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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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キャッチーワード集を編纂しよう!【2月オフ講義録Ⅲ】

2回にわたってMyキャッチワード集の作り方と使い方を説明してきた。
第3回となる今回は、このキャッチワードを作るとき、そして活用するときに
より精度を高めるためのコツについて説明していこう。
これはオフでは解説しきれなかったことなので、ブログ読者だけの特別サービスだ。


ワードを選ぶときのコツ


あなたがキャッチーワード集を作ろうとしたとき、その中に選ぶワードは必ず偏っている。
西洋ファンタジーが好きなら「騎士」とか「城」とか、その手のワードが多く選ばれることになる。
中には「自殺」とか「いじめ」とか、そういう暗いワードを選ぶ人もいるだろう。
しかし、これは作者の個性であり、どれがよくて、どれが悪いということではない。
ただし、あまりにマニアックすぎると、あなた以外に理解してくれる人がいなくなるので
そのあたりは読者ターゲットが中高生であることを加味して、手加減してあげよう。

そう、選ぶワードは難しいものは御法度なのだ。例えば馴染みのないポルトガル語の単語を示されても
意味がわからなければ、その言葉が語呂や音感以上に心に響くことは決してない。
ワードはわかりやすい平凡な言葉であることが必須条件なのだ。
小説を書きたいと思うような人は、ちょっとカッコいいところを見せたいと思って
ちょっと普通の人は知らないような横文字の言葉なんかを使いたがる傾向にある。
しかし、それは作品の印象に影響をあたえるかもしれないが少なくともキャッチワードにはなりえない。
そこのことろをよく考えて、あなたの琴線にひっかかる言葉を探していってほしい。

そして選んだワードには、ほとんどの場合に類義語が存在しているはずだ。
できれば、その方面についても、ちょっと考えてみると意外なワードが見つかるかもしれない。
たとえば「メイド」という単語にひっかかる読者は多い。
しかし、昨今では使い古されてしまって新鮮みがないという側面もある。
では、この単語の類義語はどうだろうか?
「メイド」の類義語としては日本語の「家政婦」なんてものがある。
しかし、これはさらに野暮ったくて、どうにも「おばさん」をイメージしてしまうので、
これはライトノベルには使えそうもない。
では、なぜ「おばさん」を連想してしまうのかというと、そう市原悦子の代表作である
『家政婦は見た!』シリーズを連想してしまうからではないだろうか。
では、ここで発想を変えて、家政婦の類義語がメイドなら『メイドは見た!』でもいいはずだ。
そこで、そのまま家政婦は見たのサブタイトルを利用してみたらどうだろうか?

メイドは見た! 華やかなエリート生徒会の乱れた秘密「名門女子校がゆれる…」

どうだろうか? なんとなく、いったいどんなストーリーなんだろうと気にならないだろうか?
さすがに安直なので、このままではちょっと使えないかもしれないが作中作品くらいには使えるだろう。
これはあくまでも創作例なので、ここでとどめておくことにするが、
実際にはこういうくだらない発想をいくつも並べているうちに、思わぬ傑作がひらめくものなのだ。

この場合は、類義語に言葉を置きかえてみるというところからスタートして
さらに発展させてパロディー効果をさぐっていることになる。
パロディー効果は元ネタの知名度や人気度に比例して意外に効果的なのでおすすめだ。
健全な男子諸君であれば、ドラマやアニメなどあらゆる作品のパロディータイトルが生みだされている
AVビデオで、その効果はぞんぶんにわかっていることだろう。
ただし、しっかりと元ネタがわかるようにしないと著作権に触れるかもしれないので注意しよう。


ワードを組みこむときのコツ


作品にワードを組みこもうとしたとき、どのように組みこむのがもっとも効果的なのだろうか?
せっかくワードを使うならぞんぶんにその威力を発揮してもらいたいものである。
そう考えたとき、いちばん目立つところに配置するのが、もっとも効果的なはずだ。
そして小説において、もっとも目立つところとはどこであろうか?
言うまでもない。主人公だ。文中でもっとも言及されるのが主人公の言動だからだ。
であるならば、ワードは主人公の属性などに組みこんでしまうのが、もっとも目立って効果的となる。
必ずしも、そうする必要はないが目立たせたい、効果を出したいなら主人公に付けるべきだ。
脇役に付けるよりも、世界観に付けるよりも、ずっと目立たせることができる。

そしてもうひとつ注意すべき点がある。
それはワードが背景と同化して、埋もれてしまわないようにすることだ。
白い壁の前に白い花瓶を置いたら、遠目にはよく見えないだろう。
ここはコントラストを考えるなら、壁を黒くするか、黒い花瓶を置くべきなのだ。
これはワードの配置にも同じことが言える。
配置するワードは主人公の他の設定とは毛色がちがうもの、あるいは矛盾するものといったように
対比できるようなものであることが望ましい。
もう一度「メイド」を例にとるなら、メイドとは掃除や給仕などの仕事をきちんとこなすものだ。
これに対して主人公が「ドジ」という性格設定であった場合、相乗効果をもたらすことになる。
「ドジっ子メイド」なるものが、それなりの支持を得ているのはギャップのなせるわざだ。
しっかり者で仕事をそつなくこなしてしまうメイドでは、なかなか主役になりにくい。
これはせっかくの「メイド」という設定が背景となる性格設定と同化してしまい特徴がだせないからだ。
反対に仕事ができなくて当たり前の「幼児」というワードをドジな主人公に付与しても意味がない。
せっかく利用するワードであるなら、できる限りコントラストをはっきりさせて浮き立たせてあげよう。

セコいと思うなかれ


ここまで解説してきて、はっきり言って作品の本質やテーマとはちがったところで
こんな細かいところまで考えなければいけないのかと辟易とした人もいることだろう。
しかし、けっしておろそかにはしてほしくないのだ。
ここで解説しているのは言わば、工業製品のエクステリアとかデコレーションみたいな部分なのだ。
そして、たいてい普及しきった製品の品質というのは均質的で差別化がしにくいものなのだ。
そこで顧客の購買意欲がどう働くかというと、やっぱりデザインとかブランドで決めてしまうことになる。
小説もまた世界中にあたりまえのように普及しきった製品である。
新興企業には歴史はないのでブランド力も弱いのだからデザインや広告イメージで売るしかなくなる。
ゆえに、あなたはまさにこの部分において他者との差別化をはかり、読者にアピールしなければならないのだ。

今回の講義録で、いかにワードを選定し、それを有効活用することの必要性がわかってもらえたと思う。
次回の講義録では、未来予測も含めてどんなワードが読者の心を鷲掴みにするのかを一緒に考えていこう。

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