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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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小説作風にみる男女の恋愛観

きょうは無事にライトノベルも終了しました。
さすがにいつもより疲れましたが、何事もなくよかったです。

さてオフでは隔月で、後半の交流会に「ロベバトル」という参加者有志の企画がありまして
ちょうど奇数月である今月はロベバトル開催月でした。
このロベバトルというのは、コバルト短編小説新人賞に投稿すべく
男性参加者が少女小説を執筆し、それを主に女性参加者が採点するという試みです。
毎回、順位発表に一喜一憂する光景は愉快なイベントなのですが
やはりそこには作品創作に対する男女の意識差が如実にあらわれるんですよね。
今回、ちょっとしたことがわかったので、ここに書いてみようと思ったわけです。

まず男性の書く少女向け小説は、直球すぎるんですね。
原稿用紙25~30枚と短い作品ですから余分なものは書けないんですが
そのまんま恋愛だけを書いてしまって、それ以外の要素が希薄というのが不評となっていました。
物語になる恋愛なんて、それほどバリエーションがあるわけではないので
そうそうドラマチックな演出にはできないわけで、やはり他の要素と絡めて物語を盛りあげるのが
基本となっているようなのですが、そうはなっていないんですね。
評価者のひとり曰く「冒頭一行目から恋愛に向かって助走していて萎える」というのは的を射た表現でした。
書いている本人たちが同賞の受賞作をまともに読んでいないから気づかない凡ミスなので
自業自得といえばそれまでですが、それゆえおもしろい考察がえられました。

興味深い事象のひとつに男性の書く作品は「はじめから好きな人がいる」ということがあります。
男の本能なんでしょうかね。物語の冒頭から主人公の少女には意中の男性がいるんです。
少年向けでは憧れのマドンナが事前に設定されているのは当たり前の設定なわけですが
実はこれって少女向けではイレギュラーなんですね。
たいてい初対面での印象は最悪だけど、彼の魅力にしだいに惹かれてゆく主人公少女という流れで
好きになっていく過程を描くのがメインなわけで、彼とどう結ばれるかは、それより重視されません。
少年向けの場合は、とにかく「美人だから」という単純明快な理由で既に好きになっていて、
それをいかに攻略し恋愛成就するかというところに主眼がおかれるのとは、まったく異質なんですね。
つまり恋愛について読者が興味をもつポイントがちがうわけです。

たしかに少年向けの名作漫画でも、どうしてヒロインのことを好きになったのか
最後の最後まで、ついに不明のまま終了した作品も少なくないです。
のび太はしずかちゃんをどうして好きになったのかわからないのです。
理由らしい理由は「男子たるもの憧れのマドンナの一人や二人いるはずだ」という前提条件だけです。
それでは少年をごまかせても、少女向けでは通用しないってことです。

また、これも少年向けでは基本ですがヒロインが完全に受け身なんですね。
でも残念ながら少女向け作品の主人公は活動的なのが基本です。
でないと物語が転がらないので当然といえば当然ですよね。
少なくとも主人公は男女関係なく自らの未来は自分で切りひらくのは基本中の基本です。

最後に致命的なのがタイトルなんですよね。
毎回、酷評につぐ酷評を受けているのですが、なかなか上達しません。
女性心理の琴線に触れるキーワードを拾えてないんですね。
どうしても男の子が好きなキーワードや凡庸な魅力のないタイトルが多いんですよ。
女性読者が何を求めているのかわかるようになるとタイトルだけでなく
物語自体もちがってくるのではないでしょうか?

女性心理について身をもって学べるよい機会でもありますので
オフに参加するついでに、あなたもロベバトルに参加してみてはいかがでしょうか?
才能を開花させれば、少女小説作家王子としてデビューできるかもしれませんよ!
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