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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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聖地巡礼を見越して考える小説の舞台

最近はアニメの舞台となった場所を聖地と称して観光に訪れる人がたくさんいます。

アニメ化しなくとも小説舞台が身近な場所だったりすると地名だけでも親近感がわくし
知らない土地であっても、ふと行ってみたくなるなんてことがままありますよね。
そういう読者の感情を掻きたてるのもひとつのテクニックだと思うのです。

現代日本を舞台にしても架空の場所を想定すると自由度が高いわけですが
(架空の町なら海でも川でも山でも、いくらでも登場させられますからね)
実在する地名などを使うと、それはそれで別のたのしみかたを提供することになるわけです。

しかしながら実在の場所を小説で使うには、最低限、その土地のことをある程度知っていないといけませんよね。
まったく道の土地だと、細かい描写ができないわけですよ。
グーグルアースや写真ではわかっていても、町の人の様子や賑わいとか、野良猫が多いとか少ないとか
そういった身近な情報が文章にあるとリアリティが増して、活き活きしてくるんですね。

行ったことのない土地を人の話や写真だけで描いてしまうと、どうしても輪郭だけで
町の一面しか捉えられず、まるで舞台のカキワリ背景のようになってしまいかねません。

そうならないためにも実際に舞台とする場所に何度も行ってみてください。
そして観光スポットばかりではない、路地なんかを歩いてみるといいですね。
よりよいのは実際に住んだことのある場所ですよね。これは自然とわかっているはずですから。

そして、もしも架空の異世界ファンタジーを書くにしてもモデルとなる場所を想定すると
存在感のある緻密な情景を描くことができますよ。
そうですね、古城が残るドイツから中欧や東欧あたりにかけての田舎町なんかが、いいんですけどね。
この場合、日本を舞台にするより、ちょっとばかり経費はかかりますが、行っただけの甲斐はありますよ。
建物の質感とか人々の暮らし、森林や山々、平原の様子といった自然、そして空気感など
あなたの文章力が高ければ高いほど有意義になってくれると思います。

もっともやってはいけないのは、特定のアニメや漫画、小説の舞台をそのまま借用してしまうことです。
オマージュというのならいいのですが、特に参考にするモデルが見つからないから流用してみましたというのは
つまらない駄作への第一歩となりかねないので、注意してくださいね。

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