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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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差別化すればいいってもんじゃない

今週末のオフでの講義内容に連動してマーケティングの手法について基礎的なことを書き連ねていますが
きょうは差別化戦略について、まちがえやすい点について書いていきたいと思います。

差別化戦略なんていうのは、まあ言わなくても作家志望者ならわかっていると思います。
従来作品とはちがう何かを作品に描いていかないと、新人賞で受賞もできないし、
刊行されたとしても没個性の作品では埋没してしまって日の目を見ないよということです。

差別化=オリジナリティと考えている人も多いのではないでしょうか?
大枠ではまちがっていないんですが、ここに誤解があるんですよ。

今までの作品になかったものを書けばいいとか思ってませんか?
そう思いこんで、とんでもない作品を書いてしまう人って多いんですよね。
そういう人は今までにない作品が”なぜ今までなかったか?”を考えてないんですよ。
たいていは、すでに先人たちが”使いものにならない”と判断したから、今までなかっただけです。

そいいうことを改めて考えてないんですね。余裕がないというべきでしょうか。
悪いほうへ差別化してしまってもしょうがないってことはわかっているのに
こと小説のネタやアイデアとなると、その判断力が鈍るというか、そもそも判断しない人ばかりです。

差別化戦略をするとき一般には、多機能・高級化路線、付加価値、ブランド化なんかがあります。
ブランド化というのは、有名作家なら作品の内容に関係なくファンは買ってしまったりしますよね。
同じ人気シリーズなら、とりあえず買ってみるとかもあるでしょう。
とはいえ無名作家や作家志望者にはなかなか使えない手です。
付加価値をつけるというのも、小説だと読んでためになるとか、頭がよくなるとか
そういう付加価値をつけるという方向性もありますよね。
『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』なんかは
その格好の例として、100万部を突破しています。すごいですよね。
あとは多機能、高級化なんていうのは小説では微妙ですが、何かに特化するというのはアリでしょうね。
たとえば”ツンデレ”を描かせたら右に出る者はいないなんて自負があるのなら
それをメインに作品全体の構成もそれに合わせて思いっきり描くというのも差別化ですよね。
いまさらツンデレなんて、たいていのラノベには登場してるよなんて思うなかれ。
ツンデレによるツンデレのためのツンデレのラノベとでもいうように、これでもかと書いたら
それはそれで従来にはない作品だし、そういうのが好きな読者もいそうですよね。

とにかく差別化するにあたって、その差別化をしたときに、
それを受け容れてくれる読者層がそれなりにいるのかどうかということをまず考えてみましょう。
少なくとも作者本人でさえ、アイデアを思いついてプロットまで書いてみたけど
自分でもそんなにおもしろいと思ってない作品なんて、誰も読みたくないですからね。

それと、もうひとつ。
差別化するときに注意してほしいことがあります。
それは差別化するものは、できるだけ○○○○にして、読者にわかりやすく提示しよう!
○○○○は宿題として、おのおの考えてみてくださいね。

どこをどう差別化するか。客観的に判断する力が求められています。
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