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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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男の子と女の子のちがい

きょうはAKR48の弟子ふたりの創作活動から思ったことを書いてみようと思います。

少女向けレーベルをめざす葛那でし夜は紆余曲折しながらも、どうにかプロット作成段階まで進みましたが
少年向けレーベルをめざす夢見照子は、めぐりめぐって再スタートとなりました。
ふたりのちがいは能力の差というよりも作者と読者の性別が同じか異なっているかなんでしょうね。
性差というのは、体だけではなくて、考え方や価値観からしてまったくちがうので
その差を理解できなければ、性別の壁を乗り越えることはできません。

照子の場合、少年向け作品が好きで、少年向けレーベルの新人賞をめざしているわけですが
結局のところ、照子はあくまで女性視点で少年向け作品を読むのが好きであって
一般の男性読者のような視点で作品を読んでこなかったため、いざ自分が書く段になると
自分がいいと思うポイントは男性読者にとってはズレてしまっているんですね。

ライトノベルオフでも男性がコバルト短編を書いて競作している「ロベバトル」がありますが
やはり、そこでも男性陣の書く少女向け小説は酷評されまくってます。
これは小説の出来というよりも、読者である女性の琴線になかなか触れないんですね。
作者である男性がおもしろいと思って書いているところを、女性はスルーしてしまっていて
作品の別のところに評価基準をおいているんですね。

tomoyanの『遊びを考える』のなかで男の子・女の子の違いを考えるにも書かれていますが
「おやつの食べ方」からしてちがうわけですから、その他の行動については推して知るべしです。
気がついていないかもしれませんが、まったく別の生き物だと思っていいでしょう。

実際、私自身も男の身で女の感性がわかるかといえば、他の人よりはわかっているつもりですが
それほどわかっているわけでも、女性と同じような思考ができるわけでもありません。
頭の中で「おもしろさ」を体系化した知識としてあって、その中で男女共通の部分や
男性の考え方を男女変換して考えてみたりして擬似的にわかっているだけです。

だから少女向け作品を読んでも心からおもしろいとはあまり思いません。
「ああ、ここは女の子ならきっと好きなんだろうな」と推測で思うだけです。
で、その推測がおおむね合致しているから、わかっているように見えるだけなんですね。
そういうわけですから、たぶん私は少女向け作品のヒット作から、その傾向を抽出して
それなりの作品は書けるかもしれませんが、きっと新機軸となる作品や革命的な作品というのは
本当の女の子ではないので、かなり前途多難になるでしょうね。無理かもしれません。
そういうわけですから書くのは本当に難しいのです。

ただ作者が異性向け作品を書くのはデメリットだけではなくてメリットもあります。
それは同性の読者の支持を受けやすいんですね。
やっぱり作品が少年向けでも少女向けでもあまり関係なくて
女性作者は女性読者の支持が多いし、男性作者は男性読者の支持が多いです。
そうすると異性向け作品を書けば、男女両方の支持を集めやすいんですね。
そして男女ともに人気の作品というのは男だけ、女だけに人気の作品よりも
爆発的にヒットする潜在能力を秘めています。
なにしろ男と女で合わせて2倍のパイがあるのですから当然です。
当たれば大きいけど、書くのは難しい。それが異性向け作品です。

ということで、照子には男性独自の思考や価値観について実地で学んでもらうことにしました。
どうも照子は男子グループとほとんど接点がない生活を送ってきたということので
まったく男の子の考え方がわかってなくても当たり前だったみたいです。
本来なら男子グループと一緒に遊んでいれば、それなりに男の子の気質がわかるものですが
しかし過去に戻るわけにもいかないので、今から子供時代を取りもどすべく
短期間(最低100時間)ながら男子グループにはいってもらって体験してもらいます。
私としてはトレーディングカードゲームやモンハンを推薦しておきました。
それらには男心をくすぐる「勝負」とか「コレクション性」といったものが多分に含まれているのと
女性プレイヤーがあまりいないので希少性から今後の活動に役に立つのではと思ってたりもします。

しかしゲームとはいえ、その目的はゲームに強くなることでも男友達を作ることでもありません。
そういった面も多分に含まれるでしょうが、真の目的は男性目線を手に入れることです。
男子がなにを好み、なにを大事に思っているのかといったことを体で感じとってほしいのです。
これは本を読んでわかることではないんですね。本を読んでわかるくらいなら照子も苦労しません。
というか参考図書を何冊も読んでもらったのですが、結果はご覧の通りだったわけですから。
知識ではなく体験的学習でしか学べないこともあるんですね。
さてさて照子はこの課題を通して、しっかりと学びとってくれるでしょうか?

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