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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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第3回課題「再提出!主人公を考えよ」(夢見照子)

【第3回課題】
第2回に引き続き、指導された点に注意して、再び魅力的な主人公の設定を考えよ。




1)男一人で生活、家事は万能で嫁に欲しいまでのスキル。

 →家事が駄目な少女との同居もの。

年齢:18~20程度
きっちりとしている。お金には厳しい。きちんと整理整頓された場所にいないと気が済まない。
むしろ汚いと勝手に掃除を始める。小言や説教が多い。母子家庭で育ったために、
世間的に「弱者」とされている人間が生きていく事の厳しさは身に染みて知っている。
なので甘えた考えの奴は大嫌い。料理と掃除は大好き。
家計簿は1円でも計算が合わないと納得できない。犬より猫派。外飼いの黒猫に想いを寄せる。
黒猫の「ヤミ」に餌をやりながら「生きるってつらいよな、お互い」とぼやくのが日課。
女性と食事に行くと自分が支払う紳士的な一面も持つが、
極力出費は避けたいので出来ればそのような状況にならないようにする。
結果的に女性と疎遠になってしまうが別にいいやと考えている。割と冷めた性格。
徹底したリアリスト。ただし「幽霊はいるぞ、あれは怨念だから科学では証明でき
ないがないがいるぞ」と主張する。
死んだ父親が幽霊として化けて出てくる事を幼少から夢見ているが、現れない。
そもそも父親は死んだかどうかも分からない。死んでいないのに見捨てられているのが嫌なので、
幽霊として「死んだ事を確認」出来ればいいと思っている。
同様に、生きていて欲しくないので自分から調べる事は
「もし生きてると知ってしまったら」と思うと怖くて出来ない。
母親が死んでから、金銭的にも心情的にも苦しくなり、一人暮らしに寂しさを感じている。



年齢:15~19程度
6)喧嘩大好きな主人公。人を殴ってスカッとする性格。
同じような理由で主人公を虐待していた両親の遺伝とも言える。
15)「自分は何のために生まれてきたのか」を常に思い悩む少年。

 →主人公を負かすキャラが現れる。そして後に女だと発覚。しかし決してラブではない、バトル&コメディ。

「喧嘩売ります」というキャッチコピーを掲げる喧嘩狂。
苛々すると人を殴りたくなる。ただし弱い者苛めは絶対にしない。
なので自分の喧嘩を買ってくれる人間だけにターゲットを絞っている。売られた喧嘩は問答無用で買う。
しかし相手が余りにも弱すぎると「これ以上は弱い者苛め」と喧嘩を途中で放棄。
その理由は両親に虐待されて育った過去にある。
両親から逃げ出したものの、金も宿もない日々で次第に暴力へ頼るようになる。
気付いた頃にはその筋で有名人(嫌われ者)になっていて引き返せない。
これも遺伝なのかと悩むが、せめて無抵抗の者を虐げる事だけはしないと誓う。
ただし誰に教わったわけでもないので喧嘩は自己流。
ただ蹴る殴るだった父親とは違い、夫に振るわれる暴力のはけ口に息子を
煙草や刃物で傷付けていた母親に殊更憎しみがあるため、
女は弱くて卑怯だというかなりの偏見を持っており、女嫌い。
喧嘩の売買も男のみ。弱者(特に女子供)をいたぶる輩は
「悪徳商法」で「喧嘩を売りつけて買わせる」事にしている。
しかし弱者(被害者)にも「弱いから悪い」と非情に振る舞う。
だが心のケアは最低限ながらも行う。「弱いから悪い。だから強くなれ」が教訓。
その強さから人助けなどの依頼も多数くるが、一度騙されて落ち度のない相手に暴力を振るい、
利用されたので、前者に罪悪感を覚え、後者で人間不信を更に強く抱くようになった。
それ以来、人の頼みは聞かない。今でも「いたぶられている弱者のふり」をする人間に騙される事も多い。
そのせいか最近は善悪の基準が分からなくて困っていて、目に見える「強さと弱さ」に頼る羽目に。
自分は何のために生まれてきたのか、自分がしている事は正しいのか、一体何が本当の正しさなのか、
そもそも真の正しさというものはあるのか。それを知りたいが答えはないと諦めてもいる。



G)ツンドラ美少女である妹が大好きで、共に通っている高校に「隠れファンクラブ」を作る兄。

 →隠れファンクラブのメンバーや活動、もしかしたらファンクラブ以外での学園生活も描けるかも。

年齢:15~16(高校一年生)
とにかく妹が好き。ただし家族愛だと主張し、近親相姦という単語でからかわれると本気で怒る。
明るく元気、ゴーイングマイウェイ。度量はかなりの大きさ。嫌われている相手でも平気で好きになれる。
勉強は嫌いだが体育の成績は学年トップ。陸上部のエースでもある。
憧れ(尊敬タイプの憧れ)の先輩である部長を目指して日々頑張る。
そんなかっこいい人間であるのに、勉強面と妹への執着が全てを台無しにしている。
ツンドラ美少女の妹とは双子で、彼もルックスはいいのだが、それをあまり感じさせない。
その内面に目が行き、彼の顔だけを見る人間があまりいないためでもある。周囲からは
「よく見れば美形」「かなり残念な美形」「美形に生まれてきた事を謝れ」と(冗談で)罵られる。
妹を傷付けるものや、邪な気持ちで近づく男には、悪魔のような恐ろしさを見せる。
何をされたのか知るものはいない。何故なら何かをされた本人が再起不能に陥るため。
ファンクラブの会員には家族のように接する。ただし、入会にはかなり厳しいチェックがある。
彼に認められた者しか入れない、通称「聖域」妹が誰かと恋人関係になる事はむしろ望んでいる。
純粋に彼女を好きならば、義弟として扱う覚悟は出来ている。
というよりも、結婚を前提にしていない軽い感情で近付く事は許さない。
そして「彼氏の条件」が108箇条ある。
当の妹にはあまり好かれていない。彼の一番の悩み。
引きこもりがちで他人と接したくない妹の世界を広げてあげたい一心だが、
余計なお世話としか思ってもらえない。
自分自身の恋愛には疎い。告白されるまで気付かず、告白されても「ありがとう」だけで終わらせてしまう。
本人曰く「恋愛感情というものが分からない」らしい。そして改善するつもりは、今のところはない。
「いつか好きな人が出来たら、その時は全力で恋をする」と決めている。
妹に綺麗な世界を見せてあげたい、不思議の国の案内人。



H)高校生活初日。隣の席の美少女に一目惚れをし、
初のHRでの自己紹介で「好きな人は○○さんです!」と宣言する主人公。

 →その後、冷たくされるもめげずにアタック。

年齢:15~16(高校一年生)
写真が趣味で、特に風景写真よりも人物写真を好む。「綺麗なもの」に惹かれる。
感情が高ぶりやすく、すぐに叫んだり、爆笑したり、駄目出しされて涙する。
テンションは高く、猪突猛進タイプ。失敗しても軽く反省して終わる。失敗を次に活かせない。
ただし自己嫌悪にも陥らない。自分自身は楽だが周りが大変。
惚れやすいが、好きになったあとは一途。ただし恋愛感情や性欲とは違うところでの美人好き。
この趣向はあまり理解してもらえず、女たらしの誤解を受ける事もしばしば。
髪は真白く染めており、その軽薄な性格から、ただの見た目を派手にしたいだけの行動だと思われがちだが、
実はアルビノの妹のために自分も白髪にして、コンプレックスを和らげてあげるために染めている。
他人の領域にずかずか入り込む性格だが、相手が本当に触れて欲しくない場所は、
無意識でもいいから本人が招いてくれるまでは訪れない。深いところでは心優しい人間。
かなりのポジティブだが、時折ものすごくネガティブな考えに陥る。しかしコンマ0秒で復活。
暴走という名の解決策への突進をし、大概の場合は間違った方向へ進む。
愛する者のためなら道化になってでも笑わせる。それが彼の正義。



ろ)異世界に人違いで召喚された主人公
11)非日常に憧れる少年。

 →文句を言いながらも(それが主人公にもプラスになるため)世界を救う
  「別に誰も望んじゃいないメシア」の話。

年齢:17~18(高校2~3年生)
常に文句や愚痴をぐちぐち零す。
ただし言い回しが妙で、聞いていてもそこまで気分は悪くならないお得なスキルを持っている。
また、ネガティブというよりはポジティブな雰囲気で、冗談の延長のように言ってのける。
文句を言いつつ意外と義理深く正義感が強い。
困ってる人は見過ごせない(ただしやはり面倒だと文句は言うが、あくまで明るい)合気道の達人。
師匠は母親。母親が開いている道場に通うのは女性が主なので、女性と接する機会が多い。
また、三人の妹がいるために、女性と子供の扱いに慣れている。
父親は小説家。小さい頃から父の作るお話に触れていて、冒険活劇が大好き。
読書家で、好きな小説はファンタジー系が多い。
そのためか、平凡な日常に不満があり、非日常に巻き込まれるのを望んでいる。
叶わないと知りつつ、フィクションで小説の主人公を作るのが夢。
もちろん、その主人公は自分。ラブコメは特別好きなわけではないので、
どちらかと言えば夢と希望の冒険浪漫に巻き込まれたい。
一番の理想は異世界にトリップする事。「まず無理な夢だよな」と自覚はしている。
また、自分が必要とされる事を心地よく感じるという一面がある。妹たちのわがままに振
り回される事に、文句を零しつつ嬉しがっている。意外と面倒見がよくお人好し。
実現可能な夢としては、何でもいいので大勢の人達を救う事。漠然としており、明確な職業は決めていない。
具体例では慈善家としてチャリティーなどを主催したいと思っているが、
他にも手を出したいため、まだ進路は考え中。特に発展途上国への援助に興味がある。
そのための活動は現地活動を選ぶか、日本でのジャーナリズムに励むかなど、考えだけが先走る。
カメラの腕があれば戦場カメラマンでもいいかもしれないと、やはり自分の未来像は漠然としか見えていない。
休日はボランティア活動に励む。
常に「人のためになり、自分自身も面白い事」を探しているが、そうそう転がっていない現状に嘆いており、
スリルと興奮に飢えている。



に)旅をする考古学者。古代に滅んだとされる「魔法」を使うと同時に、
そのルーツ(発祥から発展、廃れるまで)を探す。

 →「魔法」を禁断の力とする一族の末裔である少女が敵対してくるも、
  徐々に距離は縮まり一緒に旅をするように。

年齢:20代前半
言葉使いは丁寧だが、若干の慇懃無礼さも。落ち着いているし、同時に飄々としている。口調は敬体。思慮深い。
頭の回転が速く、話術も巧みで駆け引きに慣れている。嘘は吐かないが、嘘を言わずに人を騙す事はする。
古代文明に携わる人々とのコミュニケーションも積極的に取り、時には闇商人とも取引を行う。
「金に糸目はつけない」が「その物件に要する金銭は最小限に値切る」という一見矛盾した方針。
財布の紐が堅い訳ではないが貧乏性。分かりやすく言えば「それに見合った値段は出すが、
その値段は価値に見合うギリギリまで低くする」という主旨。
父親は古物商。幼い頃に倉で見つけた家系図にて、自分が古代王家(滅亡済み)の子孫である事を知り、
幼心に興味を持って独自で調査を始める。
彼らが使用し、そして滅亡を招いたとされる「魔法」の存在を突き止めた彼は、
それについて更に追求する事を生涯の目的と決める。
「魔法」を使うための「媒体」となるものを集め、
それに込められている魔力を分析して古代文明の真実に近付こうとする。
旅の途中、やむを得ず「媒体」を使って魔法を使用する事も。
しかし大概は一度使用するだけで込められている魔力が尽きてしまい、
解析を続ける事も「媒体」として再使用する事も叶わないために、あまり使いたがらない。
また、一部で「世界を滅亡へいざなった力」とされて忌み嫌われているという理由でも使用を控える。
旅をするためのスキルとして、魔法以外にもある程度なら体術や武器術を使える。
それらは旅する考古学者になると決めた幼い彼が必死で会得したものである。
現在使っている系統の魔法は少々詳しい知識を身につけたが、
その他にも古代で使われていた力(別系統の魔術や、全く違う魔術以外の力)についてはまだまだ未熟で、
それについても学を深めたいと思っている。
日々手記を書いており、新たな情報やどうでもいい豆知識まで様々な内容が詰まっている。



り)生まれ育った村を「存在してはいけないもの」に襲撃され、
今は「存在査定組織(存在してもいいものなのかを査定する組織)」の査定員をやっている主人公。

 →小隊やライバル小隊にも過去があったり、むしろライバル小隊に袂を分かった幼馴染が。

年齢:17才前後
いつも笑顔で物腰柔らかだが、時たま黒い一面を見せる。
怒らせると笑顔で怖い事をさらりと言ってのける性格。基本的には穏やかな人物。
小さな村で暮らしていたが、自分と幼なじみの少女を残して村は滅ぼされる。
「存在してはいけないもの」と査定され、世界から処分されようとしていたところを
逃亡していた集団の仕業だった。
幼なじみのは「存在してはいけないもの」の徹底的な「処分」のために、査定組織に入り復讐を企む。
主人公も査定組織に入ったが、それは「存在してはいけないものなんて世界にはない」
「組織がある限り悲劇は続く」という考えで、ある意味組織そのものへの復讐ともいえる目的のために加わる。
幼なじみとはそれぞれ別の小隊に配属され、徹底的な「処分」を行う少女の小隊はエリートと、
査定基準の甘い主人公の小隊は落ちこぼれと呼ばれる事になる。それぞれ復讐を誓い、
それ故真逆の行動に出た二人。
生まれの村では剣術を習っていて、その腕は一流。故郷は舞台となる大陸の東に位置する国。
その国の剣客は「侍」と呼ばれ、得物も大陸で主流の物とは形が異なる。出身国特有の黒髪黒目。
ちなみに視力矯正のため眼鏡を着用。
失った家族や村人への悲しみは大きく、また、生き残った幼なじみとも思考の対立で生き別れ、
偶然の結果共に所属している組織内でも顔を合わす事もない。
その喪失感は、小隊のメンバーや、査定先で出会う人々との交流で徐々に埋めている。
しかし本人は埋めているのではなく誤魔化しているだけではないだろうか、と思う時もある。
過去を語る事を嫌がる。思い出したくないという理由の他に、
村を襲った「存在してはいけないもの」の暴行を彼らだけに責任があると思われる事が不本意なためでもある。
それは自分の考えに同意してくれる人間は少ないと理解しており、
また、組織での居場所を失う恐れがある事を考慮しての行動。
戦闘になると確実に敵の大静脈を狙い、撫でるかのように切断する。
メンバーの魔導師の回復魔法で治療しておき、復活するまでの間に逃げてしまう。
一歩でも間違えば大動脈を傷付ける恐れがあり、そうなると命を救う事は不可能だが、
そこは剣客としての力量がある。また、悪人には相手の手首の腱を切ったまま治さず放置する非情な一面も。
あえて「落ちこぼれ」である事を貫く、変わった復讐者の主人公。


以上、7パターンです。

汎用→2
現代→2
ファンタジー→3

<日昌晶師匠からのコメント>
でし夜もそうですが照子もわかっているようで、まだまだわかっていないことがわかりました。
ふたりとも一次選考通過以上の実績と実力があるわけですが、それはセンスだけで小説を書いているだけで
こうすれば、もっとおもしくなる、盛りあがる、といったことを計算して書いていたわけではないんですね。
チェスや囲碁将棋では普通に遊びには好き勝手に駒を進めてもいいわけですが
やはりプロの対戦となると、まずは定石というものを頭と手に叩きこむ必要があります。
物語の創作も同じで定石となる「お約束」というのは存在していて、それを理解したうえで
応用して崩していけば良い効果をもたらすでしょうが、理解していないで勝手にやってしまうと
失敗する確率が非常に高くなるので、よくよく注意すべきです。
そして、お約束のパターンをたくさん知るには、やはり読書がいちばんです。
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