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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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大衆が求めているもの

きのうの「長く愛される作品のために」でだした宿題の回答編です。
ちゃんと自分で考えてみたでしょうか?

(A)ちゃんと考えて書きだしてみた→前途有望
(B)頭でなんとなく考えてみた→ふつう
(C)なんにもしなかった→このままなら絶望的


ちょっとオーバーに書きましたが、まちがいではないと思っています。
ちなみに割合的にはAは5%、Bが20%、Cが75%といった感じでしょうね。
ほんの5分の努力をするかしないかで、上位に入れるかどうかが決まってくるんですよ。
そういう少しずつの積み重ねが新人賞の選考結果として影響してくるんですね。

前おきはこのくらいにして回答をしていきましょう。
実はですね「長く愛される作品」というのは、ほとんどないんです。
ほとんどの場合、長く愛されるのは”キャラクター”です。
それも消費者の憧れとなりうるヒーロー(ヒロイン)です。

ハードボイルド小説の金字塔であるレイモンド・チャンドラーに登場する
私立探偵フィリップ・マーロウは何度も映画化されていますし世界的に有名ですが、
もしこのシリーズの作品を読んだことのある人ならよくわかるのですが
ストーリーなんて、ほとんどといっていいほど憶えていません。
読んでから半年もすれば、それはもうきれいさっぱり忘れてしまいますよ。
そして、あとに残る印象は、とにかく「マーロウは格好いい」だけなのです。
これこそヒーローの鑑なんじゃないかと思うわけです。
なにしろストーリーは忘れてしまうので、マンネリ化もしないんですよね。
他にもアメコミのヒーローたちも息が長いですよね。
これには他にもいろいろな事情がありますが。
しかしヒーローには人を惹きつけるだけの力があるのは確かです。

どんな作品でもいいので長く息のある作品を分析してみてください。
どの作品にも印象的なキャラクターが存在しているはずです。
ときにはガンダムのように人間ではないかもしれませんが、ほとんどの場合は人間でしょう。
ストーリーや世界観といったものはキャラクターを盛り立てる舞台装置でしかないのです。

これは創作作品以外でも言えます。
大衆がプロスポーツなどに求めているのもヒーローですよね。
よほどのマニアックなファンでもない限り、贔屓の選手を応援するものです。
そもそもテレビ番組のスポーツコーナーのメジャーリーグ情報なんてものは
ゲーム展開や試合結果はさておき、イチローや松井がヒットを打ったかどうかに注目してますよね。
これはテレビ局がそうしたいからではなく、視聴者の興味がそこにあるからです。

大衆は常にヒーローを求めているし、大好きなのです。
NHKの『プロジェクトX』でも、必ず核となる中心人物を据えて、
その個人的な苦悩や成功を描いていましたよね。
なんだかんだ有史以前の神話も英雄譚が中心ですからね。
実際、神話世界のヒーローほど長く愛されているキャラクターもいないでしょう。

小説を創作するときに、ストーリーから考えるにしろ、キャラから考えるにしろ
長く愛される作品を書きたければ、魅力あるヒーローを描いてください。
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