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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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クトゥルフ的恐怖の実体験 第2話

彼らの風貌は一見すると、普通の人のようでしたが、数十人の男女が集まるパーティーにあっては
やはりどこかしら奇異な印象を与えるものでしたが、気にしなければ気付かない程度だったかもしれません。
しかしながら、私が彼と彼女に気付いてしまったのは、その行動にあったのです。

私はカップリングパーティーの前座として、開始時間前に話すきっかけもかねまして
カードゲームのUNOなどの簡単なゲームを参加者にやってもらっていたのですね。
たいていの人はUNOなどのカードゲームであれば、一度や二度はやったことがあるし
そもそも難しいルールがあるわけでもないので、はじめてプレイする人もすぐ慣れるものなのですが
参加者のこのふたりだけが、どうしてもUNOのルールを理解しきれず、とまどってました。
私はスタッフなので、丁寧にサポートするのですが、どうもおかしい。

そして気付いたのは、このUNOに手こずっているふたりの風貌がよく似通っているということでした。
私はゲームのルールをこれ以上、説明してもわかってもらえなさそうだし、
相手もおもしろくないだろうと思い、話を逸らす意味でも、こう訊いてみたのです。
「おふたりは親戚か何かだったりしますか?」
ちょっとした好奇心からでた質問でした。
答えは意外にも「いいえ」というものでした。
しかし親戚でもないのに、よく似た風貌というのは不思議だなと思っていると、
隣にいた他の参加者が「近くに住んでいるんですよ」と教えてくれました。
「へえ、そうなんだ」
私は特に不審を感じないまま、そう相槌を打ちました。

しかし考えてみると不思議なんですよね。
近くに住んでいると教えてくれた男性は、どうも直接には彼らを知っているわけではなさそうなのに
さも当然そうにこたえられるというのは、どうしてなのかということです。
では、この地方では有名人なのかといえば、そういうわけでもなさそうです。
表現は悪くなってしまいますが魯鈍で陰気な雰囲気が拭えない、そんな感じなのです。

ここで私は気付くべきだったのです。
このふたりは他の参加者とうちとけないというか、今にして思えば避けられていたのではないかと。
そして『インスマスの影』を知っていながら、その可能性をすっかり忘れていたことを。
そのときはまったく思いもよらなかったのは、きっと風変わりな怪奇小説の主人公のような
あり得ない体験を自分がすることになるとは、ほんの少しでも予想すらできなかったからだと。
しかし現実には、そのちき私はインスマスを目の当たりにしてしまったのです。

彼が同じ地域に住んでいると教えてくれたのは、なにも彼らを知っているのではなく
彼らの住む地域には、彼らのような風貌の住人が多いことを知っていたということなのです。
そう、インスマスの住人がインスマス面をしているのと同じように……

(つづく)

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コメント

推理小説みたいな

from ドンルイス
感じを受けました(笑)クトゥルフ神話というのは全く馴染みはないのですが、ルパンやホームズが頭に浮かびました。

そういう話しも嫌いではないので調べてみようと思います。

Re: 推理小説みたいな

from UNO=日昌晶
コメントありがとうございます。
何かを感じていただけて、私もさいわいです。

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