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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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すばらしき隣人たちよ→脇役のモデル

インターネットの普及により、SNSやツイッターなどを通して、いろいろな人と出会う機会が増えています。
それ以前の時代では出会うことがなかったような人たちと出会ったり、交流できるようになりました。

たとえば私の学生時代、まだまだネットなんて黎明期だったので交流はもっぱらリアル限定だけでした。
私は早稲田の学生だったので、やっぱり友達もほぼ全員が早大生で、インカレサークルに参加しても
女子は日本女子大を中心に短大生など雑多でしたが、やっぱり男子は慶應と東大がほとんどでした。
だから、そのような世界が自分の「普通」の基準であって、他は窺いしれないわけです。
医大生がどんな派手に遊んでいるのかとか、専門学生は何をしているだろうとか、まったく知りませんでした。
でも、それほど気にならなかったんですね。狭い世界が当然だったんです。

一転して最近はネットによって、さまざまな人たちとの交流ができるようになりました。
学生もニートも外資系エリートビジネスマンも、みんな一緒に遊べる世界になったんですね。
それは人生においても有意義ですが、作家としても大いに役に立つのです。

作家という職業は、作家としての知識だけではどうにもならないという不可思議な職業でして
作中の登場人物は社会階層や職能、経歴などさまざまでありますが、
作家はそのひとりひとりになりきれるだけの知識が必要なのです。
その人物が何を思い、何を悩み、どういう思考パターンによって、どういう言動をするのか?
こういうことを具体的に知るには、やはりリアルな人物とたくさん接するしかないんですね。
やっぱり本だけネットだけで調べたような表層的なものでは、深みある人物は描けません。

とはいえ、ライトノベルなど娯楽作品の主人公の人間造形には、あまり役に立ちませんw
主人公というのはリアルよりも、読者の頭の中にある理想形によって描く必要があるので
ディティールや小ネタとしては活用できるのですが、実在人物をまるごとというのはなかなか難しい。
小説や映画に出てくるような波瀾万丈な生き方をしている人の知己を得ているのなら別ですが。

実際、日本一の非モテ作家を自称していながらお恥ずかしい限りなのですが、
ナース、キャビンアテンダント(正確には当時候補生)、女優、メイド喫茶のメイドといった
一般的な男性が憧れるような職業だったりとか、年齢的にも上は8歳年上から下はひと回り以上年下までと
わりと幅広く交際した経験もあるにはあるのですが、彼女たちをライトノベルのヒロインにできるかといえば
う~ん、無理でしょうねw
やっぱり実在する女性では、なかなか妄想世界のヒロインにはかないません。

ところがですね、脇役はその限りではないんですね。
やっぱりおもしろいキャラというのは、実在の人物をモデルにするのがベストです!
脇役の個性というのは無数にあるので、他作品のキャラを参考にしてしまうと、
どうしてもその作品のキャラの模倣、いわゆるパクリからなかなか脱することができないんですね。
その点、あなたの知人友人をモデルした場合、まさか他作品でも同じ人物をモデルにしていることは
まずないですからパクリなんて言われることは、まずないでしょう!
なによりそのキャラがどんな破天荒な行動をとろうとも、実在の人物をモデルにしていると
人格として整合性がとれているため、読者が「そんなのありえないって!」と思うことが少ないんですね。
ゆうきまさみの傑作漫画にしてオタクの聖典でもある『究極超人あ~る』の登場人物はほぼ全てが
作者の友人知人といった実在する人たちをモデルにしているので、あれだけおもしろいんですね!

しかしながら絶対に「ありえない」と思われないかといえば、そうとは言いきれませんw
その昔、着替え中のヒロインが主人公少年に見られても気にしないというシーンを書いたのですが
担当編集さんに「こんな女の子、絶対にいないから」とダメ出しをされてしまったんですね。
でも実際に私は学生時代に居酒屋バイトで控え室で女子の着替えに出くわしまして
その子は美人でしたが、いかにもラノベ的にキャーとか言って物を投げつけるわけでもなく
恥ずかしがるどころか、そのまま私と雑談しながら着替え続けたという経験に基づいていたわけです。
「事実は小説より奇なり」ということで、なかなか信じてもらえないことも、たまにはありますw

閑話休題。話を戻して実際の人物をモデルにするとき、もっともいいなと思うのが
やはり変人系、デンパ系な人ですね。これはとても参考になると思うのですよ。
そのままキャラにしてだしたいくらいの逸材に出くわすことが多いです!

普通の人ならオフ会にそういう人が来ると「いやだなぁ」「あつかいに困るなぁ」と思うかもしれません。
しかし、ここは作家あるいは作家志望なら「これは!」と思って、
彼らがどういう人なのかということを理解するためにも、いろいろ接触してみることをおすすめします。
はっきりいって、変人、デンパの人は普通の人の常識を超越しているので言動からしてすごいです。
とても自分の頭の中で作りだせるようなハンパなものじゃないことだけはたしかですね。
しかも、そのデンパ具合も人によってちがうわけでバリエーションにも飽きることがありません。
相手にとっては少し失礼になるかもしれませんが、他の人のように毛嫌いしたり敬遠したりするよりは
好奇心からとはいえ相手の話をよく聞いたりして交流をはかることは、いくらかマシでしょう。

私もこれまで数々の変人さん、デンパさんたちと交流してきました。
さすがに人を刺しそうな恐い目をした人以外には、相手を理解すべくすすんで話しかけてきたつもりです。
中には私に好意的な人もいれば、攻撃的な人もいました。
そういえば、私の初めての熱狂的なアンチさんも、なかなか素敵におもしろい人で
2ちゃんねるやWikipedia編集で暴れているのを教えてもらい、以後ときどき観察しているのですが
やはり自分では思いもつかない行動をとってくれるので、つぎに何をしてくれるのだろうと
いつもわくわくしている自分がいたりします。
親しい人には、よく悪口を書かれて平気だねと言われますが、
たぶん私の熱狂的アンチさんは他の誰よりも私のことを注目していることだけは確かなんですよ。
はっきり言って、私の主宰する毎月の創作オフの参加者の中にだって私の些細な言動まで憶えていて、
それをわざわざ2ちゃんねるに書きこんでくれる人がいるでしょうか?

いませんね。断言できます!

それほど私のことを注目してくれるならアンチでも本望ですよ。
万人に嫌われない人というのは、ただ”どうでもいい人”、つまり無関心だけです。
作家としてはファンもいれば、アンチもいる。そういう状況こそ好ましいんですね!
作家や芸能人の中には、アンチコメントに凹む人も多いようですが、
アンチ発言もまたたのしめるくらいになれると、本当に楽しいですよ!

ここだけの話、私が2ちゃんねるに書きこむレスの8割は”自分の悪口”だったりしますw
ええ、性格がひねくれているのは自覚していますとも!
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