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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ライトノベル創作教室ラノベりあん 中二病でも書けるライトノベル教室♪

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あなたが書きたいものは、そのまま書けません

でし夜の指導ですっかり更新忘れてしまってました……

さてさて2010年もあとわずか。AKR48の修行も佳境となってきています。

一番弟子の夢見照子は男子の価値観や趣向を知るべく男子グループの中に飛びこんで奮闘中。
とりあえず遊戯王カードをやってみるということでしたので、こんど死蔵秘蔵のカードを進呈しましょう。
たしか10年以上前に空き地に捨てられていた遊戯王カードが100枚もあるのを思いだしたのでw
調べてみたら中古でも1枚500円前後で取引されているレアカードが数枚はいってました。
なにかしら役に立ってくれればいいかと思います。

二番弟子の葛那でし夜はとにかくモチーフは決まりました。
当初、現代設定だったわけですが、やはり少女向けライトノベルというとファンタジー要素は不可欠!
ということで、どんなファンタジーを盛りこんでいくかで、きのうも指導していたわけですが
たぶん設定的にはいい感じになるんじゃないでしょうか。
詳しくは今後提出されるでし夜のレポートにて。

そういうわけで今回のAKR48企画で弟子をふたりとってみて、改めて思ったのは指導は難しいってことです。
最初にぶつかる壁は「なにを書いていいかわからない」ってことなんですよね。
よくよく聞けば、おぼろげながら書きたいアイデアは持っているわけですが、
作品にするための方法論がわかっていないために、作品のかたちにならないんですね。
アイデアを作品にするには、フレームというか骨格が必要になるんですね。
粘土の塑像のようにフレームに沿って肉付けしていくことで作品が崩れたり倒れたりしないようにするわけですが
このフレームの扱い方がわかっていないようなのです。

ここは重要なことですが、このフレームというのは、いろいろなタイプがありますが
これ自体を大きく改造したり、イチから作ることはできませんし、やっても失敗します。
フレームというのは物語の神髄であり、人類の築きあげてきた知恵の結晶なのです。
おいそれと個人がいじれるものじゃないんですね。
だからフレームはいじらないで、そこにくっつけていく肉付けの粘土で作家性やオリジナリティを
表現していくことが求められています。

でも作品とかアイデアはかたちがなくて目に見えないものなので、どれがフレームでどこが粘土なのか
それさえもわかっていない場合も多々見うけられるのです。
だから「他の作品でカブってしまってる」と勝手に判断して悩んでたりする人がいても
私が見ると、それはフレームなんだから当たり前のことだよね。
むしろ、そこがちがってたら物語として破綻しちゃうよと思うわけです。
逆に「パクリじゃない」と思っていても、実はフレームも肉付けの仕方もよく似ていて
ちがうのは表面処理やカラーリングだけみたいな人もやはり多くいます。

なぜ、そのようなことになってしまうかというと、物語構造への理解が浅いんでしょう。
物語の表層しか見えないと、神髄とか核がどうなっているのか思いもおよんでない。
だから物語を作るときに考える「設定」でも、重要な設定と、付属的な設定とが区別できてないんです。
たとえるなら自動車を作るときに、エンジンとカーステレオとどっちが重要な部品かわからないようなものです。
しかも浅くしか見えない人には、運転席から見えているカーステレオに注目しがちなんですね。
で、できあがった車には派手なカーステレオやカーナビは付いてるけどエンジンがないから動かないとか
そういうふうに考えれば、それこそバカバカしいお話ですが、創作ではよくあることです。

たいていユーザーは完成品である作品の外観に目をとらわれがちだし、重要視しますが
開発者であり技術者なら、デザイン以上に内部構造に配慮しなければなりません。
しかもエンジンやトランスミッターの良し悪しを判断するためには知識と経験が必要です。
ユーザーとしてはエンジンは動けば問題ないし、性能データの数字で満足してくれます。
でもエンジンを問題なく動くようにするのも、データにある性能を満たすのも大変なことです。
小説も一緒。ただ読んでたのしむのと、書くのとでは求められることも見るべきところもちがいます。
なにより見識として必要なのは物語構造をしっかり認識しているかどうかです。
天才肌なら無意識のうちに把握していますが、そうでないなら徹底的に訓練するしかありません。

しかも残念ながら、あなたの書きたいものに合致するフレームはそうそうありません。
もし合致するフレームがない場合、もっとも似ているフレームをチョイスし、
それを工夫して自分の理想に近いかたちに仕上げるにはテクニックが必要です。
そのテクニックこそが物語構造の知識そのものに裏付けられているのです。
くれぐれも合致するフレームがないからと、自作しようとしたり、どのフレームを選んでいいのか迷ったり、
迷った挙げ句にミスチョイスしないようにお願いします。
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コメント

フレームとはうまい!

from 大尉
 こんにちは、日昌師匠の例えは非常に分かりやすいですね。
 師匠も教官の真髄を理解いただいているようで嬉しいです。最終的には命令すればなんとかなる関係ではないだけに、ご苦労もさらなるものと思慮いたします。
 フレームがある人はいいですが、無い人が大半なのでフレームづくりから指導が始まるのはこちらも一緒です。人生のフレームづくりからの指導です。師匠の方は世界のフレームづくりの指導ですね。
 どうしてもフレームづくりが理解できない場合、最終的には代表的な手法を型に沿ってやってもらうのがいいのではないでしょうか。私はそうやってます。そもそもフレームづくりができる人は指導は要りません(笑)
 私もそろそろお受験の後輩指導が始まるので、師匠の指導を参考にイロイロやってみます。今後の展開を楽しみにしています。

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