L'Anovelién

UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

SEARCH

CONTENTS
LATEST
LINK
BOOKS

RSS
COUNTER

ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

小説の楽しい書き方講座ブログ 毎週開催の創作塾と連動中!

ケータイ小説の功罪

昨今はブームもだいぶ落ち着いてきましたが、いっときケータイ小説ブームは凄かったですね。
ラノベとはちょっと傾向が異なるので、さほどたくさんはいないと思いますが
はじめて書いた小説がケータイ小説だったという人もいると思います。

そんなケータイ小説をはじめとするインターネット文化が確実に小説に影響を与えているのは確実のようで
最近、作家志望者の書く文章にも変化が見てとれるんですね。
それはなにかというと「改行」と「1ライン空け」です。

もともとライトノベルの文章は改行が多いのが特徴ではありますが
ここ最近の若い人の書く文章は、さらに輪をかけて改行が多いんですよね。
それだけなら、まあそれほど違和感はないのですが、これに1ライン空けを多用するので
見た目の文面がやけに白いわけです。
ちょっと前までの作家志望者の文章に多かったクセは、ほとんど改行も改段落もしないで
だらだらと文章をつづけてしまうことでしたが、今は真逆なクセがはやっているようです。
なので文章スタイルで、だいたいの年齢なんかも予想がついてしまうほどです。
やっぱり最初からネット世代の人の文章はケータイ小説のような文章の人が多いです。

ネット上に文章を書くときは、このブログもそうですが
段落わけをわかりやすくして読みやすくするために1ライン空けをするのがお約束です。
そのクセがついているんでしょうね。ついつい改行と1ライン空けをしてしまうのは。
でも実際の小説では、行頭を1字空けするのが一般的ですし、
1ライン空けは、基本的にはパラグラフ(シーン)の切り替え時に空ける場合がほとんどで
そうそう頻繁に1字空けするものでないんですね。

この1字空けが最新の文章のスタイルだと言ってしまえばそれまでですが
まだまだそこまで認知されていないのと、やはり紙媒体で頻繁に1字空けをされると
読者的にも読みにくいと思ってしまうんですね。

たしかにケータイ小説みたいな短い文節の文章を書き連ねるのは
流行歌の歌詞みたいな響きがあって、作者としては情緒的な感じがして「イイ感じ!」と思うかもしれません。
でも読者としては、詩みたいな文章だと、意味を正確に把握できず、言葉としては趣きがあっても
物語とかストーリー性というものが、ほとんど追えなくなってしまうんですね。
そうすると言語明瞭意味不明みたいな小説になってしまうのです。

たしかに小説の文章ではテンポやリズムはたいせつです。
ケータイ小説のような書き方はその点においてメリットもありますが
デメリットとして読者へ作者の思いを伝える力が弱くなってしまいがちだということも合わせて考えましょう。


小説の文章というのは、じっくり読まなくても(    )だけで、だいたいの良し悪しがわかるものです。


Check
関連記事

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://lanovelien.blog121.fc2.com/tb.php/300-559e6b00

HOME
広告: