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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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TCGカフェが実現しなかった理由

ちょっと今日もゲーム関連からの考察を書いてみたいと思います。

かつて2ちゃんねるの「テーブルトークカフェってどうよ?」というスレッドから盛りあがって
本当にTRPGカフェなる店が誕生したことを知っていますか?
とかく無責任な発言や誹謗中傷ばかりが目につく悪名高き掲示板ではありますが
そこから現実に何百万円も投資して店舗経営に至るなんてすごいですよね。
以前ブームとなった「電車男」よりもすごいんじゃないですかね。
今では「電車男」は虚構だったというのが定説となっていますし。

さらにすごいのは、この2chから生まれたTRPGカフェは2002年に開業してから10年間、
なんと現在も営業していることなんですね。店舗経営を10年続けるのはたいへんなことですよ。
お店はこちら→ テーブルトークカフェDaydream

経営が成り立っているということは、それだけのお客さんもいるってことですよね。
TRPGといえば、たいてい公民館などを借りるので会費数百円というところが多いらしいのですが
TRPGカフェは商売ですから休日1日券が4500円と割高となっているにもかかわらず
高い利用料を支払っても行きたいと思わせるサービスがあってのことだと思うわけです。

いっぽうで同じような時期にMtGカフェをやりたいというスレッドもいくつか立っていたわけです。
当時はTCG(トレーディングカードゲーム)といえばMtG(マジック・ザ・ギャザリング)でしたから
実質的にはTCGカフェといってもさしつかえないかと思います。
しかし、こちらはどうにも実際に開店することはありませんでした。
それはどうしてたっだんでしょうか、というのが今回のテーマです。

まずはひとくちに「カフェ」といっても、TRPGカフェとTCGカフェでは
「カフェ」というものの意味合いがちがったんですね。
TRPGカフェのほうはカフェみたいな感覚でゲームできる環境を提供するお店という定義だったのに対して
TCGカフェのほうはカフェスタイルのおしゃれなデュエルスペースを提供するというものだったんですね。
さらにはコーヒーを出す「カフェ」が主体なのか、それとも「ゲームスペース」が主体なのかで
いろいろと掲示板で討議されていたし、どちらのスタイルにも開店希望者はいたのでした。

実際のところTCGの場合はTRPGとちがいカードショップに無料ゲームスペースが常設されているので
場所のみのサービスという意味では開業予定の都心エリアでは充足していたんですね。
なのでTRPGカフェのような業態というのは既存で存在していたし、しかも無料サービスなのです。
そこでTCGカフェの付加価値をどうつけるのかというのが問題だったわけですね。

で、特に問題だったのが既存デュエルスペース環境の劣悪さでした。
当時は小学生が多くて騒がしいこともあったりしましたし、それ以上に現在でも変化はないようですが
奇声をあげる人、ゲームに負けると暴れる人、窃盗、不潔で体臭がひどい人などが多いため
そういう場所に出入りしたくないというオトナのための有料スペースをというのが
TCGカフェなる新業態の開店したいと思うようになった動機ということでした。

とはいえ無料施設があるのに、わざわざ有料施設に来てまでして
おカネを払う人がいるのか、払うとしてもいくらまでなんだということになって
話は一気にトーンダウンしてしまい、そこから先に進まなかったわけです。

そう、ここで明らかになったのは、TCGをやっている人は熱中していれば熱中しているほど
ほかのことに金銭を使いたがらないという、当たり前のことだったんですね。
カードショップもデュエルスペースを数百円の有料にしただけで客足が遠のいてしまい
閉店に追いやられたり、再び無料に戻したショップも多かったようですから
カフェ業態としてやってゆく最低ラインのチャージ込みのオーダーをとるのは困難だとわかったわけです。

つまり、いくらおしゃれな家具にこだわったインテリアにこだわろうと、おいしいコーヒーをだそうと
こじゃれた軽食を提供しようと、TCGプレイヤーにとっては数千円を払うに値しないサービスだったのです。
うるさくても臭くても無料に価値を見いだしていて、価値を見いだせない有料サービスを受けるくらいなら
もっと多くのカードを購入したいと思うということなんでしょう。要はニーズがなかったんですね。
たしかに有料でもおしゃれで落ちついた場所でゲームをしたいと思う人はいるでしょうが
ビジネスとしてやってゆけるほどには人数もいないし、単価も高額に設定できないのです。

ライトノベルといった作品も同じですよね。
一見するとよさそうに見えるし、今までにない斬新な組み合わせである。
しかも組み合わせるものが両方とも高評価だとしたら?
いくら両方とも評価が高くても、求めている層が一致しないのであれば
相乗効果どころか相殺効果しか生みださないということです。
だからこそ読者がなにを求めているのか、よく知っておくべきなのですね。

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