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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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Facebookは日本で流行るのか?

小説とは直接関係ない話題ではありますが、
このブログはmixiのライトノベル作家志望コミュニティと連動しているということもあるので、
今回はSNSに関する話題について語ってみました。

近頃、ネット界隈では韓流アイドルばりにFacebookの話題でもちきりです。
どちらも実態を感じられない虚ろな盛りあがりに、なんらかの力がはたらいているようにも見えるわけですが、
そのことについては割愛しまして、そもそもFacebookとはなんなのか?
そしてmixiやGREEなど国内SNSに比肩されるほどシェアを獲得できるのかなどを書いていきたいと思います。

まずFacebookについて、何も知らない人に概要を説明すると、
2005年にハーバード大学の学生向けに開設されたアメリカ生まれの後発SNSで、
今では世界中で5億人超のユーザーを抱える世界最大のSNSとして
海外では欧米を中心にほとんどの国でトップシェアを誇っているわけですが、
日本を含め中国、ロシア、ブラジル、韓国などでは苦戦しています。

世界で人気のSNSなわけですが国内のmixiやGREEとどこが違うのということから説明したいと思います。
よく議論の的になるのは「実名登録制」です。
それと世界規模のSNSなので全世界のユーザーとつながっているということです。
とはいえ、そんなことを言われてもよくわからないのが実感でしょう。
私もよくわからなかったので、いろいろ調べてみて言い得て妙だと思ったコメントが
「Facebookとは内輪ノリのパーティ感覚なSNS」だという意見でした。
対してmixiなど日本のSNSはサークルノリなんじゃないかと考えています。
この感覚の差がFacebookと日本人のイメージするSNSとの根本的な認識の違いなんじゃないでしょうか。

Facebookをパーティに例えてしまえばわかりやすいのですが、パーティーだからこそ実名登録が必要なのです。
パーティというものは、まったくの部外者が参加することはないですよね。
ひょんなことから部外者が参加してもそうそう話す相手もいません。
実際に知り合いもろくにいない場違いなパーティに出席してしまって、
話の輪に加われず気まずい時間を過ごした人も多いのではないですか?
Facebookに登録した日本人の大半が何をしていいのかわからないというのも、
直感的ではないインターフェイスやオプション的にいろいろできる高機能ゆえの複雑さもありますが、
最大の原因は日本人のアクティブユーザーは少ないし、
どうやってFacebookという内輪で盛りあがってるパーティに加わっていいものかわからず
立ち尽くしてしまう人が大半だと思うのです。

よほど積極的な性格でなければ、身内ばかり集まるパーティに誰ひとり知り合いもいないのに
ズカズカ踏みいって人脈を広めて楽しめるなんて人はあまりいませんよね。
欧米だって双方の知り合いであるホストの仲介で人を紹介してもらうのがマナーです。
だからこそ偽名のハンドルネームで登録してしまうと、
みんな仮面舞踏会状態になって周りがどこの誰かもわからない状態になってしまうのです。
すると世界のどこかにいるはずの自分の知り合いを探しだすことができなくなってしまいます。
パーティライクなFacebookでの交流は知り合いを頼って交流を広げることが基本になりますから、
このような仮面舞踏会だと機能不全に陥ってしまうんですね。
Facebookが実名にこだわる理由は、まさにここにあるのです。

そしてFacebookはパーティだからこそ、そこで交わされる交流というのは、
自分や家族の近況報告だとか旅行やイベントに行ったときの写真などを見せあうというような、
いわば「あたりさわりのない」内容が主流です。
ですからmixiになれた日本人から見ると文章による交流がほとんどなく、
自分の写真や動画を投稿しあって喜んでるみたいなイメージを抱くことになります。
アメリカ人は日本人よりオープンではありますが、
mixi日記には当たり前に書かれている仕事の愚痴や人生の悩みの吐露、性癖のカミングアウトなどはしません。
実名ではリアルな友人や会社の同僚、上司と密接にリンクしているわけだから不用意な発言はできませんよね。
すでにアメリカではFacebookが就職時の調査にも普通に使われています。
オバマ大統領も軽率な発言や動画投稿で人生を台無しにしないよう忠告をだしているくらいです。

対する日本のmixiなどはサークル活動だといえます。
それは趣味のコミュニティの活動が盛んなので感覚的にもわかってもらえるでしょう。
もしくは既にリアル世界に存在するサークルやグループ間での閉じた交流も含めます。
このような出入りは自由でも閉じたサークルですから、メンバーの間で互いを識別できれば
本名でも偽名でも困ることはありません。
それにオタク趣味など友人や上司に知られたくない人も多いですよね。
べつに恥ずかしい趣味でなくても会社や学校に趣味のことで干渉されたくないのは、ごく自然の感覚です。
それが実名登録では会社や学校が個人の趣味や思想に干渉することを容易にしてしまう。
だからこそ日本のSNSではハンドルネームが主流なわけです。

とはいえ最初期には日本でもmixiやGREEでは実名登録が推奨されていた時代がありました。
なぜなら、もともとSNSとしての開設目的が今のfacebookのような
遠方にいる友人知人との連絡手段としての使い方を想定していたからです。
だからmixiは友人同士のネットワークということで紹介制だったのです。
SNSが小規模のうちは、そのような性格が強かったわけですが、やがてユーザー数が膨れあがると、
今のような同じ趣味の人が集まるサークルの集合体のようなSNSとなって定着し、
日本でSNSといえば、このmixiタイプが主流となったのです。
長らくFacebookの日本人ユーザーの使用目的が海外在住の友人との連絡手段にほぼ限定されているのも、
そもそもFacebookがそのような遠方にいる友人との交流に向いている仕様であって、
日本人が好むmixi的な使い方をするには不向きだったからです。

では当初はFacebook同様にパーティ的に作られていたmixiが日本人ユーザーの好みによって
サークル的に進化していったわけですから
そのSNSが再び先祖返りしてパーティ的なFacebookが人気になるかといえば厳しいでしょう。
元来、日本人は欧米人よりもパーティを楽しむ慣習がないし、
同じ趣味の人間で集まって語りあうほうが性にあっているのですから。
このような使用目的の変遷からインターフェイスまで特化していったのは、
ガラパゴス化といえばガラパゴス化なのでしょうね。

今後、小説にもSNSが普通に扱われる日が遠からず来るとは思いますが、
そのとき登場するSNSはパーティタイプかサークルタイプか、それともまったく別のものなのか、
将来を見すえて、いろいろと想像してみるのも面白いですよ。
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