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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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スポーツ小説に試合はいらない

 スポーツ漫画は今も昔も人気があるのに、人気スポーツ小説というのはライトノベルだけでなく一般小説でも数少ないんだよね。そもそも動的で視覚的なスポーツを文章で描ききるのは難しいからね。たぶん、そこらへんが最大のネックなんだろうけど。

 最近のスポーツ小説で最大のヒットとなったのは、あさのあつこ著『バッテリー』だろう。この中学野球を描いた作品はスポーツ小説に対する今後の方向性を示すエポックメイキングな作品となるんじゃないかなと思っている。それはなぜか?

 この『バッテリー』という作品、全6巻を通して、ほとんど野球の試合を描いていない。数少ない試合シーンも中断したり、わざと描写しないまま終わらせてしまっている。そもそも扱われている試合も部活の紅白戦や無許可の練習試合だけで、公式戦については皆無と徹底している。試合中心でストーリーが進行する従来の野球漫画では考えられない構成だ。ラブコメの『タッチ』でさえ試合シーンはかなり多いのに。

 動的で視覚的な試合シーンをあえてバッサリと切り捨てて、読者の想像に任せることにして、作品では試合に至るまでの人間関係や心理描写に踏みこんでゆくことで、活字の得意分野に持ちこんでゆく。これは巧い方法だと思うし、スポーツ以外にも応用できるんじゃないかな。

 ちなみにライトノベルのイラストもヤマ場のシーンは、あえて挿絵にしていないことが多いって気付いてました? いちばんいいシーンは読者の想像に任せて、よりイメージを膨らませてもらえるようにしているんですよ!<UNO
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