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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ラノベの公式を知っていますか?

ラノベの公式というより、物語の公式のほうが汎用性がありますかね。
ライトノベルに限らず、上質な物語というものには必ず公式があるのです。
算数や数学の授業で、たっぷり勉強しましたよね。あの公式です。
小説を書こうというのだから理数系は苦手かもしれませんが、
どっこい論理的思考というのは、どんな分野の仕事でも必要になってくるものです。

小学校までの算数というのは九九をはじめ日常生活のための必要最低限の知識です。
しかし中高の数学や物理というのは、よく「大人になったら役に立たない」と言われますが
まったくその通りです。まず高校数学の知識なんて日常生活で滅多に使う機会なんてないですよ。
でも、数学や物理は論理的思考を鍛えるための練習だったんですね。
物事を論理的に考えられないと正確な意思疎通がとれず、コミュニケーション不全となってしまい
社会生活に支障が出てしまうのです。だから文系でも理数系怠るとたいへん損をします。

ということで、ライトノベル作家を目指すのに、数学が顔をだしてくるんですね。
では、具体的にどんなことかというのをお話ししましょう。
それでは小学校の算数で習う台形の面積について考えてみましょうか。

   台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2

ゆとり世代の一部の人を除けば、みんな知っているはずの有名な公式です。
この公式を知らなくても三角形の面積を求める公式を知っていれば
図に補助線を引くことで面積を導きだすこともできるとされていますが
正直、かなり数学的なセンスや素養がないと思いもつかないと思うわけです。
そして、そういう優秀な人は覚えるつもりもなく台形も面積くらい知っているものですよね。
よって台形の面積の公式を知らないと、まず解答するのは無理ってことになります。

そしてライトノベルもまったく同じなんですね。
どういう物語を作りたいかを考えたときに、それに従って何が必要なのかわかっていないと
整合性のある上質な物語というのは、どうやっても紡げません。
台形の面積なら少なくとも四則演算の方法、上底、下底、高さの概念と測定するための知識
こういったものがすべて備わっていなければ、呪文ではないので公式を唱えても役に立ちません。
ライトノベルでも、書きたい作品に適切な、テーマ、コンセプト、キャラ、エピソード、伏線など
そういうものの意味と特性をよく理解していて、かつ自分の書きたい作品にはどれとどれが必要で
どういうふうに足したり引いたり掛けあわせていけばいいかといった計算できないといけないのです。

そして、それらをバランスよく最適化することも必要です。
テストの引っかけ問題で、わざと図の中の長さの単位が cm と mm が混在していて、
単位をそろえておかないと計算ミスする問題とかありましたよね。
物語を創作するうえでも、そういう全体の調整は不可欠だったりします。
数学とちがって、きっちりと算出できる性質のものではないので、より難しいですけどね。

こういう面倒なことをいちいち考えなくても、ごく自然にできてしまう人と
どうしても計算しないとできない人の2つの人種が存在します。
そして圧倒的に多いのは後者なのですが、ところがその大多数は計算をしてないんですよ。
算数にたとえるなら、暗算できる人をまねて回答欄にデタラメな数字を書き込むようなものです。
100問あれば、すべての回答欄に1とでも書いておけば、何問かあたるでしょうが及第点は絶対にとれません。
バカなことをすると笑うかもしれませんが、小説創作で同じことをやっている人はたくさんいます。

では、どうしたら便利で不可欠な物語創作の公式を体得できるのでしょうか?
それはもう数学の公式と同じです。まずは暗記です。話はそれからです。
そして暗記した上で、より理解を深めるために数学みたいに展開したりして証明するもいいですよね。
すると、では暗記する公式はどこに書いてあるんだと思うでしょう。
残念ですが公式なんて便利なものは、そんな一朝一夕に手に入れられるものではないんですね。
このブログやオフでの講義、他にも小説の書き方のハウツー本などにも書かれてはいますが
それを読んだり聴いたからといって、たちまち身につくわけもないですよね。
そんな能力があったら作家なんてやめて、六法全書を読んで弁護士になったほうがいいですよ。

公式を体得するには、とにかく練習が必要です。楽な方法なんてありません。
具体的には自分で書いてみるのと並行して、より多くの作品を読みこむことです。
そうして読んだ作品の中から公式が隠れているのを見つけてください。
物語創作のための読解力を鍛えるのです。それ以外に上達の道はありません。

あなたは公式をいくつ修得していますか?
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