そしてこの2冊を一通り読んで、だいたいこんな感じで魔法とかドラゴンとか出てくる話を書けばいいのかと理解しました。
特に異世界ファンタジーが好きだったわけでもなく、どちらかというと毛嫌いしていたジャンルだったのですが
世間では流行ってそうだからというのが異世界ファンタジーものを書こうと思った最大の理由でした。

で、今までない異世界ファンタジーを書こうと思いまして、参考にしたのが映画『戦国自衛隊』でした。
映画では戦国時代でしたが、異世界ファンタジーなら面白そうかなと安易な思いつきです。
そして現実世界と異世界がゲートでつながった世界観を考え、そこに自衛隊などが派遣されるというコンセプトを考えました。
またヒロインのひとりは特色を出すべく、常にうまい棒など実在の駄菓子を食べているという設定にしたりとギミックもとりいれたりと
アイデアについては特に悩むまでもなくいくらでも湧いて出てきましたね。
そういえば、異世界に自衛隊が行く小説や駄菓子が大好きなヒロインの漫画などがアニメ化されていますが
どうやら私は時代を先取りしすぎていたのかもしれません……そこそこ売れはしたのですがw
とはいえ、そんな作品を約1年かけて執筆しました。
しかし前にも述べたように私はなまけ者ですから明日できることを今日するわけがないのです!
今も克明に憶えていますが、この作品のラスト1/6(原稿用紙50枚分)は締切当日にギリギリで書き上げています。
午後3時過ぎにようやく完成させ、4時までに印刷、封筒に入れ、小さな郵便局はもう終わっていたので本局まで持って行きました。
後日、担当さんに作品にスピード感があってよろしいとほめてもらいましたが、そりゃあ大急ぎで書き上げたのですから当然です。

そんなこんなで投稿してしまうと、その作品のことなどすっかり忘れて次回作のことに思いを巡らせていました。
なまけ者の私は筆は遅いのですが、アイデアだけならいくらでも出てきたんですね。
そして結果に頓着しないので途中の選考結果とか発表になっていても無頓着で、途中経過を知りたいとすら思っておらず
半ば書いたことさえ忘れかけていたときに、出版社から受賞しましたと連絡をもらって驚いたわけです。
あまりに忘れかけている私に電話口の編集さんは「あなたが書いたんですよね?」と念を押されたくらいです。
正直、あまりデビューするのに苦労はしていません。初めて書いた長編小説を送ってみたら受賞しただけです。
しかしラノベはおろかアニメや漫画にさえ興味がなかったがために後々苦労をすることになるんですけどねw

私はよくブログでも天才と凡人の差を書いていますが、ド底辺の天才でもこんな感じで受賞作が書けてしまうのです。
しかし私は作家としては無名もいいところ、『聖闘士星矢』でいえばヤラレ役のザコ青銅聖闘士です。
つまりヒット作を連発している黄金聖闘士や白銀聖闘士はどんだけ凄いのかということです。
そして、あなたたちは作家を目指す以上は黄金聖闘士と戦うことを念頭に置かないといけないんですね。
おそらく才能がないであろう作家志望者が超人みたいな並み居る強敵と肩を並べるにはどれだけの努力が必要か?

生半可な努力では近づくことも許されない世界だということを覚悟してください。




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