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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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少年マンガの大食いの裏にあるもの

昔から少年マンガの主人公少年といえば大食いですよね。
『ドラゴンボール』の悟空しかり、最近アニメ化した『トリコ』しかり
まあ、よくもこれだけ食べられるというくらい食べまくっているわけです。
それに食事のシーンというのは、アニメでも印象深くて特にジブリアニメは有名ですよね。
『はじめ人間ギャートルズ』のマンモスの骨つき肉なんてものに憧れる人も多くて
実際にいろいろなところで商品化されたりもしているのを知っている人も多いでしょう。

どうしてこんなに大食いが描き続けられ、そして印象に残るのでしょうか?
そして主に小学生向け作品に多いのはどうしてなのでしょうか?
そういうふうに考えたことがある人はそれほど多くないかもしれませんね。
でも、これにはちゃんとした理由があるのです。

この大食いというのは、心理学でいう一種の代償行為なのです。
大食いとは文字通り「食欲」を満たす行為なわけですが、この食欲というのは
脳内では「性欲」と非常に近い存在だということがわかっているんですね。
失恋するとヤケ食いする女性も多いかと思いますが、それは代償行為だったのです。
つまり主人公少年の並々ならぬ食欲は、途方もない性欲のすり替え表現なのです。

どうしてそうなるかといえば、児童向け&少年向けマンガでは性行為を露骨に表現できませんし
小学生などはまだ発達段階にあるので、性欲もまた未発達で自覚がない場合が多いこともあり
食欲という表現を代用することによって、裏に隠されている性欲を充足させているのです。
そういう目で見ると、青年マンガやエロマンガを読んでみると、大食いシーンはまずないんですね。
代償行為として婉曲に表現しなくても、性を直接的に表現可能なので、あまり意味がないのです。

だからこそ主人公の少年が途方もない山盛りの料理を平らげるというだけのことに
読者(視聴者)は、なんとなく自分もすっきりするような充足感を感じることができるのです。
本来なら自分が食べられるわけではないのですから、食欲のみが刺激されるならば
「ああ、ぼくも食べたいな。おなか空いたな」といったような飢餓感を感じるところなのに
一種の爽快感さえ感じてしまうのは、脳内では擬似的に性欲を刺激されていたからなんですね。
性欲の場合は食欲のように摂食行為をともなわなくても、窃視や視姦といったものがあるように
視覚のみの刺激でも性欲を満たすことが可能なんですね。

ということで、ひるがえってライトノベルについて考えてみると、どうでしょうか?
まあ、読者層は充分に性的発達していますし、それほど性描写が規制されているわけでもないので
あまり大食いの主人公というのは見られないのが実情となっています。
ただし愛対象となる主要な男性キャラが登場しない作品の場合は、その限りではありません。
ラノベではないですが『けいおん』など女性キャラのみで展開される作品には
代償行為として自然と食べ物に関するネタが多いことにも注意してみてください。

大食い設定は、ただおもしろいというだけで設定されているのではなく
心理学的に考えると、もっともな理由があり、読者のニーズにこたえているんですね。
あなたは自分の作品のおよぼす心理的な効果まで考えてみたことがありますか?

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