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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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80年代を知らないのはハンデかもしれない

2010年現在、20代前半の作家志望者に物心がついたのは、1990年代だと思います。

最近思うのは、1980年代のアニメやマンガなどを知らないのってクリエイターとして
不利なんじゃないかという仮説を立ててみました。
1980年代というと、週刊少年ジャンプでみると以下のタイトルがヒットしています。

Dr.スランプ ハイスクール!奇面組 ストップ!! ひばりくん! キャッツ・アイ
キックオフ ウイングマン きまぐれオレンジ☆ロード キャプテン翼
ブラック・エンジェルズ 風魔の小次郎 よろしくメカドック 北斗の拳
銀牙 -流れ星 銀- ドラゴンボール 魁!!男塾 ついでにとんちんかん
シティーハンター 聖闘士星矢 県立海空高校野球部員山下たろーくん
ジョジョの奇妙な冒険 燃える!お兄さん BASTARD!! -暗黒の破壊神- ろくでなしBLUES
ジャングルの王者ターちゃん まじかる☆タルるートくん DRAGON QUEST -ダイの大冒険- 電影少女


20~30年前の作品なのに今でもよく話題になったり、キャラクタービジネスとして通用している作品を
数多く輩出しているのが、よくわかると思います。
つづく1990年代になると以下のタイトルがヒットしますが、花の慶次から幽☆遊☆白書までは
1990年連載開始なので、ほとんど1980年代と大差なかったりします。

花の慶次 SLAM DUNK 珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち- 幽☆遊☆白書 BØY 地獄先生ぬ~べ~
NINKU -忍空- とっても!ラッキーマン  るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- みどりのマキバオー
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 封神演義 遊☆戯☆王 ONE PIECE HUNTER×HUNTER
NARUTO -ナルト- 花さか天使テンテンくん I"s 世紀末リーダー伝たけし! ROOKIES
ホイッスル! シャーマンキング ヒカルの碁 テニスの王子様


こちらも現在に至るまで大人気連載中の作品がありますが、連載終了作品については
今もキャラクタービジネスを展開できる作品はわずかとなっていますし、ヒット作も少なめです。
ジャンプ低迷期だというのもありますが、やはりこの時代の漫画、アニメは勢いがなかったんですよね。
90年代は『美少女戦士セーラームーン』『新世紀エヴァンゲリオン』『クレヨンしんちゃん』の3作品で
支えていたようなものでした。

なにより厳しいのは、1990年代になると、著作権の問題が浮上して
テレビ局(特にテレビ東京)が好き放題というかエンドレスに流していた
70年代以降のアニメ作品群が軒並み、再放送されなくなってしまったことです。

実は『ジャングル大帝』(1965)から『機動戦士ガンダム』(1979)くらいまでの1965~70年代の作品は
基本的には子供向けやファミリー向けの素朴でわかりやすいものが多かったんですよね。
ひねりを加えなくても、直球ストレートなストーリーで通用していた古きよき時代だったのです。
1980年代を過ぎると、大人のオタク層をターゲットとしたアニメがOVAに登場しはじめ
今では逆転して児童向け・家族向けの作品のほうが絶対的に少数派になってしまいました……

こういう時代背景があるので、1990年代に子供時代を過ごした人というのは
すでにストレートなストーリーでは通用しなくなり、大人の視聴者まで意識した
ひねりを加えた作品群を観るしかなかったわけです。これは悲劇かもしれません。

私がライトノベルオフなどで教えていると、物語のお約束とか基本路線が徹底されていない生徒が
20歳前後の若い人を中心にして、とても多いんですね。
年齢による経験差の側面もあるでしょうが、私としてはファーストコンタクトの時点から
複雑でひねった作品ばかりに接してきたために、純粋なかたちでの物語性というものを
抽出する感性が鈍っているのかもしれないと考えるようになりました。

ライトノベルに限らず、アニメ、漫画といったものは、戦後の手塚治虫作品を基礎として
その実績が積み重ねられてきたことにより、現在の作品があるわけです。
手塚先生自身も『のらくろ』など戦前漫画の影響を受けているわけですから、もっと根深いかもしれません。

そういった過去の作品によって築きあげられたものを、最近の表層だけをとりあげて
本質を知るというのは本当に難しいと思うわけで、それは80年代を知らない人にも言えると思うのです。

もしも90年代以降の作品しか知らない人は、できれば70年代、80年代の作品に触れてみてください。
そこには物語としてのおもしろさが、変に加工されず、そのままのかたちで存在していますよ。
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