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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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創意工夫のたいせつさ

きのう紹介した書籍『なつかしい「おもちゃ」の作り方』をぱらぱら眺めていて
改めて思ったのが、やっぱり創意工夫っていうのはたいせつなんだなということでした。
針金や紙といったものを使って、どこまで遊びたおせるかという挑戦は
物が乏しかった時代ならではの苦労なのですが、こういう発想の拡げ方は
物語創作においても必要不可欠なものであって、子供の頃から遊びを通して
訓練している人としていない人では、ずいぶん能力に差があるだろうなということです。

特に物心ついたときからコンピュータゲームが身近にあった若い世代は
一般的なコンシューマーとしてはとても恵まれていたとは思いますが
クリエイターやクリエイター志望者には可哀想だなと思ってしまいます。

昔のおもちゃは自作でしたから、そのおもちゃの原理や構造から材料の特性や原価や調達方法
果てはナイフなど道具の使い方や加工法といったことまで、しっかり頭のなかに入っていないと
「割りばし鉄砲」みたいなシンプルで簡単なものでも作ることができなかったわけですよ。
昨今では割りばし鉄砲を作ったこともなければ存在さえ知らない若い人も多いそうです。
私の世代でもすでに「針金鉄砲」にいたっては絶滅状態にありましたからね。

ところがゲーム世代になると、それらがほとんどブラックボックス化してしまい
子供たちにとってプログラムやコンピューターの中身はまったく知りませんし
調べようとしても、なにかと難しすぎて手に負えないことでしょう。
だから自分で工夫しようにも表面的なところしか手をかけられない。
そうするとボタンを押すタイミングだとかバグを利用した裏技とかそんな程度が限界です。
しかも最近はそういったものさえなくなりつつあるのが現状だったりもします。

だから最近の若い人は、どうにも本質を理解して創意工夫する訓練を
子供のうちから自然に学びにくい状況なのかもしれないんですよね。
これはクリエイターの訓練には大きなマイナスでしかありません。
ちょっと前のミニ四駆世代なら速くするために改造に改造を重ねてなんていうことに
血道をあげてきた人も多いでしょう。(でも結果的に素組みしたほうが速かったとかね)
でも今のベイブレードだと改造ではなくパーツの組み合わせしかできないし
コマを回すのも技術に左右されにくい機械式になって差がつきにくくなっていたりと
ゲーム以外でも簡便化と商業主義で個人の技量やら工夫というものが活かせないんですよね。

想像力に関しても何もない状態でのごっこ遊びやファミコン時代の粗いドット絵から
創造をたくましくして遊ぶというたのしみ方もだんたんと失いつつあります。
高性能化してしまったテレビゲームは本物と見紛う美麗なCGを駆使しているので
想像力の乏しいアホなプレーヤーでもゲームに没入できるようになったのですが
反面、それだけに想像力を鍛えるという意味ではおもしろくなくなってしまいました……

もともと小説という媒体も文章を読むことで読者が想像をめぐらして
作者の文章と読者の想像力との融和した世界観をたのしむものであるべきものです。
しかし小さなお子様には想像力がまだ未発達なので絵本なり挿絵が多くなっているわけです。
そして残念ながらライトノベルもまた読書習慣のないような中高生でも気軽に読めるようにと
多彩なイラストを添えるスタイルが確立されて、今に至るわけですよね。
それでもライトノベルの方針としては読者の想像力をあまり阻害しないように
キメとなるシーンはわざとはずしてイラストを付けていたりもしてるんですよ。知ってましたか?

そういうわけですから、もし自分が小さい頃から創意工夫を要する遊びをしてこなかったと自覚があるなら
ぜひとも自ら創意工夫できる趣味を今からでももったほうが思考の柔軟性にも結びつきますし
試行錯誤の仕方や、結果をフィードバックする方法なども身につけることができますよ。

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