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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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深夜番組『征服王』を超えて

1990年前後の時期は俗にフジテレビの深夜番組黄金期などと言われています。
ちょうど深夜枠がビジネスになると判明した黎明期で、かなり冒険的な番組が続々と放送されたんですね。
低予算とはいえ、テレビ局自体がバブル景気で制作費にも余裕があったのもあって
今も語り継がれる作品が多く残っているんですね。

たとえば三谷幸喜の出世作ドラマ『やっぱり猫が好き』やサブカル番組の草分け『カノッサの屈辱』
今でも定期的に特番が放送される『世にも奇妙な物語』の前身だった『奇妙な出来事』、
『IQエンジン』は後の大ヒット番組『マジカル頭脳パワー』や『IQサプリ』に多大な影響を与え
『カルトQ』は高難易度クイズブームを生み、『TVチャンピオン』にもつながってゆきました。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンがブレイクした『夢で逢えたら』やめちゃイケの前身『とぶくすり』も
この頃の深夜枠放送がきっかけとなっています。
他にも今週の水戸黄門で由美かおるが何時何分に入浴するかを賭けたりする『TVブックメーカー』や
『たほいや』なんて異質なクイズ番組や『NIGHT HEAD』なんて異彩をはなつドラマもありましたね。

そんな百花繚乱の深夜番組のなかで日昌晶がひときわ印象が強く残っている番組のひとつが
1992年10月から翌3月まで放送していた『征服王』という深夜番組でした。
憶えている人も、また真似た人もけっこういるんじゃないですかね。
この番組を一言でいうなら「ウォーシミュレーションゲームを1時間番組でやる」だけです。
ゲームの名前が「征服王」というオリジナルゲームなんですね。
で、ただゲームをするだけだと地味すぎるので、人間チェスみたいに鎧を着た人間が駒になって
スタジオ内に作られた巨大な盤面を動かすという今では贅沢な演出でした。
それとひたすらひとりで考え込まれてもつまらないので、プレイヤーと参謀の2人組になってましたっけ。

出演していたのは深夜枠ならではのキャスティングが多かったですね。
みうらじゅん、大槻ケンヂ、松尾貴史、きたろう、三谷幸喜、それから干される前の爆笑問題とか
桃鉄やジャンプ放送局でおなじみの榎本一夫&土居孝幸、今は亡き池田貴族とかが出演してました。

で、実際のゲーム内容というのは、今にして思うとウォーハンマーによく似ているんですよね。
ただルールは非常に簡略化したかたちではありますが、それでも番組の10分間は毎回ルール説明になるので
当時としてもルールの複雑さは限界だったんでしょうけど。
駒は全部で5種類あり、王(移3攻7)以外は500Gの資金から好きな兵種を選べるようになっていて
重装騎兵(移4攻6金80)、軽装騎兵(移5攻4金60)、重装歩兵(移2攻5金40)、軽装歩兵(移3攻3金20)
と移動力、攻撃力、コストの配分が絶妙な兵種がそろっていました。
これを移動制約のある丘や川、障害物のある縦13マス×横11マスの盤上に並べて戦わせます。
【攻撃】は攻撃力+ダイス目で決まり、さらに側面攻撃+1、背面攻撃+2の補正がつきました。
途中からルールが変わっていって、伏兵とか援軍なんて追加もありました。

とはいえ、ウォーシミュレーションゲームなんて当人たち以外は普通にやってもだらだらするだけで
なかなか視聴者としては一手一手やダイスの目に一喜一憂、手に汗握ることはないので
演出で煽りはしてましたが、全体的になんともゆる~い感じの番組でした。
興味をもったのでしたら、今のところようつべにまだ動画があるようですよ。

それでも当時、この番組を観ていた私は自分で手製の征服王を作って遊ぶまではしませんでしたが
それなりに気に入っていた学生時分の私はよく観ていたし、今も記憶に残っているのでした。
そんな『征服王』の思いや記憶が奥底にずっと残っていたんでしょうね。
今になって沸々と湧きあがってきて、いまウォーハンマーなんてものに手をだしてしまったのでしょう。

みなさんも記憶に学生時代の頃に好きだったこと、興味があったこと、やりたかったけどできなかったこと
そういう気持ちを今もしっかり持っていますか?
みうらじゅん氏に言わせれば、それこそが「DT」の証ということになるのでしょうが
DTの心を持ち続けることは、若い読者のための作品を書きたい人には忘れてはならない素養です。
DT精神は社会人としての日常生活を阻害するものですが、作家には必需品なんですよね。
そもそも普通の人におもしろい作品は書けません。
普通の人に書けるなら、だれでも書けるということですから、売り物にならないんですね。
程度の差こそあれ変人だからこそ、普通の人には書けないものが書けるので商売になるのです。

あなたはDTの頃の自分をいまも持っていますか?
(ただし純潔である必要はあるませんよ)

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