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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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インナー読者はいますか?

インナー読者とは、まあ私の造語ですけどね。
スピリチュアルカウンセリングなんかんい使われる「インナーチャイルド」から連想してみました。
「インナーチャイルド」とは具体的には子供時代の頃の記憶や心情、感傷の事を指すんだそうです。
詳しくは専門のサイトでも読んでください。

で、ここではインナー読者について語ることにします。
どうせなら英語で表記統一して「インナーリーダー」とすればいいかもしれませんが
「リーダー」だとどうにも本来の意味が薄れてしまうので、あえて日本語にしました。
簡単にいえば「作者の心の中に住んでいる読者」のことです。
そして作品は、その読者に向けて書かれるべきなんですね。

これは上級者にも多いんですが、作品を書くときに想定する読者をすっかり意識せず、
漠然と誰に向けて書いているのかわからずに執筆してしまう人がいるんですね。
私もよくプロット評価などで「誰に向けて書いてるの?」と質問すると
たいていの人が応えに窮してしまうか、曖昧な表現になってしまうんですよ。
でも、これからは絶対にやめてください!

そもそも誰に向けて書いているのか作者がわかっていないなら
作中にある笑いのツボ、あるいは感動のツボをどうやって設定するのでしょうか?
注意してほしいのは万人にウケる作品というのはありません!
ある人たちにとって好きな作品でも、べつの人たちにはまるで興味がないことが普通なのです。

つまり読者ターゲットを絞らなくてはいけないのですが、
具体的に誰に向けて作品を書くってことはあまりないですよね。
そこで登場するのが、インナー読者、つまり作者の中にある読者像なのです。
作者が想定する、できるだけ具体的な読者が喜ぶように作品を書いていけば
どうすれば面白くなるか、どう書けば感動してくれるかなど指針も立ってくるわけです。

そのインナー読者というのは、例えばプロになる前の子供時代の作者自身かもしれません。
あるいは実在する人物をシミュレーションした仮想人物かもしれません。
とにかく心の中にいる作者としての立場にはない、読者が必要なのです。

天才肌の作家は特に読者ニーズとか傾向とか、気にしないで作品を書いているように見えますが
多くの読者に支持されるのは、気づかないうちにインナー読者を持っているからこそ
想定する読者の好みに忠実に照準を合わせて物語をつむぐことができるのです。

そして、いろいろなインナー読者を心の中に住まわせることができる人はいいのですが
そうたくさんのインナー読者をもつことってできないんですね。
実在の人物をいくら忠実に想定しても、しょせんは仮想の人物であり本人そのものではありません。
本人と仮想人物にズレが生じれば、結果として書く作品の感性にもズレが生じてきてしまいますよね。
それでは意味がありません。

そこで、もっとも強固にして確実なのが作者の分身としてのインナー読者なのです。
特に作家になる前、そして評論家ぶるようなこともなく、ひたすら作品を楽しんでいた頃の
一読者としてのピュアな自分自身をぜひ心の中に住まわせてください。
自分のことであれば、他人よりもずっとズレは少ないでしょう。

そして分身であるインナー読者がおもしろいと感じてくれれば
作者と同じ感性を持つ読者層は必ず支持してくれるものです。
しかし作家としての感性で作品を書いてしまうと、それができないんですね。
作家と読者では作品の読み方もちがえば、感じ方もまるでちがうと言うことを常に意識してください。

さて、あなたのインナー読者というのは、どういう人でしょうか?
その主な特徴を箇条書きでいいので、しっかりと文章で書いてみてください。
頭に思い浮かべるだけでは、あやふやになってしまうのでダメですよ。
実際に文字で書くことで、あなたが誰に向けて作品を書くべきかが見てくるはずです!
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コメント

こちらでははじめまして

from Mr,M
 mixiではお世話になっております。

 インナー読者についてですが、どういう人か?というのは
例えば「少年ジャンプ連載作品にどきどきわくわくする
ような少年の心を持った人」といったことの箇条書きでしょうか。
 それとも、「こういった話が好き」といった読者としての傾向
を表したものでしょうか。
 あるいは両方?

 ちょっと書いていて気になったので、質問させて頂きます。

Re: こちらでははじめまして

from UNO
そうですね、作品の好みだけでなく
もっと具体的な人間性全体について考えてみてほしいですね。
好きな食べ物は? 勉強はできるのか? どんな友達がいるのか?
などといったことも含めて考えてみてください。

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