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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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アイデアは白紙に

執筆作業が原稿用紙とペンからPCのワープロソフトにとって代わって、はや20年近く経ちました。
もはや、このブログを読んでいる読者に手書き原稿の人はいないと思いますので
お茶の水にある老舗店の名入れ原稿用紙をおすすめしてもしかたないことでしょう。

かといってPCについては、もはや安定期となり、どれも機能差がほとんどなくなってきました。
まあ、ワープロソフトやテキストエディターを動かすのであれば、かなり低スペックでも問題ないですしね。
ですから、どれを使っても大差ないのですから、お好みで使えばいいと思います。

ですので今回、改めて作家志望のみなさんにすすめるのはアイデアノートです。
とはいっても、みなさんはアイデアノートなんてものを使ってますでしょうか?
ついつい原稿と一緒でPCにデータとして書きこんでいませんか?
もちろんアイデアを文字データとして残す方法でも不満はないでしょう。

しかし、より効率よく、そして飛躍したアイデアを捻出しようと思っているのなら
いちど試してほしいのが、いまいちどアナログに立ちもどって紙にペンで書くことです。
なぜPCではなく、いまさら紙なのか?
それはアイデアというのはカタチがしっかりと決まっているわけではないからです。
曖昧模糊としたなにか――それがアイデアなわけですから、それを記録しておくのに
はたして画一的なフォントの文字情報だけで充分でしょうか?

紙ならカラーペンも使えば文字色も多彩で、文字の大きさや字体なども自由自在です。
ここまでなら、実際にするかどうかは別としてPCでも容易に可能でしょう。
問題はここからです。紙ならば行とか関係なく、どこでも好きな場所に好きなように書きこめるのです。
縦書きでも横書きでも斜め書きでも、まるく円にでも余白に自由に書きこめます。
矢印や記号、ちょっとした図やイラストを添えるのも自由自在なわけで、
これをPCでやろうとすると、ものすごく大変なわけですよね。少なくとも気軽にはできません。
しかし頭の中でアイデアを整理してゆくためには、きっちりPCに箇条書きで埋めつくすよりも
図や記号を書き加えながら、書きたしてゆくほうが、よほどアイデアの翼が拡がるような気がしませんか?

たしかにPC派の人は、あとで検索するときに便利だとか、字が見やすいとか理由をつけますが
実際問題、アイデアのメモを忘れた頃に見直すなんてことは非常に少ないと思いませんか?
少なくとも検索をかけるようなことはまずないでしょう。アイデアなんてそんなものです。
また字がきれいとか汚いとかも関係ありません。だってアイデアノートはまず他人には見せないものですから。

あなたが有名な作家になって、その死後に記念館に創作帳が展示される可能性はありますが
それも文字データだけなら展示品にはならないでしょうね。あくまでモノとして残ってないと。
最近の作家は原稿をデータでやりとしりしてしまうので、生原稿を展示することもままならず
さらに推敲の痕跡がわかりにくく、学者が研究するのも難しくなってきているようですよ。

ともかくアイデアのメモというのは記録して読み直すことが目的ではありません。
書いている瞬間において、そのアイデアをいかにおもしろく展開してゆくかという思考を補助するものです。
アイデアは読み直しているときに生まれるものではなく、書いているときに生まれてゆくのです。
ですから、より効率よくアイデアをまとめるためには、書式がかっちりしているPCよりも
いかように書ける紙のほうが優れているといっていいでしょう。

それでは、紙がよいというのはわかってもらえたと思いますが、どんな紙がいいでしょうか?
せっかく書いたものが散逸してしまわないように、ノートがいいですね。
ルーズリーフとかではなく切り離せない、普通のノートです。
そして自由に書くためにも罫線は余計でしょう。無地がベストです。
図を書きこむことが多いようならガイドのために方眼でもいいかもしれませんが、
文字を方眼のマスに埋めてゆくような書き方はしないほうがいですね。

さらにノートは大きいほどいいです。最低でもB5サイズ、できればA4サイズくらい。
べつに大きく書けというのではなく、大きいほうがアイデアが拡がっていったときに
紙のサイズで制限されずにどんどん書きたしてゆくことができるからです。
メモとして携帯用の手帳サイズを持っていてたとしても自宅では大きめのノートで
制約されることなくアイデアを自由に練っていきましょう。

もうひとつ、これは前にも書きましたが、筆記具については鉛筆やシャープペンは厳禁です。
アイデアとは一期一会です。そのときはダメだなと思っても、よくよく考え直してみたら
やっぱり使えるかもなんていうことは、ままありますよね。
そういうときにボツアイデアだからと消してしまうのは得策ではありません。
そしてミスを消してしまいたくなるのも人情です。ですから消せないペンで書きましょう。

そして最後に重要なことは愛着のあるノートやペンを選びましょう。
こだわりや愛着のあるモノであれば、途中で投げだしてしまう確率が減るんですね。
せっかく高いお金を出して買ったモレスキンのノートや万年筆なんだから
使い続けてみようという気にもなるものです。
これが100円ショップで買った安物だと、いとも簡単に投げだしてしまいやすいんですね。
とはいえ、あくまで傾向としての話であって、個人の好みと意志の強さに関係することなので
高いからといってもすぐに投げだす人も多いし、安物を丁寧に使い続ける人も多いです。

そういうわけですから、なにもかもPCですませようとはしないで
ときにはアナログのノートとペンも大いに活用してみましょう。
特にアイデア出しの弱い人、アイデアが平凡で画一的になってしまう人には、おすすめの創作術です。


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