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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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電子書籍の夜明けは遠い……

久しぶりに電子書籍の話題をひとつ。

普及する兆しのない電子書籍


タイトルを読んでわかるように、私の予想では当分のあいだ電子書籍の普及はままならないでしょう。
電子書籍は、いずれ普及するだろうし、普及しさえすれば読者も作家も劇的な変化がもたされるのですが
なかなかどうして、電子書籍がヒットする兆しが見られません。では、その兆しとはなんでしょうか?

兆しとは読者の声に他なりません。読者を消費者、購買者と言い換えてもいいです。
とにかく、その読者の声が電子書籍では、本当に聞こえてこないのです。
聞こえてくるのは出版関連企業だの通信業者、製造メーカーといった送り手であるパブリッシャーの声ばかり。
つまり売る側の声ばかりが大きくて、買う側の声が聞こえてこない商品というのは
たいてい売れないと相場が決まっています。買う側がその商品に興味を持っていないのですから。
同じ現象として、よく例にだされるのは、あのセカンドライフです。
あれもセカンドライフで一発当てようとしていた人たちとメディアだけで騒いでましたよね。


メルマガこそ電子書籍の究極形態!?


先日、ホリエモンがおもしろい意見をブログに書いていました。
電子書籍として最適な形態はメルマガだというんですね。
たしかにメールマガジンは電子メールを受信できる環境があればフォーマットなど問いません。
そもそも読者は電子書籍に美しい装丁とか附属する音声や映像を求めているのかといえばNOです。
あればあったでうれしいが、絶対に必要かというと、そういうわけではないんですね。
ですから必要なのは文字だけなのだから、シンプルにテキストデータでさえあればいいというのです。
まったく、そのとおりだと思いました。

でも電子メールで小説を読むのは味気ないなと、私は思いますが
新聞連載小説を読み慣れている人にとっては、それほど敷居が高くないのかもしれません。
ちなみに新聞連載の1日分はだいたい原稿用紙3~4枚程度ですから電子メールで充分なわけです。
そもそも電子書籍を紙の本と同じく大量ページ読むものと定義する必要はないのです。
紙媒体の書籍よりも圧倒的なまでに迅速にして手軽に配信(購入)できるのですから
読みたいページ数だけ量り売りのように買うことだって問題ないわけですよ。
それまでの固定概念にとらわれる必要はないのです。


電子は電子、紙は紙


でも、どちらかというと小説よりは、より手軽に読みきれるニュースやコラムのほうが向いているでしょうか。
そしてメルマガが電子書籍の最適形態だとしたら、現時点でも電子書籍は普及していることなります。
現在の電子書籍はこりすぎて、いかに紙の本の性能に迫れるかばかりに目を奪われ
シェア的に紙の本に取って代われるかを追求しているだけで
本当の意味で電子化の特性を活かしきれていないようです。
電子書籍は電子書籍であり、紙書籍は紙書籍として住み分けができていません。
いかに電子書籍が紙書籍に似せても、しょせんはモドキでしかありません。
そもそも紙書籍を読まない人が電子書籍だからと本を読むわけでもないのですから。


期待する書籍朗読


ただ電子書籍で期待しているのは、音声朗読の分野の普及です。
すでにアメリカではカセットテープの時代からオーディオブックは普及していましたし
今では専用のポータブル再生機なんかも販売されています。
日本では普及するまでには至らず、ごく一部にとどまっていました。
日米の視覚障碍者への意識の差もあったかと思いますが、
今回の電子書籍化の波に乗って普及するかもしれませんし、そうなることを期待しています。

特にライトノベルの場合、そのファン層は声優ファンと重なるところも多いので
人気声優が朗読するオーディオブックが普及し、それなりに安価になれば需要がありそうです。
そもそも本は読むのに目で文字を追い、ページをめくるという能動的アクションを伴うので
読書習慣のない人には、なかなか敷居が高くなっているわけですが
音楽のように聞くだけという受動的アクションで作品を鑑賞することができれば
それほど多くはなくてもパイは拡がる可能性を秘めています。

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