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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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架空異世界の祭礼に関する考察(3)

四季の祭礼について概略を説明していきましたが、みなさんの世界設定の参考になりましたか?

秋の収穫祭の他にも、春の訪れを祝う祭りもぜひ採りいれてみるとおもしろいかと思います。
特に牧畜民、遊牧民にとっては繁殖期とも重なってきますので、多産祈願などにも関係してきます。
世界的に見ても祭礼は気候やライフスタイルといったものから自然発生することが多く
それが密接に宗教によって裏付けられ、儀式化してゆくものなんですね。
そのため土着の多神教からキリスト教などに改宗しても、祭り自体は名目や体裁を変えただけで
中身はキリスト教伝来以前とほとんど変わらないなんてものばかりなわけです。

今回は、そんなお祭りの中身について、創作活動に使えそうな点をかいつまんで
その概要を簡単に説明していきたいと思います。

まず祭りといえば誰もが思い描くのが、飲んで食べてのどんちゃん騒ぎですね。
特に世俗的な祭りの場合は、その傾向が顕著になります。
一方で厳粛な祭りの場合は、断食や物忌みといった日常生活の制限が課されます。
とはいえ、これは表裏一体なんですね。

たとえば最も有名なのがイスラム教のラマダンですね。
断食だというのは、よく知られていますが本当に何も食べないわけではありません。
イスラム歴で1ヶ月の間、何も食べなかったら全滅してしまいます。
断食するのは日の出から日の入りまでの日中だけで、夜は飲食自由なんですね。
ということで、断食期間中なのに、つい食いだめしすぎて「ラマダン太り」する人も多いそうです。
ラマダン期間中の夜には、ご馳走を並べてペプシコーラ(飲酒禁止なので)で乾杯する人々の光景が
たまにテレビなどで放映されているのを見ている人も多いでしょう。

ユダヤ教で有名なのが安息日ですね。
創世記に書かれた7日間の世界創造において神が想像7日目は仕事をしなかったということから
7日目の土曜日には、人間も何もしてはならないという戒律ができたわけですね。
しかし余暇としてのたのしい休日ではなく「何もしない」ことを徹底する厳格な宗教活動でした。
「安息日に赤児が井戸に落ちても助けてはならない」と厳しい戒律でした。
こういう戒律主義から脱却すべしとした宗教改革者がナザレのヨシュア(後のイエス・キリスト)です。

キリスト教においてもカーニバルとイースターの間は四旬節として断食期間がもうけられています。
断食というよりも日本でいう物忌みに近いもので、いまではあまり厳格に守られていませんが
この期間は肉をはじめ、卵、乳製品などを食べず、最低限の食事ですごすことが求められています。
とはいえ、この季節は最も食糧事情が悪いので、もともとぜいたくはできなかったでしょう。
それと繁殖期にはいる家畜をできるだけ食べて減らさないという実利的な側面もあったでしょう。

とはいえ四旬節直前のカーニバルでは1週間ほどドンチャン騒ぎをやるわけですが
もともとはキリスト教とは関係ない古代ゲルマンの春分祭の一環だったようです。
どこの国でも同じようなことを考えているようで、カーニバルの本来の意味としては
人形を作って、それに罪や厄災などの身代わりにしたてて燃やすというものらしく
日本の雛祭りの期限である「流し雛」の風習とよく似ています。

今日のところは、このくらいにして、また機会がありましたら
今度は祭り特有の「無礼講」について書いてみたいと思っていますので、よろしくお願いします。
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