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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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教えることの悩み

最近はいろいろと人に教えることに対して悩んでいます。
というのも、きのうも結果発表した日昌晶掌篇文学賞では、回を重ねるごとに
常連投稿者の実力は着実に高くなってきて、予想以上の成長が見られるんですね。
また新規投稿者についても彗星のごとく才能を感じさせる人が次々に現れてきています。

ところが、いっぽうでライトノベルオフはというと、
一時期の勢いに陰りが見え、どうも最近は停滞ぎみなんですよね。
こちらの参加者には自分のもてる限りの知識とスキルを投じて懇切丁寧に教えています。
参加者もためになったと思うからこそ、参加し続けてくれる人も多いわけです。
しかし習ったものを自分の実力にまで身につけていない人が多いのです。
頑張ってやっている人は各自でやっているけど、全体の雰囲気として中だるみを感じるのです。

文学賞のほうは佳作以上に短い寸評をしているだけで、そんなに教えていません。
しかし競走と目的意識がはっきりしているので上達する速度が高いんだと思います。
やはり新人賞という競走を強いられる世界である以上、競走するという感覚と
絶対に入賞してやろうという目的意識がないと、どうしてもダメなのかもしれません。

こんなことを言ってしまうと、まるで受験勉強みたいなのですが、実際はそれより過酷です。
試験範囲もない、それも模範解答も正解もない問題に挑まなければいけないのですから。
そのことを実感できている人と、できていない人の差は激しく開いてしまいます。

私はオフでは講師として講義に関しては、しっかりと管理してきましたが
交流会では自主性にまかせ、かなり放任主義的に対応してきました。
そのほうが参加者も喜んでくれるんですね。だから、よしとしてきました。

しかし、それは間違っていたんじゃないかという思いがしてきています。
ゆとり教育が破綻したように、結局のところ生徒の自主性に頼るというのは甘い考えにすぎなかったのかなと。
プロデビューをめざすことを目的としている以上、たのしいだけの仲良しクラブとしてではなく
もっと競い合うスクールであることを強調していかないと、なれあいの関係になって
成長が止まってしまうのではないかと思うようになったのです。
お互いに切磋琢磨するには仲のよい友達になるだけでなく、
緊張感をもってライバルとして認め合い競いあうものでないと目的は達成できないのです。

みんなで仲よく手をつないで頑張れば、みんな受賞できるわけではありません。
作家は協力プレーでどうにかなるものではないからです。
仲間同士のなかであっても才能なり努力なりで抜け駆けした人だけに栄冠は与えられるのです。
それが感覚的に、あるいは意識的にできない人に成功はありません。

極端に競走の厳しいお笑いタレントの世界を見まわしてください。
成功している人たちは高学歴かスポーツで全国レベルまで行った人がやけに多いと思いませんか?
バカタレントなのに東京六大学出身者もたくさんいるし、無駄に甲子園出場者もかなりいます。
それと表舞台ではなく、裏の方面で活躍していた暴走族のヘッドだったという人も少なからずいます。
お笑いタレントという仕事には、学歴とかスポーツの実績、喧嘩の強さなんて関係なさそうですよね。
でも実際はそういう人がかなりの割合を占めているのが実情です。

それはなぜか? 彼らは競走社会を身をもって体験し、そこで見事に勝ち残ってきたからです。
他者を抜け駆けして、受験に合格したり、レギュラーを勝ち取り、強豪チームを打ち負かしてきたのです。
だから競走の厳しいお笑い界でも、抜け駆けをして成功していったのです。
他の新人芸人や中堅芸人よりも目立つにはどうすればいいか、笑いを勝ち取るのはどうすればいいか
そういうことを本能的に、あるいは計算してやってのけられた成果なのです。
だから、この抜け駆けが躊躇なくできるかできないかが競走社会において絶対必要なのですね。

学生時代の定期テストの朝、ぜんぜん勉強しなかったよなんて人が、やたらいい成績をとってましたよね。
そして、そういう人の大多数が嘘をついて猛勉強しているなんてことは誰でも知ってました。
文字通り勉強してないなんてうけとっていたのは、少数の鈍い人くらいだったでしょう。
まあ、みんなに話を合わせてそういうふうに応えていた人も多いでしょうが
本当にいい成績をとっていた人は、ガリ勉が格好悪いとかそういうことではなくて、
戦術的に競走相手を油断させるためについていた嘘だったのです。

だからこそ指導者として、もっと競走を意識させなければいけないと考えています。
そういえばオフの交流会で創作論を熱く戦わせている参加者を見たことがありません。
普通、売れない若手俳優なんかは酒を飲んで演技について議論しては喧嘩してますよね。
それだけ演技に対して真剣に打ちこんでいるし、自分の才能を信じているからです。
なのにライトノベルオフではそういったことはなく和気あいあいと和んでしまっていました。
そして私も雰囲気がよいので、それを良しとしてしまったのです。
これは大きなあやまちでした。競走社会において「なれあい」ほどの悪弊はありません。

たとえ気心の通じた友達であっても、創作に関しては常に緊張感を保ったライバル関係でいる。
それが作家志望者として正常であり、もっとも理想的な姿だと信じています。
今度のオフ改革では、この友であると同時にライバルとしての仲間作りをめざしています。
ただし、いまの居心地のいい仲良しクラブに緊張感を与えるのは、現状の否定につながりますから
参加者の抵抗が大きいだろうことは予測しています。本当に教えるというのは難しいですね。

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