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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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#とら婚 話題のオタク婚活とら婚を徹底解剖(1)

オタクの未婚率は67%というご時世にスタートした話題のオタク専用結婚相談所の【とら婚】が一時話題騒然となりました!
運営はコミックや同人誌の販売でもおなじみ【とらのあな】系列なので、その名も「とら婚」だそうです。
今回はこのとら婚をはじめとするオタク向け婚活ビジネスについて考察してみようと思います!
オタク向けの婚活ビジネスは何もとら婚が初ではなく、結婚相談所としては初めての試みですが
いわゆる婚活パーティや婚活サイトなどの運営は数は少ないながら既に存在しています。

■結婚相談所とは?

まずは意外と知っているようで知らない「結婚相談所」なる存在についてどんなビジネスなのか見ていきましょう。
このビジネスのサービスは「結婚したい会員に相手を探す手伝いをして結婚を世話する」というものです。
しかし具体的にどんなサービスかというと知らない人も多いのではないでしょうか?
まず結婚相談所の大手は3社ほどありまして、それ以外にも中小の結婚相談所が無数に存在しています。
そして中小の相談所は独自に紹介する会員を用意できる規模ではないので前出の大手に加盟料(120万円~)を支払い
大手の会員リストのデータベースとシステムをそのまま利用させてもらうことになります。とら婚も同じ形態です。

ですから大元が同じであるなら、どこの相談所でも紹介してもらえる異性のリストはまったく同じなんですね!
それなら最安のところがお得じゃないかと思うかもしれませんが、それぞれの相談所は価格以外にも差別化されています。
サービス内容や実績によって値段以外の付加価値をつけて営業しているわけです。
婚活サイトなどは自分で相手をみつくろって終始一人でやっていくのですが、相談所では相談員が予め候補を探してくれたり
成婚に向けてどのような心がけや努力をすればいいのか、具体的な服装やデートコースなどのアドバイスもしてくれます。
とら婚の場合はオタクに特化するということで差別化を打ち出していて、かなり話題性のある差別化されたサービスということで
ほかの結婚相談所よりも若干ですが価格は高めに設定されているようですね。

とはいえオタクにオタクの結婚相手を紹介するといっても会員リスト自体はオタク向けではなく汎用的なものです。
会員の中にはオタク嫌いも含まれていますし、余生を共にということで熟年結婚したい高齢者も含まれているでしょう。
ただ会員の母数が多いからといって、そもそもオタクの結婚相手の候補になりそうな人が多いとは限りません。
そこでデータベースからオタク傾向のある人をピックアップして会員に紹介してゆくというのがとら婚のスタイルなんでしょう。
そのうちとら婚経由で入会した人が増えれば、その人同士を紹介し合えるようにもなりますが、もう少し先になるかもしれません。

■結婚相談所の人々

どのような人が結婚相談所に登録するかというと、一般的には意外にも6割以上が女性だそうで男性が少なめです。
このあたりはよくある出会い系とは真逆の傾向なんじゃないでしょうか。
また婚活パーティのように男性が5000~8000円に対して女性は実質無料に近い形態とは異なっていて
男女とも同額かつ高額のため女性もある程度の収入がある人が多く、それゆえ4大卒など高学歴の傾向があるようです。
この弊害として、女性は一般的に自分よりステータスの高い男性を求めるため、なまじ高学歴高収入の女性だと
自分と見合うステータスの男性となかなか出逢えないというミスマッチが起こりやすいんですね。
そもそも高学歴高収入かつ普通の容姿の男性なら相談所に行かずとも女性のほうから寄ってきますから。
男性の場合は自然な出会いはおろか婚活パーティや婚活サイトでさえどうにもならないので最後の手段として
結婚相談所を選ぶという人が未だ多いようなので、そこそこ収入はあるけれど顔や性格に難アリの非モテが多いようです。
また会員の年齢構成は男女とも結婚を強く意識しだす30代前半をピークとした構成になっているようです。

最後に気になる成婚率についてです。
結婚相談所クラスタでの「成婚」は特殊な用語で、いわゆる「結婚する」ことではないので注意が必要です。
解釈的には規約でいろいろ決まっていますが端的に言えば「出逢って3ヶ月未満、プラトニックな関係のままでの婚約」ですかね。
実際はこの段階から本当に結婚に至るためにはいろいろと問題が生じてしまい、結局なしになってしまうこともあると思いますが
結婚相談所では上記のような「ライトな婚約」「婚約っぽいもの」の段階で成婚とみなされます。
こんな意味での成婚ですが相談所経由での成婚率は平均して5~6割といったところらしいです。
高額の会費を払っとしても成婚までこぎつける人は約半数だということは予め承知しておくべきでしょう。
しかしギャンブルとして考えるなら2倍以下で何度もチェレンジできるので「分はいいほう」だと思います。
ただし成婚に至るのは会員の中でもステータス的に上中位の人がそれなりの妥協をしたケースがほとんどではないでしょうか?
システム的にステータス重視の婚活界隈ではやはりステータスが低いと結果は出せません。
おそらく婚活するより普通に恋愛するほうが確率としては格段に高いのではないかと思うくらいです。

■とら婚を経営視点から考えてみよう

ここでは、とら婚はビジネスとして成功するのかどうかについて考えてみましょう。
私見ではありますが、このビジネスはすでに半ば成功していると考えています。
簡単に試算してみたところ、おそらく会員数20人を確保しつつやっていければ採算がとれそうです。
さらに常時30人も会員を確保できていれば小規模展開でもかなり利益もあがるんじゃないでしょうか。
この手のビジネスで最も重要かつ経費もかかる宣伝についてはネット上で大いに話題になりました!
今後はテレビなどのメディアにもどんどん取材されいきますし、本体のとらのあな経由でも無料で宣伝できますから
広告費についてはほとんどお金をかけずに物凄い宣伝効果を生み、相当のターゲットへの認知度を得ることでしょう!
広告費の負担がなければ、あとは人件費と事務所のテナント料や光熱費が捻出できれば経営は軌道に乗せられます。
そもそも結婚相談所は初期投資が最も少ないビジネスとして有名で、かつ最も多くの支出となる広告費がいらないとなれば
よほどの悪評でも立たない限りは失敗する要素がないのではないかと思うくらいです。

またネット上では非難轟々の高額な金額設定ですが他の相談所と比較して明らかに高いわけでもないんですね。
ですから、とら婚だけが非難されるいわれはないということです。いやなら入会しなければいいだけのことです。
高額だけに結婚に対して真摯で前向きな方が多いというメリットもありますしね。
つまり客単価が50万前後と高いし(成婚するまで)継続して利用してもらえるという面からも定期収入が得られます。
しかも原価のある商品ではなく、元手のいらないサービスへの対価ですから利益率も高めです。
いつの世でもオタクと結婚したい人は尽きませんから人集めさえできればかなりおいしいビジネスのようですw

価格設定以外に「ふたりで外泊したら成婚」「セックスしたら成婚」などちょっと突飛に見える規約も話題になりましたが
大元の大手相談所の規約と同一のものなので特に問題とはならないでしょう。
このあたりの規約はやり逃げ男などへの対処から女性を守るために厳格化していったものと思われます。


次回は結婚相談所以外のオタク婚活ビジネスについて考察してゆく予定です。
より安く手軽に参加できるのが売りのオタク婚活サービスが各種あります。


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