L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

SEARCH

CONTENTS
LATEST
LINK
BOOKS

RSS
COUNTER

ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

究極のヒロイン像

きのうのポストに関連して、きょうは究極のヒロイン像について。

ヒロインについては、前々からツンデレやらヤンデレやらいろいろなジャンルに分類することもありますが
保守的な読者の多いライトノベルに限っては根源的にヒロイン像はたった1つのパターンししかありません。

そのままの主人公少年(≒読者)だけをすべて受け容れてくれて好きになってくれる美少女

これに尽きます。
「そのまま」というのは「無理しない自然体」と解釈すれば、とてもいい感じに聞こえますが
ぶっちゃけて言えば「まったく努力しない」ってことです。
モテるために何かするとか、好きになってもらう、好きでいてもらうためにがんばるとか
そういうめんどくさいことをしないでも、ずっと好きでいてくれる、そんな女の子が理想なんですね。

しかも、そんな努力のかけらもないグータラ主人公なのに
理想的なヒロインはというと、そんな少年のすべてを受け容れてくれる
寛大な包容力を持ち合わせているホトケ様のような浮世離れした性格なんですね。
いろいろと文句や皮肉を言ったりしても、なんだかんだ好きでいてくれるわけですよ。
実在少女なら文句さえ言わず、さっさと見限られてプッツリ音信不通ですよ。
文句を言われたり、怒られたりするだけでも幸せです。

そして、もっとも大事なのは、はっきりいってラノベの主人公の典型であり
大半の読者にも共通する「さえない」少年であっても、彼”だけ”を見つめ続けてくれることです。
普通に考えたら、ありえないですよね。
『ダメンズウォーカー』なんていうダメ男を好きになってしまう女子というのは一定数いるわけですが
この場合のダメ男というのは、ダメなりに格好いい面をもちあせているわけですよ。
たとえば顔だけはいいとか、喧嘩が強いとか、言うことだけは立派とかですね。

しかしながら「さえない」人に憧れるってことは絶対ありません!
「ダメ」に惹かれる女性は多くても、「さえない」に惹かれる女性は皆無です。
「さえない」っていうのは空気みたいな存在ですから女性にとっては存在しないも同じです。
もし、あなたが女性なら中高時代のクラスで一番目立たなかった男子の名前を憶えていますか?
ひょっとすると同窓会で会って、名前を訊いても、いたかどうかさえ思いだせないかもしれません。
非常ですが、それが現実の世界です。

けれども非実在少女のヒロインは、そんなさえない少年だけを選んでくれるんですよ。
イケメンに目を奪われることもなければ、爽やかスポーツマンに心をときめかせることもない。
特に勉強ができるわけでも、おもしろいことを言うわけでもない、そんな男を好きになってしまう。
美少女ゆえに告白されるけれども、もっと条件のいい男子に鞍替えするなんてありえない。
そんな美少女に憧れない「さえない」男子がいないはずがないのです。
しかも、どんなわがままをしようが、ほっとこうが、浮気をしたとしても
絶対に自分を見捨てることがないとわかりきっているなら、なおさらでしょう。


だからこそ読者は現実にはあり得ない美少女を求めてやまないのです。
みなさんの作品に登場するヒロインは、ちゃんと該当していますか?
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://lanovelien.blog121.fc2.com/tb.php/177-78ac1795

HOME
広告: