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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

オフ会終えて日も暮れて

きのう無事に7月のライトノベルオフも終了しました。
今回も50人以上の参加と大盛況で、奈良、静岡と遠方の方にも参加していただきまして
主宰者として本当にありがたいかぎりです。

今回は特別講師として滝本竜彦先生にもご登壇いただきまして、魔術的瞑想をとりいれた
創作活動のモチベーションを高め、アイデア発想をスムーズにする方法を教えてもらいました。
いつもテクニック的なことが多い日昌晶の講義を補完するかたちで今後の創作活動やスランプ脱出に
役立ててもらえたらいいなと思っています。

さて私の講義のは、ほぼワークショップでグループ課題として即席の作品を作ってもらい
主に主人公の設定と、その主人公の陥る最大の危機、そしてその危機の脱し方について
8~10人程度の6班にわかれて考えてもらったわけです。

結果としては、う~ん、どうでしょうね……
どういう設定を組み込んでいくべきかということが、頭でわかっていても
まだまだ体感的に、経験則的にわかってない人が多いなというのが
講義を終えての私の率直な感想だったりします。

どういうことかいうとマインドマップ形式で模造紙に思いついたことをどんどん書きだしてもらったのですが
作品やその主人公自体にとって有益な設定があまりなくて、些末な設定に目が向いてしまっているんですね。
些末な設定というのは、極論すれば主人公の「経歴」や「肩書き」「属性」といった設定です。
ぶっちゃけて言うと、上のようなものは作品の調味料的なもので食材ではないんですね。
だから調味料ばかり集めてきても料理にならないように作品としてもまとまらなくなってしまうんです。

つまり主人公に「超能力者」という設定をつけたところで、物語はまったく転がらないんですよ。
結局は以下のようなことを深く決めていかないと、使いものにならないんですね。

「超能力っていっても、いろいろあるけどどういうタイプ?」
「その能力を使ってなにができるの? なにができないの?」
「主人公は超能力があるこをどう思っているの? 誇りに思ってる? 疎ましい?」
「主人公の力を使う基準は? どういうときに力を使って、どういうときに抑制しているの?」

最終的には超能力うんぬんの問題ではなく、主人公の性格や矜恃、行動パターンについて
設定を決めていかないと、とってつけたような設定の「超能力」なんてものは生きてこないんですね。

それよりも「どんなささいな悪をもゆるさない」という設定からスタートしたらどうでしょう?
さっきとは反対に、たったこれだけの設定で、すぐにそのまま使えるんですね。
小さな子供が万引きしているのを見つけたら、どういうエピソードになるだろうかとか
違法ダウンロードをしている友達に対して、どんな反応を示すんだろうかとか
そして、そんな性格の主人公がもし「超能力を持った」としたら、どんなことをやらかすかとかね
すぐにいろいろなシチュエーションからエピソードまでもっていけるのがわかりますか?

物語を牽引してゆくエンジンこそ主人公の性格設定なんです。エンジンのない車は走れません。
でもなぜか小説創作だと多くの人が車体のデザインやカラーリングに全力を注いでしまって
肝心のエンジンを搭載しないままの車でレースにでようとしているんですね。

どうか物語を作るときには、まず最初に調味料よりも食材をそろえてください。
車の格好いいデザインも大切ですが、まずは高性能エンジンを搭載させることに全力を注いでください。

もちろん、あなたが「塩コショウのクリームソース、シナモン添え」が大好きだったりしなければの話ですが。
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