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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

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ラノベのテンプレを知っていますか?

「テンプレ」とはテンプレート(雛形)のことで、ワープロソフトの定型書式として一般的です。
改めて説明するまでもないかと思いますが、小説というかライトノベル創作においても
よく使われる表現のひとつで、ライトノベルを書くときのひとつの「基本型」をさします。

ところが、この基本型を意味する「テンプレ」なのですが、あまりよい意味では使われません。
「この主人公キャラって、テンプレなんだよね」みたいな感じで使われることが多く
どうしても「凡庸」「ありきたり」「特徴がない」といった意味を含有しているんですね。
たしかに基本をおさえていない作品もダメですが、基本に忠実すぎても他作品と差別化できないんですね。

でも、ちょっと待ってください。本当に「テンプレ」ってわるいことなんでしょうか?
少なくともおさえるべきところはおさえているわけですから、まあ良くはなくとも悪くはないですよね。
ニュアンス的には「悪い」というよりも「たりない」「欠けている」といった表現がぴったりです。

それならば、たりないところを補えばいいんじゃないかと思うわけですが、そうはいかないんですね。
なぜなら、どうもテンプレすぎる作品を書いてしまう作者というのは、
本当にテンプレを理解しているわけではなさそうだということです。
たまたまアイデアを考えて作品を書いたらテンプレ通りになってしまったんじゃないかと思うんですね。
だから「これテンプレすぎるから、もっと作者なりの特徴だしてよ」とアドバイスしても
そもそも「テンプレとはなんぞや?」という曖昧な認識なので、どこをどう変えたらいいのかわからない……
いつまでもテンプレ設定から抜け出せず、いっこうに作品がよくならないんです。

だからこそ、いまいちど振り返ってみてほしいんですね。テンプレとは、王道路線とはなにか?
勉強と同じで、そういう基礎的なところをまずおさえていないと発展性がないんです。
たとえるなら数学において、公式はおろか九九の暗誦もおぼつかないのに
基本問題をすっとばして、いきなり応用問題や難関校の入試問題を解こうとする無謀さです。
回答欄に1とか0とか書いておけば、たまたま1問、2問は正解してしまうかもしれませんが
コンスタントに高得点をマークするのは不可能ですよね。

小説創作においても、やっぱり重要なのは基礎力です。
物語構造についても基本をおさえておかなければ、よい作品は書けません。
ですから作家をめざすなら、やはり物語構造の基礎はしっかりと身につけておきましょう!
そして物語構造というのは4千年以上も昔の『ギルガメッシュ叙事詩』にはじまる世界各国の神話によって
物語の基礎的な構造は、ほとんどでつくしているんですね。
もしもギリシア神話や聖書、古事記、日本書紀などの神話を含む古典作品を読んだことがないのなら
小中学生向きのジュニア版などわかりやすく読みやすいものも多いので、いちどは読んでおきましょう。
下記に入門者向けとしてわかりやすい阿刀田高の古典「知っていますか?」シリーズを紹介しておきました。

そして時代を追って、有名な古典作品は読んでおくといいですね。
素朴な物語構造が、時代の変遷を経て、どう複雑化していったのか、
そして悠久の時を経てもなお、語り継がれ、読み継がれる理由はどこにあるのか、
そういうことを考えながら意欲的に学習していってください。

最近のライトノベルしか読んでいないと基本を知らずに応用例ばかりの知識が増えるだけで
結局、本人の実力としては身につかないままに終わってしまいますよ。


「物語」の基本中の基本とは、(  )と(  )の(   )を表現することである。


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