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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ギャグには対象年齢があります

小学生のころ、たまに『コロコロコミック』や『コミックボンボン』を読んでいました。
もともと読書自体が好きな子供じゃなかったので、マンガを読みはじめたのは遅かったんですね。

最初に児童漫画に触れたのは、たぶん何か子供たちだけで行くツアー旅行みたいのに参加したとき
班の誰かが『プラモ狂四郎』の単行本をもってきて、それが最初だったと思います。
当時、アニメはかなり観ていたけれど、マンガはたまに喫茶店などで少年誌を拾い読みするくらいで
しかも小学生にとって理解できる話、かつ一話完結のストーリーとなると限られていて
当時はアニメも観ていた『うる星やつら』くらいしか読むものがなかったのを憶えています。

そんな中、小学生をターゲットとしたマンガであり、ガンプラをメインに据えたモチーフは
ガンプラ三昧だった私をぐいぐい引きこんでくれたものです。
今のコロコロの連載は玩具メーカーとのタイアップ作品がたくさんありますが
『プラモ狂四郎』は初ではないにしろ、最初に大成功を収めた作品だったんじゃないでしょうか。
今でも「1/144シャア専用ザク」の足首は一体成形のため可動しないために転んで負けてしまうネタとか
グフのプラモの足にスプリングを仕込む改造をほどこすと、なぜかシミュレーターによって
ジャンプ力が数倍のなるとかいう、読者が普通にプラモを作るときには何の意味もない改造が紹介されたり
そんな奇想天外な展開は今もいろいろ受け継がれているようです。

そんなふうに児童漫画とファーストコンタクトした私でしたが
児童向けマンガ雑誌を買うと、その連載の中に当然としてギャグマンガがありました。
これが対象年齢ジャストで読むと死ぬほどおもしろいわけですが、
少し大人になって読みかえすと、もう何がおもしろいのか、さっぱり理解できないというか、
はたして自分は何をおもしろがっていたのかさえよくわからなくなっているから本当に不思議ですよね。
たいていのギャグは「下品」「シモネタ」の不条理ギャグとスラップスティックな展開が中心なわけです。
これがまた小学生男子にとっては無常におもしろかったんですよね。

それが年を経るにつれて、たいてい中学生になると、とたんに下品なネタに反応しなくなります。
思春期を迎えて「うんこ」だ「ちんこ」だので腹を抱えて笑うことはなくなり
それまで意味不明だったラブコメのほうが徐々に好きになってくるわけです。
ギャグ、特に男性向けギャグには対象年齢がきっちりと線引きされていて
小学生と中高生ではまるっきり好みがちがうことがわかります。

私が出会った中で大人の鑑賞にも耐えられる児童向けギャグマンガは『おぼっちゃまくん』くらいでしたね。
あれは作者の上流階級へのルサンチマンが皮肉と風刺を交えて描かれていたので
下品なゴロ合わせの一発ギャグではない、大人も考えさせられるテーマがあったんですよね。
大人になっていま読みかえしてみても、きっとおもしろい作品です。
ただし笑うところのツボが小学生のときとは全然ちがっていると思いますけど。

ひるがえってライトノベルはどうでしょうか?
さすがに下品なギャグでどうにかしようという作品はないかと思います。
ところがアマチュア作品になると、そういうわけでもないんですね。
下品ではないけれど、スラップスティックな展開をギャグだとカン違いしてしまう人が結構います。

チャップリンもバスター・キートンも無声映画時代はスラップスティックなドタバタ展開が基本でしたが
それは背景として風刺だったり、庶民の悲哀といったものが常にセットであったからこそ
教養ある大人が観てもおもしろく感じられたわけです。
そういうものなしにドタバタしても、それは小学生男子が悦ぶものであっても
中高生以上がおもしろいと感じる種類のおもしろさでは、けっしてないことを理解しましょう。

あなたの描くギャグやおもしろいシーンは、小学生好みの単純なドタバタになっていませんか?
あなたの作品の読者ターゲットは、小4の男の子なのですか?

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