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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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生活環境で好む色が異なるという話

前回は色に関して書いたので、今回も色つながりで。

たとえば外国の写真(特に風景)を見たとき、色味がちがうなって思ったことはありませんか?
どうも外国人とは物の見え方が違うのかなとも思うわけですが、そういうこともあるかもしれませんが
実際に外国に行ってみると、その土地、その土地で見え方がちがってたりもするわけです。

それななぜかというと、実際に同じ物や人を見ても見え方が異なるんですね。
ではなぜちがうのかというと、いろいろな条件が異なっているからですね。
よくわかる例としては湿度が要因のひとつとなっています。
日本でも夏より冬のほうが空を高く感じたり、遠くの景色や星空がきれいにくっきり見えますよね。
これは湿度の低い冬のほうが大気中の透明度が高くなるからです。
夏は大気中の水蒸気によって光がわずかながら拡散してしまうんですね。

ほかにもあります。緯度の高低なども大きな影響をおよぼします。
高緯度地方、つまり日本だと北海道や東北では太陽光はわずかですが青味や紫味を帯びるんですね。
やがて北関東にかけて徐々に色味が変わって緑味が強くなり、南関東から近畿くらいは黄味が強くなります。
そして九州沖縄ともなれば赤味が強くなるわけです。
これは緯度によって太陽高度が変わるからで、夕焼けが赤いのと同じ理由です。

そして太陽が青味を帯びている地域では、同色の青が鮮やかに見えることになるので
伝統的に北国ほど青や濃紺、紫を好み、南国ほどよりきれいに見える赤を好む傾向にあるということです。
また年間で湿度が低めの太平洋側では純色が好まれ、日本海側では混色(灰がかった色)が好まれます。

だからはっきりした輪郭や原色を好む画家は低緯度で乾燥した地域に生まれたり、わざわざ行くことが多く、
中間色でぼやけた色彩を好む画家が高緯度で湿度が高い地域に生まれたり、わざわざ行くことが多いんです。
かつてゴッホは南仏のアルルに行きましたが、高緯度のヨーロッパにあっては黄色が映える地域であり
彼の作風では原色系、特に黄色を好みますよね。
夏に乾燥する地中海性気候もくっきりした輪郭線の画風にはぴったりです。

ということで人間は集団として見た場合、暮らしている環境で好む色彩が決まってくる傾向にあるんですね。
だからどうだということはありませんが、文章で風景を表現するにしても
湿度や太陽の色などによって見え方がちがうということを念頭に描写してみてください。
少なくとも高温多湿の地方で遠くの山々の稜線がくっきり見えるなんてことはないとかわかってくるでしょう。
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