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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
 unokyokai@gmail.com

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ベタなストーリーでも文才でカバーできますか?

【質問】
大昔から何度も繰りかえされたベタな作品というのは新人賞で認められるのでしょうか?
例えば「天使と悪魔が同居するラブコメ」みたいに割と誰でも思いつく設定とか。
キャラも立っていて、物語の破綻もなく、文章も上手。でもベタ。
つまり文才で発想の貧困さをカバーできるのかということなのですが、いかがでしょう?


【アドバイス】
まず「ベタ」とはつまり「王道」のことです!
世の中の全ての作品は、それ以前の何かの模倣なのです。
それでも作品が成立するのは、その組み合わせが無限だからなんですね。
だからベタな作品のほうが比較的、読者に受けいれらやすかったりします。
ですがベタすぎる作品は新鮮みに欠けることもあり、フレッシュな人材を求める新人賞では不利です。

しかしながら一つ一つの要素がベタでも選択と組み合わせ方によってオリジナルとなりえます。
このチョイスとミックスのしかたというのは作家のセンスによるものです。
ですから選択も組み合わせも平凡になってしまうようでは、いさかか受賞は難しいでしょうが
ここさえクリアできれば、もうパクリとかありきたりな作品なんて評価から脱却できます。

ベタな王道路線の作品を書くときの、ひとつの方法論としてですが
たとえば往年の『ロードス島戦記』みたいな冒険ファンタジーの王道作品を書きたいと思ったとき
小説のロードス島しか読んでいないので知らない人が書いた作品と
元のテーブルトークゲームとや「ロード・オブ・ザ・リング」(指輪物語)、
更には、その背景となっている中世ヨーロッパ世界の歴史、 その文化的、思想的支柱となっている
キリスト教やケルト神話などについて豊富な知識がある人が書いた作品では
作品のスケールやクオリティに大きな差が生じるのは当然ですね。
つまりベタなストーリーでも選択肢の幅が広くなれば、作品自体のバリエーションも拡がります。

ようするにオリジナルのオリジナルまで突きつめて遡ることができるくらいになれば
発想の貧困さなんてものは解消できてしまいますし、上手に王道作品を書けるようになるでしょう。
質問の例にあった天使と悪魔という設定も、頭上に輪っかのある天使とか
ヤジリ型のしっぽのある悪魔といった現代日本の典型的な設定ではなくて
その天使と悪魔というのはキリスト教のものなのか、それともイスラム教のものなのか
同じキリスト教でも宗派や時代などでも概念がまったく異なりますから
そういったこだわりのある設定にしてしまうだけで、作品の印象はがらっと変わります。

こうした努力と文才が伴えば作家としての強力な武器となるので、がんばってくださいね!
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