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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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第1回課題「マイベスト20を作れ!」(夢見照子の場合)

【第1回課題】
自分の好きな作品のベスト20を作れ。
ただし最低100作以上の候補を挙げ、それぞれについて、どこが面白いのかコメントをつけること。
さらに当該作品を知らない人にもわかるように書くこと。

◆ベスト20

1位 ハリー・ポッター J・K・ローリング 小説(児童書)
作りこまれた世界観は作者が何年もかけて作ったもので、それだけで本が何冊も出せるレベル。ブラック家という一族に至っては何世代も遡った家系図が作られているほどの緻密な設定。魅力ある登場人物の活躍は胸がすく感動があり、それぞれが抱える葛藤は人間くささに溢れている。予想を裏切る展開は毎回衝撃を味わう。見事にはられている伏線は、読み返して初めて分かる些細なものまで多数。どれをとっても大好きな小説。

2位 銀魂 空知英秋 漫画
抱腹絶倒のギャグがとても魅力的。台詞回しが巧みで、漫画としては若干読み辛く思うほど文字が多い。それについては賛否両論だが、面白いので私は「賛」である。ボケと突っ込みの応酬は最高のやり取り。ぐだぐだ感すらも病み付きになる。一方で、涙を誘う人情話も。いつもとのギャップもあるが、素直に泣かせてくれる。キャラクターは頭のネジが吹っ飛んだ馬鹿ばかりで、どれも大好きになれる。

3位 陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎 小説
強烈なキャラクターはライトノベルに通じる、もしくは越えているかもしれない魅力的な人物ばかり。ギャングのメンバー、完璧無欠の「成瀬」、お笑い要因の主体である「響野」、言動がどこか可愛い少年「久遠」、さばさばとしたかっこいい女性「雪子」の他、端役にも骨抜きになる。次々と起こる事件が軽妙な文章で進み、痛快なラストまで飽きさせず読ませてくれる。張り巡らされた伏線は「あれもこれも伏線だったのか!」と隙のない構成に身震いする。読者目線で楽しめるのは勿論、書き手志望としての目線からでも惚れ惚れする作品。

4位 テイルズオブジアビス ナムコ ゲーム
主人公の度を越した自分勝手ぶりは多くの人に「途中で見たくなくなった」とも言われてしまうレベルだが、そこから立ち直る彼の生き様はとても感動的で熱いものがこみ上げてくる。また、彼の周りのキャラクターも一筋縄ではいかない人物ばかり。時には本人すら知らない驚愕の真実が隠されており、意外な人間関係が明らかになることも。物語の後半以降は悲しい別れ・すれ違いが連続して起こり、あまりの切なさに大声を上げて泣いてしまうほど。EDはとても悲しくて、それでもとても美しい。

5位 下妻物語 原作/嶽本野ばら・監督/中島哲也 映画
ロリータファッションが趣味の桃子とレディースの少女イチゴの友情を描く、笑えて泣ける感動大作。究極に馬鹿馬鹿しいギャグ映画と思いきや、所々に人生の教訓にさえなりえる名台詞・名シーンがはさまれ、更には涙してしまうエピソードまで、色んな要素がぎゅっと詰まっている作品。初恋の男性が自分の恩人の恋人だったと知り、涙は人に見せるなという彼女の教えを忠実に守っていたイチゴが「なあ桃子、女は人前で泣いちゃいけないんだよな」と呟いたのに対し、桃子が「うん。でも……ここには、誰もいないよ」といないふりをして泣かせてあげるシーンは強く胸を打たれる。他にも名台詞は数え切れないくらいに存在し、どれも深い。

6位 黄泉がえり 原作/梶尾真治・監督/塩田明彦 映画
死んだはずの人間が次々と姿を現す中、ヒロイン・葵の死別した恋人は何故か黄泉がえらない。必死に恋人・俊介を求める葵の姿は痛々しいほど悲しい。そして葵を想い、彼女が死んだ人間を忘れられない事に複雑な思いを抱く主人公・平太。しかし物語の最中に葵自身も黄泉がえりだという驚愕の事実が明かされる。彼女の「平太へ会いたい」という想いに、葵の恋人を黄泉がえらせようと奔走する平太は気付かない。自分が消えそうになっている事に気付いた葵が平太に携帯で呟くシーンは、これが役者に演じられたものだとは思えないくらいの切実さを感じる。メイン二人以外にも突然の再会と悲しい別れが数多く描かれ、鑑賞を終えた時には涙の流しすぎで頭ががんがんと痛くなるほど。

7位 ヴァンパイア十字界 原作/城平京・作画/木村有里 漫画
起承転結の「転」が何重にも繰り広げられる展開が魅力。また、主人公の壮絶な生涯が明かされたとき、その救いのなさに言葉を失った。自分の作品創りでキャラクターに枷をつけることをこだわりにしている私は、これ以上の枷を生み出せないと圧倒され、しかし自信を失うよりも原作者を尊敬する気持ちの方が大きかった。

8位 DEATH NOTE 原作/大場つぐみ・作画/小畑健 漫画
主人公とライバルの見事な頭脳戦は、バトルも派手な動きもない作品でありながらも常に興奮してしまう最高のエッセンス。また、「犯罪者を殺して理想の世界を創る」という主人公の志については、それについての善悪を考えてしまう、単なる勧善懲悪やピカレスクロマンでは収まらないテーマである。

9位 堀さんと宮村くん HERO 漫画
色々な形の愛情・友情が描かれている漫画。登場人物の笑いあり涙あり、共感できて考えさせられるやり取りは一級品。こころのどこかがちょっぴり痛い、そんな青春を描いた名作。

10位 傷-KIZ/KIDS- 乙一 ライトノベル
他人の傷を自分に移動させられ、またその傷を他の人間にも移動させられる能力を持つアサトという少年と、父親に虐待された上に母親が失踪してしまった、心に傷を抱えた主人公のお話。「切なさの達人」とも言われる作者の腕が痛々しいまでにふるわれている。夫を殺し息子までも殺しかけた母親に対して「お母さんは僕がいらなかったのかな……」と呟くアサト。顔の火傷をアサトに「三日間だけ預かってもらう」約束をした大好きな女性がそのまま姿を消してしまったことで悲しみの底に落ちてしまった彼の「なぜこんなに、生きるってことは苦しいの……?」という台詞は、私の大好きな言葉でもある。ラストは決して大団円ではない。姿を消した火傷の女性は帰ってこない。主人公の母親も帰ってこない。アサトの母親の罪は消えない。それでも、温かい最後がある。温かい切なさというものに触れられる、名作。

11位 ミミズクと夜の王 紅玉いづき ライトノベル
ライトノベルらしからぬ作風で、痛々しさが美しいほど切ない作品。主人公・ミミズクの壮絶な人生と、彼女を疎ましそうに扱う裏で優しさを与えていた夜の王。他にも「王国」の王様と王子、騎士とその妻。登場するキャラクターは全て、誰かを想う心を持っている。最後は大団円で、その美しさはどこか切ないまでのもの

12位 〝文学少女〟シリーズ 野村美月 ライトノベル
本を「食べてしまう」ほど愛している自称文学少女・天野遠子は、文字そのままに本をちぎって食べてしまう。彼女の文学へ対する熱い思いは読書意欲を高めてくれ、彼女の「想像」で表現され例えられる食材の味は本当においしそう。そんな遠子先輩に振り回される「今は普通の高校生」井上心葉が物語の主人公。彼らの周りに、文学作品に酷似した事件が起こる。誰かの絶望や葛藤、残酷な真実を知る度に、心葉と一緒に言葉にしがたい悲しさを味わう。だが、文学少女が語る「想像」で明らかになる本当の真実に救われ、ただただ涙を零すばかり。そこには美しいばかりではない人間の醜さや皮肉にすれ違う運命が存在して、どこか心がひりひりと痛む。本編のラストは余韻の残る、透明感溢れる最高のエンディングである。

13位 容疑者xの献身 東野圭吾 小説
弾みで別れた夫を殺してしまった妻とその娘。彼女を密かに想う隣人の男性が貫いた究極の「無償の愛」の物語。東野圭吾「ガリレオ」シリーズの主人公・湯川学のお話を、犯人側から描くミステリ小説。だが、犯人である石神の仕掛けたアリバイトリックの破り方は読者にも知らされず、ただただ首を捻るばかり。それこそが最大のトリックだと気づいた時、彼の悲しい愛情に心を打たれてしまう。どこにも救いがない真実は、心を締め付ける。映画化された際に付け足されたエピソードは、その痛みを少しだけ和らげてくれる名シーン。

14位 フルーツバスケット 高屋奈月 漫画
主人公の少女と、神様と十二支と猫の「呪い」を抱える「草摩一族」を描いた少女漫画。草摩一族の人間達が持つ深い心の傷を癒してくれる主人公に、読者も一緒に救われた気持ちになる。彼女もまた心に傷があるキャラクターであり、彼女の前向きなひたむきさにも励まされる。人を強く思うことの温かさを知る作品。数多いキャラクター達はどれも個性豊か。心の底から愛している故にすれ違う人間関係は、やるせないもどかしさを味わう。それらは全てが必ず実るとは限らない。悲しいままで終わってしまうものも多いが、それでも感動する。

15位 初恋限定。 河下水希 漫画
オムニバス形式のラブコメ漫画。中・高校生達の初恋をテーマにした作品。微笑ましい初恋から、「何故そうなる!」と突っ込んでしまう変な恋路、そして涙がぽろぽろ零れる切ない失恋話まで、様々なエピソードがある。登場人物の想いが密接に関わり、メインキャラの相関図が物凄く複雑になったほど。読むと思わず恋がしたくなる青春ストーリー。

16位 バクマン。 原作/大場つぐみ・作画/小畑健 漫画
漫画家の主人公達が挑む魅力的な作品作りや、アンケート至上主義である過酷なジャンプ連載とその編集者たちがメインに描かれ、漫画に限らず物語の創り方において非常に参考になる作品。個人的に一番の教訓は「自分が楽しいだけの(読者を楽しませる努力をしない)作品を書きたいなら同人誌でやればいい」

17位 キノの旅 時雨沢恵一 ライトノベル
短編形式で綴られる、キノと喋る二輪車・エルメスの旅。「世界は美しくなんかない。そしてそれ故に美しい」というキャッチフレーズのままに、お綺麗なだけではない国や人たちとキノが出会う。シュールで物悲しく、それでも楽しいお話。それぞれ変わった風習や価値観を持った国が登場し、時には理不尽な扱いを受ける事もあり、その「変わった国の変わった人々」との出会いが見所である。キノ以外にも、自分が暮らせる国を探して旅する元王子・シズとその連れ、キノの師匠の若い頃などの旅も収録されている。キノのクールでドライな性格、シズのやる事が裏目裏目に出る不器用な性格、師匠とその弟子の殺伐とした世界をあっさりと受け流す図太い性格など、キャラクターにも大きな魅力が。

18位 狂乱家族日記 日日日 ライトノベル
「破壊神の子供かもしれない存在」が集まって家族生活を送るという、奇抜な設定の家族もの。家族達も一筋縄ではいかないキャラクターばかりで、神として育った猫耳娘、オカマの極道などはまだ甘い方。戦闘サイボーグや喋るライオン、はたまた謎のクラゲと、人外も家族としてカウントされる。彼らは心の何処かに傷を抱えていて、家族としてそれらを乗り越えていく。どうしようもない状況を「母」である凶華がひっくり返す「宴(凶華命名)」なるものは読んでいて爽快。軽妙な文章も魅力的なキャラクターやストーリーを支えている。

19位 鋼の錬金術師 荒川弘 漫画
絶妙なスピード感に息を飲まされるバトルの連続は、派手で豪快な肉弾戦以外にも、錬金術漫画である事を思い出させる頭脳戦が。そして突然訪れる悲しい死。賑やかな登場人物たちは、どれも喜怒哀楽を激しく魅せてくれる。愉快な声を上げてしまうギャグシーンと、涙溢れる悲しい場面は、キャラクターが生き生きとしているからこそ映えるもの。

20位 わたしたちの田村くん 竹宮ゆゆこ ライトノベル
二人の少女と恋をしたり恋をされたりする「田村くん」の可笑しくて悲しいラブコメディ。「故郷の月に帰る」と主張する電波な少女・松澤には、実は事故で家族を亡くしていて、夢の中で月にいる家族が自分に手を振っていたから、という悲しい事情があった。また、ツンドラ系美少女の相馬は、中学時代に虐めにあって不登校になっていて、校舎の壊される様子が見える高層ビルで「ざまあみろ」と呟く悲しい日課があった。もう中学時代には戻れないと知った相馬が「もう、あそこに帰れないよ!」と泣くシーンはこちらまで涙する。彼女達のどちらを選ぶのか? 田村くんのヘタレで情けない、だけど苦しんでいる人を見過ごせないキャラクターも魅力。

◆その他(83作品)
【ライトノベル】
「君のための物語」「涼宮ハルヒ」「スレイヤーズ」「デュラララ!!」「とらドラ!」「ヒメカミ覚醒。~マツロイの剣~」「まるマシリーズ」
【小説】
「アヒルと鴨のコインロッカー」「暗いところで待ち合わせ」「グラスホッパー」「ゴールデンスランバー」「GOTH」「砂漠」「死神の精度」「週末のフール」「重力ピエロ」「大好きやったんやで」「チルドレン」「不思議の国のアリス」「ふたり」「ポテチ」「魔王(伊坂幸太郎著)」「南の島のティオ」「モダンタイムス」「黄泉がえり」「ラッシュライフ」「ラブレター」
【小説(児童書)・童話】
「ハウルの動く城」「ごん狐」
【漫画】
「赤ずきんチャチャ」「犬夜叉」「ヴァンパイア十字界」「VAMP!?」「宇宙の果てからこんにちは」「EREMENTAR GERAD」「臆病色にひかるキャンパス」「賢い犬リリエンタール」「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」「君と僕。」「今日の猫村さん」「黒執事」「Get Backers-奪還屋-」「ここだけのふたり」「GIANT KILLING」「ジャングルはいつもハレのちグゥ」「女王騎士物語」「スパイラル~推理の絆~」「SLAM DUNK」「ソラニン」「だんでらいおん」「ツバサ」「トップ オブ ザ ワールドな人たち」「のだめカンタービレ」「BLEACH」「ヘタリア」「ホイッスル!」「封神演技」「保健室の死神」「星は歌う」「ぼのぼの」「xxxHOLiC」「魔方陣グルグル」「山田さん」「闇は集う」「幽☆遊☆白書」「夢見なサイキック」「らんま1/2」「るろうに剣心」「レイアース」「ワーキング娘」「ONE PIECE」
【アニメ】
「エヴァンゲリオン」「機動戦士ガンダムSEED」
【映画】
「君にしか聞こえない」「グリーンマイル」「スター・ウォーズ」「ただ、君を愛してる」「誰も守ってくれない」「博士の愛した数式」「フィールド・オブ・ドリームス」
【ドラマ】
「魔王(金曜ドラマ)」「マザーアンドラバー」「ヤンキー母校に帰る」
【絵本(ブックレット)】
「星の鳥」


<日昌晶師匠からのコメント>

以上が夢見照子さんの初めての課題発表になります。
全部で自分の好きな作品を103作も列挙して、それぞれにコメントをつけてもらったのですが、
ブログ掲載分では、ベスト20選外の作品についてはタイトルだけにとどめさせてもらっています。
とはいえ、けっして無駄なことではなく、かえって、この選外のコメントを書くことによって
自分がどんな方向性の作品を好んでいるのかということが具体的にわかったと思います。
ということで、もったいないから一般読者のみなさんには門外不出ということでヒミツです。

それに課題は自分でやってみないと意味がないですしね。
好きな作品を100作以上も挙げるのは難しいし、その全てにコメントを書くのはさらに大変ですよ。
でも、この大変な作業をしたことで、今まで頭の中ではなんとなくしか考えていなくて漠然としていたり、
ついつい直近に読んだ作品に感化され、ころころ変わっていたりしたような
自分の「好き」が浮き彫りのように、はっきりと鮮明に浮かびあがってきます。

自分がどんなものを好きなのか、あるいはおもしろいと思っているのかを知っていれば
アイデアを考えるときも作品を執筆するときも、ブレたり迷ったりしにくくなります。
孫子兵法の「彼を知り己を知れば百戦して殆(あや)うからず」の「己を知ること」ですね。
まず自分を知らなければ、他人をおもしろがらせたり感動させたりする作品なんて書けません。
もしあなたが執筆中に自分の作品が「これって本当におもしろいかな?」と迷うようなことがあるなら
ぜひこの課題に挑戦してみてください。きっとあなたの書きたい作品の方向性が見えてきますよ!
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面白い情報ですね、興味があります

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