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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ポータブルボードゲーム10 レビュー【4】

マグネット付テンゲームの中の古典的ボードゲーム紹介の第4回です。
今回紹介してゆくのは世界最古の系譜を持つ2つのゲームだったりします。
確認されうる限り世界最古のボードゲームとして確認されるのは通称「ウル王朝のゲーム」と呼ばれるもので
あらゆる世界中に流布する「双六」の起源となっていて、以下のふたつはその末裔ということになります。
ただし現代日本では似て非なる「絵すごろく」をイメージしてしまう人が多いのですが、それとは違いますよ。
そもそも「双六」という単語の語源は「2個の6面さいころ」という意味なんですから!

◆BACKGAMMON (バックギャモン)
日本でも「盤双六」と呼ばれる古典ゲームです。
その歴史はメソポタミアで発生し、エジプト、ギリシア、ローマなどで改良されてゆき5世紀頃にはほぼ完成されます。
ほぼ同じルールの双六が日本に紹介されたのは奈良時代(または飛鳥時代)とされ、以後たびたび禁止令が出ますが
何度も禁止令が出ているということは一向に効果がないということで遊戯として、また賭博として盛んに遊ばれてきました。
しかし江戸中期に謎の衰退をしてしまい、代わりに東海道を模した絵すごろくが流行り現在に至ります。
ダイスにより運の要素もあるので実力差があっても遊べ、かつプロ競技者もいるという絶妙のバランスが素晴らしいゲームです。
またトルコなど中近東ではちょっと違ったルールで遊ばれていますが、ここでは割愛します。

基本ルールは15個のコマを6面ダイス2個の目に従い、すべてゴールさせることが目的です。
そして自分のゴールは相手のスタート、相手のゴールは自分のスタートであり、お互い逆方向に進むのが特長ですね。
さらに単純に進ませるだけならダイスの出目運しだいになってしまいますが、バックギャモンにはバトル要素があります。
1つのマスに自分のコマが1個のとき、相手のコマが入ってきたら盤外に飛ばされ再スタートさせられてしまうのです。
逆に自分のコマが2個以上あれば、相手のコマはそこに止まることはできません。
よって基本的な戦略としては、相手のコマをヒットして盤外に飛ばしつつ、1つのマスに2個以上のコマを置くようにします。
2個以上のコマを置くことをプライムといい、これを相手のスタートエリア(自分のゴール前)近くにたくさん作ると
相手はヒットされたコマを再スタートしにくくなって足踏み状態になってしまい、これが最大の攻撃となります!
そして20世紀初頭にアメリカで考案されたダブリングキューブ(2-4-8-16-32-64と数字の書かれたダイス)があり、
もし自分が有利だと思ったら勝利点を2倍にすることができます。相手はさらに2倍に……と繰りかえすことができます。

このゲームのコンポーネントではケース裏にボードが収録されています。
2個もダイスを振るゲームのゲームですからケースがいいダイス皿になってくれて便利ですね。
ただ駒とマスはかなり小さいので動かすのはちょっと不便になってしまいます。
個人的には「蛇とハシゴ」は省略し、ケースを開いたとき2面をバックギャモンに使うとよかったなと思いました。
通常のバックギャモンもカバンのようなケースを開いてボードに使うことになってるので。

バックギャモン


◆LUDO (ルード)
ルードというのはヨーロッパで改良、商品化した際の商品名で、その起源はインドの「パチーシ」です。
かつてムガール帝国のアクバル大帝が宮廷に巨大なボードを造営し、奴隷をコマにして遊んだという逸話が有名ですね。
チェスや将棋の起源「チャトランガ」もそうですが、インドのゲームは2人制の後に4人制のルールが生まれやすいようで
このゲームもおそらく中近東を渡ってきた双六が改良されて発生したのではないかと個人的には思っています。
しかし、このゲームの最大の特徴として非常に時間がかかる悠長なゲームということで現代では廃れ気味だったりします。
かつては日本でも同系列のゲーム「コピット」(帽子とり)というゲームがこの手のゲームセットに多く収録されていました。

ルール的には双六の1種ですが4人制で持ちコマは4つとなっています。
進行方向は巴状に同じ方向で進み、同じマスに止まったら相手のコマをスタート地点に戻すところはバックギャモンと同じです。
そしてダイスで6を出さないとスタートできないというのが非常に時間がかかる要素を生み出しています。
なのでテンポがよくなるように出目が2,4,6でスタートできるとか、ダイスを2個使うとかして工夫している人も多いようですよ。
ゴールは十字型のコースを一周回ってから中央に向かって進み、中央がゴールです。いち早く4個ともゴールしたら勝利です。

コンポーネント的には普通。ボードは付属の紙製で、コマはチャイニーズチェッカーと共用です。
ただしチャイニーズチェッカーは3色なので、ルード用に緑のコマが4つだけ追加されています。他の色は6つあります。
小さいボードのためかなり簡略されたものになっています。本来は各マスに色のついたものがあり、
駒とマスが同じ色ならばヒットされない安全地帯があるのですが、このバージョンにはありませんしマスの総数も少ないですね。
それと下の写真にダイスを入れるのを忘れてしまいました……

ルード


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