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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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深く考えることの誤解

よく作家志望の人にアドバイスすることとして「もっとよく考えて」と言うことがあります。
それはプロットなどを読んで、こちらが知りたいと思って質問することを
作者である本人はほとんどノープランで考えていないので、しかたなく言っているわけですが……

こちらが知りたいのは、キャラクターの本質や物語の根幹についてのことなんですが
そういうことに限って、まったくと言っていいほど考えてないわけです。
これではアドバイスするにしても、どこが良くてどこが悪いのか指摘さえできません。
唯一アドバイスできるのは「小説を書くだけの情報量がたりていません」ということだけになってしまいます。
これはこれで基礎ができていない人なんですから、効果はあるわけですが
アドバイスを受ける側としては、ものたりなさを感じてしまうでしょうね。

たとえば絵の評価をしてもらうときに、鉛筆でデッサンしただけの素描を持ってきて
絵の具の使い方や筆使いを教えてもらおうとするのにも似て無理なことなんですね。
デッサンを見てアングルとか陰影についての評価はできても色づかいなんてアドバイスできません。

しかしアドバイスを受ける側も自分では深くプロットや設定を考えているつもりなんですね。
ところが、そのポイントがずれていてしまっていることに気付いていないのです。
だいたいストーリーの核になる設定を考え抜いていない人は、どうでもいい設定の枝葉末節にこだわってます。
その詳細設定が膨大であればあるほど、作品はよく練られていると思いこんでしまっているんですね。

たとえば主人公の所属する組織の詳細な設定とか、使う拳銃の種類がなんであるとか
そういうなくてもどうにでもなるものを先に考えてしまっていて
「じゃあ主人公はどんな性格なの?」と訊くと、首をひねって黙ってしまうんですね。
そういう詳細設定なんかは実際に執筆を続けてゆくことで蓄積されるものであって
最初からびっちり決めてゆくと、たいていは設定に縛られてしまって登場人物を大胆に動かせなくなります。
たしかに箱庭的な作品、たとえば『バトルロワイヤル』のように特殊環境に登場人物たちをほうりこんで
その中での行動をシミュレーションするような作品では最初から詳細設定が必要とされますが
ほとんどの人はそういう作品を書こうとは思っていないのですから、そこはひとまずおいておきまぢょう。
もし、あなたの作品が大ヒットして設定資料集を発刊することになったときに思う存分やってください。

深く考えるということは、人物やストーリーの奥深くを見つめることです。
人物においては、その人がいろいろな状況に置かれたとき、そのときに応じて何を考え
どういう行動をとるかということを深く深く突きつめることです。
連続殺人犯の動機を探るベテラン老刑事のようにしつこく食らいついてゆくのです。
けっして上っ面とか表面的なことに惑わされないでください。

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